12連戦後、休み翌朝の戯言

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野球に限らないのかもしれないけど、野球ってなんなんだろうねえ。
べつに阪神が勝とうが負けようが、私の人生に何も関係がないじゃないか、本来は。それだというのに、「阪神が勝つと嬉しく、阪神が負けると悲しい」というわけのわからない虚構の内に囚われている。
8回表が終わって5-0の試合を追いつかれたといって、監督がどうだ、継投がどうだ、ベンチの陣容がどうだと、熱くなったり、考えをめぐらしたり、苦笑いしたりしながら、三日三晩語ることができる。だけど、関係のない人たちにしてみれば、「あらそうなの。そりゃ珍しいね」でおしまいだ。
機嫌よく、穏やかに、健やかに生きていくのなら、野球なんか観ないほうがいいし、どこか特定球団のファンになんてならないほうがいいに決まっている。野球に費やす時間があれば、なにかもっと立派なことができるに違いない。
でも、面白いのだからしかたない。勝てなくて悔しいという思いも、なんてムダなことやってるんだろうという思いも、全部ひっくるめて面白いのだから、これはもうしかたない。
しかも平に均せば15年とか20年に一度しか優勝できないような(参加は6チームしかないのに)基本的に強くもなんともないチームなのだけど、だからこそこんなに楽しいのだ。
いやそれは負け惜しみちゃう?と問われれば、きっぱりと「そうではない」と否定する。一度の優勝をいつまでも大事そうに語ることの美しさを知らぬ者に、この心情が理解できるものか。
でも、もし阪神が3連覇とか4連覇とかするチームになれば、やっぱこっちのほうがええわ!って言うんちゃうの?と問われれば、しばらく考えたのちに「それはそうかもしれん」と答える。そんなことになったら、意外と阪神ファンを卒業しちゃったりしてね。おかしくなって死んじゃうかも。
よくおっさんらが集まって酒を飲むとそんな話をするのだけれど、優勝決定の胴上げを見て大喜びしながら、心臓発作でぽっくり死ぬのが理想だよなあ。満面に最高の笑みをたたえ、嬉し涙を流しながら……。
大きな試合を見て二晩寝て、そんなアホなことを考える朝。
原口、一軍復帰も近そうでよかった。チームの勝ち負けがあってこその世界だけれど、目一杯楽しんだらそれでいいよね。

コメント

  1. とらかっぱ より:

    よくどこかの芸能人が「○○のファンでしたが、今日から阪神ファンになりました」って言ってますが、我々生粋のタイガースファン(俗にいう虎キチ)とは別人種なのでしょうね。大体物心がつくかつかない幼少期に、当たり前にタイガースを応援する環境が整っており、そのまま少年→青年→中年→晩年までずーっと虎一筋の御仁がほとんどだと思います。当然私も含めて。「黄色と黒の血が流れてる」ってこう言うことだと思ってます。

    確かにファンをやめてしまえば楽なのでしょうが、もう血の色がそんなのだから無理です。そして暗黒時代を含め敗けて弱いタイガースが好きなのであり、それに対し持論をぶつけながら同士で語らいあうのが大好きなのです。03年に優勝し次の年から08年頃まで優勝争いするのが当たり前の時期がありましたが、振り返ってみると正直あまり面白くなかったかも知れません(私だけ?)。

    優勝してほしいってのは誰もが切望してるのでしょうが、それが成せずグダグダ語らいあうのがタイガースファン至上の歓びではないのかと思っています。(しつこいようですが私だけ??)

    原口が復帰安打打ちましたね。あともう少しのステップで一軍の舞台に戻れそう。それまでは「おめでとう」は取っときます。無理せず焦らず、でも一日も早く一軍で活躍する姿を期待しています!

  2. 虎番地 より:

    テレビを付けたら掛布がホームランを打つの観てから早35年かま経ちました。その年にセ界一、日本一になり、カッコイイ〜!強い〜!虎〜!!から一度も気持ちがブレたことはありません。私は埼玉に住んでおりますし、出身も東京なので、不思議がられてました。
    暗黒時代に周りから何やかんや言われたって1点取れたらはしゃぎ何連敗しても1回勝ちゃはしゃいでいました(今も変わりませんが)
    勝っても負けてもタイガース!虎無き人生は考えられません。

  3. 虎ジジィ より:

    toraoさんの
    「優勝決定の胴上げを見て大喜びしながら、心臓発作でぽっくり死ぬのが理想」
    には激しく同意します。
    何なら今シーズンでもいいですよ(笑)

    ただ、阪神が3連覇、4連覇するようになったら私は阪神タイガースから卒業するかなぁ?!

