相手エースに手も足も出ず

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手も足も出ずとはまさにこのこと。菅野に2安打完封負け。好調時の菅野はこういう投球ができるのは間違いない。そしてこういう投球をされれば、高確率でこういう結果になる。

はて、「こういう投球」になる原因は、菅野の側だけにあるのだろうか。おそらくそうではない。これが0-0の投げ合いであれば、いつかどこかで狂いや力みが生じる。
秋山がマギーに投じた抜けフォークは、一瞬、脳に走った苦手意識が、身体全体をこわばらせた結果だろう。
菅野にも同じように、何かひっかかるものを与えていかないといかない。それは、「こういう投手を打てるように」という、こちら側だけの問題だけでなく、相手に何かイヤだなと警戒させるものがなくてはいけない。
イヤにもいろいろある。どんなイヤがあるか羅列して、その実現性を検証して、戦略・戦術に落とし込む。もちろん中には「仕留めるべき打者の仕留める打撃」も必要になってくるが、それを引き出すためには工夫がいる。
頭を使わないで、身体でなんとかしようとするだけではなかなか……ね。

四球が少ない秋山は、エースとしてチームを引っ張っていけるだけの素養が十分にある。そこまではもう自信を持っていい。
次は、「菅野のような存在」になるために、もう一段上の技術と対応力を身につけること。そういう意味では、非常に勉強になった1試合だろう。

済んだことに囚われる必要はない。ただし、分析と戦略を担当する人たちは、自分たちの能力を超える仕事をしなきゃいけないと自覚しなきゃいけない。これからは実力どおりのもの、いや、実力以上のものまで、結果として引っ張り出さなきゃいけないのだからね。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    立ち上がりに、少しだけ制球が乱れる癖のある秋山が、その失投を見事に打たれてしまいましたね。
    秋山は「相手がスーパーエースの時はこれではダメ」と1UPした事でしょう。

    菅野の方は「2点貰えば十分」とう余裕すら感じる憎らしい好投でした。
    大きな当たりは何本かありましたが、それすら「ここは甲子園」と菅野の計算に入っているようにも思える程でした。

    とはいえ、大山のファインプレーや、一死満塁を理想的なカタチで抑えた石崎など、若手の良いプレーもあったので、今後に活かして欲しいです。

  2. こうさん  より:

    久し振りに頭にこない試合。菅野が凄すぎ。誉めたかないが菅野の後ろ姿からは「どうやって撃ち取ろうか」というオーラがビンビン。一人の打者に対して「初球からフィニッシュまで球種に意図がある内容」だった。三振を取るための初球、内野ゴロを打たせるための2球目のファール。小林のカンニングで審判がストライクと言っても首を傾げていた。「空振りでストライクが欲しかったのになぁ」と言わんばかりに。マウンドでニヤリと笑う菅野、ホイスと闘った桜庭を思い出した。いわゆる「強すぎ」だ。

    梅野と坂本を比べると改めて極端に違う気がした。坂本は遊びがない「頑固」な配球。梅野は投手に弱気の虫を発生させてしまうような「外一辺倒」な配球。どっちが投手の自信になるのか、どっちが投手の勝ち星に繋がるのか分からないが「中間の捕手」が見てみたい。疲れもあるのだろうが秋山のストレートに「勝てるぞオーラ」はなかった。梅野が外に構えても内に入るボールは「投手の抵抗」なのか単なる失投なのか?

  3. とらかっぱ より:

    相手の嫌がることをやる。タイガースが一番苦手としてる分野ですねぇ。相手チームには結構やられるけど、自分はしない。実社会に於いては良いことですが、勝負の世界でこれやってちゃ勝てるものも勝てない。この辺りの対策・作戦を指示するのが作戦コーチやスコアラーの仕事でないの?良いピッチャーだから追い込まれる前のカウント球を狙え、だけの作戦は、巨大な敵相手に水鉄砲で向かって行ってるかのようです(笑)

    秋山は序盤逆玉が多く失点に繋がりましたが、その後の立ち直りは流石今のエースでした。菅野とのマッチアップは4回目だったみたいですが、投げる度に得るものは大きいと思います。今季急成長した秋山が更なる進化を遂げる糧となるでしょう。

    今季の結果は、1勝2敗1勝ち負けなし、すべて6回以上2失点以内。まだライバルと呼ぶのはおこがましいでしょうが、菅野の中には大きな存在感を植え付けれたと思います。実績は菅野ですが、伸び代は秋山です。来期以降も互いにエースとしてバチバチにやりあって欲しいなぁ。もちろん勝つのは秋山の方で。

  4. 三河の虎キチパパ より:

    横浜に3連勝してから10日間勝ち試合を観てませんね…。ずっと甲子園で試合してるのに。

    昨日は梅野選手が19試合ぶりにスタメンマスクでした。その間5試合ほど途中出場はありましたので「試合勘」は鈍ってないかも知れませんが、初回立ち上がりからリードする「スタメン勘」が鈍っていたように思います。その後3回からは素晴らしいリードで0を並べた事を考えると勿体無い1、2回でした。

    しかし、相手ピッチャーが凄すぎましたね。『完璧に近い投球』と自ら発言してましたから…
    ウチの攻撃28打席(27打数)ですから、準完全試合みたいなもんです 笑

    残り11試合。週末日曜日からは横浜・読売と7試合あります。1つでも多く勝ってCS出場は何としてでも獲得して欲しいです。できれば2位で。

  5. ホール&クサツ より:

    手も足も出ない敗戦だったので、強がりを。。。

    昨日のスタメン、自分がもし讀賣ファンだったなら、とても暗澹たる気分になったことでしょう。
    坂本1番や菅野は別として、あとは何ですか、アレ?!
    まあ確かに立派なメンバーですけど、ちっとも明るい未来を、希望を感じませんよね!
    ちょっと前まで、我々もおんなじような思いをしていたことがあるので、同情してあげます。

    対してウチは、四番はルーキーですけど。
    どーや!

  6. yalkeys より:

    確かに完敗でした。秋山の失投を逃さなかったG打線を流石と言わざるを得ません。
    残り11試合で6勝が2位へのマジックらしいのですが、ベイとの5試合・Gとの2試合が重要。最後の最後までハラハラする今季ですね。この7試合を五分で終えればマジックは当然減るハズですので、期待しながら見守りたいと思います。

  7. 西田辺 より:

    今季対広島9勝14敗1分。
    対読売8勝13敗2分。
    読売に関しては甲子園で3勝7敗2分と、本当に本拠地かと言う有様。
    最後に勝ったのが2ヶ月以上前の7月9日(糸原のサヨナラ安打)の試合。
    あ~、toraoさんの観戦試合でしたね。
    なんだかやられっぱなしの印象しかありません。
    これで良いんでしょうか?
    良い訳はないですよね。
    広島を倒すぞ!は勿論なんだけど、もう1球団苦手を作っては優勝なんて
    とてもとても・・・。
    菅野がマイコラスが田口が畠が吉川が・・・
    一体誰が相手なら勝てると言うのでしょうか。
    昨日の菅野だって決して甘い球がなかったわけじゃない。
    それを仕留めきれない打線が情けない。
    相手の談話を聞くと、追い込まれる前に勝負をしてくる阪神打線の傾向を
    読みきり、組み立てて行ったそうです。
    昨日の甲子園の風を考えて、左打者にはインコース、右打者には外の球を
    多用してました。
    それに悉く素直に打って守備の網に引っかけられてました。
    選手に工夫しろとか言う前に、チームとして対策を考えないと。
    早めに勝負を仕掛けろ!なんて作戦でも何でもありませんからね。
    高校野球の監督にしても、もっとましな指示をしますよ。
    狙い球を絞るでもなく、球数を放らせるでもなく、言い方は悪いですが
    漫然と野球をやっているように見えます。
    CSで今季のリベンジを仕掛けたいのなら、チーム全体としての対策を
    考えないと絵に描いた餅になりますよ。

  8. 虎轍 より:

    昨日は現地観戦でしたが、久しぶりに見処の無い試合でしたねぇ。
    ただたんに、鳥谷敬デーで帽子が貰えただけでした。
    その鳥谷は無安打で、初球攻撃であっさり凡退でしたね。
    負けた試合で頂いた物は御蔵入りです。
    昨日の唯一の見処は大山の斜め後方ジャンピングキャッチだけでした。
    菅野が良すぎた。以上。

  9. ジュビロタイガース より:

    昨日の菅野は無理じゃないすか。これぞ日本のエースといった感じ。
    こちらも2回以降は踏ん張りました。
    ただ、久々スタメンの梅野のランダンプレーは頂けなかった。試合感不足とはいえ、プロのプレーじゃないような。

    • 虎轍 より:

      ジュビロタイガース様こんにちは。
      あの狭殺プレーはいただけませんねぇ…現地で見てて、思わず「下手くそか!」って吠えてしまいました。
      打者走者の投手菅野にも二塁まで行かれてるような恥ずかしいプレーでしたね。
      キャンプでさんざん練習してきた事が出来ないのは、担当コーチも頭が痛いでしょうね。
      隙の無い試合をして欲しいですね。

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