前回が「悪魔」だったので、今回は「神様」がテーマです。
神様といえばこの曲ですよね。
http://youtu.be/wEmbFSiJzEQ
最初にパールマン(Itzhak Perlman)とレヴァイン(James Levine)のコントがあり(しょうもないです:笑)1:48頃から曲が始まります。
この曲、ほら、関西人なら耳に馴染んだ曲ですよね。
桑原和男の「神様~!」で有名なあの名曲。
正確にはサラサーテ作曲、ツィゴイネルワイゼン(Zigeunerweisen)。
ヴァイオリンの華やかな技巧がちりばめられた曲です。
映像でご覧いただけるように、ヴァイオリニストのパールマンは子供の頃の小児麻痺が原因で足が不自由です。
初めて彼の演奏を聴きに行った時、杖をついてゆっくりとステージに登場する姿を見て痛々しく感じたのを覚えています。
でも、実際に演奏が始まると、太陽のように明るい音色で超絶技巧の曲をさらっと弾くのを見て、彼の足のことなんてすっかり意識から消えてしまいました。
余談ですが、最近苦境や障害を売り物にする(言葉が悪いですが、私はそう感じます)演奏家がいるようですが、プロの演奏家としてステージに上がるのなら、そういう背景は一切捨てて演奏だけで勝負してほしいです。
パールマンは自分の足のことは一切言わないし、聞かれても「足でヴァイオリンを弾くわけじゃないし」と笑い飛ばします。
一部の演奏家に是非見習ってほしい姿勢です。
話を曲に戻します。
ツィゴイネルワイゼンはスペインの作曲家サラサーテの代表作。
サラサーテ自身、ヴァイオリニストとして8歳で初舞台を踏み、その後華やかな演奏活動を繰り広げました。
彼に捧げられた曲も多く、サン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」、「ヴァイオリン協奏曲第3番」、ラロの「スペイン交響曲」、ブルッフの「ヴァイオリン協奏曲第2番」、「スコットランド幻想曲」等、枚挙にいとまがありません。
ツィゴイネルワイゼンはヴァイオリンの難しいテクニック満載の曲で、おまけに誰でも知っている有名な曲ですから、演奏家にとっては緊張を強いられます。
ちょっとしたミスがすぐにばれてしまいますし。
パールマンの演奏はのびやかで、難しい箇所も難なく弾くので、この曲が超絶技巧を要求する曲だとは感じられませんね。
さて、わが阪神で「神様」と言えば、今ならひーやんこと桧山選手。
タテジマ一筋22年目!
今年もチームを引っ張って、「誰もお前を止められぬ」活躍をしてほしいですね。
でも、私にとっての代打の神様は実はひーやんでもなく八木様でもなく、桑野さんです。(古っ!)
その昔、「今日は桑野さんが出た」というだけで幸福感に浸っていたあの頃。(笑)
懐かしい日々です。
皆さんにとっての「神様」は誰ですか?
神様
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