親分子分のいいところ

安芸キャンプの大きい話題は二つ。一つは濱中コーチが大山にフルスイング&センターへという指導をしたこと。もう一つは、筒井&藤本コーチによる投手のクセ出てます面談を行ったこと。
右の長距離砲を育てられない阪神の歴史を濱中コーチが変えられるか。それは、成長期に必要な「栄養」を与えられるかにかかっている。
走塁コーチから投手へのアドバイスについて、私が注目したいのは、
「こっち(安芸)に来てからかな、『そういうふうにピッチャーに伝えてみたいんやけど、やっといてくれへん?』と言って、すごく早くやってくれて」(サンスポ)
というところ。こっちにきたのは31日だったはず。その夜のコーチミーティングで矢野監督がこんなことをやりたいと伝えて、翌々日の練習で投手たちが「参考になった」というほどの情報を両コーチが提供できた。そのスピード感がいい。「拙速」という言葉があるが、本来は「巧遅拙速」で、うまいことやろうとしてグズグズしてるくらいなら、多少デキが悪くともさっさとやったほうがいいという言葉の一部。その内容までは知らないが、今投手たちは来季に向けた投球フォーム固めをやっている。その時期に、大きな「欠陥」を指摘してやる意義は大きい。
なにより評価したいのは、若いコーチたちが「親分」の指示を迅速に実行したいと願い、実際に形にしたこと。「そのうちやりたい」「できるだけはやくやりたい」という指揮官の意図に対して、全速力で応えた。こういう芸当ができるのが「親分子分」の関係性の特長だ。二軍で一緒にやってきたという結束がどのように機能していくのか、これからも楽しみだ。
もちろん親分の能力が低ければ、もろともボロボロなのだが、今のところそんなイヤな予感はどこにもない。


週刊虎バカクラブ
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7 コメント

  1. 虎ジジィ
    Posted 2018年11月3日 at 11:04 | Permalink

    濱中コーチの「(大山が)合わすような打撃をしてたんで全力で振れ!」と話をした。
    「考えすぎるより、まず振ることが大事」という理論は今の大山には一番大切な言葉!
    若いコーチなので少し頼り無さを感じていましたが、そんな心配はヨソに 選手目線でしっかり指導してくれていて安心しました。

    親分 矢野監督も才能はあるのに 燻っている江越・大山・高山を「誉め殺し作戦」で必死に開花させようとしている姿には「伸び悩み」に対する危機感を強く感じます。
    この3人はキッカケさえ掴めばクリーンアップを打ってもおかしくない可能性を秘めているので「打者はFA補強より育成」の姿勢には好感を持てます。

    toraoさんもおっしゃるように、今のところイヤな予感は微塵も感じませんが、充実の春を迎える為にこのまま土台造りの秋を持続して欲しいところです。

    それと選手全員(特に若手)には日本シリーズをしっかり観戦して「そこで戦いたい気持ち」を強く持って欲しいですね。

  2. 虎轍
    Posted 2018年11月3日 at 12:03 | Permalink

    ソフトバンクのギータもマン振りにしてても、あの打率を残せてますからね。
    前にも書きましたが、当てにいくとバットが止まらず空振りになってしまい、振りにいくとバットは止まる理論なんですよね。
    濱中コーチが大山を育て上げてくれる事を切に願います。
    江越が打席から二塁ベース到達が7秒って!!!
    めっさ速いがな(笑)
    打撃を向上して早くレギュラーに定着してくれ!

  3. ジュビロタイガース
    Posted 2018年11月3日 at 12:12 | Permalink

    今までピッチャーの癖を指摘してきたのは、投手コーチだけか。
    これを機会に打撃コーチもピッチャーを、投手コーチもバッターを見てみたらいいんや。
    金本はバッターの立場から、打ちにくそうなピッチャーを発掘してたよね。

  4. なかっち
    Posted 2018年11月3日 at 12:26 | Permalink

    大山にまん振り指令をした濱中コーチ。良い指示をしたと思います。

    筒井&藤本コーチも癖のレクチャーは良いことやと思います。
    清水ヘッドは投手の癖を見つけるのが上手いコーチとして有名です。野手として投手にアドバイスしてやるのは良いことやと思います。



