実戦向きって何だ?

スポンサーリンク
定期投稿

メンタル、精神的集中力

昔から「ブルペンエース」や「二軍では無敵の4番」などと、練習では力を示すのに、肝心な本番ではダメな選手をからかう言い方がある。

「本番に弱い」というのはまずメンタル面なのだろう。特に、自分主導である投手についてはそう。打つ方でもメンタル面が原因というのは多々ある。

いつも通りにできないというのは、心拍数が上がったり、体が震えたり(少々表現は大げさだとしても)して、いつも通りの運動ができないことに原因がある。これらはある程度「場慣れ」によって克服することができるし、究極の話、生きるか死ぬかという状況にまで追い込まれれば変化する可能性もある。

技術 体の使い方

もちろんそれだけではない。技術的な裏付け、体の使い方によって実戦で結果を出しやすいタイプと、そうでないタイプがあるように思う。

特に相手投手が投げる球に反応し、対応しなくてはならない打者の場合には、メンタル面だけでは説明できないものがある。

打たせにくくする配球、投球術とは何か。相手バッテリーは何をやっているのか。
緩急を使ったり、高低、内外を使って、「錯覚」を作り出し、打者がタイミングを図りづらくしてバットを振らせなくしたり、間違ったタイミングで振らせてミートポイントをずらそうとしているということだ。

「実戦向きな打者」というのは、
 (1)相手バッテリーが自分に対してどう攻めてくるかの予測が的確で、若いカウントではその狙った球を仕留められる。
 (2)スイングの速度や、振りを止める体全体のパワーによって、予想外のボールに対して素速く対応できる。
の、どちらか、またはその複合だと思う。北條は(1)が強く、横田は(2)が強い。そんな風に感じる。

時間がなくなり、骨子ばかりで申し訳ない。
要は横田の打撃を見ていると、ヒットにできるポイントが大きいように感じるのだ。遅れてもギリギリ間に合って押し込める。泳がされても下半身を粘って、残して当てられる。当てる時には力を加えてポテンと落ちるところまで飛ばせる。あるいは振りそうになりながらもスイングを止められる。
横田の「実戦向き」は、身体能力の高さに裏付けされた「ポイントの幅」ではないか……という話がしたかった。

北條の方はどっちかというとメンタルの強さ、勝負根性を感じるな。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

開幕直前だというのに、一連の読売関係報道はもやもやしてしゃあない。とりあえず今ここには書かないけど、あとで思うことを書いて、どこかに発表して発散させないとやっとられん。

コメント

  1. 西田辺 より:

    「チャンスに強い・弱い」もそうですが、その原因や対処法はあるようで
    全く解明できてません。
    よく言われるのが、完璧主義者がその穴に陥りやすいという説。
    例えば打撃投手の投げる球は、気持ちよく8割くらいヒットゾーンに飛ばせても
    いざ試合になると、どんな優秀な打者でも4割飛ばない。
    それを如何に「そんなもの」と、受け入れられるか。
    あと、当然打者の場合相手投手はタイミングを取らせまいとして投げて来る。
    そのタイミングが崩れる事を恐れるかどうか。
    いつも自分の良い形やタイミングで打てる打者なんていません。
    常の練習から、それを想定してできているかどうかによっても違ってくるでしょうね。

    もうすぐ開幕でウキウキしてると言うのに、流れてくる情報は読売の件ばかり。
    ベンチ前の声出しの件は、不謹慎ながら笑ってしまった。
    まぁ、これは反社会的勢力との問題とは線引きしないといけないのでしょうが
    色々と出て来るもんですなぁ。
    センテンススプリング砲が炸裂する前に全部吐き出してしまえ!

