シューベルト ピアノ五重奏曲「ます」

せっかく5連勝したのに、その後すぐ5連敗する情けないチームがあるそうです。
せっかくの勝ち星を全て吐き出す、なんと気前がいいんでしょう。
太っ腹ですね、さすが阪神!(苦笑)

さて、本日のテーマは連勝、連敗にちなんで「5」です。
恐らく一番有名な五重奏と思われるのがこの曲。

シューベルト ピアノ五重奏曲 D667 A-dur

この曲は通称「ます」と呼ばれています。
全5楽章からなるこの曲の第4楽章に、シューベルトの歌曲「ます」のメロディが使われているからです。

Schubert
元の歌曲はこんな曲です。



歌はディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Dietrich Fischer-Dieskau
バリトン)、ピアノはジェラルド・ム-ア(Gerald Moore)、シューベルト歌曲鉄壁のコンビです。
ドイツの詩人シューバルト(Christian Schubart(の詩に曲をつけたもので、歌の内容は

「ますが清流を泳いでいる。
漁師がますを釣ろうとするが、水が澄んでいるのでなかなか釣れない。
そこで漁師は川を掻き雑ぜ、水を濁らせる。
目をくらまされたますは漁師の罠にはまり釣り上げられた」

汚い手を使う漁師への憤りが歌われています。

なお、この曲には含まれていませんが、この詩は

「男はこうやって女を騙すから気をつけなさい」

と続いています。
どうですか? 男性の皆さん、お心当たりはありますか?(笑)


で、この歌曲が使われたピアノ五重奏曲の第4楽章はこんな曲です。



まだ10代のキーシン、若いっ!!

この曲はとても変わったピアノ五重奏曲です。
まずは楽器編成。
通常はピアノ、ヴァイオリン2台(第1、第2)、ヴィオラ、チェロがピアノ五重奏曲の標準編成です。
ところが動画をご覧の通り、この曲はピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスで演奏します。

また、普通は全部で4楽章なのですが、この曲は第5楽章まであります。

こんな変わった曲ですが、大変人気があるのは、やはり歌曲の王シューベルトが生み出す美しい旋律のお陰でしょう。

今回は第4楽章だけをご紹介しましたが、是非第1楽章から第5楽章まで全て聴いてみて下さい。
私のお勧めはリヒテル&ボロディン弦楽四重奏団の演奏です。(ASIN: B003VPME2I)




週刊虎バカクラブ
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