あれから1年、プロ野球はどうなった?

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9月7日、あれから1年か。


2ゲーム差で迎えた首位攻防戦、猛烈に追い上げるドラゴンズと、それを必死に食い止めようとするタイガース。結果的に1シーズンという長きに渡る攻防のクライマックスとなる5時間ドラマだった。翌9月8日早朝にアップした「9.7 The Game」というエントリーは、あちこちで紹介してもらい、多くの方に読んでもらった。それ以来固定読者になったという方もけっこういるようで、…1年間のご愛読ありがとう(笑)。
今だに、突然マウンドに向かった岡田監督の笑顔、「鬼神」に取り憑かれたような久保田のストレート、中村豊のフルスイングなど、あの日の出来事を思い出しては胸を熱くする、「The Game遊び」に一人興じている私がいるのだが(笑)、今年も「優勝」というものに、なんとなくではあるが絡みながら「記念日」を迎えている、そんな幸せを噛みしめたい。
この雨天中止によって、中4日連発のきっついローテを緩めざるを得なくなるだろうね。
サンスポ(SS)、スポニチ(SN)の予想からするとこんな感じかな。○○が谷間。この谷間をどこに持って行くか、誰を立てるのか。D戦前ということなので、有力な中継ぎは注ぎ込みたくないので、「捨て」ちゃっても良いとは思う。この2週間足らずのヤマ場の後、どうなっているだろうね。今季の一番面白いところになってくれるといいね。
日付   相手 SS SN
9/07(木)G甲 井川 下柳
9/08(金)
9/09(土)B甲 下柳 井川
9/10(日)B甲 福原
9/11(月)
9/12(火)C広 安藤
9/13(水)C広 杉山
9/14(木)C広 ○○
9/15(金)Dナ 井川
9/16(土)Dナ 福原
9/17(日)Dナ 下柳
9/18(祝)S甲 安藤
9/19(火)S甲 杉山
ここのところ、C黒田のFAについてや、PSGについてのことがあったので、日本プロ野球の長期ビジョンについて書こうかと思っていた。
日本プロ野球界にとっての大きな収入源であった「G戦マネー」が急激に減り、事業規模を維持しようとすれば、協賛企業の負担を増やすしかない。だがプロ野球のメディア露出の減少や注目度ダウンは、「広告費」を出そうという企業のモチベーションをも下げる。
「タイガースによるC黒田の獲得に断固反対」で書いた戦力均衡策は、今のプロ野球のダメな部分にメスを入れるという意味で緊急的に必要だと思うが、同時に事業規模を拡大できるような、というより事業規模を維持するために、現状の市場以外にアピールして行かなければ、夢も希望もない。プロ野球を維持するためだけなら、選手の給料を1/3にすれば計算上は回るかもしれない。でもそれじゃハイレベルの選手は、国内でプレーしたいとは思わないだろうからね。
そこで、具体的なビジョンを描いてみようと思ったのだが、止めた。だって、かつかつBlogのmasaka2さんのがあまりにも面白すぎるから(笑)。
これですよこれ!WBCの時も言ったけど、アメリカ以外リーグが手を結んで、アメリカ抜きで「ワールドシリーズ」やっちゃえば、向こうだって「頼むからリアルワールドシリーズをやらせてくれ」となるだろう(笑)。要は、暗い顔しててもつまんないから、とことん楽しんじゃおうってことなんだ。もちろん、国内リーグの数々の矛盾点、今ある収入源を発展させていくことも大切だけど、こういうどでかいホラを吹いてもらいたいよね、NPBには(笑)。

コメント

  1. 宮川 より:

