鶴瓶の紅白

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正月二日目、まだ虎を語る気分じゃないな(笑)。


大晦日、そんなわけで一部は熱心に、多くは適当に、紅白をみていたのだが、今回白組司会をやった鶴瓶はさすがだったなぁ。
最近の紅白は、えらいたくさんの歌手が出る。老若男女が楽しめるようにと、オールラウンドの作りにしている。私はちょうどその真ん中に近い年代ではあるが、やはりまったく知らない歌手や、まったく関心のない歌手も多い。で、司会はその歌手を紹介する役なのだが、鶴瓶は紅白という格式に迎合することなく、「鶴瓶スタイル」を紅白に持ち込んだのが良かったね。その歌手のどこがすごいのか、自分がなぜその歌手が好きなのか、それを自分の興奮を上手く表現しながら、自分のナマの声で伝える。もちろん台本には宣伝文句のような台詞が書かれていただろうが、それでは見ている方の興味を惹き付けることはできないんだよね。自分が持っていた先入観、実際に見て感じて、それがどうなったか、なぜその変化があったのか、それを自分なりに考えて、わかりやすく言葉にして伝える。このプロセスがしっかりできているから、ただの「歌手の紹介」「曲の紹介」が、それ以上の力を持って来る。「つまらない」「たいしたことない」というこっちが持っている先入観を取り外し、「おもしろそう」「凄そう」という期待感に変える。ただこれだけで、曲を楽しもうとする姿勢は激変する。
スポーツを含め、娯楽、エンターテインメントというのは、商品たる「出し物」が命。ただしその伝え方、あるいは二次的な活用、広がりによって、その価値は高くもなり、低くもなる。「鶴瓶の紅白」を見て、つくづく思った次第。
まあ、白組が勝った、紅組が勝ったっていう作りは、ちょっともうどうでもよくなっているんだけどね。それを言っちゃうと「紅白歌合戦」という名前、その存在自体を否定しちゃうから仕方ないのかね(笑)。
いっそさあ、紅組将軍と、白組将軍を決めて、その将軍によるドラフト会議をやって(もちろん男女は関係なくね)組み分けして対決することにしたら、勝負の面白さも増して、良いんじゃない?そんなこと考えながら紅白見てる私は重度の野球脳(笑)。

コメント

  1. 一虎ファン より:

    一日遅れですが…。
    あけましておめでとうございます。
    今年もよろしくお願いします。
    紅白の鶴瓶、「なにかやらかしそう」という期待感を持って見ていました。
    実際にはアブナいことはなにひとつなかったのですが、前歴があるだけに、見ているほうはけっこうドキドキしたりなんかして。
    無理やり野球にこじつけると、盗塁やエンドランあるいはスクイズなどを、前に多用しておくと、実際には、今の場面でやらなくても、相手は警戒してくれます。
    そういった印象づけも、けっこう大切ですよね。

  2. とらぽるた より:

    ハワイのおっさんはほろ酔い気分で「もうええやん、しんどいわ」などとのたもうておられる。
    ほんと、まだ虎を語る気分にはなれませんね。(笑)
    大晦日は紅白もK1も時々部屋を出てのぞく程度で。
    ほこりを被ったLPレコードを聴いてみようと注文したレコード針が届いたので、早速10枚ほどターンテーブルに乗せてみた。CDと違って20分ほどでコタツから出て針を上げる作業が難点だが、懐かしさは充分に・・・。
    元旦は某動画サイトで懐かしのテレビドラマ「月光仮面」「怪傑ハリマオ」を見て、感涙にむせびませんでした。(笑)やはり見なきゃよかったかな。
    私がプロ野球をラジオで聞き始めた頃(長嶋、杉浦、村山、王がプロ入りした頃)はまだテレビは一部の家庭にしかなく、私も近所の家に「月光仮面」を見に行ったものだ。
    「燃えよドラゴンズ」の前奏、「月光仮面」の主題歌の前奏をパクってるといわれているが、やっぱりパクってるよ!かなり大胆に。(笑)
    ♪どーこのだーれかはしーらないけれど、だーれもがみ?んなしーてい?るー・・・
    それにしても不思議な歌詞だ。
    住所・氏名だけは不明だが、その他は、例えば職業、年俸、趣味とか正義の味方であるとかは公開されているので知っているということか?
    あまり悩まんどこっと。
    ハワイのおっさんのように気楽に行こう!
    ほろ酔い気分で失礼しました。

  3. torao より:

    to 一虎ファンさま
    よろしくお願いします。
    ああ、そっちか!うん、それもありますね(笑)。
    to とらぼるたさま
    動画サイトにはそんな古い映像もあるんですか、びっくりですね。私は中学時代に夢中になった松田聖子のデビュー直後の映像を見て切なーい気分を味わいましたよ(笑)。