    それは、売れないバンドをずっと下積みから応援している人が、バンドが急に大ヒットし全国区の人気者になったら逆に冷めてしまうような感覚かも知れません。
    まあ、3連覇4連覇はないから大丈夫でしょうけど(笑)。

    個人的には、
    まず読売に勝てない、
    超積極野球をやると思っていた矢野監督が実は高校野球ほどバント多用の堅実な采配、
    30歳になってしまった隼太を筆頭に大山、高山、北條、中谷、江越、陽川、、、才能はある?のに伸び悩む野手、
    へっぽこ助っ人野手しか連れて来ない海外スカウト等々
    イラッとする事も多いですが、
    昨日会ったジム仲間の中日ファン、オリックスファンの二人に「阪神、楽しそうでいいですねぇ」と言われ驚きました。

    長年応援していると、ネガティブ面に着目しがちですが、他球団のファンから観ると、ルーキー近本、木浪の素晴らしい働き、
    絶対的正捕手梅野の覚醒、
    質量共に申し分のない投手陣(先発、ブルペン両方)、
    「楽しそう」に見えるらしいです。

    まず「読売を倒す」と「大砲が育つ(原口復帰でファースト定着?)」を実行出来れば、今秋にも私のポックリ(笑)はあるかも知れません。

  4. 虎轍 より:

    根っからの野球好きで、生粋のタイガースファンであります!(笑)
    ビールを呑みながら野球観戦をするのが至福の時です。
    試合に勝った、負けたよりOB会長の川藤さんのようなタイガース愛も好きです(笑)
    今日は聖地甲子園に現地観戦をしてきます。
    頑張れ西!

  5. yalkeys より:

    ここにコメントされる方には、タイガース大好きというDNAが組み込まれています。これは死んで墓場まで持っていく定めではないでしょうか。そのことをtoraoさんは看破されています。今夜、西が本来のピッチングをすれば、白星が付いて来ると確信しています。打のヒーローは誰か?も楽しみですね。

  6. こうさん より:

    トラオさんは読み手の気持ちを「リスタート」させるのが上手い。俺がトラオさんだったら、あんな「大引き分け(千鳥ノブ風に)」の試合を観たら、ここで2~3日は語りたく(語らせたく)なると思う。それをせずに「また今日から切り替えようぜ‼️」という文章を書いてくれる。いろいろなコメントを書いても「けどタイガースが好きなんでしょ?」と原点に戻らせてくれる。リスタートでありリフレッシュ…かな。

    小学校5年生までは親からの強制的な西武ファン(近くの西友が安くなる為)だったがタイガースの日本一を観てから自力(‼️)でタイガースファンになった。その先に暗黒時代があるとも知らずに…。だからチーム力に期待できる今は恵まれてる。個人の記録や連敗の魅力(‼️)だけにすがっていたあの頃に比べれば。「それさえも心地よい」という思考…危ないよね。けど心地よかったんだ。

    矢野監督の野球、5年は我慢…と開幕前に書いていたのに、早くも欲が出てきて厳しめなコメントを書いている自分のブレに驚いている。「早すぎないか?」と思う最近のタイガース。だからこそ5年、我慢するという原点を忘れない今季にしたい。

  7. 西田辺 より:

    私がポックリ逝く時には、誰が胴上げされてるんでしょうね(笑)
    幼少期に田淵や江夏で目覚め、掛布が現れ、85年の日本一
    を経験し、黄金期が来ると思いきや、長い暗黒時代で人生を
    悟り、03の優勝で涙し、05の優勝で思い切り喜び、ここ何年も
    優勝争いを楽しませてもらっている。
    もう一度、優勝・日本一を見るまではくたばる訳にはいきません。
    令和の時代も、タイガースは私の人生を楽しませてくれると
    思います。
    色んな意味で(笑)

  8. アルスタ より:

    母が熱狂的ファンなので「生まれる前から阪神ファン」です。
    巨人戦中継や巨人の星も見せられず小学生の頃から週刊ベースボールとラジオを与えられ英才教育を受けました。
    YGマークを外してTHマーク(当時はスポーツ用品店にマークだけ売っていた)のぼうrをかぶる小学生でした。

  9. 昭和49年 より:

    私が阪神ファンになったころは、江夏と上田の2人が20勝しても優勝できず、翌年4番キャッチャー田淵がホームラン王でも優勝できず。20勝投手2人とか、4番キャッチャーがホームラン王とか、今では考えられない快挙なんですけどね。その頃悔しいって思いが40年近く続いてます。

  10. 虎二 より:

    僕は幼少期は巨人ファンでした。テレビでは巨人戦しかやってませんでしたしね。それがいつどうなって阪神ファンに寝返ったのか全然覚えてないんですよね。
    おそらくほとんどのクラスメイトが巨人ファンだったから天邪鬼で阪神ファンになったんだと思います。1985には完全にトラキチで空気ボール野球やっては掛布、バースになりきって喜んでたなぁ。
    でも、小心者で白地に黒ストライプの阪神キャップが恥ずかしくて被れなかったなぁ。

  11. いわほー より:

    その昔、阪神が巨人の半分しか勝てなかった頃、よく巨人ファンの友人に阪神ファンは巨人ファンの半分しか喜び味わえなくて不憫だねと言われて、その都度言い返しておりました。
    ふたつ勝ってひとつ負ける巨人ファンと、ふたつ負けてひとつ勝つ阪神ファンでは、1勝の喜びの熱量が二倍違うし、負けの悔しさの熱量も半分ですむのだと。
    これを私は「喜怒哀楽エネルギー保存の法則」と呼んでおりました。
    勝ち続けると盛り上がる反面、1勝の喜びが徐々に麻痺してきます。
    暗黒時代のタイガースの1勝は、今よりずっと喜びが大きかったように思います。
    毎年のように優勝してた頃の常勝巨人軍のファンって、なにが嬉しいんだろうと本気で思ってました。(ああ、でもそんな経験、ちょっとだけしてみたいとも思ってましたがw)

