大逆転

スポンサーリンク
定期投稿

青柳不調、横山体調不良で、阪神の先発はデビュー登板となるドラ6ルーキー福永。対するカープは今季すでに3勝し、そのいずれも8回以上を投げ、完投も1つある岡田。金本監督にしてみれば、戦前のゲームプランもへったくれもない。ゴールデンウィークでいっぱい入った観客に、何か1つでもおみやげを持たさないといけない……それが正直な気持ちだったはず。もっともファンのほうもわかっている。今日はしゃあない。1年のうちにこういう巡り合わせの日もある。福永と言えば、野球エリートから大ケガで一度は挫折を経験し、独立リーグから這い上がってきた苦労人。そんな福永のデビュー戦を見ることに価値がある。勝ち負けは関係ないと、みんなが割り切っている試合だった。

でももしかして――「初登板で快投!」という期待も虚しく、緊張のため自分を失っている福永。頑張れ!その投球を見守るしかなかった。しかし、福永は立派に投げた。イニングで失ったのは最大で2点。それが3度にはなってしまったが、各イニングであきらめずに踏ん張って、チェンジまで持って行ったし、ゼロを入れる回も作った。ダウンを喰らうこともなく、タオルも投入されず、自分の足でマウンドに立ち続けた。4回6失点、ほろ苦いデビュー戦になったが、精一杯投げたその爽やかさが、福永本人だけでなく、阪神ファンの思い出に一生残る試合を作り出したのかもしれない。

本来、福永を盛り立ててやらなきゃいけない打線は岡田に抑え込まれる。相も変わらず守っても記録に残るエラー、残らないミスで足を引っ張った。幸い前日足を捻挫した上本は軽傷で、元気な姿をベンチに見せていた。こうなればレギュラーと勝ちパターン継投の投手たちに休養を与え、上本のようなケガを防いで、明日の決戦に備えるのがこの試合の大切な役割になる。チャンスで併殺打した福留は4回ウラでお役御免。前日、久々にヒットを打った原口の本格復調を願って試合に出す。2番手投手松田が4番に入り、9番にファースト原口、ファーストの中谷がライトに回る。

投球自体は悪くないが、相対的な力関係の中であまりいい場面での投球がまわっていない松田が「できるだけイニングを食う」という役目を負ってマウンドへ。しかし、容赦のない広島打線の餌食となり、投手の犠打をはさんで4連打を浴び、3点追加。5回表を終わって0-9。時折雨も混じる。あいにくの試合だが、まあしゃあない。1つでいいから、なにかいいもん見せてくれ。緩く、なま暖かい空気がスタンドに流れる。そんな形でこの試合の「前半部」が終わった。

「後半部」の始まりは、5回ウラ。岡田は前の回に続き先頭打者に四球、さらにこの日2つ目のボーク。0-9というスコアなのでどうということはないのだけれど、広島首脳陣には何かイヤな感じがあったろう。二塁に進んだ鳥谷を、この日二塁でスタメンの糸原が一ゴロで三塁に進め、好調梅野が二遊間をゴロで抜くタイムリーヒットで1点。完封阻止!得点の六甲おろしも歌えた。そういえば前日も、梅野のタイムリーで1点を返したところから反撃が始まったなぁ。まあ、追いつけないまでも、明日に繋がる反撃はしておきたい。ところが、原口は併殺打でチェンジ。

松田が2イニング目の6回表。四球、一ゴロ失の無死一二塁、右飛で一死一三塁、さらに岡田の犠打で二死二三塁とピンチになったが、ここは松田が踏ん張った。前日に続きひらがなが並ぶスコアボード、広島の攻撃に2つ目のゼロが入る。

