必勝法に勝つ必勝法

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野球殿堂入りもしている、俳人正岡子規ゆかりの松山で2試合。現在も使われる野球用語「打者」「走者」「四球」「直球」「飛球」などは子規が翻訳、というより「考案」したという。そもそも「野球」という言葉も。私はベースボールのことはあまり詳しくない。もっぱら野球ばかりを観てきた。だから書く時の言葉も一般に意味がわかるようなら和製語の方を選ぶ。ボークとかはムリだけど(笑)。ボークにも和製語ある?
さてそんな日に、「俳句的日常」という野球好きの俳人さんのブログからTBをもらった。面白い偶然を喜んだ。
ベイスターズがなかなかドラゴンズに勝てない。2勝8敗1分だ。あの第一次星野ドラゴンズ、1986年世紀のトレードと言われた落合対牛島だ。去年の主砲、ウッズを持って行かれた相手だ。一方的な対戦成績になってしまっているのは、そういう因縁、気負いも関係あるのか。とにかく接戦をひっくり返されることが多い。Dがナンボ勝とうが、もはや気にならないが、先日ハマスタの帰り道、あちこちで見た、親子連れのベイスターズファンがガッカリする顔が目に浮かぶ。根性見せろ!ベイスターズ。
主砲を持って行かれたのはベイスターズだけではなかったっけ(苦笑)。カープはやはりタイガースに分が悪く、これで3勝9敗。言っては悪いが、「チクショー」という気迫を感じない。絶好調の新井など、いくら尊敬する先輩といえども、現在の成績では相手4番より上なんだから、へりくだることはないぞ!いや、とても助かってはいるんだけどね(苦笑)。
温泉街で乱痴気騒ぎ(笑)。ま、たまにはハメをはずすのも良いか、19安打13得点。相手投手の出来との関係なので、過度に喜ぶべきでもなかろう。ただ、不振を自覚していた選手にとっては勢いをつける試合になったかも知れない。
そして下柳は今回も人を食ったような投球。正直に言えば、なぜ下柳が打たれないのか、そのメカニズムを正しく説明できる自信はない(笑)。ともかく打たせて取る投球がさえ、10勝1敗。ひとりで貯金9は、これぞエースの仕事。わかった?福原投手!「うぎゃ(以下略)」(笑)。
桟原は2回を投げ、2回とも連続四球から入るという最悪の投球。代わった7回はともかく、落ち着いたはずの8回までというのはいけない。球に力があり、しっかり投げさえすれば打たれないのはわかっているのだから、自信を持って打者を攻めて欲しい。自己評価が低すぎるのだろう。
9回は能見が三人で片づける。次は先発登板がウワサされているが、ストレート、スライダー、チェンジアップをうまく配せば、面白い結果になるかも知れない。ポイントはリードと、コントロール。この日コンビを組んだ野口で行ってみても良いかも。
実績面でも心理面でも勝負付けが済んでしまっているような対戦なのだから、相手エースを1,2回で攻略してしまえば、試合は決まってしまう。
1回の黒田は調子の良し悪しをはかる以前に不運だった。鳥谷、シーツには「勝っている」にも関わらず、どうしようもないところに打球が飛んでしまう。ボテボテとポテンで一死一二塁。ただここで金本に強く攻めらず、四球としたことで、不運は増加し、タイガースへの勢いとしてしまった。続く今岡のボテボテ遊ゴロ(普通の足ならヒットw)で1点。続いて、顔を合わせるすべての人から「低めを捨てて、ファーストストライクから思いっきり振れ」と言われ続けているであろう桧山(笑)が、0?2からストライクを取りに来た高めの直球をレフト前にはじき返し2点追加、3?0とする。
桧山と対戦する投手には、「桧山を抑えるための必勝法」がある。これは有名な話らしく(笑)、桧山への配球は8割方このマニュアルどおりでやってくる。ただし、投手にはコントロールミスがあり、失投があり、必勝法通りに投げられないこともよくある。それをほぼ8割の率で打ち返せば、桧山は3割打てる打者なのだ。そのためには、「桧山流これで3割必勝法」すなわち、「低めを捨てて、ファーストストライクから思いっきり振れ」を実践しなければならないのだ。この日の桧山には、その姿勢があった。チャンスであろうとなかろうと、必勝法vs必勝法の勝負ができれば、それなりの結果は残せる選手なんだから。
【お詫びと訂正】「俳句的日常」を間違って表記していました。訂正して、お詫びいたします。申し訳ございませんでした。また、お知らせいただきましたかきぴーさま、ありがとうございました。

コメント

  1. 仙丈亭日乘 より:

    猛虎、松山に咆哮す!

