決まっている2020シーズンが始まる

スポンサーリンク
定期投稿

誰も経験したことがない6月19日から120試合のペナントレースがいよいよ始まる。
例年なら4月、5月は5割でいいよというところだが、その「入り期間」がないとなると、どうしても焦るだろう。
それでも6月は5割でいいよ。短いようで長いペナントレース。中盤までに手応えを掴み、終盤で力強く勝っていけるように。その足場を固めるシーズン序盤にしたらいい。

さて、それに先立ち、18日には、特例により上限31人(ベンチ入り26人)まで登録できることに一軍登録選手が公示された。
以下に所感を加えた一覧などを。

【一軍登録選手 30人】

●投手(12人)
能見、西勇、岩貞、藤川、谷川、エドワーズ、守屋、青柳、小川、岩崎、スアレス、ガルシア

内訳は、先発が4人と救援が8人。先発は追って下から2人(秋山・ガンケル)が登録され、ガンケルが登録されるタイミングで外国人投手1人(エドワーズかガルシア)が抹消されるだろう。
クローザーは藤川、セットアップマンにスアレス。これはハマってほしい。

●捕手(3人)
坂本、梅野、原口

NPBを代表する守備力を誇り、攻撃面でも期待が持てる梅野が主戦なのは変わらない。でも、先発投手とセットで原口、坂本を先発させる日もありそう。ライバル争いをしながら消耗を分散できるのであれば理想的だ。

●内野手(10人)
上本、木浪、北條、大山、マルテ、糸原、ボーア、陽川、荒木、植田

4つのポジションしかないのに登録は10人のアンバランス。なんと二軍には育成の藤谷を含めて余りなしの4人しか残っていない。10人のうち大山、陽川、荒木、植田は外野も兼任。
当面レギュラーになりそうなマルテとボーアはそれほど守備がひどいというほどでもなかった。でもとにかく打つ方で頑張れ。二塁、遊撃は相手投手との相性で交代になりそう。

●外野手(5人)
近本、糸井、福留、髙山、江越

こちらは少なめ。髙山と江越はこの大チャンスをものにしてレギュラーの一角を奪いたい。

【一軍登録されなかった選手 38人(+育成6人)】

●投手(24人+育成3人)
西純、馬場、藤浪、中田、岩田、呂、尾仲、小野、髙橋、高野、才木、浜地、及川、福永、秋山、川原、齊藤、ガンケル、飯田、望月、桑原、湯浅、島本、伊藤和
(横山、石井、牧)

秋山とガンケルは登板日待ち。その他の「先発ローテ予備隊」は、中田、岩田、飯田が第一列にいて、藤浪と髙橋は体調回復待ち。さらに過去ローテ経験のある小野、才木、望月も控える。将来有望な西純や及川も使っていくのだから、二軍のほうも熾烈な先発ローテ争いになっていく。
リリーバーは、実績ある桑原、島本、浜地、高野、伊藤和が控え、若手にも福永や齊藤ら面白い存在が並ぶ。「代わりが利く」戦力構成になっている。

●捕手(4人)
長坂、岡崎、片山、藤田

長坂と岡崎はすぐにでも一軍の3人と交代可能な予備戦力。片山は左代打の一角も視野に。藤田は将来の主戦、主将を目標に経験また経験。

●内野手(3人+育成1人)
熊谷、小幡、遠藤
(藤谷)

アンバランス登録と慢性的内野手不足のおかげで、経験機会が得られるのは成長の大チャンス。特に小幡と遠藤は来年の自分を意識して。

●外野手(7人+育成2人)
井上、伊藤隼、サンズ、島田、中谷、板山、俊介
(小野寺、奥山)

それぞれに現状打破を掲げるメンバーたちが大望かなわず二軍スタートとなった。それでも「これから!」巻き返せ。
最終的にサンズは打つという呪文を唱え続けたい。
井上には4番打者として優先的に経験機会が与えていいし、そうなるだろう。

さあ、野球ファンのごく一部では、「優勝するチームはすでに決まっている」という今シーズン。決まっているのなら、それはそれで「つまらない」けれど、いったいどうやって優勝するのか、面白く見させてもらうことにする。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    コラムでの的確な解説ありがとうございます。
    選手評はおっしゃる通りだと思います。

