リード守れず劇弾食らう

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ぐわっはっはっは!どうだ、我が阪神タイガース様の力を思い知ったか。このセ界は、森羅万象すべてを司る、我がタイガース様のコントロール下にあるのだ。さて、どっちのチームを優勝させてやろうかな。おお、この全能感、たまらん!!……虚しいからやめよう。

あれだけヒットを打ったのに中盤以降残塁だらけの拙攻で追加点を奪えず、流れを失って逆転を許した。まあ教科書的にはそういうまとめになるのだが、私はちょっと問題意識が違う。
福留以外は大した実績のない阪神タイガース野手陣。課題は「打てない」である。ただし、並んでいるメンバーはいずれも振れるし、飛ばせるし、当てられる。足りないのは精度だ。投球に対する対応であったり、山の張り方、的の絞り方、トライアンドエラーを繰り返しつつ、自分の技術として身につけていく。そこには経験が必要になるから、それに時間を費やすのは悪いことじゃないし、やろうとしていることを検証しながら精度を高めている限りは失敗はかまわないと思っている。チャンスで力まない、チャンスこそ精度を上げるというのも経験が必要。結果として拙攻になったってかまわないと思っている。
ましてや中盤までに4点差をつけたのだから、今のタイガース打線を思えば上出来なのだ。

投手についても課題認識が必要だ。先発投手はそれぞれ課題が違う。遥人や望月(いったん中継ぎ待機に回っているようだが)といった若手は、極論すればリスクを負って経験させる甲斐がある。ちょっとずつ背伸びをさせて、チャレンジに成功してくれればしめたもの、自信になる。もし失敗したとしても、それが糧になる。

秋山の課題は、キャンプから万全の調整はできていないが、そんな状況でもなんとかする技術を身に着けているところだ。ベストではないが体調面がようやく整ってきて、そこそこのものは出せる。ただし、あくまでも圧倒的な威力でマウンドに君臨するのは来季以後の話であり、今季は台所事情とも相談しながらだましだましイニングを食うというのが秋山の役目だ。
だからだましきれなくなっているかどうかをベンチが的確に判断できるかがすべて。

何が言いたいか。5回終わって3点リード。4点を取っている。現有戦力を考えれば、これで試合を落としたら、それはベンチの責任。
その選択は、勝つためなのか。それとも、育てるためなのか。それとも残り試合完走するためのパワーセーブなのか。もうぼちぼち最後のは外してもいい時期なのだから、前2つをどれだけ意識しつつ意思決定できるか。矢野監督も来季に向けて、「決める訓練」をしていかなきゃいけない。

コメント

  1. とらかっぱ より:

    勝ち切れず、残念です。6回で4点差から引っくり返される展開はタイガースではあってはならない。とは言え打たれた救援陣より取れる時に追加点を取れなかった攻撃に責任が大きいと思います。

    秋山は今季に限っては5回80球が限界ですね。冬に走りこめてない影響はやはり大きい。メッセが長年活躍できているのもそれがあっての事。先発組はここ重視で行ってほしいですね。

    全般的には粗いゲームでした。エラーや牽制死、バント失敗とこんなことやってちゃ勝てへんやろって内容。これが今季のタイガースの象徴なのでしょうが、選手個々の技量不足に加えコーチの指導法やゲーム中のアドバイス・叱責にも問題があるのだと思います。北條の送球エラーはランナーロペスの足を頭に入れたら焦る必要もないしワンバンで投げれば問題なかった。実際次の機会ではそうしています。多分エラーのあとに指導があったものと思われます。ほかのミスも普段からの意識づけが低いので緊張感無く、起こった後に「ああしよう、こうしよう」ってなってるのではないですか?済んだ後に言うことは誰でも出来ます。事前に予見・想定したうえで危険予知させることはコーチの仕事ではないのですか?一般社会でも当たり前に行われてることが出来ていないと思うととても残念です。

  2. yalkeys より:

    10回裏のベイの打順を見た時、不吉な予感が頭をよぎり、それが現実となってしまいました(涙)。残念だったのは、その前の攻撃で内野安打の近本が牽制球でアウトになったことです。なんかピリッとしない動きでアウトになりましたが、あれは重大チョンボでしょう。個人的に応援している選手だけに悔やまれます。ベイの長打攻勢にやられましたが、両チームのパワーの差が如実に出たゲームでした。それを分かっていて打たれたので、大いなる反省が求められます。本日は、青柳に頑張ってもらうしかありません。

  3. 西田辺 より:

