心優しきスーパーエース

スポンサーリンク
定期投稿

植田がチームにとって重要なポジションを確保したのがうれしい。まだ力不足と言われていた選手が一軍で力をつけていくいい前例になる。それが大事なこと。「植田みたいに育てよう」――阪神にはそういう文化が必要だ。
スイッチということもありバットコントロールの技術にはのびしろがある。もちろん投手のクセ読みや状況判断も同じ。
久々に局面を変えられるリードオフマンが定着の予感だ。

慣れるのに時間がかかる人と、そうでない人がいる。
早く慣れる人は早くいい結果を出しがちだが、長期的に安定しない可能性もあるし、何かを境に失速することもあり得る。
慣れるのに時間がかかる人の中には、自分の中で一つ一つ納得してクリアして、着実に進んでいかないと気が済まないパターンがある。
あたかもストライクを投げるかのようなフリをして、ボールを投げ続ける……そうかと思うと思ってもいなかった内角球でストライクを取ってくる。ロサリオは、そういう日本プロ野球の「信じられない巧妙さと繊細さ」に対し、実体験重ねて少しずつ納得しているのだと思う。
どう対応すればいいかについて納得しはじめて、ぼちぼち結果が出てくる頃だ。
生活環境に慣れたり、慣れ親しんだ人たちがやってきたり、暑くなったりと、気分がよくなる要素も増えていく。楽しみだね。

毎回のように走者を出しながら、チャンスやチャンスの芽をつぶしてハフを楽にしてしまった。秋山のほうは落ち着き払った投球でスイスイと快投。ピンチを迎えると、ギアチェンジして速球で追い込む「スーパーエーススタイル」を見せ、風格さえ感じさせた。

8回をゼロに抑えたピッチング内容もさることながら、私は秋山のヒーローインタビューに心を動かされた。ときにしばらく考えて言葉を探しながら、自分の内面と向きあったり、そのときの状況や心境を思い出そうとする様子に、秋山の人柄と丁寧な態度がにじみ出ていた。インタビュアーの力もあるのだけれどね。

サンスポからまるっと引用する。

 --今季4勝目

「立ち上がりからどうなるかなというような内容だった。こうやってゼロを並べられて、ここに立ててうれしい」

--投球内容は

「何がよかったかっていう球はなかった。負けない気持ちじゃないですかね」

--八回にピンチを迎えた

「いろいろ何かが起きる状況ではあったので、本当にドキドキしていた。自分で作ったピンチだったし、ピンチでもこうやってマウンドに立たせてもらっていたので、ゼロに抑えれば絶対いいことが起こると思って、力を出し切った」

--今後に向けても、大きな1勝

「きょうチャンスでことごとくトロ(ロサリオ)が打てていなかったので、返球が元気がなかった。大事なところで、いいところで打ってくれて。また、明日からも元気に頑張ってほしい」

--次回、どんな投球を見せてくれますか

「まだまだ状態は、上がってくると思う。また、1週間しっかり調整して僕が投げる試合は全部勝つつもりで頑張りたい」

一塁のロサリオが渡してくれるボールに元気がなかった――。トロ元気出して!そんな気持ちでその球を受けていたのか。

優しすぎて勝てないと言われた秋山が、「強さとは優しさ」を感じさせる投手になってきた。ありとあらゆるパターンで、イヤというほど負けてきた男がいう「負けない心」。その言葉の意味は、普通に使われるようなそんな軽いものではない。その「負けない心」のシッポを掴むために、さんざん苦労し続けてきたのだから。
今全部勝つつもりと言い放つ、「心優しき次代のエース」を心の底から応援する。

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
虎バカ秘密基地
~私の大切なあの試合~
6/23(土)19:00スタート

ただいま参加者と
「あなたの大切な試合」を募集中
詳しくはこちら↓
https://bit.ly/2KS37pD
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    本来、もっと楽に勝てた試合だと思うのですが…

    ことごとくチャンスを潰したロサリオが、最後の最後にやってくれました!
    個人的にはまだ信用はしてませんが、奥さんももうすぐ来日するとの事なので ますます奮起して欲しいところ(私なら鬼嫁に萎縮するけどww)。

    先発秋山は決して好調ではなかったですが、要所を抑える素晴らしい粘投でした。
    特に8回ピンチでの、気持ちで抑えた投球→ガッツポーズには痺れました。
    toraoさんも絶賛 ヒ―インのトークも冴え、日本人エースらしい貫禄も出て来ましたね。

    さて、今日からはバリバリ表ローテの読売相手に裏ローテで挑む訳ですが、何が起こるかわからないのが野球!

