今季も「パ高セ低」でヨタ話……

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仮説を立てる。立証は不可能なので、ある意味「ヨタ話」。
確か昨年もそうだったが、交流戦、序盤、前半くらいまではセパの成績は拮抗しながら進むが、後半、終盤になるとパの勢いが加速し、パワーバランスが崩壊する……そんな印象。

これはパが持っている映像ライブラリシステムの成果なのではないかという仮説。

前にも少し書いたが、パシフィックリーグマーケティング(PLM)という会社がプロスカウトのニーズに十分対応しうる機能を持った映像ライブラリシステムを開発し、「パの複数球団が採用」し、MLBにも売り込みを行っているという。富士通フォーラムでPLMの根岸執行役員が語っていた。セの球団で採用しているところはないのだろう。

別にこのシステムがなくても、映像解析はできるし、スコアラーが様々な分析を行うことはできる。しかし同フォーラムで小宮山悟氏が「確実に野球が変わる」と評価したシステムを使えば、高効率に検証が行えるのかもしれない。

どういうものなのかよくわからないが、元となる映像の使用権というものがあるのは間違いなかろう。パで採用しているのが「複数球団」にとどまっているということは、メリットがある代わりにデメリットもあると考えて採用しない球団があるということではないか。つまり自球団主催試合の映像をそのシステムで使うことを禁じることで、自球団選手の映像サンプルを少なくするという考え方をしているチームもあるのではないか。

このシステム、セ主催試合の映像は使える状態にないはず。パ主催試合、しかも採用しているチーム分のみが使えるのではないだろうか。交流戦が進むに連れてライブラリが充実し、より効率よく検証ができるようになる。

今季セ・リーグ各球団は新戦力の台頭が目覚ましい。昨年まで実績のなかった選手たちが活躍していた。交流戦序盤は読売も阪神もさほど不調という感じはなかった。しかし中盤以降ともに大型連敗を食らう。
もちろんそこだけに理由を求めるつもりはない。しかしよく言われる「パが強い理由」だけで説明がつくとも思えなくなってきた。よって、こういうことも無関係とは決めつけがたい……そんな気がしたのだ。

コメント

  1. 西田辺 より:

    パリーグのパワーを殊更強調するマスコミ論調があるけれど、果たして
    それが本当なのかといつも疑問に思います。
    確かに力強いボールやスイングは、パリーグの選手の方に多く見受けられるけど
    そこにばかり目を奪われていると、現状交流戦のパ>セの図式の本質が見えて
    来ないような気がします。
    あくまで私見ですので、全く何の論拠もありませんが対戦チームのデータに対する
    処理能力が今の図式を作り上げているのではないかと。
    それぞれの球団が、それぞれの方法でチーム戦術の基礎となるデータ収集・処理・
    フィードバックを行っていると思うんですが、その部分にパリーグ球団に一日の長を
    感じてしまいます。
    およそセリーグではお目にかかれない主力打者への極端なシフト。
    弱点とされているコース球種への徹底。
    相手投手のウイニングショットへの対応。
    そこに失敗を許容し、作戦を徹底させる姿勢が見えます。
    リーグでも上位にいるチームほど、それを強く感じました。
    勿論、年に20数試合戦うリーグ戦と3試合しか戦わない交流戦ではデータの
    活用方向は違うでしょう。
    しかし、近代野球では情報処理もチームとして重要なファクター。
    タイガースもこの方面を一度徹底的に洗い直す必要があるのではないでしょうか?

  2. とらかっぱ より:

    個人的な感想ですが、タイガースは昔から情報線に弱い気がします。攻撃面に限ってですが、スコアラーの数も多く、お金は他より多く注ぎ込んでるはずなのに、初対戦投手に弱かったり、苦手投手を数多く作ったり。これは、ジャイアンツも同じか。

    情報量は多いはずなのに、使い方がわるいのか?対策の立て方がなってないのか?それとも、選手が指示された事が出来てないだけなのか?

    例えば、昨年のポレダなんかには、セフティー乱発で、塁に出たら走りまくる、で攻略出来そうな感じがしたけど、真正面からぶつかっては砕けるばかり。

    人気球団ならではの縛りがあり、思いきった事がし辛いとは思いますが、こんな所にも超変革してほしいなぁ。

    強いから勝つのではなく、勝ったチームが強い。こんなことを言ってみたいです。

  3. 虎ジジィ より:

    私達が子供の頃から言われ続けた「人気のセ・実力のパ」は認めたくないし、自分の中では「実力のパ」、まだ認めていません。

    ただ、これだけ毎年毎年ヤラレるという事は「フラットな眼」でみられる人々は明らかに「パ・リーグの方が強い」と判断される事は間違いないでしょう。

    古い人間なので、その「映像ナンチャラカンチャラで勉強してる時間があったら、走り込め!」と思いますが…,。
    時代は違い色々なハイテク機器が使え有効なのであれば、公平なルールのもとで取り入れて欲しいです。
    毎年「交流戦パ・リーグが勝ち越す事が恒例」になってしまっては困る。