    おはようございます。
    昨日は当日券を求め甲子園まで行ったものの、中止になってしまったので、すごすごと帰ってきました。
    今日も懲りずに行ってきます。リベンジしてきます。
    ところで、masaka2さんのブログを拝見しました。
    いいですね?。『環太平洋&キューバチャンピオンシップ』
    特にこれをこれを機に『リアルワールドシリーズ』開催を目指すというところが、素晴らしいと思います。
    サッカーでは国別世界一を目指す『W杯』と、クラブチーム世界一を目指す『トヨタカップ』があるのに、
    野球では今年になって初めて『WBC』が開催されただけ。
    競技人口の差を指摘されたらそれまでですけど、逆にじゃあサッカーは何故こんなにも競技人口が増えたのかというと、
    おそらくサッカー好きな人たちが人口を増やす努力をしたからでしょう(曖昧ですが・・・笑)
    FIFAという組織を設立したり、ろくに参加国も集まらない中、それでも70年以上も前に『W杯』の第一回大会を開催したり。
    野球もアメリカ指導でそういった動きがあれば、もっともっと競技人口は増え、世界で行われるスポーツになったんだと思います。
    サッカーからは随分取り残されてしまった野球ではありますが、今からでも遅くない。いや、いつ始めても遅くない。
    野球ファンとしては、野球を世界に通用するスポーツにして欲しいですね。そういった世界規模の動きを期待したいです。
    (って、誰に期待するねん!?)
    NPBに留まらず、世界規模なことを書いてしまい、今回のエントリーの趣旨とは全く的外れなことでしたね。(笑)
    すいません。

  2. たに より:

    あれから1年なんですね。
    まだはっきり覚えてます。去年の9/7。
    ふらふらっと舞い落ちる豊の打球。
    絶叫、大歓声、涙。
    あの時のタイガースも素晴らしい野球を
    やってましたが、今のタイガースの
    集中力も素晴らしいです。
    来週のナゴド、素晴らしい試合が見れますように。

  3. 萌子 より:

    はじめまして!
    1年半ちょっと、ほぼ毎日おじゃましています。
    よろしくお願いします。
    9.7からもう1年・・・早いですね。
    あの日、ナゴDで観戦していました。豊のホームラン、ファールと思ったボールがスタンドに落ちた時の感動は言葉で言い尽くせないものがありました。
    でも、あれから1年。今だナゴDで勝ちなし・・・
    来週の3連戦、3日間応援行ってきます。
    新たなる記念日になると信じて!

  4. 西田辺 より:

    あれから、もう一年ですか。
    と、言う訳で本日甲子園突撃してきます。
    経営陣も夢を提供する商売なのに
    堅実な現実ばかりさらけ出すだけ。
    大言壮語でも良いじゃない。
    夢は見る事から始まるんだし。
    そこから何かが動き出す事も
    あるんだし。

  5. 一虎ファン より:

    ゆうべのドラ敗戦の話題はご法度なのでしょうか?
    5.5ゲームって、リアルなような(なにが?)、絵空事のような(だからなにが?)、なんとも微妙な差です。
    それにしても、野球人気隆盛のために、ファンは具体的にはなにをすればいいのでしょうねぇ。要望はいろいろあっても、それを汲み上げてもらう手立てとなると…。

  6. torao より:

    to 宮川さま
    >…今回のエントリーの趣旨とは全く的外れなことでしたね。(笑)
    全然そんなことないですよ。そしてこういう大きな視点があれば、リーグや球団間の利害関係などという小さなことにかまっていることのアホらしさがわかるってもんだと思います。
    to たにさま
    だんだん凄い試合が出そうな気配が漂って来ましたね。次のナゴドは、なにかありますよ!
    to 萌子さま
    はじめまして、ようこそお越しを!
    ナゴドのTファンの熱さは、画面からも、ここにおいでのみなさんからもよく伝わって来ます。これだけ「溜めた」んですから、凄いカタルシスが待ってますよ!そうに決まってます(笑)。
    to 西田辺さま
    大言壮語と現実。この両輪を同時に実行すれば良いと思うんです。「夢のためには我慢しなきゃいけない」っていうやつですよ。
    to 一虎ファンさま
    >ゆうべのドラ敗戦の話題はご法度なのでしょうか?
    そんなことないですよ(笑)。スワローズはよくやってくれました。できればもう一つ(笑)。
    >ファンは具体的にはなにをすればいいのでしょうねぇ。
    本当にねぇ。金を払って支えるというのは、出来る範囲でしたいと思いますが、「君らもっと変わらなきゃダメやん」という声が、どうにも響かないですよね。力が欲しいなぁ…(笑)。

