競争の局地戦はすべて激化 対F練習試合

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極度の競争状態にあるからこそ生まれる集中力。それによって持てる能力のうち、働いていなかった部分まで活性化される。現状のタイガースの選手たちからはそれを感じる。ではゲームサマリー。

25日宜野座、日本ハムとの練習試合での特筆事項だけ挙げていく。投手は岩田が3回、能見が2回、ドリス、高宮、高橋、二神が各1回。全員現時点で合格。特に能見と高宮の内容、制球力の良さが素晴らしく見えた。

守りでエラーが3つ。陽川は前に出て取り損ね、北條は正面のゴロに足が揃って反応が鈍り、ゴメスは能見の近距離送球に反応する際、打者走者を意識して掴み損ね。それよりも打球判断を誤って一歩目を逆に踏んだ江越の「記録はヒット」の方が怒られるプレーだったかも。

良い守りとしては、一走を刺したドリスの素速い牽制、サード今成の軽やかな動き、センター横田の前進ダイブなどが目を惹いた。
7回表から原口がマスクをかぶり、高宮、高橋、二神とのバッテリーで3回を三者凡退と無難に終えた。

打ではとにかく横田。4打席4打数3安打2打点で3得点。得点をあげた3イニング、すべて横田が絡む。
3度塁に出た横田を、3度とも生還させたのが1番打者のタイムリーで、先発西岡、途中交代のライバル上本、そして代打の緒方が打った。

注目された髙山は結果こそ投手強襲の極めて投ゴロに近い内野安打1本に終わったが、この日もっとも良かった相手先発投手高梨との対戦では、速い球と落ちる球のコンビネーションに対してまずまずの対応を見せるなど、すでにレベルに達していることを十分示すものだった。

板山は8回ウラに代打で登場。この日もう一人素晴らしかった榎下のチェンジアップに空振り三振。3ボールになってから振って振って振って。必死さが伝わってきた。

初登場の鳥谷、ゴメスはそれぞれヒット、四球を取り、凡打の内容も良く順調。

注目の激戦区は、捕手が先発・小宮山が死球、レフト前執念のヒット。原口はサードゴロとレフト前ヒット。いずれも二走横田を進めて一三塁にするヒットだった。

セカンド争いは先発西岡が3打数で右打席で右打ちのタイムリーヒット1本。代走で出た上本が1打席で前進の左中間を越えるタイムリー二塁打1本。センターでスタメンだった大和が3打数で三遊間を破るタイムリーヒット1本。いずれも1安打1打点で一歩も譲らず。

サード争いでは3打席で無安打ながらセンター右への大飛球が1本。代わった今成が1打席でショート頭を越す技ありのヒット1本。良太は榎下の真っ直ぐに空振り三振。

その他では、緒方がレフト左への技ありタイムリーヒット。北條が2打席で大きなセンターへの犠飛1本で1打点。ペレスが見逃し三振2つ。中谷は2の0。江越は1打席のみで二飛。最後荒木が代打で中飛。

「モノが違う」髙山が加わり、大和が今季初めてセンターを守り、横田が爆発する。これで福留の地位が安泰でなくなった。もちろん今現在は「安泰」でしかないように見える。しかしもし開幕して3試合ノーヒット、チャンスで凡退なんてことになれば、「なぜ○○を出さないのか」となることは目に見えている。それは「安泰でなくなった」以外のなにものでもないだろう。

昨日の続きの「つらつら」は先延ばしにします。すんません。

コメント

  1. 西田辺 より:

    まさに「火花散る」ポジション争い。
    昨日から合流の高山・板山・原口が刺激になっている事は疑う余地もない。
    もうここからは、ショボくれた者が負け。
    結果が少し出なくても元気だけは出して行こう。
    そんな中での横田は出色。
    あちこちに穴がありそうに見える。
    まぁ、実際あるのでしょうが、それを上回る集中力と必死さで結果を出し続ける。
    ますます外す理由が無くなってきましたね。
    昨日意外だったのがドリス。
    もう少し粗い投手かと思ってたんですが、結構色々模索しながらやってましたね。
    緩急をつけた牽制球も披露。
    もしかして、先発向きなのかも。
    外国人枠の争いも激しくなってきそう。
    金本監督が就任直後に語った「鳥谷・福留・ゴメス以外は白紙」の言葉が
    これほどはっきり現実化するとは・・・
    この3人にしたって、どっぷり安心している訳ではないでしょう。
    去年まで漂っていた「どうせ俺でしょ」「どうせ俺なんか」の緩々な空気が
    一掃されましたね。
    さぞかし首脳陣も誰を使うかで頭が痛い日々でしょうね。
    いいぞ、もっとやれ!(笑)

  2. 虎ジジィ より:

    やはり昨日も「横田デー」、攻走守全てにおいて充実しています。本物か?!

