追いつけず引き離されてちょろり打つ

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どうやって3回までに得点を取るか。取れたなら追加点を重ねていくか。そこをまったく突き詰めていないのが阪神だ。

矢野監督はシーズン前に、1球目を大事にしてほしいと言っていた。打撃練習の1球目、バントをするのではなく、フルスイングしてほしい。それが1年間積もり積もれば大きな変化になると。おそらく練習の1球目、バントではなく振るようにはなったのだろうが、どこまで意識の変革があっただろう。バントしていた時と同じような意識で、なんとなく振っているのではなかろうか。その打撃練習の1球目が、1点ビハインドの9回ウラ、二死満塁での初球だと思って打席に入れているバッターが本当にいるのだろうか。
「やらせます」「いつも言っています」では、ちょっと言葉が軽い。

得点数が12球団でもっとも少ないタイガースであるが、他球団と比べてもっとも顕著なのが初回の得点の少なさである(はず。データの集計はしていない)。かなり顕著な数字(が出るはず)だ。それは、1回+2回でも、1回~3回でも、同様にハッキリとした傾向が出ている(と思う)。

なぜか。それは首脳陣がダラっと考えているから、選手たちまでダラっとしている。それだけのことだ。
まずは一巡目、各自が先発投手のボールを打席で見てから……なんて考えているから、3回があっという間に終わる。ひとりの出塁もないなんてこともしょっちゅうだ。
それじゃダメに決まっている。1番が出られなければ、絶対に2番が出なきゃいけない。2番までダメでも3番はなんとかして出なければいけない。だったら、どうすればいいのか。何ができるのか。
大まかな方針を掲げるだけでなく、具体的な行動指針にして、徹底させる。その蓄積でしかチームの得点力を向上させる手はない。
個人の経験を積ませること、試合で体力をつけること。それはとても大事。しかし、チーム力アップのために、やるべきことを徹底させるのは、それと同時並行でできることだ。得点力のアップというのは、「打てる打者を並べること」ではない。その意識でいるのなら、どんなに3割、30本の打者を並べても、たいした得点力にならない可能性がある。なんせどんなに打っても7割凡退するわけだけらね。

何がピッチャーの動揺を誘うことができるか。何がバッテリーに余計なことを考えさせるか。いい投球をされた時にどうやって出塁するか。2人がかり、3人がかりで1つの出塁を作り出すにはどうすればいいか。そのために、どういう打者をどういう順番で並べるか……まだまだ考えうることは山ほどある。
序盤だけでいい。1回から3回までだけ、徹底的にいろんなシミュレーションをする。とにかく1回に得点。ダメでも2回には得点。それもダメならなんとか3回には得点。そういう意識で野球を考え直さなくてはいけない。

コメント

  1. こうさん より:

    昨日の試合後、西の入団会見を観直してしまった。矢野監督は「キャリアハイが確か12勝。13勝はしてくれるはず。」と語っていた。西は「もちろん勝ち星も大事だけど、試合では一回でも多く投げて中継ぎを楽にしたい。」と語っていた。西は宣言通りのことをしている(やろうとしている)。矢野監督は1年目でブレている。開幕前、何て言った?何が「超積極的野球」だ⁉️俺が矢野野球を「5年、我慢する」と言ったのは「来季に繋がる1年にしてくれる」ことが大前提。「1年目、こんな種を撒いたから、どんな芽が出てくるだろう❗」とワクワクしたいのだ。今シーズン、ここまでは課題ばかり浮き彫りになっている。ここの住人の皆様は、その課題が「克服されるよ」とは楽観視していない方々ばかりだと思う。そんなに簡単ではないから。来季への希望が近本の記録だけでいいのか?1年目の近本に、どれだけ責任を背負わせるんだ?ベンチよ、無能を認めろ‼️なんで、この順位で選手が「ミスしたら…」とビクビクしながら野球をやってるのか?ベンチがミスにビクビクしている野球をしているからだろうが‼️

    何が「伝統の一戦」だ⁉️外国人にバントをさせてチームを律した原監督。その時点で負け。

  2. 設楽文男 より:

    昨日の試合は典型的な弱いチームの負け方でしたね。一点先行されそのままずるずると回が進んで七回に追加点を取られご臨終。その後ほんの少し反撃したが、時すでに遅し。能見には気の毒なことをした。いくら最近調子が良いといっても四十歳の身にとって使われすぎ。めったに弱音をはかない能見も流石に、自分自身の状態が問題なので。と言っている。たら、れば、を言ってもはじまらないが、もう一イニング早く一点でも二点でも取っていれば流れは変わったはず。矢野監督が現有戦力で最良のスタメンと判断してのオーダーで負けたので、どうしようもない。結局力不足ということ。二軍で使えそうな者はいないか調べてみても皆打率二割ちょぼちょぼ、ウエスタンリーグで一時二位に六ゲーム離して独走していたが、僅かの期間にソフトバンクに5,5ゲーム離されて三位。ファームは勝敗より選手を育てる所といっても、個人成績を見ても話にならない選手ばかり。来年はいないはずのナバーロなんか未だ使っている。中谷なんか完全に腐ってしまっているように見える。昔ヤクルトでホームラン王を取ったパリッシュがヤクルトを解雇され一年だけタイガースでプレーして帰国する時タイガースの一番の問題はヤングキッズがいない事。といっていたが、まさに、今の状況に似ている。他のチームは指名しないような選手をタイガースは平気で指名している。という話も出ている始末。この辺から直していかなければ、毎年同じ様な事の繰り返し。改革の道は長くて遠い。(今はその当時より少しはましと思っていますが)

