現状打開への“嫌われ指令”?星野流のノウハウを伝授(SANSPO.com 6/11)

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http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200406/tig2004061103.html
井川の首のハリはたいしたことなく、キンケード飛ばしすぎの痛みもたいしたことなく、ついでにひとときの最下位状態もたいしたことないと笑い飛ばそう。なんたって防御率1位、チーム打率だって.275あるんだから流れが良くなれば「すぐ」だ。
その流れを作っていくためのコツが星野前監督のいうところだ。「自分一人で決めてやろうとするな。つないで、つないでいけ」この言葉の裏にある「ホンネとタテマエ」。優勝を味わい、成績が良ければ報酬が上がることはわかった。しかし個人の成績を数字として残した者とそうでない者に格差が生まれたのも事実。ついつい自分中心になるのも人情だ。
しかしそうなったとたんツキは逃げていく。「塁に出ることだけを考えている」と今岡が言い、「金本さんが打ちやすいように盗塁しないのも作戦だ」と赤星が言い、「ハマちゃんに打点をつけることだけ考えてやっている」と金本が言っていた。「自分が自分が」ではなく、「あいつにあいつに」で行けば、自然と自分にもツキが向いてくる。ホンネを出すのは、きっちりとしたタテマエが整ってからで良い。

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