素直になってはいけない

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性格が素直であるのは美徳である。優れた指導者のアドバイスに耳を傾け、取り入れてみる。成功している人のフォームや練習方法を参考にして、自分を高めていく。それは素直さや謙虚さの表れであり、成功への要素である。

しかし、聞く必要のない「可能性をつぶす言葉」に対して素直になってはいけない。絶対に「呪いの言葉」を真に受けてはいけない。

諦めに素直な人には、諦めざるをえない結果しかやってこない。

世の中には言葉があふれている。昔から「人の口に戸は立てられぬ」というが、今は言葉が口から出て消えてくれない。電子的な情報となって、何年も何十年も世界中を駆け回り続ける。
「どうせ無理」「成長はない」「努力するだけ無駄」「何も変わらない」……とダメージを与え、くじけて諦めたくなるような言葉も蔓延している。

そんなの見なきゃいいのだが、情報とともに育ってきた世代に情報の遮断は無理な話だ。わざわざエゴサーチをしなくたって、自分への言葉は容赦なく飛び込んでくる。こうして、ひとつひとつの「人間をつぶす言葉」「呪いの言葉」が若者たちを突き刺して、呪いの中へと引きずりこんでいく。

悲しいことであるが、この愚かな世の中が変わっていくには時間がかかりそうだ。他人の痛みや苦しみは、ひととおり自分で体験するまでわからない。
阪神ファンにしても、その母集団が大きすぎるあまり、一定数の「人をつぶす言葉」は電子化されて、本人へと届き続けていくことになる。

気にするな。そいつらは世の中の真理を知らないだけだ。努力はすべて報われるなんてことはないが、苦しんで苦しんで苦しんだ先で突然、技術を極める入り口に立っていた、勝負できる精神状態を掴んだ……なんてことはいくらもある。
去年まであの程度だった選手が、今年はここまで「化けた」などという話は腐るほどある。
どうせ呪いの言葉を吐いていた連中は、「いつかはやってくれると思っていた」と悪びれもせず言い放つだけだ。実際、その時には呪いの言葉をかけたことすら忘れてしまっている。

自分をつぶすための言葉に素直になってはいけない。全力で否定して、努力はいつか実を結ぶと信じる。自分に必要なことを冷静にやり続ければいい。それで出た結果には素直になればいいだけだ。
自分の好きな色に世の中を変えたいと思う人は、闇の力などには目もくれず突き進んでいけばいい。それだけのことだ。

コメント

  1. 虎轍 より:

    評論家が溢れかえってるプロ野球界では、指導をしたがる方が多いので、ちょっと活躍出来なければ、ああしなさい。こうしなさい。と言われますね。
    私らの仕事でもそうですが、どういうやり方が自分で出来るのか?適材適所もありますよね。
    例えばメッセンジャーは中継ぎ候補で来ましたが、先発として活躍をしてくれました。
    藤浪は中継ぎで結果を出してきてる。
    打者では大山が野手の間を抜く打撃を目指してくれると、ええと思いますね。
    色んな話は聞くと思いますが、自分にあった話を素直に聞き入れて活躍して欲しいですね。

  2. とらかっぱ より:

    今日のコラムは誰かに特定したメッセージ?それとも伸び悩むいつまでも若手と呼ばれるアラサー達全員に向けたもの?

    いづれにせよ今までやって結果が出なかった選手達は自分を分析し進むべき道を間違えないで欲しい。コーチが変わることで新しい視点で今までと違った可能性が見えてくればイイですね。

    タイガースというチームは頼みもしてないOBがしゃしゃり出て無責任なアドバイスわ投げ掛ける。監督コーチもOBだらけなので先輩立てないと何かと面倒だし。これはルーキーにも当てはまる事なのでしょうが、自分で取捨選択していくしか仕方ない。自分をしっかり持って流されないようにやって行くしかないですね。

  3. 西田辺 より:

    昨日は矢野監督が、ドラフト1位指名の創志学園・西純矢投手に
    指名あいさつに行ったそうです。
    その西君の記事の中で、担当スカウトが山本宣史さんの記載がありました。
    この山本スカウト、この世界に入るまでプロ野球界の経験が全くない変わり種。
    PL学園から近畿大学へ進み、鍼灸院を開業していましたが、長年の夢を
    叶えるために鍼灸院を畳んでプロスカウトの世界へ。
    かなり関西の高校球界に顔が利く人だとか。
    やっぱり、出身校の強みですかね。
    現在は、関西・中国・四国地区のアマチュアを担当してるそうです。
    来年は、関西に大学・高校とも良い野手が揃ってますので、山本スカウトの
    腕の見せ所ですね。