  2. 虎ジジィ より:

    また深いお話しですね。
    とにかく「高卒野手が育たない」体質だったタイガースに、横田&北條という二人の高卒野手が飛び出してきた事に喜びを感じます。
    今はこの二人を(雁助を想う梅のようにww)愛おしく遠くから見つめて行きたいと思います(←キモい?)。

    野手の方は、ほぼスタメンが固まりましたね。

    基本的には日曜スタメン(俊介←→高山、セカンド西岡、上本↓)に近いメンバーで、相手が左腕ならセンター大和、そして捕手は投手によって変動するカタチになるのかな。
    勿論外野は江越、緒方、板山、中谷がこれから大当たりすれば分かりませんが……

    先発投手も五人はバッチリ固まり、残り1枠ていうか谷間の0.5枠が、とても狭き門になりそうです。
    今季は先発も中継ぎも勿体ないぐらいの陣容ですが、シーズンが始まると何が起こるか分からないので、使える投手が多い事に越した事はない「投手王国」状態は大歓迎です。

    それにしても今一番当たっている「旬」の北條をセカンドやサードの選手とも天秤にかけ、何とかどこかで使えないものですかネェ(ヘイグが不調なら↓、ドリス↑、サード北條もアリかと)。
    かつて掛布さんがブレークした時も絶対的ショート藤田平さんが結婚式へ出席した為、ショートに掛布さんを使ったら大当たりし、エリート佐野さんをサードから外野へ追いやり「旬」の掛布さんを使い続け大打者に成長しました。
    今の北條にはあの時の掛布さんの匂いがするんですよね。

  3. hi64 より:

    私にも,林,喜田,桜井のクリーンナップを夢見た時代がありました。。。

    北條も横田も結果を出し始め,歳内はすでに1軍戦力ですから,
    ドラフト2位で有望高校生を獲得するという戦略は今のところ,アタリと言っていいでしょう。
    ここ2年は,なぜかまた社会人・大学生選手に戻っていますが,こういう先を見た編成は続けていくべきのような気がします。

    読売の問題は,単なる刑法犯である仲間内の賭博と,八百長につながる恐れのある野球賭博(または暴力団関係者の関与する賭博)をごっちゃにしてしまうと問題が見えにくくなります。
    野球賭博については,敗退行為(八百長行為)につながるので,野球選手は,そのおそれのある行為(野球賭博関係者との接触なども)が全て禁止されています。
    実際に野球賭博をやらなくても,そういうことにつながるおそれのある行為は全て禁止して,その疑いすら持たれないようにする,というのが過去を反省して導入した球界の知恵です。
    野球界としては,刑法犯でもない行為を野球賭博につながる恐れがあるということで禁止し,厳罰を科しているのですから,この点を徹底的に洗うべきですし,その他のことは警察任せでも仕方ないのだと思います(逆に言うと,野球界にとっては大問題でも,単なる八百長では警察は動けないでしょう。)。
    読売は,自ら調べたことを公表もせず,元選手のことを嘘つき呼ばわりしていますが,だったら調査結果を全て公表すべきです。これが真実で,他は全てうそだと発表すべきです。
    それができないのなら,どんな情報が出てきたとしてもしょうがないと言えますし,出来ないということはまだ何か隠しているのだろうと思われても仕方ありません。
    この問題は,まだ尾を引きそうですね。

    • タイガー・アイ より:

      阪神タイガースでも試合前の円陣での「声出し」やノックで金銭授受があったことを認めましたね。四藤慶一郎球団社長が「似たようなことがあったのは否定しない。ノックで罰金をとっているとか、円陣もあったと思う。ここ数年じゃないかな。何千円という話です」と説明されています。
      すんなり開幕を迎えられるのでしょうか。いや、それよりもタイガースの主力選手がジャイアンツの選手のような野球賭博問題で大量に処分されるような事態にならないか心配です。

      • hi64 より:

        返信ありがとうございます。
        案の定というか、そのくらいのことはやってるかもな、というようなことは、タイガースに限らずいくらでもでてくるんでしょうね。
        コメントにも書きましたが、僕は、単なる賭博と、敗退行為に繋がる恐れのある野球賭博は分けて考えるべきだと考えていて、はっきり言えば、読売で後者の問題が出た時点で、喜んで開幕を迎えるような心境ではありません。
        少なくともタイガースの選手には、そんな問題が出ないことを祈るばかりです。

  4. ken3953 より:

    金本監督にはとりあえず一年間を見据えた選手起用をして貰いたいと
    思ってます。初監督であまり長期的なビジョンでの起用を期待するのは
    難しいでしょうし、即戦力偏重の古いやり方をするのは意味がありません。
    押さえる部分だけ押さえて、旬な選手を積極的に使って欲しいですね。
    5月に入る位までは勝ち負けよりも戦力の見極めに重きを置いて
    良いと思います。

    本題の実戦向きの選手ですが、メンタルの強さや経験の多さ、勘の鋭さや
    観察力といったスキル的な部分も重要ですが、いかにちゃんと準備が
    出来るかというのも一つの能力だと思います。
    身体的なコンディションを整える事はもちろん、いつ自分に出番が来ても
    いいように気持ちを切らさない事も重要ですし、相手のデータの把握や
    自分が最低限すべき事を考えておくのも大切です。
    だからこそ前監督には上げた選手は早く確実に使って貰いたかったの
    ですが・・・

    最後に例の賭博事件ですが、何がOKで何が駄目なのか納得の出来る
    線引きをハッキリすべきです。なんでもかんでも駄目過ぎると全球団
    アウトにもなりかねません。線引きを決めた上で巨人選手の行なった事を
    白黒判断するのがベストでしょう。
    巨人内部が明らかになってからそれに合わせてガイドラインを作るようでは
    いびつなものになりそうな気がします。

  5. LAYLA より:

    ご無沙汰しております。
    以前、赤星さん引退に寄せたトラオさまの文章に感銘を受けて、メールを差し上げた者です。
    3月12日、日本ハムとのオープン戦を現地で参戦しました。当日のコメントがかなり多かったので、こちらに書かせていただきます。
    まだオープン戦だというのに、開門は試合開始2時間以上前(2時間前に到着したら、既に開門していました)その時点で、入場を待つ人が長蛇の列を作っていました。
    アルプス席こそ開放されていませんでしたが、内・外野とも、多くの観客で埋まっており、応援も本番さながら、7回にはジェット風船も飛びました。
    長々とすみません。
    超変革。チームの変革は進んでいます。しかし、ほとんど手も足も出なかったメンドーサ投手の交代の際、『蛍の光』が始まったのです。ショックでした。一緒にメガホンを振っている人もいます。
    そろそろ止められないでしょうか。
    住人の方々のご意見をお聞きしたくて、コメントいたしました。
    不適切であれば、削除をお願いします。

    • トラビトー より:

      何を不快、あるいは快いと感じるかは、人それぞれでしょうねー。
      この蛍の光について不快に思われている方は少なくないみたいで、たまにその旨のコメントがありますね。
      私は全く平気です。
      好きとか、やりたいとかもないですが。
      ただ、選手別マーチや手拍子は無しで声援と拍手だけでじっくりと観戦したい時もあります。
      蛍の光も含めて、応援団による応援はあれだけ大きな音だと強制に感じる時、も、あるのです。

    • 虎二 より:

      テレビ観戦しながらため息でましたよ。意味分からないですよね。

  6. 虎っしー より:

    四藤社長が、ジャイアンツで行われていたという円陣での金銭授受が阪神タイガースでも行われていたと公表しましたね。トラオさんが言っていた賭けノックも?あったと思うとのことでした。
    まあどの球団でも良くある話的な感じでしょうか。
    一般人でもサッカーワールドカップで優勝チームを賭けたりとかあると思いますが、野球賭博とはまた別問題では有りますが、何処まで線引きしていくのか難しい話ですね。

    去年の秋から禁止はしているとの話でした。

  7. 熊虎 より:

    実践向きってなんだ?