  3. 西田辺 より:

    20分以上の時間をかけて、相手先発高橋を攻めながら結局無得点。
    先頭の近本がセフティバントで出塁し、二盗三盗で先制点の奪取にお膳立てを
    してくれたにも拘らず、二番北條・四番マルテがいずれも見逃し三振。
    一体どういう役目を背負って打席に入っているのかが分からない。
    もう今のチームの状態なら、外国人だからと言って何でもかんでもフリーに
    打たせている場合じゃないですよ。
    放っておいても点に繋がる打撃をしてくれるでもなく、ドカンと問答無用の
    長打を放ってくれる訳でもない。
    かと思えば、指揮官は「変えてやろうと言う気持ちを持って」と嘆く。
    取り様によっては、全て選手に頼り過ぎてませんか?と感じる。
    タイガースは、ベンチから試合を動かそうとする動きが極端に少ない。
    点が取れずに苦しんでいるチームに、やれ自分達で何とかしろと言うのにも
    限界がありますよ。
    今時、選手の能力だけで勝てるほど現代野球は甘くありません。
    ベンチが選手の手助けしてあげてくれませんかね?
    外国人のバントと言う事の是非は置いとくとして、矢野監督にあの指示が出来ますか?
    最近、糸原の起用に疑問を生じてる。
    ソラーテが来たからと、セカンドからショートに移したり昨日の様に代打1打席
    だけの出場だったり。
    疲れを考慮するなら1試合丸ごと休んでもいいのにと思ったんですが、この糸原には
    連続試合出場が続いてる事に気付いた。
    未だにこんな事を選手起用の基本にしてるのなら、そりゃ強いチームになれる訳がない。
    選手を鍛える事と、チームを作り上げる事とは切り離して考えた方が良いですよ。

    広島のバティスタ選手がドーピング禁止成分が検出されたとして出場選手登録を
    抹消しました。
    検出された成分は何かわかりませんが、6月にA検体で陽性が出たにも拘らず
    ずっと出場させていたのはどういう判断だったのでしょう。
    ドーピング禁止成分と言っても、筋肉強化だったり集中力が向上したりするものや
    以前は目薬や育毛剤でも引っかかった選手もいます。
    どういう裁定が出るか分かりませんが、残念ですね。
    陸上などの個人競技なら、その選手の記録が抹消されたりするんですが、団体競技
    だと個人の記録もましてやチームの勝敗にも何の影響もない。
    これからNPBがルールの取り扱いや、防止措置にどう動くか注目したいですね。

  4. タクロー より:

    信念なきスタメン。執念なき敗戦。

    2番ショート北條? 7番レフト陽川?
    相手投手が左やから右打者スタメンなのか。そこに信念はあるのか。一気にテレビ観戦意欲を失くしてしまった。
    昨日、ショート木浪は1安打、ライト高山は2塁打含む2安打。陽川は今季49打数5安打。.114。指揮官はどんな理由があって陽川を起用したのだろう?福留や糸井の後継者になってもらわなきゃ困る高山を相手投手が左であろうと右であろうとスタメン起用をしないのは何故か?まるで1年前の金本監督と同じじゃないか。取っ替え引っ替えのどっちつかず。挙げ句の果てには選手にやり玉にあげる。「プロとして恥ずかしい」、、責められまくって負けた監督がスポーツ新聞の記者に吐く言葉じゃないだろう。
    去年と同じ道をたどって転げ落ちていく。今季も何の実りもなく終末を迎えてしまうのか。

  5. おかぼん より:

    何を言っても愚痴と繰り言になってしまいそうなので,少し気分を変えて「虎バカ川柳教室」を。

    今日はtorao先生から,課題として五・七・五の上の句をいただきましたので,川柳を完成させるべく下の句を考えてみました。

    上の句 「追いつけず 引き離されて ちょろり打つ」

    A 夏の終わりに 宿題多し
     (一言感想)昭和の時代の夏休みに比べ,今の小学生は宿題が多く保護者も大変だとか。打撃も守備も課題満載で手伝えぬファンは気が重い。

    B 去年(こぞ)の姿を 秋の大山
     (一言感想)季節はもう秋だというのに,猛暑で暑苦しさがつのるばかり。昨年9月の,爽快な打撃が思い出されることだなあ。

    C それにつけても 点の欲しさよ
     (一言感想)初回の坂本の当たりは「ツキはウサギに 非は西に」ではありません。今はどんな上の句が来ても,結局こうなるのだなあ。

    • いわほー より:

      D 猛虎着ぐるみ ねこパンチ
       (一言感想)「猛虎」という別称も「毛虎」くらいに改めてもよいかも。アンパンチ論争ならぬネコパンチ論争がオフに巻き起こりそう。

