★逆転勝利をアシストした金沢は淡々「普通に投げられた」(SANSPO.com 6/13)

スポンサーリンク

http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200406/tig2004061305.html
山あり谷ありジェットコースター・ゲーム。最後は自打球後の今岡「死んだふり」打法が炸裂、安藤も悪夢払拭のナイスピッチ、今日も今日とて外角一辺倒でも完璧な制球で締めた。伊良部はいいストレートを投げていたが、変化球の制球が悪く、甘いフォークを狙い打たれた。それでも伊良部の持つ「凶悪なイメージ」を利用して、フトコロに速球を投げ込んでおけば6点は失っていなかっただろう。久々の登板、雨の中、矢野捕手のリードと少しだけ割り引いてあげたい。
8回裏のダブル・プレーにはがっかりだ。赤星は「状況想定」が出来ていない。フライが上がった時点で戻れるギリギリまでリードオフ、取られれば戻り、落としたら走る…ただそれだけのことだ。藤本にいたっては、バント失敗のショックで、一塁に全力疾走という基本中の基本までおろそかにする始末。もし全力疾走していれば、川村が二塁悪送球ということだってあるかも知れないのだ。しかも今季二度目だ。野球を知らない1、2番打者というのはチームの弱点になりかねない。
葛城は絶好調。HRはチームに勇気を与え、他の打席も2つの外野フライを含めきっちりと捉えている。アリアス復帰後も捨てがたい打撃だ。
この日の「陰の勝利投手」は間違いなく金澤だ。140km/h台後半の直球、ストンと消えるフォーク、ブレーキのあるスライダー、沈みながら切れるシュートで2回を無安打無失点の好投、「逆転メーカー」となった。雨中のスクランブル登板も気迫、集中力とも申し分なかった。今季は出だしから期待を裏切って来たが、ここに来て絶好調で先発ローテーションを窺う位置にまで達している。

コメント