    秋山途中まで良いピッチングでしたけどね。
    相手横浜は2・3・4・5番にホームランですか。
    中盤、チャンスをたくさん作りながら点に結び付けられなかったのが
    痛かった。
    原口がスタメンマスクの時、試合展開がどうであれ途中で代えるのが
    恒例になってますが、あれはどうなんでしょうかね。
    それだったら最初から梅野で行けばいいのに。
    それだけ原口に信用がないのなら、余計に両者に負担がかかるだけ。
    監督自身が、試合途中での捕手交代は難しいと何度も言っているのに。
    継投も何か型にはまり過ぎな感がありました。
    7回、右打者が続くところに岩崎を投入し、8回に左打者が多くいる所に
    PJを持ってくるとか、もう少し柔軟性を持っても良いんじゃないかと思う。
    まぁ、優勝目指してるチームとCS圏内争いしているチームの差が出たと
    言ってしまえばそれっきりですが。
    本当にCSに出たければ、リハーサルを兼ねて短期決戦モードの戦いに
    移行しても良いんじゃないでしょうか。
    1点をどう取る、1点をどう守るという事に関しては、昨日なんか格好の
    ゲーム展開でしたけどね。
    シーズンも時期によって戦い方が変わることも、覚えても良いんじゃない
    でしょうか。
    一戦必勝とマスコミに言うのなら、その戦いを見せて欲しいですね。

  4. 虎轍 より:

    勝てる試合をきっちりと勝っとかんとアカンねんて!
    秋山は打撃陣が得点してくれたイニングの裏に失点してるようではアカンで!

    なんで三塁前にセーフティバントして筒香を疲れさせとかへんかったんや?
    北條はしてくれたが、筒香を疲れさせんとアカンかったんやて!

    筒香に相性の悪い能見をワザワザ投げさせんでもなぁ…
    左対左か?データは無いんか?

    せっかく上位が揃って負けてくれてたのに勿体無い。
    今日も負けてDeNAの援護に回るんか?
    読売に優勝されんのも気が悪いからそれでもええけど、諦めずに頑張れ!
    青柳!頑張れ!

  5. 星の輝き より:

    toraoさんの仰る通りだと思います。
    昨日の敗戦はベンチの責任です。
    結果論ですが、秋山はツーラン被弾で即交代でした。(本当は5回までで良かったと思います。)
    矢野監督は勝負勘とか嗅覚とかそういうものが備わっているようには現状感じられません。
    それ以上に見極めが出来ていません。
    相手選手の状態は元より、自軍の選手の状態でさえ・・・。
    愛情というのは時に人の目を曇らせます。
    監督の人間性はとても素晴らしいですが、勝負は非情なものです。
    残された数試合は、自分の修行の機会だと思って長年培ってきた経験を基に、セオリーに拘らず試合の流れの中で両軍の選手の変化を見逃さずに全部勝つつもりで戦って欲しいです。

    しかし毎年タイガースの戦いを見ていると、子供の夏休みの宿題が思い浮かぶんですよね。
    結構前半戦は上位にもなってその時の監督のコメントは「今は順位ではありません。まず5割キープで・・・。」と余裕綽々で少しだけ自戒の念を表したぐらいにしていて、結局は溜めていた課題が夏以降一気に噴出して負けが込み始めると焦りが出て、結果相応の順位に甘んじてしまい・・・。
    自分自身の不甲斐なさを感じ落ち込みもし、やる気も起きるんだけど、冬休みや春休みもなんかダラッとして過ごしてしまい、また次の年の夏休みの宿題も同じような展開になってしまう。
    まぁ他人のことばかりは言えませんけど、タイガースって毎年こんな感じですよね?w
    実に人間らしく愛らしいチームとも言えるでしょうけど、まぁファンとしてはキツイですなぁ。

    • 星の輝き より:

      一昨日の球団マネジメントの話ですけど、ここで固有名詞を出すのはどうかと思いますが、以前ここに書いたこともある(株)ドームの安田氏にお願いしたいです、個人的に・・・。
      阪神には世界に誇る甲子園球場とタイガースファンというキラーコンテンツがあるのですから、他の球団や他のスポーツを圧倒的に凌駕するスポーツビジネスが展開出来ると思うんですけどね・・・。
      球団周辺の再開発のニュースも見受けられますし、少子化の懸念事項はあるものの、場合によってはインバウンド含めてアジア中心のマーケット展開なんて凄く面白いと勝手に思ってます。

      ただ、それにはやっぱり阪神が強くないといけませんからね。
      歴史や人気に胡坐をかいてないで、他の追随を許さないような球団経営をお願いしたいですね。

  6. こうさん より:

    数日前のコメントに「来季も一軍コーチは変わらないだろう」と書いた。面子はもちろんだが「コーチとしての成長」もある。

    来季も腹を決めて応援しないとね。

  7. 設楽文男 より:

    矢野監督は負けた原因はいろいろあるが、と言っているが、一番の原因は自分の采配ミスでしょう。そのことを認めなければ、監督をやっている資格など無い。選手起用の順番が理にかなっていない事が多すぎる。人選も大いに間違いだらけ。ベイスターズの最強打者が並ぶ10回の裏、能見ではないでしょう。能見はホームランバッターの筒香に弱いことは素人でも知っている。何とかこの回をしのげば展開が変わっていたはず。能見は11回でもよかったはず。それでも勝負がつかなかった場合は仕方ない、残った投手に後を任せること。残りの投手を信頼していないのでしょうね。それにしても、人気が有り、マスコミやその他の外野からの非難を気にしてか、鳥谷と心中するつもりなのですかね?一瞬でもCSなんて期待した自分が馬鹿だった。タイガースというチームの今までの特性、肝心な試合は必ず落とす。まあ残り試合は気楽に見ましょう。ただし、選手の気の抜けたプレーや首脳陣の頭の中を監察しながら。