    ・・・この問いに対してタイガースの選手の中で一番に思いつくのは私にとっては横田・北条ではなく梅野捕手です。
    彼は実戦でも印象深いタイムリーやホームランをかっ飛ばす強打者です。しかし、イメージの5割下を行く低打率の打者でもあります。打って欲しいと願うときに強烈な印象とともに殊勲打を打ち、一方では昨年も一昨年も一本足打法のせいか、集中力散漫の所為か4打席あっても単打一つ打てない試合が多々ありました。視点を変えれば、相手投手にとって気迫不十分の梅野はあまりにもチョロイ。
    正直打てない時の梅野はバッターボックスでもキャッチャーボックスでも一手先を読む余裕がなく、カウントに窮々として読みも駆け引きも、状況判断もできず、守備の時の打者の様子見もリードもサイン出しもタイミングが遅れ投手との呼吸なんて一顧だにしておらずミットの構えの姿勢も要求を意図するミットの位置も実にいいかげんでした。打席でも同様、準備不足で投手のフォームに合わせることも叶わず、1試合の中でも徐々に足を挙げるタイミングが遅く小さく、バットのテイクバックも小さくなっていくのを見てため息の連続でした。自分の打撃フォームに投球のリズムを合わせるのではなく、全ての投球に小さい挙動で手首の強さで打球を捉える姿勢には全く将来性と成長を期待できません。
    低打率の打撃のことを抜きにしても恐らくベテラン揃いの投手陣からするとリードに特色もなく、意図したボール球の要求もなく、ベンチばっかり見ていて実に間の悪い捕手梅野は投手にとって「自分がサイン出した方がマシ」と思わせるレベルだったのじゃないかと邪推しますし、期待値で見逃されていた一昨年と比べて去年の捕手起用はその結果だったのではないかと思います。
    勝手な憶測と中傷と言われればそれまでですが、能見や岩田のスライダー・福原やメッセのカーブ、安藤の打者の内角を突くストレートの角度や精度など、バッターに余裕が無ければ必ず決め球になる切り札といった投球の受け手として、遅い間取り・中途半端に明確な意思のないミットの位置でリードしているようじゃ主戦投手陣にとって捕手梅野は拒否対象になります。なにしろバッターやピッチャー見る時間と同じくらいベンチ見てたり、自分の足の位置気にしたりしてましたからね。

    私がここまで梅野をこき下ろすのは、打力(というより長打力だけ)を過剰評価された面があるのも勿論ですが、「意外と」今年はオープン戦なりを観ていると守備も打席の町の姿勢も、成長した跡が見られると思ったからです。実に驚くほどマトモなんですよ。
    虎ジジイ様には恐縮ですが、九州男児(私もそうです)なんて、気にしぃのカッコつけで実力不足なのが大半なんですから失敗して大げさに悔しがっている姿勢を表に出しているのを真に受けたらいけません。悔しさを糧にしないでポーズにするのが日常なだけです。
    能力はある・実力半人前の実績なのが梅野です。前任者の山田コーチ比で矢野コーチは意味のない九州男児的パフォーマンスをガッツの表れと取らず「アホ」で切り捨ててくれると思います。九州人の極一部の本質的に傍若無人・求道的頑固者は確かにいますが、他の多くは上意下達を良しとした上で勇ましい振りを好む小心が多いものです。実は「アホをアホという文化」であり、イチビリ蔑視の関西の気風は成長の為には相性が良いとおもいます。若い梅野は今のうちに徹底してどん底を理解させなきゃ、寧ろ3年くらいビクビクさせる状況で主戦を任せず現状不満足を身に染みるまで追い込まなければ「一時期期待した若手」になってしまい成長しません。だって、現状頭の回転とかゲームを支配する頭脳とか、試合に勝つための要としての配慮とか足りない部分が大きすぎます。逆に関西の持ち上げ過ぎの周囲の期待がマイナスに作用するに決まっています。

    長いシーズンでの戦い、梅野が勝負強い?実績からいって正解でもあり、寧ろ不正解。
    でも、今日ここまでは確実に成長した姿を見せてくれています。金本・矢野体制で優勝する時に梅野がレギュラー取っていたら素晴らしいんだけどね。

    実戦向き…という話でしたっけ? 現時点では私は捕手なら岡崎一押し・控えなら従来の8番9番打撃力無視で坂本推しです。西武の森同様捕手じゃなく代打のスペシャリストとして3番手捕手枠なら代打の神様枠が嫌いな私としては今成と梅野の右の代打として新井よりは適任だと思います。

タイトルとURLをコピーしました