列島に大きな被害をもたらした春の嵐で神宮「開幕戦」は早々に中止発表。決定は2時過ぎだったが、午前中には暴風警報が出ていたのだからもっと早く決定出すべきだったと思う。自分たちの都合より、お客さんの気持ちを大事にね。
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先発は阪神がメッセンジャーのスライド、ヤクルトはロマンを飛ばして館山と発表。両チームの6人目、小嶋とロマンは登録されずに過ぎていくようだ。
早めに帰宅して見たのはC?G戦。接戦から終盤追加点で突き放したカープの今季初勝利を喜ぶ。まあ正確には、ジャイアンツの単独最下位を喜んだのだけど。しかし貧打負けのGを見ながら、なんとなくタイガースのことを思い出し、「ざまあ!」言ってる場合ちゃうなあ…とも思う(笑)。
ま、勝ち負けも気分良かったが、とっても面白い試合後半だった。6回ウラ、カープ1?0リード、一死一三塁の好機で若い7番堂林をそのまま打席へ。バッテリーはスクイズも警戒しながら結局四球で一死満塁。で、カウント1?1で8番倉がスクイズを決める(2ランスクイズは廣瀬のランニングいまいちで未遂)。忘れた頃にやられるスクイズってショック大きいね。高校野球の季節でもあり、先日はキヨシ監督にしてやられたのもあってか、なんとなく見ていてウチがやられたような気分になってしまった(笑)。和田タイガースもこんなような、相手がガーンとなるようなスクイズ、やって欲しい。
もう一つ8回ウラ二死一三塁、カープは倉の初球攻撃レフト線二塁打でダメ押しの2点を取るのだけど、この時のGリリーフ久保の球が本当に信じられないくらいのひどい失投だったのだ。ベースが一つ空いている状況で、捕手阿部はコーナーいっぱいを攻める投球を想定したはず。初球も外角低め、ボールになってもいいぞというところに構えたにもかかわらず、ほぼ真ん中低めに「打ってくれ」のまっすぐが来た。
確かに久保は全然調子が良くなかった。だからこそ去年は守護神役だったのに、この2点ビハインドなんていうところで投げているのだろう。ひょっとしたらしばらく二軍で調整ということになるかもしれない。それにしてもこのびっくりするような失投は前の打者堂林が一死一二塁から定位置より深めの右飛で走者を三塁に進めたから生まれたこと。
追加点の好機で、またしても代打を送られなかった堂林は、はじめこそ久保のフォークに空振り2つしたが、その後はなんとか食らいついてファールで粘り、最後はスライダーについていってライトフライ。なんとかしたいという気持ちが伝わってきた。
二死となっても走者が三塁に行けば、投手には暴投のプレッシャーがかかる。特にフォーク投手の久保にとってはこの開幕直後、意識するなといってもムリだ。その意識が指先の固さになって、「ボールでいいぞ」のはずの直球が試合を決める失投になってしまった。
7番スタメンでチャンスをもらっている堂林はそりゃ必死だ。その必死さが粘りになってアウト一つと引き替えに走者を進める結果をもたらした。その「1アウトと引き替えの1進塁」が、投手に「失敗したら」のネガティブイメージを想起させ、現実として失敗をもたらす…。
心理ゲームであるところの野球の面白さを感じた場面だった。今まで、ここ数年常にタイガースに欠けていた、こうしたじわりじわりと心理戦を優位に持っていく姿勢。今年こそなんとか変化させて欲しいと思った。
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コメント
カープのツーランスクイズ、失敗はしましたがトライした勇気は称えるべき!タイガースもノムさんが監督の時によく練習はしていましたが、成功したかは記憶にありません。
昨年絶対的守護神だったG久保投手、変わり果てた姿に驚きました!解説の”ミスター3連発“こと槙原さんも言ってたように、二軍で自信をつけてから一軍で投げさすべきだと私も思いました。
讀賣が弱過ぎるとペナントが盛り上がらないから、せいぜい頑張れよ!って「お前(阪神)も頑張れや」って言われそうw
大きな補強をした時の讀賣のスタートの悪さはいつもの事ですよ。
(思い出したくもないグラ・ラミ加入の2008年とか・・・)
一年間、力を出せないまま終わるチームじゃない事は阪神ファンなら
一番知ってるはず。
他所様の事、ワロテる場合やおまへんえ。
ウチも色々と不安の種がありますから。
週末の甲子園までには、迎撃態勢を取りたい処。
>「1アウトと引き替えの1進塁」
現代野球において、1番から9番までこの意識がどれほど浸透し実践できるかが
重要なファクターになっています。
ドッカンドッカンと打つだけが攻撃じゃないし、それだけでは勝てませんよね。
如何に相手に墓穴を掘らせるかも、攻撃の一種。
試合巧者で、強かなヤクルト相手にどんな野球が出来るか。
今年最初の試金石になりそうな予感がします。
(勝手に)【トラオの身の上相談室】
Q.
