メンタルトレーニングは有効だが本質ではない

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阪神 愛ちゃん銀導いたメンタルトレーナーを招へい!若虎に五輪魂注入だ!(デイリー)

メンタルトレーナーの導入は有効だけれども、本質ではないという話(1行で終わっとるがな)。
勝負師にとって、「弱気」「気の迷い」は大敵だ。それによって集中力をそがれ、力が発揮できなくなるからだ。弱気の虫が顔を出さないようにするための方法論がメンタルトレーニングだと大雑把に定義できるが、じゃあメンタルトレーニングによって弱気の虫を封じ込めた者どうしが対決したらどうなるか。それでもやっぱり勝者と敗者に分かれるわけで、勝者はますます自信を深め、敗者には「メンタルトレーニングだけでは勝てない」という現実にぶち当たる。

大企業の経営者の中にも、メンタルトレーニングを導入したり、企業経営の経験などないコンサルタントに意見を求めたり、占い師に助言してもらって成功している例がいくらでもあるが、そうした助言やトレーニングが本質なのではなく、それらによって慢心を抑制し謙虚さを取り戻したり、感覚を研ぎ澄ましたり、背中を押してもらったりすることが結果に結びつくのだろう。ある種の「気休め」だと承知の上で、うまく活用している経営者も多いはずだ。

ならば、「心理」の本質はどこにあるか。それは本人の意志のみだろう。

科学の進歩により、ある程度「心をコントロール」できるようにはなっていると思う。ただ、志の高い選手であれば、すでに個人的にメンタルトレーナーを付けている人も多く、もはや大学や高校の野球部でもメンタルトレーニングを導入しているところも増えている。それにつれて、だんだん「ありがたみ」も小さくなっている。今後はますます「気休め」とわかって使われるようになっていくと思う。

なんつったって、人間心理の世界はそう簡単なものじゃない。簡単だったら面白くもなんともないしね(笑)。

コメント

  1. 西田辺 より:

    メンタル面で強化したからと言って、技術面が大幅に飛躍するわけじゃ
    ないですからね。
    仰る通り、本番でほんの数㎜後押しされる程度。
    そのメンタル面での弱さの大半は、自らの技術に自信がないとか練習に
    対する量への不安だったりしますから。
    結局、技術や体力面で不安が解消されれば、メンタルの大部分は補える
    と思いますよ。
    その上で、更なる上積みとしてメンタル面でのトレーニングや気づきが
    あれば、落ち着きや不安解消になる。
    例外として、イップス等の精神面が起因するマイナス面くらい。
    そんなもの不必要、とバッサリ切り捨てる事はないけど、それに頼り切るのも
    如何なものか。
    心技体と言う言葉をよく聞きますが、私的には
    「体」トレーニングを十分に積めるだけの体力と丈夫さ。
    「技」その世界で生き抜く技術
    「心」体や技を支えるメンタル
    の順番だと思ってます。
    心を強くしたければ、まず体と技だと思いますよ。

  2. いわほー より:

    その昔、極度のあがり症だった阪急ブレーブスの今井雄太郎投手。
    ついたあだ名が”ノミの心臓”。
    二軍で好投しても一軍に上がると結果を出せない日が続いたのを見かねたコーチが、酒好きと知って飲ませてマウンドに上げたら見違えるように好投したという逸話が。
    それがきっかけで通算130勝しましたからね。
    まあ、メンタルで100%の力を120%にすることはできなくとも、メンタルが災いして50%しか力を出し切れない部分を80%や90%でも引き上げる力をメンタルは持っているはず。
    本質的ではないにしろ、選手によっては大事な要素だと思います。
    藤浪、江越、陽川・・・。一度、飲んでやってみっか?w

  3. 虎轍 より:

    球団としては外国人助っ人をシーズン前から大量に獲得して、シーズン途中からの補強はしない。
    メンタルが弱い選手のためにメンタルコーチを用意した。
    過去の失敗は繰り返さない。って感じで用意周到やと思えますね。
    逆にこれだけしたんやから、あとは優勝するだけ。って感じなんかな。
    まぁ失敗を繰り返さずに優勝をしてくれたらええんですよ(笑)

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