6回ウラ、先頭の髙山が苦もなく四球をもらう。これで3イニング続けて先頭に四球だ。毎日接戦続きで、リリーフが疲労困憊なのは岡田もわかっている。この大差なら自分は当然完投しなきゃいけない。その意識、責任感がかえって投球をおかしくする。
北條はインハイに抜け気味のスライダーを叩いてレフト線を破る二塁打、無死二三塁。3番糸井は打ちそこねの二ゴロ、守備陣は当然「1点どうぞ」なので1点入ってなお一死三塁。この回は2点取っておくことが大事なので、最低限の仕事キッチリだ。松田に代わるキャンベルがボール3つから三振で二死。糸井とは対照的に仕事ができなかった。
中谷が取り返してやりたところ、ここは直球が抜けて死球をもらう。やっぱり岡田は何かおかしい。二死二三塁、鳥谷の高いバウンドの一ゴロを堂林が掴みきれず内野安打に。ノルマの2点目が取れて3-9。「そうあってほしい」があったことで、なんとなく「ないこともないよな。まあないけど」の空気になってきた。
糸原にはストレートの四球で満塁。おっと、これは……。さあ好調梅野、この回あと2点くらいとっておけば、後半盛り上がるぞ。簡単に追い込まれたが粘る。5球目ワンバウンドにバット止まると、石原が後逸(記録暴投)で4-9。梅野は低めタテスラ連投を見極めて四球をもぎ取りまた二死満塁。

ここでたまらず投手交代。現在ナンバー1の火消しである中田廉が登場した。しかし火消しの半纏にもすでに火がうつっていたか、原口が粘りに粘って押し出し四球を奪う。5-9。これはもう昨日の今日だけにわからない。
打順上位に戻って髙山。2球で追い込まれながら、粘って見極めてカウントを2-2まで持ってくると6球目、フォークが高めに抜けたところを、一瞬ためてジャストミート。打球はライトオーバーで走者一掃のタイムリー三塁打となり、8-9。一気に1点差になった。
「今日もやったる」と伸び伸びと振れる阪神。「もしも9点差から逆転されたら大変だ」と、自分を緊縛させてしまった広島。心理が体を支配するからスポーツには「まさか」がつきまとう。

7回表、3番手髙橋が丸にヒットと盗塁を許すも、落ち着いてゼロを入れる。もう勢いは完全に阪神にある。球場は9点差逆転勝利を信じて疑っていない。ジャクソン、今村という勝ちパターン継投に繋げられるか、繋げても勢いに乗った阪神打線を抑えきれるか。広島ベンチも重圧を感じていただろう。

7回ウラ、広島の投手は3番手薮田。糸井投ゴロで一死。髙橋への代打江越。練習では状態がいいという評判どおり、レフトへのクリーンヒットで出塁。今季初安打がここで出た。中谷も同じようにレフトへの快打で続き一死一二塁。ともにフルスイングが芯を食い、上がらなかったからシングルヒットという打球だった。鳥谷がフルカウントから打った二ゴロを西川がファンブル、これを見た二走江越が一気に本塁突入、素晴らしいスピード、本塁への送球が三塁側にそれ、それを巧みなスライディングでかいくぐりセーフ!ナイスラン!ついに同点!
……と思ったら、ここでビデオ判定になる。10分、15分と「肝心の瞬間が映っていないビデオ」を見続けて、ようやく導き出した答えが「行司差し違え」でアウト。
この角度(写真サンスポ)しかなければアウトに見えるかもしれないが、この角度(写真ニッカン)から見ればノータッチはあきらかだった。
中断が17分にも及んだということは、決定的な瞬間がビデオになかったということ。そんなときは、一番近くで見ていた審判の目を優先させるのがスジだ。「ビデオでもわかりませんでした」とすることも大事なのだ。

怒号渦巻く甲子園。アウトカウント増えて二死一二塁。しかし流れは変わらない。江越の走塁は判定がどうであれ素晴らしいものだった。もし好送球で文句なしタッチアウトだったとしても、相手の隙をつく果敢な走塁がチームを萎縮させることはない。つんのめった失敗は必ずリカバリーできる。
二死一二塁、糸原。1ボールからの第1ストライク、力強く引っ張った打球が高くバウンドしながら一二塁間を抜ける。中谷本塁突入、鈴木から好返球、本塁クロスプレー、セーフ!9-9、今度こそ本当に「ついに同点」!好打、好送球、好走塁。くだらないビデオ判定中断の後、人間たちが素晴らしい瞬間を演出した。そして、今年の高代ヘッドはひと味違うぜ!
場内が大昂奮に包まれるドサクサの中、梅野が初球、外角の直球を完璧にとらえて右中間を破る。打った方向こそ右と左で異なるが、前日と同じ大逆転劇を完成させる勝ち越し2点タイムリー三塁打。4万6千を超える大観衆を飲み込んだ甲子園が揺れる。11-9。この感じ、「バックスクリーン3連発、3発目の岡田」に似てた。

