金本監督３年目、２０１８年シーズンが幕を開けた。注目のスタメンオーダーは、
１ 中 髙山
２ 二 鳥谷
３ 右 糸井
４ 一 ロサリオ
５ 左 福留
６ 三 大山
７ 遊 糸原
８ 捕 梅野
９ 投 メッセンジャー
だった。金本監督自ら参加したドラフト会議で指名した、２～３年目の選手が３人入っているのがポイント。そして、このオーダーがことごとく当たった。
その前に……忘れちゃいけない開幕戦勝利の立役者、メッセンジャー。ピンチにも動じず、７回１失点の好投で試合を支配した。この日は、カーブを効果的に使いながら、まっすぐ、スライダー、フォークを配して的を絞らせない頭脳的な投球。キーになるゲレーロに仕事をさせなかった。
マテオ、ドリスも危なげなかった。
さて、打撃陣。
メッセンジャー、菅野のエース対決は、初回こそ押され気味だったが、２回から大きく均衡が崩れた。きっかけとなったのは５番福留の一発。先頭ロサリオが三振で一死、カウント１－１からの３球目だった。捕手小林はアウトローに構えていたが、１４９キロの直球は高めに浮いた。それをヘッドを遅らせながら上から叩く。かつての４番掛布雅之が得意とし、「逆方向へ引っ張る」と表現したバッティング。打たれた菅野がハッと振り向き、福留が自信満々に見つめる打球は一直線にレフトポールに直撃。まさに技能賞の打撃。
金本監督が願望した「孝介の一発」で先制した。
菅野の一瞬の隙を逃さなかった福留。その技術の一発で菅野がわずかに動揺するところに、阪神の若い選手たちが食らいついていく。
大山は追い込まれながら、菅野の新球シンカーをレフト前へ。膝を柔らかく使って、沈むボールを払い打った気持ちと技の一打。糸原、梅野も半速球を単打し一死満塁と攻め立てる。
メッセンジャー三振で二死満塁。ここで１番抜擢の髙山。菅野との相性、打撃の調子から金本監督が１番起用を提言したという。１－２と追い込まれた４球目は、外角低めボールゾーンへと沈むカーブ。なんとかバットに当てると打球はボテボテと二塁の前へ。髙山は猛然と一塁へ走り最後はヘッドスライディングでセーフ！
福留の一発のあと、若い選手たちが４本の単打を連ねて１点をもぎとった。なんとかしようという気持ちでもぎ取った泥臭い２点目は、その見た目以上にキラキラと輝き、菅野のボディに効いた。
３回は二死走者なしから、福留がファーストストライク投手横を抜くクリーンヒットで二死一塁。大山は１ボールからの２球目、捕手小林はミットを内にかまえたが、１４９キロの直球は外角高めへ。大山はこのボールに遅れることなく、自分のミートポイントで素直に捉える。右のリストを使った強あい打球が、大きな山を描いて右中間スタンドに飛び込む。飛距離十分、素質と技術の今季１号。これで４－０。相手チームと相手エースの心を折る一撃だった。
７回には鳥谷、糸井が連打でチャンスを作るとロサリオが三遊間を抜くタイムリーでダメ押しの５点目。ヒットがなかった３人の３連打で野手全員安打のオマケもついた。
オープン戦期間中、打てない阪神打線に対して取材記者や解説者は、「厳しい練習を続けていて疲れている」という情報を発していた。そんな話は過去あまり聞いたことがないので、正直なところ眉にツバして聞いていた。しかし、この日の完璧な結果を見て、プランに基づいて、うまくコンディショニングしてきたことを認める。
とことん準備して前髪でチャンスを掴む。たとえしくじっても諦めない。
心をひとつに、技を決め、体であらわす。金本監督が掲げた「執念」を見せた開幕戦。
好発進！ナイスゲーム！
コメント
ゲーム内容についてはtoraoさんが完璧に語っているので、触れなくて良いぐらいですが、とにかくナイスゲーム！
「虎の西郷どん」こと福留が突破口を開き、「金本チルドレン」が菅野にトドメを刺す、理想的な攻撃ができたのではないでしょうか。
メッセも要所を抑える粘りの投球で、マテオ&ドリスも昨年同等か それ以上を予感させる程完璧でした。
途中、長野の打球が福留と同じような場所に飛びましたが、サポーターのチカラ?でポールの外へ追い出したのも大きかったww
余談ですが、そのレフトサポーター最前列に、あの姉妹を確認できた時は他人事じゃないような嬉しさもありました。
やはり、開幕すると「虎愛の病」発症するものですね！
(toraoさん、文章の途中大山のHRのとこ高山と間違えているようです)
あっす。直しました。
いいスタートが切れました。メッセはピンチもありながらもよく抑え、打線は野手全員安打で先制に続き立て続けての第二波にダメ押しと、点の取り方も理想的でした。乗り遅れが出なくて良かった。
福留はさすがの先制HRに猛打賞と、菅野との相性の良さを存分に見せてくれました。初戦で嫌なイメージをつけれたのは大きなことに思います。ただ菅野も次はただならぬ意気込みで来るでしょう。慢心せず次も叩いて欲しいものであります。