    松山での廣島戰。
    阪神13?2廣島。
    タイガース打線が19安打と爆發し大勝。

    先發は下柳。
    安定したピッチングで、6囘66球を投げて、3安打1失點。
    1失點は失投を打たれたソロ・ホームラン。

    5囘裏から見はじめたが、打線の活溌なこと!
    シーツに至つては、

  2. GAIA より:

    阪神打線、やっと梅雨明け宣言が出ましたね?。
    ベイもっとがんばれ!
    おーおーおおおおーよーこはまベイスターズ!

  3. いわほー より:

    広島投手相手だと、本当に自信満々にバッターボックスに向かうタイガースの打撃陣。これで打線の調子は回復、とぬか喜びしてしまう。今シーズンにおいては、カープ投手陣VSタイガース打撃陣の結果を、そのまま打線の調子のバロメータと鵜呑みできない気がするのだが。打ってくれることはカタルシスではあるのだけれど。
    なかでもシーツの乱れ打ち(?)は凄い。ウッズもここに来て本領発揮してきたが、打撃以外の部分も含めて、トータルで評価してみて、現時点でウッズ→シーツで手をうったことは良かったように思う。それにしても古巣相手だと、投手のほうに遠慮があるのか?ウッズもこのベイ戦、8の5本塁打3とは。
    とにかく今日の試合。
    JFK(JQK?)も温泉に浸かってもてあましていることだし、杉山には初回からガンガン飛ばしてもらってもよいぞ。そして取りこぼしの無いようにして、いいムードで「名古屋決戦」に望んで欲しい。さすればアドレナリン爆発の首位攻防戦が待っている。

  4. イエロー より:

    高校野球を見ると、いつも涙腺がゆるむんですが、昨日の阪神の試合は表情筋がゆるみっぱなしでした(笑) 「桧山を抑えるための必勝法」、          1球目‥見送りストライク2球目‥ファール 3球目‥ボール 4球目‥三振orゴロ 何回これで凡退する桧山さんを見たか… 今度こそ2割5分より打率を上げて、スペ中進次郎になってほしいです。

  5. シーツ大活躍!松山の夜に猛打爆発!これで連勝スタートだ!!

    8月6日 対広島 松山坊ちゃんスタジアム
    阪神13ー2広島

    一昨日、今岡の満塁ホームランで連敗をストップさせた阪神タイガース。
    今日は、松山坊ちゃんスタジアムに場所を移し、連勝へ向けて再スタートです。
    ぜひとも勝利を収めてもらいましょう。{/face_fight/}

  6. 桧山って、本当にいじりがいのある選手なんだなぁ・・・・って(笑)
    しかし、シーツ先生、やりすぎの感あり。まぁ昨日はウッズも含め、そういう日だったのだろうね。
    そんな広島にハンデキャップマッチを挑む桟原。無死一二塁から真剣勝負というバラエティー番組張りの企画も一失点なら合格?(爆)
    相手が広島だから?かもしれないが、坊ちゃんスタジアム、相性よさそげw

  7. ◆8/5対広島(○13-2)

    対広島 12回戦 松山

    広|000 010 010|2
    神|320 220 31x|13

    勝:下柳10勝1敗0S
    敗:黒田9勝7敗0S
    HR:シーツ 14号ツーラン/栗原ソロ3号
    広:黒田-広池-田中-梅津
    神:下柳-桟原-能見

  8. 打線好調!

    阪神13―2広島

    先週の土曜日の悪夢がウソみたいです。
    今季最多?の19安打!
    初回から打線好調ですねー。
    ★くんが初回に出塁しなくとも点が入る打線の好調ぶり。
    マコの内野ゴロで1点…どまりだったら先も暗いけどひーやんやった!
    なんとカープのエースか

  9. おかぼん より:

    大量リードという展開だからということで、守備につかせた濱中のところにボールが飛んでこないのは、ありがちなこと。でも、こういう展開だからこそ登板している桟原にはちょっとやきもき。記録はヒットになったけど、ショートへの打球1本を除けば抑えているんだから…。球速、球威ともいいものがあるし、タイプ的にもぜひ無敵リリーフ陣の一員になってほしいと思っているんですが。制球はもちろんですが、やはりメンタル面なんですかね? 余計なことは何も考えずに自分の持ち味を発揮すれば良い場面なんだけどなあ。でも「何も考えずに」というのが結局いちばん難しいのかも、それは今日のお題のひーやんにも通じるのかな(笑)
    能見のフォームがまた少し変わってましたね。あのテンポは言うことなし。次回G戦の先発可能性高いということですが、昨日あたりのGのゲームを見ても、なんかチームとしてはこわれてしまっているような感じなので、立ち上がりさえスムーズにいけばきっと好投できると思います。
    坊ちゃんスタジアムのスピードガンは他に比べて数値が出るようなので、今日久保田が投げたら、チーム最速記録の更新は間違いないでしょう。もちろんそういう展開になってくれるものと期待しています。

  10. torao より:

    本文中にも追記しましたが、「俳句的日常」を間違って表記していました。もうしわけございませんでした。
    市営プールに行ってきました。水が温まっていました(苦笑)。
    to GAIAさま
    Dはまたシーズン開幕当初のように神がかってきましたね。でちょっと安定して、どーんと落ちるんでしょうか?ま、いいじゃないですか。あっちも強いけど、こっちも強い。本当に強い方が優勝するんですからね。自信アリですよ(笑)。
    ハマスタ行くと、あの歌が頭から離れなくなりますよね(笑)。
    to いわほーさま
    カープには悪いんですが、こっちもここいらでもたついているわけにはいきません。今日も前回で行かせてもらいましょう。特に一人まだエンジンが掛かりきっていない4番打者には景気づけしておいてほしいです。
    to イエローさま
    桧山もね、自分でもわかっているんですよ。でも、調子の上がらない打者へは、本当に厳しいコースにきまっちゃうんですよね。そうすると、どうしても初球から行けなくなる。この負のスパイラルにまんまとはまってしまった今季の桧山です。低い球、落ちる球はどうせ振ってもろくなことないので(笑)、左右は多少厳しくとも、ひとつ目のストライクをしっかり振っていけば、螺旋は反対に回り始めますよ。これからね、きっとね。
    to かきぴーさま
    桟原は、去年より「降格」されていますから、そりゃ気の持ち方も弱気になっている部分があるのは当たり前です。仕方ないです。でも、そこまで自信を失うことはない。たんにJQK、江草・橋本との比較で今の地位になっているだけで、桟原の絶対的評価に問題があったわけじゃない。そもそもキャンプの出遅れが原因なんですからね。そこんところをわかった上で、もっとアグレッシブに攻めてくれないと、江草や橋本がつけあがっちゃいますよ(笑)。
    to おかぼんさま
    >でも「何も考えずに」というのが結局いちばん難しいのかも
    そうなんでしょうね、おっしゃるとおりのように思います。桟原は、ちょっと自分を責めすぎるような雰囲気を感じるのですが、違いますかね(笑)。
    能見は躍動感がありましたね。クイックのようなスムーズな投げ方でしたね。最近、タイガース投手陣は、「テンポ良くブーム」到来ですね。
    そうそう、久保田の記録は「坊っちゃん参考記録」ですからね(笑)。ただの温泉旅行になってしまって気が抜けないように、彼らの登板もあった方が良いのかな?(笑)

  11. 夏満開!ドドド?ンと松山で猛打豪放!

    僕らのタイガース、移動日の昨日は道後温泉を貸し切っての、大保養大会だったようですね。
    我が家は地元の花火大会に出撃しておりました。

    すっかり夏気分で癒されましたね。

    さて1日あけた今日は、我が家はチビ虎さんが小学校の夏祭り。
    一方のタイガースは

  12. タイガース・ファンの戸惑い

    「1937(秋)→1938(春)→1944→1947→1962→1964→1985→2003」この数字が何を意味しているか御判りだろうか?即座に答えられた方は、筋金入りのタイガース・ファンと自負されて良いだろう。そう、この数字はタイガースがこれ迄に優

  13. Shoulder.jp より:

    佐々木の引退表明

    ベイスターズの佐々木が引退表明した。 日→米→日という3ステージで活躍するか?と…

  14. こっそりお知らせしたのに、そないに大々的に扱ってもらうと照れます(違
    つぅことで、テンション低く、今日の記事を書きますわ。

  15. torao より:

    追い込まれるだけ、追い込まれましたよ。さあ、尻に火がついた時、4番金本が何を見せてくれるのか、エース井川が何を見せてくれるのか(or くれないのか)。
    to かきぴーさま
    このテンションで決戦当日までは、正直ちょっとしんどいですね(笑)。

  16. のののー より:

    ゲーム差は詰まったけど、楽な投手起用だった阪神に対して、中日は岩瀬が3連投で潰れたので、風は依然阪神に吹いています。今岡が軽症ならいいのですが。

  17. 1.5差上等や!

    ここで勝ってこそ真の王者!
    ファンはひたすら応援!
     
    ファンも選手も気合だ!頑張れ!結果は絶対ついてくる!
     
    名古屋決戦
     
    やったろやないかい!

  18. 嗚呼、のののーさまの言葉を胸に、ブルーマンデーを切り抜けよう・・・

  19. SSあさちゃん。at道後温泉 より:

    松山まで遠征してまいりました。
    足湯で隣りにいた一家は、この夏休みタイガースを追って、先週は横浜、松山の次は名古屋、東京だそうです。

  20. torao より:

    to のののーさま
    この3タテがDにとっても非常に微妙な作用をおよぼしそうですね。
    私も勝てば勝つほど、Dの強さを懐疑的に見るようになっていますよ。
    to かきぴーさま
    イヤなことを考えそうになったら、寝ちゃおう(笑)。
    to あさちゃんさま
    お疲れ様でした。敗戦もなかなか楽しげな旅だったようですね。もう、あちこち「変態客」だらけですね(笑)。