  7. いわほー より:

    あれから1年ですか。早いものです。
    改めて思い返してみるだけでも鳥肌もんですね。
    あの「9.7 The Game」のスピリットを忘れることなく、残り試合に臨んでもらいたいです。そんなゲームをスピリチュアル・ライターの「トランスtorao」氏が手ぐすねひいて待ち構えていますから(笑)。

  8. 春夏秋冬 より:

    あれから一年ですかぁ、また年取ったな、ふぅ・・・(←そっちかい)。
    今でも鮮明に覚えてますよ、あの試合。
    今年何度もオレ竜に悔しい思いをするたびに、去年の9月7日の試合に、オレ竜ファンはもっと悔しい思いをしたんだろうなーと、考えるたびに同じ野球ファンとして胸中察するものがあります。
    一周年記念日の今日、残念な負け方だったようですが(見てないし、録画も見ないぞい!)、
    まだまだ最後まで、熱いハートの試合を見せてくれることを信じています。
    スーちゃんと私は遅い夏休み海外旅行で、来週のオレ竜戦見れません、幸か不幸か。 どうか旅行中に録画しといた試合、帰ってきてから全部見ないで怒って消すようなことにだけはなってくれるなあ!

  9. torao より:

    to いわほーさま
    そういえば今季は徹夜してません。健康的で良いです(笑)。
    to 春夏秋冬さま
    >…去年の9月7日の試合に、オレ竜ファンはもっと悔しい思いを…
    確かにその時は、耐えられない悔しさだったかも知れませんが、あれほどの熱いゲームなら、勝ち負けと関係ない感動があるはずですよ。そういう意味では、まだまだ今年はすべてを賭けた戦いというのが、まだ見られていないような気もします。
    気をつけていってらっしゃい!

  10. masaka2 より:

    toraoさんこんばんは。いつも閑古鳥が鳴いている我が家がアクセスだけ凄いことになっちゃいました。大感謝でございます(笑)。
    私もプレイオフはやらないよりはやっていいと思うんですね。
    だけれども、この現状のプレイオフは「劇薬」だなあって思うんです。一時期、プロレスが下火になった頃、電流爆破マッチが流行った時期が来ましたが、144試合もやったのにもかかわらず半分ものチームを救うこのプレイオフは、まさに電流爆破マッチ(あるいは、バラエティで最後の最後に今までの得点は関係無しの大逆転みたいな)に似てるんじゃないかって。
    で、結局それも飽きられたら、もう次の手がないんです。やがて、リアルなものにその地位を奪われてしまうんじゃないかって。
    だからですね、思うんです。
    実現性はどうあれ、せめて夢を語ってくれって。NPBの進むべき理念をちゃんと方ってほしいなと。
    それがきちんとあれば劇薬だとしても「なるほど、世界に勝ち抜くために短期決戦プレイオフも必要なんだな」とか、「世界をより近くするために、だから、ドラフトやFAはこうなっているんだな」とか、どっかでそれを服用することを納得できるかもしれませんよね。
    今はただ人気が低迷や球団の存続の危機などのニュースだけが先行し、行ってみれば窮余の策で「勝負の安売り」をしているだけのような印象を受けます。
    これはどんな仕事だって同じですよね。子供たちは、どうせなら、夢を語れ、それを共有できる会社に入りたいですからね。特にスポーツは、そんな綺麗な事を感じられるコンテンツであってほしいなと思います。
    それでは、またまた長文失礼しましたです(重ねてご紹介ありがとうございます)。ではでは。

  11. torao より:

    to masaka2さま
    まったく同感です。今度やろうとするプレーオフは、劇薬ではあるけれど、おっしゃるような電流爆破的な邪道さがあるので、逆に先があるようにも思うんです。理想の姿は、誰にも文句のつけようのないガチンコな仕組みだと思うのですが、今のNPBの規模ではどうしても難しい。今はとりあえずこれって感じなのは仕方ないかな。
    そしてその先にあるものに向かって行く姿勢が欲しいんです。本当にmasaka2さんが考えたやつが実現したら良いなぁ。