改革への第一歩はまだこれから(星野仙一のオンラインレポート9/24)

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ストの代替試合はありなのか、なしなのか。終わりの決まらない締まらなさ。ストはストなんだから「なし」!はっきりせい!
明大・一場投手は阪神入りで確定。実力を発揮してすべてを払拭するしかない。
伝えられていた島野管理部長の「助監督」現場復帰が、体調面への不安からまだ正式決定していないという。この動向は来季の阪神に大きな影響がありそうだ。
センチメンタルな日。近鉄が最終戦、満員の大阪ドームで最高のサヨナラ勝利。
合併球団がオリックス・バファローズと名乗り、本拠地を大阪ドームとすることが発表された。見た目には「大阪にバファローズがある」形になるが、中身はオリックスだ。一方この日北海道日本ハムにプレーオフ出場をプレゼントしたオリックスも最終戦。イチローがいたブルーウェーブというチームが神戸から消えゆく。
日本プロ野球がファンを大事にするというのなら、もっと歴史・伝統・記録、先人たちの偉業に敬意を払うべきだ。合併球団、新設球団ともに、現バファローズ、現ブルーウェーブの選手を多数擁することになるのだろうから、球団の歴史と記録の引き継ぎについて考慮してもらいたい。球団記録すべてを消してしまって平気なのは、野球を愛していない証拠だ。
子供の頃にプロ野球の本をよく読んだ。球団の歴史(親会社やチーム名の変遷)、偉大な選手たちの功績を知った。ああ、このチームは、稲尾投手がいた西鉄ライオンズだったのか、昔は松竹も東映も大映も野球チームをもっていたのか、スワローズは国鉄の特急つばめからとったのか…。今回の騒動の中で、「子供たちに夢を」という言葉が良く聞かれた。子供たちに夢を与える一番の方法は、子供たちが憧れる大人であることだと思う。「俺たちはこんなにダメにしちゃったけど、君たちはがんばれ」ではなく、「俺たちがつくってきたこんな素晴らしいものを、君たちはもっともっと素晴らしくしてくれ」と繋げていくことを大切にしたい。
世間の注目は「仙台IT戦争」に移った。両社(特に楽天)をめぐって様々な意見があるのは承知した上で、私の意見。
「どっちでもええわい。よくぞ起ってくれた。成功の可能性は十分ある。ただし読売中心のプロ野球体制維持派にまわれば将来はないぞ。情熱と愛情をもってしっかりやってくれ!グッドラック!」
そんなことより星野SDのページで書かれていることこそ本質。これでほっとしている人がいることを忘れるな!と言いたいのだろう。「読売のプロ野球」が読売によって滅ぼされる前にプロ野球を救わなければならない。選手会は一気にコミッショナーの選出方法に攻め込むべきだ。

コメント

  1. 24日のNPBまとめて!

    ↑ 最近タイトルが長くなりがちなので、今回は短く。 1.楽天が正式にNPB加盟申請  記事リンクはLivedoorのHPです。  楽天の公式発表資料はこちら  Livedoorの方は、こちら  それぞれについての自分の見解は後日述べるとして、ざっと見た限り、楽天の後だしじゃん

  2. BSミツルH より:

    マスコミに登場する方々の中にはいまだに事実誤認をしていたり、己の観念の方向に無理やり事実を捻じ曲げたりする人々が多いのですが、その中でハッキリと事実を述べながら、あるべき姿をも語っておられる方が2人いらっしゃいます。一人は星野SD! もう一人はプロ野球経営評論家の坂井保之氏。この際、坂井氏にコミッショナーになっていただいて、合併無効のコミッショナー裁定・近鉄球団の楽天への身売り・ライブドアの仙台誘致・シダックスが松山坊ちゃんスタジアムへ…という流れはできないものか…。限りなく妄想だったですか? けれども「思惑」が重要なのは株式投資の世界だけじゃなく…。
    正しい事実の認識のためには確かな情報が必要ですが、それを越えて、情報さえあれば事態は正しく認識できる…。今回、多くの「たかが野球ファン」はそのことを証明しちゃいました。「密室の手法」と「最悪の方法」にはNO! 経営が傾いたとき、それは立てなおさないといけません。けれども切り捨てによる安易で一時的なコスト削減は再構築の方向を誤っています。今回はストの設定という強権でもって二つの前進があったように思います。一つは実質的にファンが多くの情報を得たこと。一つは縮小均衡が今後の改革の「禁じ手」となった(はず)だということ。しかし、それをよく理解しておられる野崎球団社長をおいて他の方々は??? いままで沈黙していたOBの方々にも発言していただき、是非とも夢のある方向性を…。手前勝手な自由を振り回す経営者は経済の根本が「信用」と「誠実」で支えられていることを、学びなおす?

  3. 古田の涙 礒部の涙

    迷走したプロ野球の再編問題は、昨日のスト回避で一応の決着 楽天かライブドアの新規参入が認められれば、来期12球団を 維持出来そうだ しかし、最近めっきり報道されなくなった構造的な改革が 成されなければ、また同じような問題は確実に起こりうる 放映権料、複数年契約や

  4. torao より:

    利害関係が複雑にからみあい、
    がんじがらめの球界を
    少しずつでも良くするためには、
    正論を吐き、自ら行動し、
    多くの野球好きから支持を集める
    そんなリーダーが必要でしょう。
    適任者はそんなにいないと思います。