打てたのは素直に良かった

北谷で中日と練習試合。相手の若手投手、辻に対して９安打で８点、矢地にも１０安打で５点と打ちまくり、その他合計２３安打で１５点取る。同じようにこっちの先発榎田もヒット、ヒット、３ランなどで３失点、後半で登場した伊藤和は７安打７失点で、予定の２回を投げきれなかった。

まあ両投手とも結果は悪かったが、いい球と悪い球のバラつきが激しいというように見えた。ハードな練習を積み重ねて、ボールを作っている段階での実戦登板なので多少は割り引いてやろう。鶴はいい感じ。スタンリッジ、白仁田はまずまず。

そうそう先に安芸に落とされた二神はサイドスロー気味に改造中で、そこに活路を見出せるかも知れない。出た結果に向き合って、対処することでいい方向に転ぶかも知れないのだから、しっかり前を向いていって欲しいところ。

打つ方ではコンラッド、伊藤隼、日高がいずれもライトに引っ張って目の覚めるような低いライナーで飛距離のあるホームラン。甲子園向きの打撃だった。その他打つ方ではまんべんなく好打が飛び出したので、かえって打って当たり前、ドラゴンズによる「虎の若手に打たせてみまショー」だったように思えた。

そんな中で１打席目に快打した俊介が、２打席目は僅少差の場面で送りバントのサインにボール球にフライアウト。失敗するにしてももう少し失敗のしようというものがある。懲罰交代もいたしかたなし。
一方大和は再び僅少差になった終盤にキチッとバントを決める。流れを変えるセンター前ヒットで二走を本塁刺殺する素速い返球もあり、ここでは「意識の差」を見せつけた形になった。

昨年チャンスをもらった上本、大和、新井良、小宮山はしっかり結果を残すあたり、たまたまかも知れないが、一軍で使うということがどれだけ力になっていくかの証左のように感じた。チャレンジ組では野原が次に繋がる結果を残したが、黒瀬、森田、柴田はアピール足りずといったところだったろうか。一喜一憂してしまうけれど、今は正しい練習をやり続けることだね。

全体的にしっかり振って、結果を出した打者が多かったのは良かったと言えるだろう。