Back to 1975

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報知のリレーコラムに掛布氏の思い出話。高卒2年目野原の姿に、「もっと、がむしゃらに振り回すぐらいの打撃でアピールし、大きく育って欲しい」とエールを送るとともに、ターニングポイントとなった自身の2年目の安芸キャンプにタイムスリップしている。


ドラフト下位指名ながら高卒1年目から使われた掛布は、その時点でもやっぱりものすごいものを持っていたのだろうし、爆発的な成長力があったのだろう。ここで話題の1975年のキャンプを経て、同期入団でレギュラーを約束されていた大卒の佐野を押しのけて、不動の三塁手として定着する。その破竹の若虎っぷりは、その後のタイガースで類例を見ることが出来ないほど、いやプロ野球全体を見渡しても、高卒ドラフト下位指名としては見あたらない特別なことだと思う。
当時私は小学三年生。プロ野球というものにようやく関心が向き、「なぜなにプロ野球入門」「なぜなに巨人軍入門」などなど、野球関連子ども用書籍を読みあさったりした。ほどなく自分が応援すべきチームは、周囲の誰もが応援しているジャイアンツではなく、タイガースであると自主的に判断した(笑)。当時の中心選手、江夏、田淵、藤田、中村勝、古沢、上田×2…と、スポンジのような少年の脳が知識を吸収していく。その末端に、高卒ルーキー期待の星「若虎掛布」もいた。
出来たばかりの地域の少年野球チームに入団し、初めて作ったユニフォームの背番号は「22」。もちろん田淵の22だ。当時は選手は29まで、主将が10、監督は30と決められていたような気がする。
思えばあの頃からテレビで、ラジオで、新聞で、タイガースの動向を見つめながら、見守りながら、心配しながら生きているわけだ。そして今、自分の息子が同じ小学三年生の2月を迎えているというわけだ。しみじみしちゃうねぇ、お前も野球やれ!(笑)
掛布氏のタイムスリップに、思わず私もおつきあいしてしまったのだった。

コメント

  1. kake より:

    いつもありがとうございます。
    朝からほのぼのさせられる温かい話で、気持ち穏やかに仕事を始められます(笑)

  2. ジジィ より:

    掛布氏以来、「高卒野手」が育ちませんネェ(>_<) 野原&大和&高濱には、一日も早く一軍で活躍して欲しいです。
    また、浜中&桜井も、もう少し早く「昇格していたら!」と思います。
    ちなみに、私も最初のタイガースパジャマは22番でした。 やはり私らの世代には、「22」「31」は今も特別ですね。

  3. やっぱりトラ! より:

    >自分が応援すべきチームは、?タイガースであると自主的に判断した(笑)。
    「巨人の星」を観ては花形満を応援していた自分を思い出しました。
    下敷きとかふでばこに22番のシールをベタベタにはりまくってね。

  4. 威虎児 より:

    掛布!凄かったなぁ。掛布のあの根性、あのひたむきさ、あの人懐っこい笑顔。全部よかったなぁ。今は何もかもイメージが変わってしまったけど、あの頃の幾つものシーンは、今もそのまま残ってます。

  5. banzai より:

    おいらも当時小三だったが野球に本格的に興味持ったのは空白の一日から。あの翌日、教室で野球好きの仲間が大騒ぎしてるのを不思議に思って見てたなぁ。
    大好きな掛布のブレークしたとこを見過ごしたのは残念だ。
    若虎掛布の球宴3発!見ときゃよかった・・

  6. タイガーキッズ より:

    はじめまして。
    いつも楽しく拝読させてもらっている一虎ファンです。
    私が掛布選手を初めて見たのは確か日曜日の9時30分から日テレ系で放送していたミユキ野球教室(Gの選手ばかり出ていた)で珍しく山内コーチと出演してました。(入団1?2年目?)その時番組の中でスウィングしてたのですが、”こいつはただ者じゃねえぞ”と期待に胸膨らませてたのを思い出します。。
    当時、私は小六でしたが、我がタイガースでそんな選手30数年間見てないですね。
    まあ、まだよく見ていないけど”高濱選手”に期待しましょう!!

  7. 西田辺 より:

    最近、ウチの上の坊主も友人と学校のグランドで野球を
    やり始めたという家人の報告にニヤニヤしております(笑)
    まだチームに入ってとかまでには至ってないようですが。
    ま、まったりとやってくれれば良いです。
    やっぱり我々世代には、掛布氏に特別な思いがありますね。
    テスト生同然の入団からレギュラー獲得までの道程。
    ミスタータイガースとしての希望と、それに応える活躍。
    そして一つの死球からの転落、そしてらしからぬ寂しい引退。
    どれもこれもが忘れられない思い出です。
    溌剌とプレーし、成長真っ只中の野原。
    聳える壁は高いけど、一気のごぼう抜きを待ってるよ。

  8. おっさん より:

    自分が野球に物心ついた頃(小学校5年生でした)は、もう掛布は最末期=暗黒時代への突入期でした。
    バースが敬遠されて、4番の掛布で仕留められるという…あれは子供ながらにショックだった。
    それでも最初に好きになった野球選手。だからタイガースファンになりました。掛布がいなかったら、ジャビファン…それはないか(笑)。
    野原、いいみたいですね。頑張ってもらいたいものです。

