献呈

いやぁ~、すごいわ能見ちゃん♡
投げては読売打線をビシッとおさえ、打ってはプロ入り初ホームラン!
世界中の阪神ファンが声を揃えて「ノウミサンアイシテル」と叫んだはず。

そこで今日のテーマは愛する人に捧げる曲、シューマンの「献呈」です。

ロベルト・シューマン、1810年ドイツ生まれ。ショパンと同い年です。
幼い頃から音楽が大好きだったにも拘らず、音楽の道に進むことを許されず大学で法学を専攻。
しかし音楽への夢が捨てられず、高名なピアノ教師フリードリヒ・ヴィークのもとに弟子入りしたものの、ピアノの練習のし過ぎで指を痛めてしまいました。
ピアニストへの夢は諦めることになりましたが、シューマンは評論と作曲活動に勤しみます。

シューマンの最大の美点は、美と才能を見出す鋭い感覚です。
ポーランドというヨーロッパの片田舎から出てきた自分と同い年の青年を、「諸君、脱帽したまえ、天才だ!」と広く紹介したのがきっかけで、ショパンはヨーロッパ楽壇に認められましたし、後年ブラームスの才能を認めたのも有名な話です。

さて、シューマンが師事したヴィーク先生には天才少女ピアニストの娘クララがいました。
シューマンはクララと恋に落ちますが、父ヴィークは二人の結婚に大反対。
二人は父親に訴訟を起こし、やっと結婚することが出来ました。

robertclaraschumann

結婚式の前日にシューマンがクララに送ったのが「ミルテの花」 (Myrthen) op.25という歌曲集。
その第1曲「献呈」は「 きみこそはわが魂よ、わが心よ・・・」と愛する人への想いを歌い上げます。
ヘルマン・プライでどうぞ♪



Schumann Widmungで検索すると、ソプラノからバリトンまで色々聴けますのでどうぞお楽しみ下さい。

この曲、美しいメロディを聴くとピアノに編曲したがるいっちょかみ男リスト(すみませんリスト様~!)のピアノ編曲版の方が有名かもしれませんね。
ピアニストがアンコールによく弾きます。
この曲はキーシンの右に出る人はいないと言うのが私の持論です。



(ああ、キーちゃん、こんなロマンティックに弾けるのになんで40過ぎても独身なん? 未だにいつでもどこでもママとセンセと一緒やし・・・)

愛する妻のためにこんな素敵な曲を作ったロベルト、そして曲を贈られたクララ。
二人はその後末永く幸せに暮らしましたとさ・・・・とはいかないのが人間の摂理。
ブラームスとの三角関係とかドロドロとした世界もあるのですが、それはまた別の機会に。


週刊虎バカクラブ
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