  6. ジュビロタイガース より:

    木浪は調子が良いから使って欲しかった。北條の調子も良いからスタメン止むなし。高山はもっと使って欲しい。陽川、ソラーテは何故使うのか。

    1点負けてるから能見は止むなし。当然岩崎は無いし、島本との天秤。ただ、ピンチの場面でもっと交代を早くして欲しかった。ジグザグ打線で迷いがあり、消極的だった。

  7. 虎轍 より:

    打てんね。
    勝つという意識がベンチから伝わってこないね。
    笛吹けど選手踊らず?
    ちゃんと笛を吹いてるか?
    試合前からしっかり準備をして練習してるか?
    頑張らんかい!
    頑張るんと気負うのは違うんやぞ!
    意地を魅せろ!
    覇気を出せ!

  8. yalkeys より:

    ドーム決戦を見るために時間を空けているのですが、なんか空しい今日この頃です。このカードシーズン途中で3連戦3連敗が3度、ひょっとしたら4度目の3連敗かも・・が心配です。8回連続HRで挽回の気配を見せましたが、所詮そこまでの展開でしたネ。

  9. 尼崎のひでさん より:

    この3連戦の結果次第では、あわよくばCS進出。
    救援陣の状態、力からすれば他球団にとっては短期決戦で、驚異のチームになるハズだったのに、まさに痛恨の連敗。

    気持ちが沈んだ中、神戸そごうで開催のサンテレビボックス席へ行って来ました。
    過去映像、特に70~80年代の映像は懐かしくずっと見ていました。
    映像の中の 湯舟、薮、川尻等を見ていると、あの頃も今と同じで投手はしんどかったなあと思い出します。
    先発投手は今より長いイニングを投げても、報われず打てない打線に泣いていましたわ。
    薮や川尻は契約更改の席や記者にぶちまけて、ひんしゅくを買っていましたが、気持ちはわかるよ。

    高橋も西も充分押さえているのに、今年も打てなさすぎ。
    初回や序盤に大量得点のチャンスがあるのに、取れず。
    中盤はどんより沈黙、そのうち相手に逆転され、少し抵抗するがストッパーに押さえられておしまい。

    途中の情報に腹が立つ。
    スコアラー 「相手投手はそんなに良いと感じない、コースを絞って打って欲しい」願望?
    濱中打撃コーチ「前回対戦より調子自体は良くない、甘い球を狙って攻めたい」願望?

    もうモノクロ時代の分析力。
    データスタジアムや球辞苑、フルカウントがらみの、どなたかに来てもらってカツをいれてくれないかな。同じ投手に押さえられ、新人投手の手頃な練習台、ベテラン投手のリハビリ相手。
    チームとしての意地を見せて欲しい。

  10. 星の輝き より:

    昨日の試合は殆ど見てません。
    高校野球の方が面白いですから・・・。
    (ドーム球場とはいえ何故この時間にゲームを始めるのか?意味が分かりません。読売のことですから何か嫌らしいことを考えてるのかもしれませんが、少なくとも高校野球よりは上じゃとの驕りは感じてしまいます。)

    ただトラオさんご指摘の序盤ダラッと考えている点については至極同意です。
    立ち上がりにどういう傾向があるピッチャーなのか・・・。
    今日の出来はどうなのか・・・。
    そこを考慮に入れてどういう作戦を取るのか・・・。
    まさか何も考えていない訳ではないでしょうけど、結果としてダラッとしているんですよね。

    いつも感じるのは(金本時代からですが、いやもっと前からか・・・)阪神の攻撃には嫌らしさというものが全くないことです。
    相手ピッチャーは楽だろうな・・・見てていつも思います。
    判で押したような攻撃の連続ばかりです。
    矢野監督は頭の悪い学級委員長(妙にノリだけはいいですけど)みたいですね。
    取柄は素直さ真面目さだけで、今のままではプロ監督の適性は無いと言われてもしょうがないでしょう。

    今ほど陽川が代打で出て三振しましたけど、カウント3-1となった次のストレートを振り遅れてその次の外角の(ストライクかどうか)怪しいストレートを見逃しました。
    何を考えてるんだ?と言いたい。
    カウント有利な場面で変化球でも待っていたんでしょうか?
    明らかにストレートへの対応が出来ていない始動でした。
    こんな選手はクビですよ。
    いつまでたっても成長しない。

    最近は梅野使わずに原口や坂本を使うことが多いですが、何か理由があるんですかね?
    怪我でもしているんでしょうか?

    いずれね、もう今期は順位などどうでもいいです。
    ドラフト戦略含めて、中途半端な選手は退場してもらってやる気のある選手を使って欲しいですね。

  11. サヨナラ3ラン より:

    No Tigers No Life
    この意識と言うか生活パターンを
    続ける以上は何も変わらないよ。
    所詮は興行なんだし 価値観に正解は
    ないから是非もない。
    だけど勝つことを求めるならファンが
    先ず変わらないと未来も変わりません。
    このチーム、球団、企業は ある意味
    ファン気質だけで存続しています。
    かなり稀有な存在と言えると思いますね。

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