DeNAがエスビー陸上部を譲り受け報道に

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DeNAがエスビー食品陸上部を丸ごと受け入れるのだそうだ。
DeNA、陸上部を自ら稼ぐチームに 走り方講座など(日経)
目論み通りになるかどうかはやってみないとわからないが、《コーチや選手による「走り方講座」》、《携帯電話の全地球測位システム(GPS)機能を使えば、世界中どこを走っても参加できるネット上のマラソン大会が開催できると想定》など、スポンサーとして単純に支援することだけでなく、より経営資源として活用しようとしているようだ。

この姿勢を「がめつい」と取る人もいるかも知れない。スポーツ選手はスポーツに専念できる環境が理想…もちろんそれも一理ある。でも私はこれ、時流に合っていると思う。というよりどうしても必要なことだと思う。

マイナースポーツだとしても「日本一」になることで企業のイメージアップに繋がる。ここにすべての基本があったのだけれど、人々の興味関心の対象が広がりすぎて、なかなかその目的が達成できなくなった。ただ競技をやっているだけでは、影響力が弱くなってしまった。それであればトップアスリートの「観るスポーツ」と、市民の「やるスポーツ」の接点を作ったり、競技自体への関心を高めるために最新の世の動きに合わせていくことも必要。

DeNAの主力事業に対して「感心しないなあ」というのは私もやくみつる氏と同じなのだけれど、もしそこから「素晴らしいことをやっている会社」に変化をしていきたいのだと本気で考えているのなら、スポーツに関するこうした取り組みを評価したいと思う。ただそこのところは怪しいね。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    瀬古さんといえば我々世代では知らない人がいないぐらいの陸上界のヒーローですよね!「DeNA瀬古ブランド」でひと稼ぎ!って感じもしますが、発想としては新しいですね。

    我々オッサン世代にはDeNA事態が胡散臭い事業に見えますが、ベイスターズも昨年中畑監督を前面に出し、とにかくマスコミの注目を集めさせて(勝敗は別にして)観客増に繋げたあたりは、かなり実力ある、そして「現代感覚」な組織なのでしょう。

    もし、この企画が成功したら他球団も同じような企画に乗り出す先駆けになるかもしれませんね…!?

  2. 西田辺 より:

    このDeNAの「人の目を向けさせる」方法論と言うのは、嫌いじゃないですよ。
    ベイスターズにしても発信力のある中畑氏を初代監督にし、今期は大型補強を敢行。
    打線の破壊力は、セリーグでもトップクラスの能力を持つでしょうし、これでチームが
    打線の勢いで波に乗れば、台風の目になるかも知れません。
    企業活動たるもの、世間に見てもらってナンボ。
    認められればこっちのもん、位の気概でやらなきゃ。
    その点、face to face商売ではないIT企業の方が戦略に長けているかも知れません。
    何年か先、タイガースは甲子園球場と選手ブランドだけで勝負して行けるのか。
    そろそろ、このあたりにも危機感を持った方が良いかも知れませんね。

  3. 虎蜂 より:

    有力企業がどんどんスポンサーから撤退する昨今、DeNAのこの動きは評価されていいんじゃないかなと思います。

    選手やチームは藁をも掴む思いでしょうし、長期的に保有してくれるのであれば、問題ないかと。

    競技に支障のない範囲でそのスポーツを広めていく活動も必要だと思いますし、良い試みだと思います。

  4. トラ11 より:

    ヱスビーの瀬古さんというイメージが大きいですが、これからDeNAの瀬古さんとなるのですね。
    いろいろなスポーツの強豪チームから企業が撤退していく中で、瀬古陸上が残れてよかったと思います。
    DeNAは経営面で将来の利用価値があると見ているのでしょうね。

    プロ野球では、Gファンの中にも、自分が応援するチームが強いのは嬉しいが、阪神も優勝争いに加わらないとプロ野球は面白くないとみている人もいます。余裕で言っているのはわかっていますが…

    サッカー熱が益々ヒートアップする中でプロ野球を盛り上げるためにも、阪神タイガースは将来の希望の見える球団となって行って欲しいです。

  5. ken より:

    不景気な今のご時世、スポーツ「だけ」出来る環境を求めるのは難しくなっています。
    それが利益に直結しない競技であれば尚更です。

    私もDeNAの取り組みは評価したい所ですが、本業のビジネスモデルが信頼できないので
    まとめてポシャるのではないかという懸念があります。
    スポンサーとなるだけでなく、経営資源として相乗効果を狙うってのは良い事なんですけどね。

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