    「リードオフマン植田」、抜けた大和の穴を、釣りが来るほど埋めている植田の出塁がカギになりそう。
    大量得点は期待薄なので、足を使った積極策で点をもぎ取って欲しい。

  2. 西田辺 より:

    最近、スポーツ紙やWEBを覗いて気になった事。
    Ys畠山 阪神戦で復帰へ ←昨日実際に復帰してきた
    G陽 25日より1軍復帰
    Sb千賀 29日阪神戦で先発復帰か
    L菊池遊星 6月1日阪神戦で復帰へ
    ・・・ったく、どいつもこいつも。
    阪神は1軍のリハビリセンターやないっちゅうねん(笑)
    気のせいかどうか知りませんが、怪我から復帰とかプロ初出場を阪神戦と
    言うのが多いと感じるのは私だけでしょうか?
    待ってろ!千賀!遊星!ボコボコにして二軍に送り返してやる!

    とは言え、打てまへんなぁ・・・
    いや、ヒットは二試合連続で二桁打ってるんで、打ってないことは無いんですが
    点が入りまへん。
    チャンスに「ことごとく」凡退してピッチャーの返球に元気がない、と秋山に
    イジられてたロサリオ。
    6回の2・3塁のチャンスなんて、もっと落ち着いて振りに行けばいいのに、
    「打ちたい、打ちたい」と気ばかり焦って相手の術中に嵌ってしまっている。
    まだ本人も、ストライクゾーンやら距離感やらで自信が持てずにとにかく振って
    しまえと言う打席が目立ちます。
    それでも一時に比べればだいぶ良くなってきているので、あとは感覚と自信だけ
    だと思います。
    7回には今季初安打の中谷を1塁に置いて、大山とのエンドラン。
    作戦的には全然悪くない。
    点を取るためにドンドン動けばいいんですよ。
    でもあの場面、昨日ハフにタイミングの合っていた大山を嫌がって2ボールになった
    時点で仕掛けるのは如何なものかと。
    もう少しカウントや相手投手の出方と相談してからでも良かった気がします。
    植田は2安打。
    初回、牽制に釣り出されたけど全然構わない。
    あの場面、一塁に戻ってアウトになるより二塁に一直線に走った事を評価したい。
    8回のプッシュバントもナイスアイデア。
    左投手の逆モーションになる一塁側へのプッシュは、どっちにもあるよと各球団に
    知らせる格好の作戦。
    何をやって来るか分からない選手が一番イヤな選手ですからね。
    秋山は、前回の不甲斐なさを払拭する粘り強い投球。
    殆どチームオーダーなしでガンガン振ってくるヤクルト打線に、的を絞らせなかった。
    8回でフライアウトが12個と言うのは、真っ直ぐが来ていた証拠。
    8回の1・3塁の大ピンチからの脱出は痺れました。
    荒木を追い込んだスライダーと、三振を取った内角低めの真っ直ぐ。
    どちらも梅野のミットがピクリともしない完璧な制球とボールのキレ。
    山田も真っ直ぐで押しまくっての外野フライ(糸井の捕り方が怪しかったけどw)。
    勝ち投手にふさわしいナイスピッチングでした。
    今日から交流戦前最後のカード、読売3連戦。
    2勝7敗と最も分の悪い相手ですが、そんな事は言ってられません。
    この3連戦、ギッタギタのメッタメタに叩いてやろうぜ!

  3. ばるにい より:

    2011年に、イベントで握手をした時から「こいつは大物になる」と言い続けた秋山投手が、本当に大物になってくれて嬉しい限りです。
    穏やかで掴みきれないほど大きい「気」と「器」を感じたものです。もう心配ない、彼は本物のエースピッチャーですね(*^.^*)

  4. 虎轍 より:

    秋山のコメントに発奮してロサリオが爆発してくれるような感じになればいいですね。
    ルーキーイヤーに活躍し、その後苦しみ、その苦労人が這い上がってきた言葉の重みを感じずにはいられませんね。
    8回のピンチで代打荒木を見逃し三振に斬ったストレートに滲み出てたように思います。
    ロサリオはチャンスで悉く打てませんでしたが、昨日の秋山のコメントでロサリオにとっては大切な試合になったかもしれませんね。
    今日の岩貞はヤクルトのハフのように腕をしっかり振ってストレート、変化球を投げ込めたら勝機は十分にあるよ。
    なんとしても勝つって気持ちを出して投げ込め!投げ勝て!
    その勇姿を聖地甲子園のファンに魅せつけろ!