    山山コンビはややホロ苦い一軍デビューになりましたが、共に鋭い振り(板山は平野を継承する鋭いアゴ)に、次の試合での期待が高まります。
    これで外野争いは横田、山山コンビ、緒方、ペレスに大和も加わり相当激化する模様。
    だけど、相手投手の左右によって使い分けるような起用法だけは今季は止めて欲しい。

    セカンド争いはバチバチモード、西岡が打てば、上本も打つ、前回のスタメン予想では、toraoさんはHRとヒットを打った西岡より、ヒット→盗塁の上本を選びましたが、金本監督の好みはどうなる事か?!
    個人的にはやはり西岡を選ぶような気がしますがどうでしょう!?

    サードはせっかくチャンスを掴み掛けている陽川ですが、ここへ来て打撃守備共に粗さが目立ち残念。ヘイグ故障、良太不調もあり、無難な今成が一歩リードか?!

    ニヤニヤが止まらなかったのは、本当は無いはずのリードしての9回裏の攻撃、今成がヒットで出た後の高山、横田、原口、緒方の連打に北條の犠飛、若虎達の連打についニヤケてしまいました。

    投手陣は全員がそれなりに持ち味を出していて、特に新戦力のドリスと高橋にメドが立ったのは大きいですね。

    捕手争いもまだまだ最後まで分かりません。
    本当の意味での超変革はこれからです。

    • 菅野徹(鳴尾浜トラオ改め) より:

      あたいはまだ誰も選んでませんて(笑)。こないだのはベンチから外した揺り戻しの表現です。
      いや、これから書くところだから、「トラオ監督なら」はもう選んではいるけれどね。
      金本監督もまだ選んでません。たぶんこのまま続けていくと、誰もが「まあ、それでしゃあないやろ」と思える、結果重視で決めるしかなくなるでしょう。
      どっちが勝つか?相当なことがなきゃ、上本は勝てない。だけど可能性はある。横田ができるんだから!!

  3. 虎っしー より:

    高山一軍デビューでは打席内容が良かったように見えました!特に初打席の高梨との対戦は濃かった。結果見逃し三振でしたが、ルーキーの打席に感じなかったですね。板山も規格だけで見れば高山より更に上ではないでしょうか?これがドラ6で取れたの?!と率直な感想です。左の大砲候補ですね。
    っていうか日ハムの若手有望株ばっかりでしたね…笑

    セカンド争いは激化がどんどん進んでて見ててワクワクします!誰も譲らないデットヒートとは正にこの事。しかし、センター江越が霞み出しているという状況、個人的には残念ですが、セカンド西岡・上本、センター大和が現実的かもしれません。江越危機感持ってくれよ!!

    しかし、今日も主役は横田でした!笑
    天才って言葉はあまり使いたく有りませんが、彼はもしかしたらそうなのかも…笑
    野生の感覚みたいなものでプレーしているように感じます。オープン戦通してアピールし続けれるかはまだ分かりませんが、現時点で開幕スタメン候補筆頭なのは間違いないですよね?なんせ「結果」を出し続けているんですから。彼を見ていると「過去の実績」という言葉や概念がどれだけチープで無意味なものか、痛感させられている気がします。

  4. こうさん  より:

    昨日は久しぶりに、じっくりと観れた。回は重要じゃないので真似っこになってしまうが俺も気になった点を。
    横田と高山(俺の馬鹿スマホ、あのタカが無いよ❗)からは未来を…いや、今季の大暴れの予感しか感じられない。ずっと書こうかどうか迷っていたが書いてしまおう。横田のスイングは「不器用な松井秀喜」に似ていて、高山は「まんま由伸」に見えてしょうがない。読売の選手の名前を書くのは忍びないが(構わんよ)、大物になると割り切って書かせてもらった。
    上本のタイムリーの直後にベンチの金本監督が抜かれたが明らかに「これ以上、悩ませんなよ…」という困ったようなニヤリだった。あの場面から推察すると、やはり西岡で決まってるはず。悩ませろ上本❗
    高宮はワンポイントかなぁ、今季の役割は。板山のノースリーからのスイングと、あのケツ、ありゃ使いたくなるわ。
    実況、「福本しゃん」はマズいって。
    ドリスの球筋は、まんまメッセに思えた。コントロール良すぎ。バッターにキャッチャーをチラ見されたら狙い打ちされるかも。
    出番がない梅野。選手を迎える時にバットを持ってアピールしていたが顔に悲壮感ありすぎだね。去年までの出場試合数で優位に立ててると思ってたら出番なんかないよ。けど、必ず誰かが見てるよ。
    戦国時代のセカンドとキャッチャー。キャッチャーに関しては矢野の笑い顔が目に浮かぶ。踊れ踊れ❗いや、躍れ躍れ❗

  5. そよ風 より:

    金本監督が高山を絶賛。
    「フォームは完成形。予想以上」と。
    結果は4打席1安打だが、内容はあの口の辛い金本が褒めるくらいだから相当いいんだろう。

    高山、大和、横山、福留。
    今のところ突出しているのはこの4人だろうか。
    福留を休ませながら残りの3人をまわしていくという形をとるのかな。

    そして怪我不調のときの交代要員として江越、緒方、ペレス、中谷らをストックしておくとか。

    開幕まで未定というのは有り得ません。
    いつまでもチーム戦略が立たないから。
    きっと金本さんの中で腹案はあるんでしょう。

    このままだったら陽川は今成に負けちゃうね。
    今成のアピールには「自分はこういうことができるからこういう使い方をして欲しい」という、鮮明なイメージがある。さすが数々の修羅場をくぐり抜けてきた選手だ。
    陽川にはそれがない。首脳陣にしてみれば散漫なイメージしかない。グラウンドで自己表現が出来ていない。
    私はまだ和製4番の夢を彼に託している。
    頑張れ!陽川!

  6. なかっち より:

    まずは高山については金本監督も壁にぶち当たるまでこのままやらせるとのこと。触るところがないとのコメント。それだけ掛布2軍監督としっかりやってきたということ。このまま外野争いから抜け出すか?
    もちろん板山も黙ってはないと思います。あの金本監督に似た打撃フォームは見てるだけでワクワクしますから。

    江越が最近霞んできました。中谷も元気がありません。反面横田は正直ぶっきらぼうで格好悪いですが、連日のマルチヒット(昨日は猛打賞)
    とにかく必死でやってる姿を見ると好感がもてますし、試合に出してあげてほしいと思ってしまいます。

    緒方も結果を残してますが、全て左打者。レギュラー確定の3人の内2人が左打者で、セカンドレギュラー候補の西岡がスイッチ。サードのレギュラー候補今成も左打者。ちょっと偏りすぎな感じですね。

    1番西岡
    2番高山
    3番鳥谷
    4番ゴメス
    5番福留
    6番板山
    7番横田
    8番梅野
    9番能見

    こんなオーダーやったら左打者多過ぎでっせ(笑)

  7. トラ11 より:

    今迄は若い選手が1軍に上がってきたとき、元気がないとか消極的などと思っていたし、ここでも言ってきました。
    けれど、今年は違います。
    選手の必死さが半端じゃない。若い選手もベテランもこんなに危機感を持ったキャンプは珍しい。
    指揮官によってこんなにも変わるのかと改めて超変革を実感しています。
    結果がどう出るか分かりませんが、応援するのにも楽しみが大きすぎてタイガースのことばかり考えてしまいます(笑)。

    能見良かった!
    陽川、ここで負けてはいられない、頑張って欲しい。
    江越大賀、実力はあるのだから焦りは禁物です。

    それにしても横田は実戦派ですね。
    ドラ1もドラ6も関係なく競争激化しているのは見ているファンは嬉しい。
    金本監督、上手な采配ができますように祈ります!

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