    それと個人的な意見ですが、今回の交流戦を観ていて思ったのは「パ・リーグ主催試合のファンへのオモテナシ」!
    ゲーム前、ゲーム中、ゲーム後の全てのイベントを企画するその分野の専門家を雇い「集客努力」を怠らずやっているように見えました。

    その点、セリーグは「どうせ客は入る」で若干ファンサービスの面でアグラをかいてしまっているような気がしました。
    まあ、プレーで魅せるが基本ではありますが…

    • 菅野徹(鳴尾浜トラオ改め) より:

      間違いないですね。集客以外に「映像視聴」という点でも上昇下降の違いが出ているみたいです。ファンの高齢化とともにテレビ視聴者を順調に減らしているセに比べ、インターネットでの映像配信を6球団まとまってやっているパの方は若年層の視聴者層をじわじわと増やしています。つまり、セの方は親の影響で野球に興味を持っていた子どもが、生活環境が変わってテレビを見なくなるとともに野球から離れてしまう。それに対し、パの若いファンはテレビを見なくなってもPC、スマホ、タブレットで野球中継を楽しむ道がある。そんな方法で次の世代に繋いでいるということです。セも自分のところのことばかり考えてないで、ちったあ商売面で真似していくなり、12球団でまとまるなりしないとヤバいと思います。

  4. 勿来 より:

    この時期セ・パの経営についてパ某球団ファンの友人とよく話すのですが、セは老舗居酒屋経営、パは新興の居酒屋チェーン経営みたいだなと。
    もちろん、馴染み客の多い老舗居酒屋も魅力的ですが、新興チェーン居酒屋はデータを集めて活用し、店に入る前から一見客をも惹き付ける工夫をして、経営の進む方向がデータと深く関わり合っている点など…。

    わが阪神球団も多くの人材を雇い、集客データはもとより他球団の選手のデータも集めているんでしょうが、データを効率よく整理しきれていないのか、経営陣がデータを最重要視していないのか、首脳陣が活用しきれていないのか…なにかしらの問題が内部にある気がして仕方ないです。

    ただ今後は野球に限らず、スポーツ界全体がデータをより重視するようになっていくでしょうから、現役退いた後に同一スポーツにかかわる選手には、引退後には脳ミソを体育系から理系に即座に切り替えていって欲しいものです。

  5. 虎世界一 より:

    よく調べられていると感じた場面がよくありました。確かに映像解析はパのが進んでいるんでしょう。
    あとDH制にもあると思います。パは休むとこなしで全選手に全力投球。セは投手打席の時に調整。パによく3球三振を食らいましたが、一つ外してという野球が無駄ということになったのでしょう。打順組むのもセは慣れている感がなく、日頃からやっているパとは訳がちがいます。パの球場ではワンサイドになり、セの球場では接戦、そして調整する野球が勝負弱さを露呈し、打ち損じが目立ち、無駄を無くしたい、一球目からガンガン勝負してくるとこに圧倒されているのではないでしょうか。

  6. トラ11 より:

    今年の交流戦もやはりパが強かった。
    IT化の進んだ現在、パリーグがそれを駆使し勝利に繋いでいるのなら、セリーグがいつまでもアナログ野球をやっているとも思わないですが利用の仕方が上手くないのかも分かりません。

    それにしてもソフトバンクの異常な(?)強さは、これまた面白くないですね。(虎ジジィさんの甥っこさんには申し訳ありませんが…)
    昔々、9連覇をしたGは、当時ドラフト制もなくチームの名前とお金で好きなように良い選手を獲ってきました。
    しかし、今はホークスもドラフトがあり、皆同じ条件ですが、これだけの差をつけて勝ってきているのは何か地道な努力とかやり方があるのでしょう。
    阪神戦でサヨナラホームインを審判は目の前でセーフのジャッジをした時にサファテ初め他の選手が文句を付けた時、工藤監督はビデオ判定を要求し覆らなかったが、選手には納得させた。このことは選手の信頼を得て心を一つにする要素の一つなのかなと思いました。まああの時は審判がビデオ判定にもっていくのもおかしいですけど。

    兎に角、こんなに差が付く交流戦は面白くありません。
    選手の育て方、起用方法、戦略(そう言えば、戦略コーチの話題が上がったことも有りました)、球団全体が頭を使って面白い野球を目指して欲しいです。

  7. ken3953 より:

    現代野球はこの先更に、データを使った情報戦が進んでいくと思います。
    当然頼り過ぎるのも良くないのですが、全く使わなければ単純に不利と
    なるだけです。
    相手の癖・味方の癖の画像解析や、データの傾向からの分析は
    選手個々の成長にも繋がります。

    パ・リーグで採用されているという映像ライブラリシステムを使う必要は
    ありませんが、何かしらのシステムは導入すべきです。
    既にあるのかもしれませんけど。また同時に野球と情報システムに詳しい
    分析課みたいなものも専用に設置すべきだと私は思います。

    しかし解析元の映像は何を使ってるんでしょうね?
    テレビ局等から買い取っているのか、自前で撮影しているのか。
    IT企業もいい加減なんで、実はテレビの映像を勝手に使ってる
    可能性ってのも結構ありますw