    一軍「微大砲」の20代後半の先輩たちがもタつくようから、井上君が一足飛びに上がって来て掻き回してくれると面白いです。

    ボーアは練習で9発打ったようですが、練習のような甘い球が来る事を祈ります(笑)。

    東京はコロナ感染者も増えており、野球を始める事への不安はありますが、そんな不安には
    ♪グッバイ♪
    ♪それじゃ僕にとって野球は何?♪
    ♪答えは分からない 分かりたくもないのさ♪
    ♪たった一つ確かなことがあるとすれば♪
    ♪「優勝は阪神だ」♪

    野球が世の中を明るくするでしょう。

  2. 正ちゃん より:

    開幕の朝を迎えました!我が阪神は宿敵・巨人との闘いからスタート!
    インスタグラムで開幕直前の監督選手の動画を見て、共に「異体同心」で戦うぞ!と燃えてきました。冷静な分析は、トラオさんの仰る通り。今日だけは、心のままにテレビ画面の前で、応援したいと思います。そう、どこにいても阪神タイガースとファンの心は一つ!声高らかにタイガースを応援しよう!さぁ、共に戦おう!共に走りだそう、日本一へ向けて!

  3. こうさん より:

    昨日の夜は開幕前の気持ちを高める為にARBの曲を聴きながら「この一瞬をずっと待っていたんだぜ‼️」と何度も口ずさんだ。

    タイガースには成長著しい「守護神・梅野(敢えて)」がホームを守りながらグラウンドを見つめる。経験したことがないコロナによる6月の開幕戦。けど梅野なら堂々と乗り越えてくれるはず。これほど信頼できる選手になるとは、いい裏切りだ。

    ①誰もコロナに感染しませんように

    ②コロナに神経質になるあまり怪我をしませんように

    ③誰も無観客の球場に心を折られませんように

  4. 西田辺 より:

    球春到来と言うには、温度も湿度も上がり過ぎましたが、ようやく
    この日を迎えられましたね。
    今日は全国的に天気が思わしくなく、神宮やハマスタは雨予報。
    いきなり強行するのか、月曜日に予備日が設定されているのでそこまで
    無理はしないかも知れませんね。
    セ・リーグは来週も関東での開催ですし、移動に無理はかからないはず。
    月曜日の予備日設定は良いですね。
    来年以降も検討して欲しい。
    今日の先発は、タイガースが西勇で読売が菅野。
    3回くらいで菅野をKOして、あとは左団扇で見たいところ。
    さぁ120試合、全力で突っ走ろう!

  5. とらかっぱ より:

    ようやくですね。菅野をボコスコ打って西がバシッと抑える。ヘタすりゃ途中で眠たくなるような一方的な展開で大勝と行きたいですね。我々もですが選手が溜め込んだ鬱憤は相当なものでしょうからこの一試合、一撃、一球に吐き出してしまいましょう!

    私は初戦からスアレス→球児の2020版勝利の方程式が観てみたいです。

  6. 虎轍 より:

    いよいよ今夜開幕ですね。
    矢野監督は3ヶ月前に開幕してたら、ヤクルト戦の開幕スタメンは

    右 糸井
    中 近本
    三 大山
    一 ボーア
    左 サンズ
    二 糸原
    捕 梅野
    遊 木浪
    投 西勇
    って言うてましたが、今日の開幕スタメンは大山のとこにマルテ、サンズのとこに福留が入る布陣になるかな?って感じでしょうね。
    ノムさんの好きな言葉「信は万物の基なり」もあります。タイガースを信じよう!
    矢野監督を信じよう!
    頑張ろうタイガース!
    頑張ろう日本!

  7. いわほー より:

    初回、阪神は立ち上がりの菅野を攻めて2点先制。
    西は慎重な立ち上がりで巨人を5回までゼロに抑えるも、6回つかまって2-2の同点。
    しかしその裏、近本が内安打で出塁。盗塁とマルテの進塁打で一死三塁。
    ここでボーアが右中間深いところへのセンター犠牲フライで1点勝ち越し。
    西は7回を2失点で終え、8回スアレス、9回球児がなんとか巨人打線を抑えて3-2で開幕戦を勝利で飾る!

    ええ、白日夢ですがナニカ?

  8. ジュビロタイガース より:

    ようやく、ついに来ました。
    こちらのオーダーは分かりやすい。一方の敵は、坂本の判断はギリギリやて、ウソこけ。

    リモマはプロ野球でも使うのかよう知りませんが、敵地のネット裏に置いた中途半端なパネルはやめてくれ。

タイトルとURLをコピーしました