赤星“首位打者獲れ”正田打撃コーチゲキ「型にはまるな!」

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http://www.sponichi.co.jp/osaka/base/200410/24/base171662.html
大きな台風の傷も癒えぬうちに、今度は大地震だ。被災地ではライフラインが寸断されているとのことで、不安な一夜を過ごされたことだろう。お見舞い申し上げたい。
星野SDがスポニチの国際電話取材に応じる。曰く「プロ野球の恩人をこんな形で辞めさせていいのか」「このくらいの額でオーナーや球団社長が責任を取らなければならないものなのだろうか」と、無念さを表した。まったく同感だ。
それでも私は辞任やむなしと思う。巨人で一場投手の問題が発覚した時、当然同じく獲得に乗り出していた阪神でも調査が行われたはずである。たとえ少額(でもないと思うが)といえどもスカウトのポケットマネーのはずはない。むしろ調査を行う必要がない程わかっていたはずだ。その時、正直に言っていれば、この事態はなかった。真実を隠し、虚偽を言えば、小さいことでも責任は発生する。「これくらいならいいだろう」「自分たちは大丈夫だろう」という判断が命取りだった。
阪神球団といえば、吉本興業とともに「シブチン」として有名だった。関西経済をあっちにもこっちにも動かすだけの力を持つ阪神タイガースの名物オーナーが、たったの25万円ぽっちで辞任に追い込まれたのは、「らしい」とも言える。
久保コーチ、正田コーチが合流。さっそくいい仕事をしている。どうやら二人が考えているキーマンは井川と赤星のようだ。
まず近鉄・阪神で現役を21年務めた久保コーチが井川にアドバイス。もう太ももを太くするのはその辺にしとけ!ケガするぞ、と。本当にそうだ。後を濁しまくって去って行った佐藤前コーチは、「言うことをきかない」と言っていたが、髪を切らないエースも納得した模様(笑)。
そして広島で現役14年、首位打者と盗塁王に輝いた正田コーチの目は自分と似たタイプの赤星に向く。今は手元近くにあるヒッティングポイントを、手前側(投手寄り)に移動させるという方向性を打ち出したようだ。今季赤星は意識的に「引きつけて打つ」打法に取り組んだ。これにより変化球に泳がなくなり、ファールで粘ることができるようになった。反面、引っ張る打球が極端に減り、ストレートに対応できなくなることが多かった。正田コーチの発言「打撃はフォームを崩されたときにいかに拾うかだからね」には、真理があると思う。正田コーチの指導で来季の赤星が「不用意なストレートは弾き返される。崩したはずの変化球も巧く当てられる」と恐れられる打者にグレードアップするかも知れない。

コメント

  1. いわほー より:

    正田コーチの現役時代は、それはそれはいやらしい打者でした。
    あのいやらしさを赤星、藤本にぜひとも伝授してほしいもんです。
    和田、正田両コーチの手腕に大いに期待したいです。

  2. ichiken より:

    こんにちはー。
    新コーチがやってきますねぇー。
    一つ気になるのは、久保コーチの久保田守護神案です。
    久保田は肩、肘を痛めており、再発を繰り返している身です。
    毎日、ブルペンに入ることを余儀なくされる抑えは1年間通してやれるか、かなり心配です。
    久保田のこれまでを知らないコーチがやってくることの弊害が出なければよいのですが・・

  3. BSミツルH より:

    打者にとって「フォームを崩されること」と「詰まること」は二大恐怖ですね。「フォームをいかに崩されないか」を追求すると「詰まっても押し込むことのできる」バッティングに行きつきます。遅い球を前でさばいて、速い球は詰まりながらもフェアゾーンへ運ぶ…。他方、「いかに詰まらないか」を追求すると遅い球で「フォームが崩されること」は仕方ないので、速い球は前でさばく、遅い球は泳ぎながらも拾う、ということになるんですね。いずれにしてもディレートヒッティングがポイントです。今よりも下半身の始動を早くして上体の開きは我慢し、ヘッドを遅らせる…。ニュー赤星を期待しましょう。ただ、ふつうは前でさばけるようになってから、どこまで呼びこめるか、という方向へ行くものですけれども…。「泳ぐ練習」はプールでないとムリなので(笑)

  4. 一場問題で星野SDがコメント

    阪神・星野SDショック「こんな形で辞めさせていいのか」
    久万節連発でオーナーを退任…後任に手塚オーナー代行
    タイガースオーナー久万氏、野崎氏の辞職を受けて、星野SDがスポニチに独占インタビューで発言しています。
    現在アメリカでワールドシリーズ視察中の星
    >いわ

  5. torao より:

    >いわほーさま
    確かに赤星も藤本もいやらしさについてはまだまだですよね。
    ボール球には手を出さず、会心の一球をファールするという打者に
    なってもらいたいです。
    >ichikenさま
    先発できる投手は数いても、終盤の大事な1回を任せられる投手となると
    球威、度胸、ウィニングショットがなければ務まりません。
    ヤクルトの五十嵐のように、久保田は後ろで使いたくなるのはよくわかります。
    ブルペンワークが巧ければ心配ないのですが…。
    >BSミツルHさま
    3割を楽に越えるような打者は、みな崩されてからが巧いですよね。
    正田、篠塚、掛布、今の阪神で言えば、今岡、桧山あたりが
    「曲打ち」の上手なタイプです。前さばきの巧いタイプは、
    選球眼の良さと、ハーフスイングをきっちり止める技術も必要ですね。