近頃、虎の勝利よりもGの敗北のほうがうれしく思うようになってきました。
虎ファン心理独特のダークサイドの悪しき影響と思われますが、そこから脱却するにはどうしたらよいのでしょうか?
このままでは、どうも不健全な虎生活を送ってしまいそうです。
お手隙のときで結構ですので、良きご助言をお願いします。
同じく、他に中継がなかったので見てましたが、巨人の打線が上向くことは、この先あるかもですが…。
守備、特に二遊間の動きが悪いとなかなか厳しいですね。
ホールトンは粘ってたんですけど、まあバックが足を引っ張る引っ張る。
打線に火を点けて、勢いを付けるという考え方もありますけど、
当たり前にアウトを積み重ねていくことができない時のムードの悪さはハタから見ていても厳しいです。
阪神はまだ鳥谷・平野がいてくれて助かってますけど、せめてセンターラインは非力でも、守備重視だなあ、と思ってしまいました。
自分も昨日のCG戦を見ていました。 毎回チャンスで若手の堂林に打順がまわり、見ていて気の毒になりますがここは彼の踏ん張りどころ。 この試練に耐え経験を積んで対阪神戦以外で活躍をして欲しいですね?。
あと、昨年自打球で1年試合に出れなかった梵、本当に守備が素晴らしい。 まだ打の方はイマイチ
ぱっとせず思いっきりボール球に手が出るのはマズイがショートに梵が居ないと考えただけで(怖)読売の貧打は見てて楽しくなりますが同時にうちの打線とダブって恐ろしくもなります;
今日はマートン復帰、兄貴の1日遅れのバースディアーチなど楽しいゲームになること間違いないはず!! うん。(ちょっと和田さんのまねもいれつつ)絶対勝つぞタイガース、男新井が打てば勝つねんって。
虎ジジィさん
TBSの槇原のミスターパーフェクト,の呼び方に私もミスター3連発やん!とテレビに突っ込んでましたσ(^_^;)
確かに巨人が負けるとホッとしますが、人の事どころではありません。しかもむこうは本領発揮したら怖い、という点がありますが、阪神の場合は誰か化けてくれる人でもいないかと淡い期待をするこの頃。
どの評論家も巨人優勝を予想する中、5球団が一致団結してそれを阻止?なんて事考えてないですよね。^^;
南球団社長とか猪木とか来られると、余分な神経使ってしまうというか…和田監督大変。そのうち心配ない、といわれる様になるといいですね。
こんにちは
ただいま売り出し中のカープ堂林。毎年毎年次々と、言われちゃいるが…。
丸もレギュラー定着すならず、岩本はファームで調整中。そう言やァ 赤松とか天谷って選手もいたなァ!!
「2年目のジンクス」ならぬ、こらは「1年だけのジンクス」ですなァ。
出てこないよりマシか!?