  5. なかっち より:

    秋山は読売戦先発やと思ってましたが、中6日ときっちり間隔を守って投げさせましたね!それは良かったと思います。
    きっちり中6日で投げさせれば、結果を出してくれるようになったんですよ。秋山は。今後も雨天中止の時以外はしっかり中6日を守って投げさせてほしいです。

    今日から交流戦前最後の3連戦。相手は読売。勝てない週末カードに勝てない読売戦。どんな戦い方をしてくるのか?注目です。
    昨日は結果的に糸原に送らせて正解やったかもしれませんが、アウトを相手に与えて進塁させた所で菅野には通用しません。ランナーが出れば盗塁やエンドランなどを多用し、積極的に攻めてほしいです。
    ウエスタンでタイガースが首位にいるのは間違いなく45試合で75盗塁している超積極的野球やと思います。1軍でも同じ野球をしろとは言いません。しかし相手にプレッシャーを与えられる攻めを見せてほしいです。菅野とて人間です。隙はあるはずですから。

  6. code54 より:

    6回・7回、チャンスでも恒例のネガティブ発動で「どうせ無得点やろ」を裏切ってくれないちぐはぐな打撃にむなしさが漂い始めていました。が、そこに訪れた8表の大ピンチで、代打荒木を三振に仕留めた秋山渾身のアウトロー&インロー剛速球には鳥肌総立ちで思わず「アッキャ最高や!!」と大声をあげてしまいました。
    これはもう秋山のためにどうしても勝たねばならぬという流れ。その裏、バッチリ決まった海くんのしてやったりプッシュバント~糸原がきっちり得点圏へ進めていよいよクリーンアップへ。

    ベンチの秋山の表情は祈るようでもあり、それでもやることはやりきったという自信さえ感じるものでした。

    前進守備をあざ笑うロサリオのセンターオーバーでついに欲しかった得点が入り、破顔の笑みで立ち上がった秋山を見ていて自分が報われたかのような幸福感に包まれました。よかった、ホントによかった。

    8回101球、走者を背負う場面も少なく、本当に彼にとってはベストピッチといえる内容ではなかったかなと。メッセに続いて「秋山の日なら勝てるやろ」とファンに思われるような日本人エースの地位を掴み取ろうとしていますね。

    打撃も底を脱出しつつあるという感じだと思います。シチュエーションが噛み合えばもっと得点力は上がるでしょう!中谷がスタメンに入ったのもいい刺激になったのかもしれませんね。
    鳥谷の状態…ボール球に気のない三振や当たっても力のない打球というのがかなり気がかりではありますが。

    交流戦までになんとしても5割を、できれば超えたい!
    相手が菅野だからと萎縮しないで、個々がやれることを、役割意識を持って、とにかく溌剌とプレーしてほしいです。
    甲子園はタイガースの聖地ですよ!相手にやりたいようにやらせたらあきません!!

  7. 三河の虎キチパパ より:

    秋山投手ナイスピッチング!8回のピンチも最後の気持ちでギアチェンジ、気迫で0に抑えました。梅野選手とも息が合っていました。今シーズン上本選手が怪我で離脱してから1番バッターになかなか適任者が現れませんでしたが、植田選手が頑張ってくれています。このまま1番ショートのレギュラーにハマってくれたら行けそうな気がします。盗塁も失敗を恐れずガンガン行って欲しいです。
    そこで1番に植田選手を持ってきた事で2番バッターが大事になってきます。2番には鳥谷選手を使いたい。じっくり球を見れる鳥谷選手が2番に入れば植田選手の盗塁も増えると思いますし、連続試合継続の為だけに1打席のみの代打や終盤の守備だけでは鳥谷選手の今までを考えると物足りない。やっぱり鳥谷選手はスタメンで試合に出続けてナンボの選手だと思います。今までもその中で結果を出してきていますから…。糸原選手・大山選手のうち1人出れなくなりますが、チームとしては上昇していくような気がします。残り100試合ありますので20~30試合は試して欲しいです。

    交流戦前最後のカードです。交流戦を借金ありで迎えるのと借金なしで迎えるのとでは全然違うので、今日からのカードは最低でも2勝1敗で借金返済して気持ちよく交流戦を迎えたいですね。

    (おまけ)
    毎日朝一番車に乗り込みエンジンをかけるとナビが「今日は○○の日です」としゃべるのですが、今日は「こうしえん記念日です」と言ったので「長い事阪神ファンやってるけど知らんかったわ~」と思っていたら何と5/25は「広辞苑記念日」でした(爆)