原口も素晴らしい当たりで続いたがレフト守備範囲で「スッキリトンネル脱出」とはならなかったが、いい手応えは掴んだろう。
この7回の江越、中谷、糸原、梅野のスイングには金本イズムを感じるものがあった。それまでは相手投手の動揺もあり、心理面でもらった点も多かったが、強いボールを投げ込む薮田を強いスイングで打ち込んでいた。

8回表、マテオが天谷にぶつけ、暴投で二塁に進まれるも無失点。そのウラ、先頭髙山が二塁西川のもたつきで内野安打で出ると、この回から登板したオスカルのモーションを盗んで盗塁成功。北條は意図どおりに二ゴロ進塁打で一死三塁、そして糸井も意図どおりに高いバウンドで転がして、ゴロスタートの髙山はなんなく生還し12-9。なにげない1点だが、こうやって1安打で1点を取る攻撃ができるようになればチームは自信をつけていける。
薮田に27球、オスカルに25球を投げさせたのも大きい。中田廉含め出てきた投手全員に仕事をさせなかった。これは次の試合の投手起用に少なからず影響を与える。

ラストはドリスが田中にヒットを打たれ、暴投で一気に三塁に進まれ、さらに「暴投未遂」があったが、ここは走者田中が本塁に突入してタッチアウトというボーンヘッド。試合が落ち着かず、走者がたまるとイヤだったのでこれは助かった。ただ、連日のドラマチックな展開の中で、試合終盤にバッテリーエラーが続いていることは気に留めておきたい。
最後はドリスが得意のフォークで丸を空振り三振。0-9からの大逆転勝利を締めた。

試合を総評するならば、相も変わらずエラー、ミスが多い金本阪神タイガース。しかしミスをしても、「このチームには明日がある」と将自らがいつもメッセージを発している。一生懸命やったミスは責めない。チームでリカバリーしろ、自分で取り戻せ。終わったことより、将来のことに目を向けろ。少なくともそれは徹底されている。そして、その考え方は圧倒的に正しい。
今は弱くても、将来強くなるために成長していく。そんな阪神タイガースを見ているのは楽しい。今はまだちっとも強くないけれど、それでも心から楽しみに思えるチームだ。
チームの屋台骨を支える4番福留主将が退いた後、球史に残る大逆転劇はなしとげられた。それがこのチームの本質を表している。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

■2017/5/6
対広島 8回戦 甲子園

広 | 2 2 0 2 3 0 0 0 0 | 9
神 | 0 0 0 0 1 7 3 1 x | 12

勝:高橋1勝0敗1S
S:ドリス0勝2敗12S
敗:薮田1勝1敗0S
HR:丸ツーラン5号
広島:岡田 – 中田 – 薮田 – オスカル
阪神:福永 – 松田 – 高橋 – マテオ – ドリス

ニッカン式スコア詳細

コメント

  1. 虎風 より:

    昨日の最大の後悔は仕事で試合がライブで観れなかったこと!
    途中携帯で経過チェックして、本気で雨乞いしてた自分が情けない。
    昨日現地で歴史的な衝撃を目撃された方は羨ましい。私のバックスクリーン3連発を生で観た!って今も自慢しているので、30年後も語り継げますね。羨ましい〜。

  2. 虎轍 より:

    初回初球のインローに投げ込まれた福永の素晴らしいストレートを球審真鍋がボール判定したとこから、この日の大乱打戦が幕を開けた感じでしたね。
    福永のストレート、変化球はええコースにいってても、頑なにボール判定してた球審真鍋。
    初登板で緊張はあったと思うが、それなりに福永はええ球を投げてたと思いますね。次回もう一度チャンスをあげて欲しいですね。
    一方的にド突き倒され掛けてましたが、後半はタイガースが連日の広島のお株を奪うかのような四球からの得点で盛り返せたのも良かったですね。
    中谷は一塁を守ったら無安打ですが、外野に入ったら打ちますね(笑)
    あのビデオ判定で判定を覆したのは、これからの審判の威厳を自分たちで放棄したと考えていいんでしょうね。江越もベンチでタッチされてません。って何回も言うてましたからね。確証の無いビデオ判定なら、一番近くで見てた球審真鍋の判定を採用して良かったのにね。
    まぁその後の糸原のヒットで中谷のスライディングでもう一度ビデオ判定を言うてきてたら暴動が起こってたかもしれませんがね(笑)
    あの場面で、糸原もよく打ったし、中谷もよく走った。そして、高代コーチもアウト判定になって項垂れてたあとに、もう一度ホームに突っ込ませたのも良かった。梅野は神ってる。
    8回の1点は今日に繋がる得点やったと思うんで、今日勝って最高なGWとしたいですね。
    頑張れ能見!勝とうぜタイガース!

    • hi64 より:

      福永の初球インローのストレート。
      昨日投げたなかで一番指にかかった良い球だったように思います。
      あれをボール判定されて福永がバタバタしてしまいましたよね。
      あれをストライクと言ってもらえるように、福永には次頑張って欲しいですね。

      • 虎轍 より:

        hi64様返信ありがとうございます。福永の投球は良かったと思いますね。威厳を無くした審判がジャッジするには程遠いピッチングでしたょ。ちゃんとした審判がジャッジ出来ればあそこまでの失点は無かったと思いますね。残念ですが、来週の日程で二軍降格にはなりましたが、また上がってきて欲しいですね。

  3. 虎ジジィ より:

    チカラのこもった長文ありがとうございます。
    また感動が蘇りました!

    「記憶に残るゲーム」てゆーか「歴史に残る大逆転勝利」!
    これを強いカープ相手にやってのけたのだから、ホント痛快な気分です。

    いろいろ有り過ぎて、個人的にはゲーム前半の記憶はありませんが、福永はプロの洗礼を受けたカタチ、正直「今日は勝敗はいいから、福永よこの雰囲気に慣れてくれ」と暖かい目で観ていました。
    結果的には、福永の最低限の粘りがこの素晴らしい結末に繋がったと信じたいです。

    17分間のビデオ判定については「ふざけんな」と言いたい。いつも「ゲームをスムーズに」を促す審判が、あれだけ尺を取り、どちらとも取れる判定を「覆す」はあり得ません。

    あの(最悪)判定後の、糸原&梅野の連打には、近所半径50mに響きわたる声で「ヨッシャー」と叫んでいましたww

    余談ですが、2軍では福永に先を越された小野が好投で競争原理も激化!

    大黒柱、福留が抜けてからの大逆転激→若い3人のヒーイン!

    このチーム、まだまだ成長しますよ。

  4. いわほー より:

    もし今年、優勝するようなことがあれば「三連発」のようなエポックメイキングの試合として後世に語り継がれることでしょうね、まあ優勝したらの話ですが。
    「後半淡泊体質」だったチームが、よくこんな試合ができるまでに育ったもんだ。

    あの江越のホームへのヘッスラはカッコよかった。
    あのシーン、ビデオによっては石原のミットが江越のスパイクにかすっている。
    でもあれをタッチと判断するのはどうだか。
    主審が目視でジャッジしたセーフが正しかったと思う。
    ビデオの功罪だね。
    ていうか、どうせやるならメジャー級の立派なビデオシステムを用意しろ。

    toraoさんも最後に書いてます福留主将が退いた後に見せた反発力。
    監督たるもの0-9を本気で逆転しようなどと考えてはいけないし、金本監督もその前提で配慮の福留OUT。
    でも、結果的にそれが吉とでた?
    ベテランはゲームの先を読んでしまうし、その空気がチームににじみ出てしまう。