    優勝の瞬間の歓喜のうちにぽっくり逝けばよいけど、優勝をほぼ手中にしながら二日前の試合のように、あれよあれよでスルっと優勝を逃して失意のどん底でぽっくり逝ったら最悪ですよね。

  12. beru より:

    九州は宮崎 キャンプ地でもあるしテレビは巨人戦ばかり
    にもかかわらず田淵掛布の頃から熱狂的な阪神ファンになってしまいました
    きっと天邪鬼だったからでしょうね 
    トラオさんやここの皆さんの書き込みを毎日楽しく拝見しています

  13. ジュビロタイガース より:

    物心ついた頃からタイガースファン。小5の時の日本一は嬉しかったなあ。あの頃は昼に試合をやっていたので、走って学校から帰っていました。
    にわかファンも増え、なぜか学校のテレビで遠山指名のニュースを見た記憶が・・・

    暗黒時代の狭間の1992年にラジオの電波を駆使して野球中継を聞きながら受験勉強し、大阪へ留学。新亀コンビで1度は優勝と思いましたが、夢叶わず。

    何故か2003年と2005年に娘が生まれ、同じく関西に留学しようと血を引き継いでおります。

    令和では広島より先に日本一を見たい。

  14. 岩国の虎 より:

    昭和30年の夏 前岡投手(新宮高校)が甲子園大会で大活躍し、
    9月頃に阪神タイガースに入団、その入団時の様子が新聞に大きく記載され、
    縦縞のユニフォーム姿がかっこよく、タイガースのファンになりました。
    当時の阪神タイガースは強く何時も優勝争いをしていましたが、経営者が
    「阪神球団を強くしたい!」との信念にかけ、我々ファンを泣かしてきた
    歴史があります。
     昭和33年首位打者田宮外野手の放出(A級10年選手)
     江夏や田淵のトレード
     昭和63年バースとの契約破棄

    先日も藤原オーナーの「阪神の戦力は充実している」から
    外国人野手の獲得は考えていないとの発言がありました。
    これからも我々ファンを泣かし続けるのかな。
    読売のナベツネを批判してきたが、阪神オーナーにその爪の垢を
    煎じて飲ませたいと思う。

    近本、木浪、西 の新戦力の活躍で少し光が差してきた
    私の寿命は長くない、もう一度日本一を見てくたばりたい。
     優勝目指して頑張れ阪神タイガースのース!

  15. Akira28 より:

    阪神。この名前や響きが、私の人生なんです。
    物心つく前から阪神。
    小学校3年の春に始めて、生で村山を見て感動し、4年生になった年の9月17日の甲子園球場では、江夏が王から奪三振タイ記録を取り、7回にはまた王から新記録を取り、歓喜しながらも試合は0対0、試合は延長12回に江夏自らのタイムリーで勝った夜から、江夏一筋でした。
    そんな大好きな江夏がチームを放出し、偉大なホームランアーチストだった田淵も去り、あのバースまでも解雇した阪神。
    それでも阪神ファン、虎キチはやめられない。
    阪神タイガースそのものが、涙あり、悔しさあり、笑いありの人生そのものです。
    そりゃあ優勝した1985年を始め、03,05は夢の年でしたし、今だにパスワードには必ずどこかに1985は使う私ですが、優勝を争い敗れた68年、73年、92年こそが、私の阪神タイガースのノスタルジーなのかもしれません。
    勿論、暗黒時代と言われた今は亡き中村監督のことも、大好きでした。中村監督の辛さを思えば、自分の苦しい人生の時代も耐えられて、今の私がいます。
    あんなに苦労されたから、立派にGMとして活躍されることが出来たと思います。
    とにかく、タイガース、、うん、阪神が勝てば嬉しいし、負けると悔しい。なんて素晴らしい人生なんだろう!

  16. トラキア より:

    ご無沙汰しております。
    久しぶりの投稿です。
    トラオさん、皆さんのコメントを読んで、少し泣けてきました。
    こんなにも全く同じ気持ちの方々が、たくさんおられる。
    そのことに胸が打たれます。
    私も江夏、田淵の時にファンになりました。
    毎日新聞のスポーツ欄記事だけが情報源で阪神が好きになり、小学校3年生の時に、江夏、田淵黄金のバッテリーさんへ、というファンレターで、全国手紙文コンクール岐阜県知事賞を受賞しました。
    以来、こんなにも好きで、喜怒哀楽を感じられる人生を送ることができて幸せです。
    負けがこむと滅入りますが、応援できる阪神がいるだけで感謝だと、はっと気づいたりしています。

  17. やまくん より:

    ほんまそれ!

    の一言です(笑)

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