交流戦で貯金を使い果たしたと思ったら、今度は借金生活じゃないですか!
あ~あ、あの貯金はどこに行ったんでしょう?
こんな時にぴったりの曲があります。これです!
ベートーヴェン作曲 ロンド・ア・カプリツィオ (Rondo a capriccio Op.129)
別名 「なくした小銭への怒り」 (Rage Over a Lost Penny)
左手のダ、ダ、ダ、ダ、という和音がイライラした気持ちをよくあらわしていると思います。
ところでこの曲、ベートーヴェン自身は自筆譜に「奇想曲的なハンガリー風のロンド」(Rondo alla ingharese quasi un capriccio)と記しただけで、もしこのタイトルをご本人が聞いたら「なくした小銭?どっからそんな題名付けてん?」とお怒りになるかもしれません。
この曲は1795年、ベートーヴェンが25歳のときの作品で生前には発表されませんでした。
死後発表された作品がこんな名前で広まって、お墓の仲のベートーヴェンはどんな気持ちなんでしょうね。
でもこの題名のおかげか、この曲は有名でよくアンコールに演奏されます。
上でご紹介した動画はキーシンのプロムス(ロンドンの夏の音楽祭)のアンコールです。
背中が汗でびっしょりですね。
演奏中も汗が飛び散る場面が散見されます。
この動画はDVD「音楽の贈り物」(ASIN: B0009I8U78)からの抜粋です。
さあ、選手達にもしっかり汗を流して借金を返して貯金に励んでもらいましょう!
なくした小銭
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