    最後に、菊池が出てたらこの連戦どうなっていたことか(笑)。

  5. 西田辺 より:

    昨日は福永初登板を愛情たっぷりに鑑賞する前半パートと、
    タイガースの反発力を存分に楽しむ後半パートの二部構成。
    現地で諦めず応援したタイガースファンは面白かったでしょうね。
    試合後、一塁側ベンチ上の席で号泣してるファンがいました。
    福永投手がその方向に手を振ってたので、学生時代の
    仲間なのかもしれませんね。
    さすがに9点差はそんなにしょっちゅう引っくり返らない
    でしょうが、タイガースは粘ってくるぞ、油断できないぞ
    と思わせたらシーズンを戦う上で少しは影響があるかも。
    何よりタイガースの選手たちが諦めない心を持てたのが大きい。
    今から14年前タイガースはあるスローガンを掲げて戦い
    セ・リーグを制しました。
    「Never Never Never Surrender」
    いわゆるネバサレ、決して勝負を途中で諦めない心。
    もしかして、当時主力だった監督が今のチームに一番注ぎたかったのは
    この決して諦めない心なのではないでしょうか。
    今シーズン、まだまだネバサレな試合を見せてくれるでしょうね。

  6. セサミ より:

    リプレイ検証…スムーズにゲームを進行させるという審判の使命、また観客への配慮を考えたら、
    「ともかく結論は早く出そう」とするのが当然でしょ。
    アウトかセーフか答えは1つなのに20分近く待たせるなんてどうかしている。
    本来の目的を見失って右往左往する日本人の典型を見た気がして久しぶりに頭にきました。
    糸原と梅野のタイムリーに救われたのは審判団だったかもしれません。

    さておき、
    この時の江越のスピーディな走塁、8回裏の追加点の流れとかたまらなく痛快だったな。
    糸井が何気に献身的なチームプレイに徹しているのが周りにも良い影響与えているような気がします。
    (守備の方は膝が辛そうなのでセンターに打球が飛ぶとヒヤヒヤしますが)

  7. TJ風船 より:

    トラオさん、本日も素晴らしい力作ありがとうございます。三連発の三発めあたりで涙が出ました(笑)。テレビ前ではありましたが、あの時のように聖地甲子園が地鳴ってましたね。福永はプロ一軍戦で100球、よう投げた。随所に良い球も投げ込んでいましたし、痛烈なパンチをもらいながらも倒れず将来性を感じさせるマウンドだったと思います。バックは援護出来ず、守りでも凡プレーで余計な点を献上したのが「前半戦」の反省点でしょうか。

    これだけの点差を跳ね返したにもかかわらず、本塁打が一本も無く、必死に繋いで成し遂げた事を逆に評価したいです。5回裏から毎回得点!特に8回裏の1安打で1点は大いに唸りました。
    しかしまぁ、昔から広島戦は何かありますね(笑)

    上本、軽症で何より。今日は能見さんに星を!
    頑張れ!タイガース!

  8. 昭和49年 より:

    二つの事を思い出します。一つは1985年に同じ甲子園広島戦で7点差逆転がありました。当時は完成された強力打線でしたが。もう一つはトラオさんを世に知らしめた2003年9月のナゴド。あの翌日も今日と同じく、トラオさんの力作長文の記事に感動しました。
    この二つとも、その年は歓喜のシーズンで終わりました。そんな上手くはとの思いが強いものの、期待してしまう昨日のビッグゲームでした。

  9. ぴゅあらっく より:

    自宅でテレビ観戦でしたが、まさかの大逆転勝利を見届けました。昨日、甲子園で最後まで応援したファンは歴史の証人になりましたね(*^^*)。
    昨日の試合のウイニングボールは今日から甲子園歴史館で展示されるとか(笑)。次回、甲子園に行った時に見に行こうかな。
    福永投手は緊張感でコントロールもままならなかったし甘い球は弾き返されるし、ほろ苦い初登板になってしまいましたが、悪かった点は反省して次回一軍で登板する際に生かして欲しいと思いました。
    しかしリプレイ検証に時間がかかりすぎですよね。あの中断の後のアウト判定に流れは途切れたかと思いましたが、集中力を切らさなかった糸原、梅野は良く打ちました。
    タイガースは昨日の試合でもエラー3つ、記録に残らないミスもありました。まだまだ成長途上の若いチームがこれからどんな風に変わり強くなっていくのか、見守り応援出来ることは楽しく幸せです。
    GW最終日も勝って笑顔で終わりたいですね(*^^*)。