    かなり長い間プロ野球というものを見てますが、凡そ成功している選手と
    いうのは、処理能力に長けてます。
    色んな人から色んな事を言われても、その言葉や指導を取捨選択できる。
    自分の成長にプラスになるものなら貪欲に研究吸収し、合わなかったり
    自己のマイナスになるものは切り捨てられる。
    世間の声に対しても、上手くオンオフが出来る選手が、ドンドン自分を伸ばして
    行ける気がします。
    そう事に対して鈍感であることも、大事なのかも知れません。

    気が付けば今日から日本シリーズ。
    まぁ、あんまり興味をそそる対戦ではないから、ラグビー見てしまうでしょうね(笑)

  4. こうさん より:

    ドラゴンズ色が強くなるコーチ陣だが矢野監督は「縦のしがらみ」を無くそうとしているのかも。濱ちゃんも矢野監督に甘えて残ることが出来たかもしれないが、それをしなかったし、させなかった。仲良し内閣かと思っていたが認識を改めなければならない。

    今日のトラオさんの文章は刺さった。ネットで会話をすることがまだ初期の頃、はしゃいでいた俺は色んな人を傷付けた。傷付けられたら何倍にも返した。達成感の後に生まれる罪悪感…。自分と同じハンネの人がいたら「ハンネ変えろよ‼️」と理不尽に突っ掛かるダメ人間だった。

    変わったのは、その場所があっけなく無くなった瞬間。「俺の全て」だと思っていた場所が一瞬にして吹き飛んだ。「傷付けず会話をしよう。」という「当たり前」のことに気付くのに膨大な時間を費やした。傷付けられるのが怖いから「最初に傷付けてしまえ」という恐ろしい考えも消えた。

    トラオさんのこの場所、「アーカイブ」という形でいつでも読み返せる。人を傷付けたコメントもあったかもしれない。選手を傷付けたコメントもあったかもしれない。自分で気が付いていないのが最悪だが送信する前に読み返すことは必ずしている。

    ドラマ「とんび」の中で出てきた「秘すれば花」という言葉が大好き。40半ばになったが、まだまだそんな生き方はできていない。

  5. なかっち より:

    今日のタイトルとは全く関係ない事を書かせて頂くことをご了承下さい。

    昨夜ネット動画で、読売の
    【闘魂込めての替え歌】
    というタイトルの動画を見ました。

    そこにはタイガースファンがとんでもない替え歌を歌っていてショックを受けました。
    特に酷かったのは
    【行け行けそれ行け巨人軍】
    の歌詞を
    【○ね○ねくたばれ巨人軍】
    と替えて歌っているシーンです。
    (しかも応援団が大きな声でと煽ってます。)

    私は東京ドームでタイガース戦を観戦したことがありません。
    東京のタイガースファンはいつもあんな調子なんでしょうか?いくらなんでもあれは酷い。
    もし逆に甲子園で読売ファンに六甲颪の歌をタイガースファンを侮辱するような歌詞に替えられて歌われたら、私はぶちギレすると思います。
    何故あのような動画が投稿されてるんでしょうか?

    タイガースファンの1人として恥ずかしく、情けなく、怒りを感じました。

    東京のタイガースファンの方はどうお思いなんでしょうか?

    全く関係ない事を書いてしまい申し訳ありませんでした。

  6. hi64 より:

    僕は観戦は主に東京ドームと神宮ですが、
    東京ドームではご指摘の替え歌はいつも歌われてます。
    神宮でも、東京音頭の間奏で、「くたばれ読売、くたばれ読売」と歌っています。
    関係のない神宮でも歌ってますから、読売コンプレックス丸出しで、こちらが恥ずかしくなるくらいです。
    その他にも、エラーをした相手選手に対して、
    「いいぞ、いいぞ○○(エラーをした選手)」という、世にもまれに見る最低なコールがあります。
    聞いている人を不快にする応援(こんなの応援とも言えませんが)は、一刻も早くやめて欲しいものです。

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