  8. こうさん  より:

    秋山のガッツポーズ。…完全試合の「それ」だった。けど、その表情からは「もう僕には連敗は許されない」という十字架を背負った現状を感じた。苦しんだ秋山にとっては武者震いするような十字架だろう。誰でも背負えるわけじゃない。選ばれた選手のみ。

    秋山がテリーマンに見えた夜。

  9. 岩国の虎 より:

    ロサリオの再生
    打撃不振に悩み、夜遅くホテルで特訓している様子が
    最近ユーチューブに出ていました。
    阪神タイガースの首脳陣は、彼に何を指導しているのか
    その詳細は未だに不明確。
    私の対策案を書いてみました
    1.打席の位置を半歩(20㎝)ホームベースに近づける
      ➡外国人打者に対し日本の投手は外角中心の投球、内角球は見せ球
    2.真中から外よりの球を呼び込んで、投手より右側に
      強い打球を打つ!
      ➡追い込まれるまでは内角球は捨てる
    3.試合前は二軍投手に外角、内角を本気で投げてもらい
      バットは振らず、捕手のミットに球がおさまる迄
      キチット見送る練習を繰り返して試合に望む

    頑張れ阪神タイガース

  10. ジュビロタイガース より:

    ロサリオは今までで1番の打点だったと思います。頑張っていた秋山に勝ちが付かなくなるところを救うタイムリー。入ると思ったのか、フォロースルーの余韻が長かったですけど。2点を取ってドリスにも余裕が出ました。メッセ秋山が投げる試合は絶対に勝ちたい。
    8回のピンチを抑えたのはカッコよかった。点を取るため秋山交替はやむ無し。ただ左の中尾に対し秋山より打率が低い鳥谷が出てきたのは微妙な感じがしましたけど。
    ロサリオの返球に元気が無かったとか。ゲッツーになったときの、ミットに収まる前にガッツポーズが出てるんじゃないかと思うほどの、盛り上げ役のロサリオをもっと見たいですね。

  11. いわほー より:

    アッキャマンも大人になったもんだ。
    いや、もう虎のエース・秋山投手と呼ばねば。
    8回山田との対決はしびれた!
    打っても打ちとっても、どっちにころんでも納得せざるを得ない真剣勝負ってこのことだね。
    これぞプロ野球の醍醐味。
    さーて、今日は菅野から何点取れるのかな???

  12. 星の輝き より:

    toraoさんの文章を読んで思わず涙ぐんでしまった。
    とこうさん風に・・・。
    秋山もさることながら、tora0さんの阪神愛のスタンスは優しい視点から決してぶれることがない。
    自分の立ち位置の数段上におられると感じて、果たして私は生涯においてその境地に辿り着けるのかどうか全く自信がない。
    ことネット社会においては努めて感情を表に出さないように特にもこちらに書き込みをする時は注意しているが、そもそも根本となる人間性の修行がまだまだ必要だと心から感じた。
    なかなか思うような戦いが展開出来ていない今期の阪神だが、現場の首脳陣や選手が苦悩している中、自分の憂さを晴らすための発言は厳に慎みたいと改めて思った次第である。

    • こうさん  より:

      だれが泣き芸を十八番にしてるだよ❗まったく、勝ったからいいけど、プンスカ❗

      …なんてw。名前を出していただき、ありがとうございます。「読んでもらってるんだなぁ」と思える嬉しい瞬間です。トラオさんの文章が題材になり各々がコメントする…。ここもトラオさんが与えてくれる「修練の場」だと思えます。「自分は、しっかりとした阪神ファンでいよう。」と思いますもん。…毒は吐きますけど、ここでw。

  13. hi64 より:

    昨日のヒーインは湯浅アナでしたよね。
    関東にいるのでサンテレビを観る機会はほとんどないのですが、勉強もされてるし、質問も的確で、日頃から感心してます。
    橋本アナももっと頑張れ。
    関係ない話、失礼しました。

    • 虎轍 より:

      hi64様今晩は。
      そのサンテレビの湯浅アナは福留にヒーローインタビューをする時にはいつも蔑ろにされてます(笑)
      福留が「別に」とか、「そうですか?」と仲がええのか茶化してますね(笑)
      見てて和んでええのか不思議な時がありますね。
      今日は聖地甲子園でええモンが見れて良かったです。
      まさしくジャイアントキリングを見れた試合でした。
      岩貞ありがとう。
      糸井ありがとう。な試合でした。

タイトルとURLをコピーしました