  8. Akira28 より:

    この件に関して私からは、総じてパリーグの方が、野球という日本人独特の文化を、一歩先んじて、スポーツ科学の分野の視点から捉えていったからだという視点を語らせていただきます。

    ロッテは、いち早く立花氏をコーチてして迎え総合トレーニングを開始しました。

    インナーマッスルが注目されたのは、この頃からです。

    ファイターズは、「ピッチングの正体」、「バッティングの正体」で一名を馳せた手塚氏の理論を採用しました。

    そして、オリックス。藤井康雄が、初動負荷理論で有名な鳥取のワールドウイングの小山裕史先生の門をたたいたところから、オリックスブルーウェイブ仰木監督時代の一時期の華やかな活躍が始まりました。

    この藤井氏が、イチローを小山先生に紹介したことで、イチローはバッティングフォームを改造し、大ブレイクして、メジャーに進みます。

    そして、今回の大偉業に関わることですが、小山先生が開発したビモロシューズをイチローが履くことにより、ヤンキーズ時代のイチローのファーストへの到達時間が4秒台から、今は3秒88まで改善されています。内野安打が増加傾向にあるのはこの理由です。

    甲子園球場なら、このイチローの脚があれば内野の何処にとんでも、まずセーフですね。

    野球は運動解析理論と正しいトレーニングに基づけば、最高の結果が出るという小山先生は、オリンピック選手も数多く育ています。

    シドニーオリンピックの水泳陣、室伏広治、杉本愛、伊藤浩二、有森裕子をはじめ数限り無いのです。

    青木功は、小山先生を我が息子と呼ぶ殆どです。

    さて、イチローに初動負荷理論と小山先生を紹介したオリックス4番バッター・藤井康雄は、引退後オリックスコーチをへて、ソフトバンクのバッティングコーチに就任して、確か今年が2年目。現在のソフトバンクの打撃陣の強さの一因は、ここにあります。

    内川は、そのビモロシューズを履いてプレーしてます。城所は、初動負荷理トレーニングの真っ最中です。

    ソフトバンクは、孫オーナー、王会長の指導の基、皆んな組織的に学んでトレーニングしています。

    そんなソフトバンクを筆頭に、野球をスポーツ科学として取り組むパリーグだから強いのです。

    トレナーの技術もピカイチ揃いです。でなけれは、大谷の二刀流はサポート出来ません。

    では、セリーグは?

    初動負荷トレーニングのセリーグの第一人者と言えば、山本昌。ワールドウイングで一緒にトレーニングさせて頂いた時、輝いていました。

    イチローが、50歳までやると言えるのも、初動負荷トレーニングに裏打ちされた山本昌の活躍があったからです。

    岩瀬も、その申し子です。

    我が阪神では、安藤投手がここ数年取り組み、今年は絶好調ですし、高橋は、昨年冬から通っています。

    私と息子も小山先生に、様々教わりました。動作とは力なりという小山先生。小山先生に対する思い出を語れば切りがありません。

    野球を科学するか、根性で語るか?

    色々経験した私ですが、やはり根性も大事。しかし、パリーグの科学する野球に裏付けられたパフォーマンスの前に、セリーグの根強い根性野球は敗北することは確かでしょう。
    根性と努力の上に、科学トレーニング‼︎なのだと思います。

    そんな中で、実は金本監督には、チタングッズで有名なファイティン社の疲労回復システムがしっかりとサポートしているのです。

    金本監督が、金本イズムの一環として、新しい視点からスポーツを科学しながら選手をトレーニングさせていることは、後半必ず、花開くと期待しています。

    チタンシャワーや、チタン酸素カプセルは、本当に凄い!私も使用してますが、凄い効果ですから、タイガースの選手の効果も絶大でしょう!

    タイガース、未だまだ行けるで〜‼︎

    長々すみませんでした。

    最後に、ワールドウイングで息子と一緒に藤井康雄さんとトレーニングさせて頂いた数日の日々は、大変有意義な日々だったことに感謝して、乱文を終えます。

    安藤、高橋、後半も頑張ってな。

  9. 虎轍 より:

    なんでもかんでも、結果が出て評価されます。

    超変革も結果を出せば、皆が納得します。

    今年は優勝出来ひんかった。では無く、来年に期待出来るような超変革元年を、この先も金本監督には見せて貰いたいですね。

    まだ、交流戦が終わったって言うても、半分しか公式戦を戦って無いんですよ。たかだか借金4ですよ。

    ゴメス、鳥谷が不調で、福留、西岡は怪我しながらの阪神でっせ。

    その日の試合に一喜一憂出来る素晴らしい試合があるんですょ(笑)

    勝てたら嬉しいのは当たり前ですけどね(笑)

    torao様が紹介してくれはった情報を来期は駆使して勝てればええですやん。

    俺達ファンが出来るのは、球場に見に行って精一杯応援する事や、テレビ観戦して応援する事、そしてtorao様がこういう場所を提供してくださって、いろんな意見を語れる事では無いですか?

    素晴らしいと思ってます。

    そして毎日更新してくださってますtorao様に感謝です。

    試合の無い日にもありがたいです。

    ありがとうございます。

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