    しかし、守備練習の時、実践を想定してたのかどうかはわかりませんが、大山と板山がコーチが投げたボールを内野にゴロを打ち、それを糸原と熊谷が取る練習をしてました。
    練習の内容自体は実践にそうやり方で良いとは思いますが、内野ゴロを大山に打たすのは良くないと個人的には思ってしまいました。
    大山には
    『大山でダメならしゃあない』
    と思わせてくれるような選手になってほしいので、内野ゴロを打たせる練習はいらないと思いました。

    でも全体的に良いキャンプをしてるなとの印象を受けました。

  5. 虎蜂
    Posted 2018年11月3日 at 12:37 | Permalink

    発展途上の選手が多いので、1人の選手にいろんなことを求めるよりは割りきって一つの方向に集中させた方がいいかもしれませんね。

    大砲系はとにかく大きいのを。俊足系は出塁率向上、進塁打。何となくそういう方向に進んでいる気がします。とにかく矢野監督を中心に前向きなエネルギーを感じるのがいいですね。

  6. 西田辺
    Posted 2018年11月3日 at 14:55 | Permalink

    キャンプ中継の再放送を見てて、矢野監督のコメントとして
    「監督言うたって、偉いこともなんもない」
    「あまり監督監督したくないのよ」
    と言うのを紹介してました。
    監督監督すると言うのが、どんな状態なのか本意は何処にあるのかはまだ掴めませんが
    今までとは違う監督像を描いてるみたいですね。
    走塁コーチからのピッチャーへの指摘の件でも、監督の言わんとする所をコーチが
    的確に理解したからこそのスピードに繋がったんでしょうね。
    去年ファームで一緒にやっただけに、既にあ・うんの呼吸になっているのかも。
    投手の癖って、一方向から見てるでは分かりづらく投手の方も修正が難しい。
    色んな角度から色んな人が、文字通り多角的に見て立体的な視点で指摘されると
    投手も理解しやすいし、修正も利きやすい。
    ビデオを撮って自分で見ても、投手って自分は癖はないと信じ込んでますから
    なかなか投手自身が気付くのは難しい。
    コーチの方も、自軍投手の解析が相手投手の分析に繋がるはず。
    時代劇の捕物じゃないですが
    「おい!八兵衛こいつを頼むぜ!」
    「へい!親分!合点承知の助」
    ってな上意下達がスムーズに行けば、チームにもいい流れが来そう。

    どのチームも長距離砲の中軸を育てるのが一番難しいし、苦労してます。
    今年大ブレークしたL山川も、ホークスの中心となった柳田もファームと一軍との
    往復の中で徐々に力を発揮してきた。
    今年散々やられたG岡本にしても、去年までは「伸び悩み」のカテゴリーの中の
    選手の一人でした。
    これらの選手に共通するのは、球団がその未来像に対して信念を持っていた事と
    時の指揮官が辛抱強く使った事。
    柳田なんて、試合で三振しても凡退しても怒られなかったけど、当てに行くような
    バッティングをしたら、こっぴどく怒られたそうです。
    阪神も全員を柳田や山川に育てる必要もないけど、大きいのが打てる中軸にすると
    見込んだなら、信念と我慢を以て育てて欲しい。
    金本監督も、そういった選手を育てる意欲はあったのでしょうが、あれダメこれダメ
    あれヤレこれヤレと制限をかけ過ぎて、結局何も出来なくなってしまい調子を崩した
    選手が続出した。
    これに関しては、ファンも辛抱が必要ですね。

  7. こうさん
    Posted 2018年11月3日 at 16:47 | Permalink

    やっとキャンプが観れた祝日。黙々とサードの練習をする藤谷。ファーストへの送球や精悍な表情を観てたら「投手向きなんじゃないか?」と思ってしまった。

    一緒にボールを拾う矢野監督。アピールではなく自然な動きだと伝わる。選手も新しい監督やコーチと1年目が始まる。矢野監督、コーチも1年目。また新鮮な成長物語がスタートする。

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