  10. こうさん  より:

    8回だったか、北條の粘り。まるで「こんな時、上本さんならどうする⁉」と考えて行き着いたようなバッティングだった。ベンチの上本も喜びながら複雑だったろうなぁ❗あんな間接的な競争も大好き。

    梅野にはヒーインで「用事があって帰られたかもしれませんがチェンジの時のバックネット裏を見たら悔しくなりました。だから今日は最後まで応援してくれたファンよりも、諦めて帰ってしまったファンに奮い立たされました。今年のタイガース、諦めたら損しますよ❗」と言ってほしかった。ていうか言っていいレベルに行ったんじゃないかな。

    さあ!感動も興奮も今日のプレイボールまで。切り替えて、しっかり試合をしよう。途中から休んだ福留には期待しかない。

    今日はロースコアの僅差で勝ってみませんか?

    • こうさん  より:

      書き忘れました。久し振りにスコアを載せてくれたトラオさん。「記憶に残る試合」だと刻まれました。

  11. トラ11 より:

    トラオさん、昨日に引き続き今日も熱い思いを伝えて頂きありがとうございます。

    試合前半は福永のデビュー戦。
    カチカチに固まっていたように見えましたが、無理もない。
    しかし、良いところへ投げていたのに球審の意地悪かとも思ってしまいました。
    本人は最後は笑顔で終えて良かったなぁ、次、頑張れという思いになりました。

    また、5回の裏、梅野の1点タイムリーで始まった一昨日を再現するような怒涛の反撃。
    若い選手の活躍には胸が熱くなります。

    今日は能見、素晴らしいピッチングをしているのにまだ勝ちが付いていない。
    どうか今日こそ勝利投手になりますように!

  12. ひろひろ より:

    すごい試合でしたが・・・
    空タッチだったのですね。
    熟考して審判逆に判断誤ってますやん!っていうのは素晴らしい勝ちに水を差すことになっちゃうかな?ww
    確かに全然強くないチームですが、今は勢いを自信に変えて、勝てる間に勝っておいてほしいですね!!

  13. 虎っしー より:

    僕は梅野ファンです。連日の大活躍にまるで自分の子供が大活躍してるかなような安堵の気持ちで一杯でした。

    そして江越のファンでもあります。今季はプロ入りで1番出番が少ない、あっても守備固め、交代後の代走、代打送りバントなど辛酸を舐めるシーズンになってると思います。それでも腐らず、初ヒットを放ち隙を逃さず本塁突入した江越を1番褒めてあげたいです。
    結果はアウト判定に覆ってしまいましたが、江越を責める人は誰1人居ないと思います。

    リプレー検証が長引いてる時点でこれはアウトになりそうなのは分かってました。メジャーのリプレー検証システムはかなりのお金がかかっている代物なのでまだまだ無理でしょうが、球場内の色んな角度からだけでも観れるカメラをつけるとかはどうでしょう?

  14. ジュビロタイガース より:

    歴史的勝利の中、江越中谷の走塁にリプレー検証はみなさんと思うことは同じ。
    福永の初先発は打たれましたが、四球が初回の3つのみというのが良かった。大きく成長することを期待します。
    梅野の2試合続けての先制タイムリー&逆転三塁打なんてスゴすぎる
    気になるところをあげると、福留の併殺の多さと相変わらずのエラーですね。相手の自滅感もあるので、勝って兜の緒をしめて、鯉のぼりを畳みましょう。

  15. 熊虎 より:

    昨日は仕事でPM5:00帰宅からテレビを見始めた私は勝ち組ですね。大逆転勝利をリアルタイムで見て、夜の再放送も全部見てしまいました。
    ヒーローインタビューの後で解説の方がお立ち台に上った選手はその前にみんな守備でミスをしててそれを挽回していると指摘していましたが、今の若虎はまさにそれが出来る環境で成長しているんでしょうね。
    初登板の福永投手。降板後もベンチでゲームに集中していました。この悔しさと集中力があれば近いうちにまた機会を得られると思います。
    ボール自体は結構良かったと思いました。相手が広島でなければもっと通用したと思います。ただ梅野捕手もまだ福永投手の持ち味を掴めていない感じで積極打法の広島打線に攻め足りない・躱し足りないリードだと思います。
    福永投手の印象はゆったり軸足で立った後に素早い肘の折り畳みから顔の前でボールを離すタイプで投げおろし感は無いもののコントロールとスピンの利いたストレート・変化球のコンビネーションで往年の竹内投手に凄く似ていると思います。しかも竹内投手よりストレートが速いですしね。寧ろ全身を使って剛速球を投げていた若い頃ではなく、晩年のリリーフに回って後ろが小さく前が大きして素早いフォームになった福原投手に近いかもしれません。どちらの先輩投手に似ているかはともかくとして、福永投手本人は降板後力不足を感じたとのコメントですが、イヤイヤそんなことない。本人の自信とリードの妙が加われば中継ぎの限定されたイニングだったら今の実力でも十分通用すると思いましたよ。

  16. yalkeys より:

    信じられないことが起こるのが世の中ではありますが、それにしても大変なことが起こりました。実は0対6になった時点で昼寝したんです。そして、8対9になった時に
    家人から叩き起こされました。個人的には大大大反省です。家の中ではもう大騒ぎでした。内容的なことは、toraoさんの素晴らしい描写に尽きますが、とにかく嬉しさ満杯です。この勢いで3連勝+能見初勝利を!今日のヒーローは誰か。僕は能見と梅ちゃんのバッテリーだと思います。

  17. ken3953 より:

    いや凄い試合でしたw
    ただの大逆転ではなく、甲子園での首位争いで、相手が調子まずまずの
    カープで、今季攻撃面すってんてんのタイガースが連日の逆転劇
    しかも先発が今季初登板且つ途中4番を休ませた捨てゲームだった
    という諸々の状況があったという事です(長い)。

    福永投手は立ち直ってからは素晴らしいボールも時々投げてました。
    初回は完全にびびってましたが、まあよりによって最も重要なゲーム
    最も厳しい相手でしたから、次はもっと良い投球が出来るでしょう。
    絶妙にスパルタな状況で金本監督は使ったと思います。

    上本が居たのには一安心しました。ただ私も昔酷い捻挫をした事が
    あるのですが、甘く見て適当に放置していたら完治に2ヶ月ほど
    掛かってしまいました。一旦二軍でキッチリ治した方が良いと思います。
    代わりに植田辺りを上げてみても良いかもしれません。

    ともあれこれで2つ獲って楽になりました。ここで守りに入らずに
    積極的な姿勢を貫いて貰いたいですね。

  18. hi64 より:

    昨日も書きましたが、今のタイガースはベンチ入り全員で闘えている。
    判定はアウトになってしまいましたが、
    江越の走塁は素晴らしかった。
    あのタイミングで還ってこられると言うことは、
    打球が高く弾んだのを見て、
    少しでも逸らしたらホームに行ったるぞという気持ちで走っていたんだと思います。
    ホーム突入は自分の判断かコーチの指示かは分かりませんが、
    江越の心の準備が生んだ素晴らしい走塁でした。
    なかなか出番に恵まれない江越ですが、
    試合に出ている選手と一緒に闘っていたんだなということが分かる、
    昨日のプレーでした。

  19. 奥虎鳳 より:

    toraoさん、八回ウラの糸井の場面で
    高いバウンドで
    X頃がして
    ○転がして
    誤変換では?
    勝った、勝った、ま~た勝った!連日のダイナマ~イト、ドン、ド~ンでまた勝った!梅野、何か掴んだのかな?勝利に酔い酔いです(^○^)

タイトルとURLをコピーしました