  9. とらぽるた より:

    私を一番わくわくさせてくれたタイガースの打者は誰だろう。
    小山投手との世紀のトレードでやって来たオールスター男山内、
    六大学の貴公子(晩年は阪神部屋の・・・)ホームランアーチスト田淵、
    藤山寛美の再来か、浪速の若大将岡田、
    ご存知最強助っ人ランディー・バース、
    眼光鋭い切り込み隊長ジョー真弓、
    気まぐれだけど暗い時代に華をくれた新庄、
    そして現在のチームを引っ張る鉄人金本・・・。
    やはり私の中の「打のミスタータイガース」は掛布です。
    本来中距離ヒッターがチームが必要とするあるいはファンが期待するホームランを狙いました。
    死球もあったけど体格に合わない大きなバッティングフォームが肉体の消耗を早めたのか、
    30才からの衰えは急でした。33才での早すぎる引退。
    もっとできるのに。アベレージヒッターへのモデルチェンジを見せて欲しかったと残念でたまりませんでした。
    バッターボックスでのあの仕草懐かしいです。

  10. より:

    掛布選手を語る
    習志野高校二年時甲子園出場。三番で遊撃手4番は阿部(巨人阿部捕手の父とか)。
    安藤選手の紹介で入団テスト、河西スカウトの
    合格判定によりドラフト6位で入団。
    オープン戦藤田の故障代役で4打数4安打の活躍が評価され1軍の三塁手に大抜擢。
    体が細く華奢でとてもプロ選手には見えなかったが、ヘッドスピードが抜群で飛距離には目を見張るものがあった。守備も上手(三宅より劣る)で
    三塁線を抜ける当りを飛び込んで取り、バネ仕掛けの様に起き上がり、一塁に糸を引く球を
    投げるシーンが記憶に残る。
    当時広島球場に通いつめ、掛布の初本塁打を
    昨日の事のように覚えています。
    投手佐伯、カウント、ワンツウ後の4球目高めカーブを
    鋭く振り抜き、右翼へ高々と打ち上げる。
    右中間に守っていた右翼ヒックス(大柄な黒人選手)がただ見やげただけの大本塁打。
    塁上をゆっくり回る掛布に、喜色満面の金田監督が早く回れと指示、ベンチ前で頭・肩・激しく叩き、掛布を抱きしめるように両手で握手。
    喜びが抑えきれないシーンでした。
    当日は阪神リードで雨が降り、次の打席でも
    松原投手から右翼へ安打するも、5回迄早く試合を終わらせる為、わざと盗塁失敗も見せてくれました。
    その後は順調に成長、本塁打王3回、打点王1
    回、球宴での3連続本塁打も忘れ難い。
    晩年は骨折の影響や、腰痛も重なり不調が
    続き、早期退団に追い込まれた。
    若武者掛布は練習の虫で、泥まみれのユニホームが似合い大好きだった。しかし晩年の掛布
    はプライド高く、4番降格を嫌がる等好きになれなかった。
    対象的に西部から入団した真弓は、球団の都合で遊撃→二塁→右翼とコンバートされるも、
    文句も言わず、3割常連で、83年には首位打者も獲得した。私が最も愛した人かも。

  11. 岩国の虎 より:

    掛布選手を語る
      name 抜けていました
     

  12. torao より:

    to kakeさま
    それは良かったです。ありがとうございます。
    to ジジィさま
    パジャマ!私も22のパジャマで寝てましたよ!
    to やっぱりトラ!さま
    侍ジャイアンツでウルフチーフを応援したりね(笑)。
    to 威虎児さま
    「かっかっかっかっ掛布さん」ですからね。今、そんな野球選手いないですよね。
    to banzaiさま
    関西に住んでいれば、もっと古いところから見ていたのでしょうけどね。カークランド三振でゲームセットっていうのは見てないんですよねえ。
    to タイガーキッズさま
    はじめまして、ようこそお越し下さいました。紳士だったら知っているんですよね、服地はミユキと(笑)。ミユキテックス!ファンシーテックス!懐かしいですねえ?
    何十年に一人の逸材なんて良くいいますが、真実ですね。
    to 西田辺さま
    野原も掛布と比べちゃ、そりゃかわいそうですよね。だけど掛布本人に自分の昔を思い出させてわけですから、何か感じさせるものがあったということでしょう。楽しみにしたいと思います。
    to おっさんさま
    常識外れの打撃フォーム、小さい体ででっかい打球。魅力溢れる選手でしたから。晩年は勝負弱いという印象が強かったですが、最盛期は決してそんなことない強打者だったですからね。
    to とらぽるたさま
    今は後ろ足に重心を残して、そこを軸にクルッとまわるのが強打者のフォームですが、掛布のフォームは前に突っ込み気味、尻を遠くに引いて遠心力を作り出し、後ろ足の蹴り込みで球を飛ばすという風変わりなものでしたね。
    to 岩国の虎さま
    素晴らしいシーンの記憶をお持ちなんですね、羨ましいです。

  13. Holeevolded より:

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