  8. NT より:

    毎度言っているが、やはり矢野監督の采配は勝負に徹し切れていない。普通なら、球数もいっていないし、秋山続投だろうが、残り20試合を切って一戦必勝で、救援陣も惜しみなく使うのではなかったのか? 3回までは完璧だったが、4回くらいから制球がばらつきだし、捉えられ始めた。そして6回は三巡目に入り、ソト、ロペスときついところ。半端に点とられてリード縮められてからリレーに入るより、4点差で余裕をもって救援陣につなぐべきだったと思う。実に勿体ない試合でした。

  9. 虎世界一 より:

    なぜ6回頭から投手を変えなかったのかに尽きる。秋山は4回まで良かったけど5回は球が浮いてコントロールが無くなってきていた。6回から自慢の投手力をCSで戦う相手に見せつける絶好のチャンスでもあったのに。矢野監督は相手の嫌がる野球を目指してるつもりだが、こっちのチカラを見せないと嫌なこともわからんやろ。
    中継ぎ投手を温存させようとして追いつかれて延長入って、結局投手陣をようけ使った挙句の敗戦を真弓監督以降何回も見てる。野村星野岡田采配の何を見てたん?

  10. ジュビロタイガース より:

    勿体無い勿体無い。秋山をスパッと替える攻めの継投をしないと。何のための望月か、守屋はどうした。
    PJは無被弾でシーズンを乗り切れると思ったが無理だったか。
    スリーノーから北條は待てのサインだったのか、なのにスリーバントは謎。
    チャンスで代打鳥谷は慣れたので謎では無いけど。戦力なの?戦力外なの?
    ベンチとフロントがチグハグでは、強くなっていかないだろうね。現場で欲しい選手を獲ってこないもん。

  11. 正ちゃん より:

    2003年4月11日を思い出してほしい。あの時、矢野監督は捕手としてグラウンドにいたはず。野球の怖さを身をもって知っているはずです。
    もっと、グラウンドでは非情に徹してほしい。昨日、解説の仁志が、北条のバントについて、スリーノ―でもバントさせるのはベンチの指示を北条に徹底させる為、という事を言っていましたが、私には意味不明でした。相手投手がコントロールが悪い状態なのに、わざわざ 1 outを献上する野球は好きではありません。相手チームにとっては最高の贈り物と思います。矢野監督は、自身がもっと成長してほしいし、コーチ陣もです。オフに他球団の秋季キャンプを見学したら如何でしょうか。必死になってほしいです。

  12. なかっち より:

    セリーグ優勝の鍵はタイガースが握ってるように思います。
    最近のセリーグの戦いを見ていると、タイガースに勝ち越したチームは浮上し、負け越したチームは負けが混む。
    そんな印象を持ってます。
    甲子園でタイガースに負け越した読売はあれから4連敗。一時期首位に迫った横浜はその時タイガースに勝ち越しました。今回はどうなるか楽しみです。
    CSのチャンスがまだまだありますが、読売優勝のアシストはしてほしくない。複雑な心境ですね。

  13. タクロー より:

    お見事!JAPAN4番 敵ながら

    見事なホームランだった。劣勢から長距離砲がドカンドカンと放り込み挽回して、チームにあきらめず、へこたれずの勢いをもたらし、仕上げはやっぱり4番が似合う筒香が決めた。スタジアムに駆け付けた横浜ファンはサイコーの夜だったろう。

    私も経験済み。5月29日延長12回髙山の代打サヨナラ満塁ホームラン!現地観戦サイコーだった。あれからどんどん行けるはずだったのになあ。あれから、髙山はホームランは1本だけか。さみしいなあ。

    昨夜はヤクルトの山田もサヨナラ満塁を決めたという。筒香と山田、2009年と2010年のドラ1。大ブレイクしたのはどちらも2014年か。高卒4,5年め。筒香は.300で22本。山田は.324で29本。どちらも3年目くらいから目が出てきてほどなく大ブレイク。主砲候補生として特別枠で育成されたわけでもなかったんじゃないかな?

    何はともあれ1軍の公式戦は、何が何でも勝つことを第1に戦ってもらいたい。育成を優先するなんて、鳴尾浜でやってくれよ。勝利の確率が高い選手で戦ってほしいものだ。指揮官が勝ちに行くという強い意志をもって采配、選手起用を徹底してもらいたい。
    テレビカメラに時折ベンチで矢野監督を真ん中に、清水ヘッド、福原コーチが雁首揃えた姿が映されるが、なんか表情もなく、強い意志も伝わってこない。とにかく、昨夜の敗戦は勝負勘のなさ、あまりに消極的な作戦、ベンチ選手の一体感のなさが招いた結果だと思う。油断、隙を見せれば、チームがひとつになって向かってくる相手に付け込まれて流れを持って行かれる。

    何はともあれ、青柳には踏ん張ってもらいたい。
    おっ!スタメンに大山の名前。チャンスは自分でつかみとれ!

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