今日のＧ先発は左の田口ですが、打線はいいスタート切ったので変えずに行くのでしょうか？昨年終盤に攻略したイメージを今年も続けられるよう、明確な攻略テーマを持って連勝といきたいものであります。
バンザ〜イ‼︎
会心の勝利。
toraoさんの今朝の解説が、より一層、今朝を爽やにしてくださいました。
昨夜は、勝利の美酒に酔いしれ、今朝は早起きして、ビデオを見直し、また感動。
赤星のコメントで、タイガースは2月のキャンプに続いて3月もキャンプを続いていたとありましたが、本当に毎日振り込んでいたんですね。
今年は凄いシーズンになりそうです。
エースの中のエース菅野とあれどチーム一丸で食らいつけば攻略できることを証明してくれました。
福留クラスのベテランになるとオープン戦と公式戦でスイッチの入り方が全然違う。
凡退した打席含めて全打席ドンピシャでボールを捉えていたことには、さすがの菅野も苦渋の表情を隠せませんでしたね。いやはや爽快爽快。
今日は藤浪vs田口。
さすがに左をずらっと並べた昨日のオーダーはいじってくるんでしょうか。
とにかくこの勢いで今日も難敵田口を攻略して悩める若きエースを後方支援してやってね。
たかが開幕戦。
されど開幕戦。
負けるより勝つ方が気分が良い。
ましてや読売、ましてや相手エース菅野。
一年良い影響を与えられる試合だったかも知れない。
先ず一の矢は福留。
打ったのは外角高目の真っ直ぐ。
これがこの日のピッチングに大きな影を落としたと思う。
その後の大山-糸原-梅野の三連打は何れも変化球。
もしかすると、バッテリーとして真っ直ぐに懐疑的に
なってしまったか。
昨日の試合で、私が一番大きなポイントに挙げたいのが
高山の内野安打です。
ホームランの後も塁を賑わしながら点が入るのと入らないとでは
互いの精神面に大きな影響が出ます。
この1点はホントに大きかった。
その内野安打を勝ち取ったのがヘッドスライディングと言うのも
チームに力を与えたでしょう。
今年のスローガンである執念を体現するようなプレーで
泥臭く点を取る。
それで良いじゃないですか。
オープン戦結果が出ずに苦しんでましたが、良いスタートが
切れました。
開幕投手メッセは正直に言うと、余り良い感じとは言えない出来。
ただ菅野と違ったのは、立ち上がり良くなかった球種も
根気よく混ぜながら打者に的を絞らせなかった所。
逆に菅野は投球の器用さゆえに、使える球種に偏りが出てしまい
阪神打線に捕まった形になりました。
終わってみれば、先発野手全員安打。
開幕から何試合かはヒットが出ない選手が一人や二人いる
ものですが、これで昨日ヒットを打った選手は一安心。
今日2戦目は先発藤浪。
相手打線は、怖い打者が並ぶけどシッカリ投げきれれば
必要以上に怖がる事はないのは昨日のメッセが証明してくれた。
腕を振ってミットに投げ込め！
福留の先制ホームラン、あれで開幕独特の緊張も
ずいぶんと和らぎ選手たちの心も軽くなれたと思う。
あのホームランに掛布の表現を使っていますが
正に そんな感じですね。
レフトポール直撃のホームランという意味でも
1985年の優勝を決めたゲームで9回に掛布が打った
ホームランを思い出しました。
試合としてはスターティングメンバーにヒットが
出たこと。何よりウィリンにタイムリーが出たこと
が良かったと思う。
今日あたりレフトに放り込んでほしい。
昨日は仕事で終盤からしか観れなかったけど、今日は
開始から応援するぞ。
今シーズン一番、トラオさんの文章が待ち遠しかった試合(開幕だっての)。試合中、菅野を「あんな表情」にさせた福留大先生の力による勝利。頭部へのハイキックでふらついている菅野の下半身にコツコツとローキックを放つ下位打線。7、8、9番で点がとれないと思い込んでいた去年とは違った。
鳥谷の打球、「らしい」打球が多かった。今日にもホームランが出そうな。3裏の坂本のショートゴロ、糸原の全力チャージや梅野の大きなジェスチャー、鳥谷の躍動感など守りでの「執念」が気持ち良かった。
高山のヘッスラ。中谷は、どんな想いで観ていたのかな。刺激を与えたこと間違いなし。
さぁ藤浪。熱く、冷静に、ただ勝利だけを目指せ。自分の勝ち星よりもチームの勝利の為に。出来るんだよ、君は。
すみません、正直トラ打線舐めてましたｗ
開幕戦で完全に菅野を攻略できるとは全く思ってませんでしたｗ
ほぼ全員が菅野から安打を放ってる辺り、ベンチの作戦も何かしら
当たっていたのでしょう。ボール球にあまり手を出さず相手を楽に
しなかったのが良かったように感じました。
バッテリーの方も上々。マテオ・ドリスも良かったですし梅野が
上手かったのかと思います。欲を言えば若手も見たい所でしたが
開幕戦あの展開で流れを変えたくなかったので正解ですね。
ともあれ最高のスタートでした。今日の藤浪は変に気負わずに
楽に投げて貰いたい。打たれてもいいんだよと。
打撃陣に関しては田口の直球をしっかり打てるかが鍵ですね。
変化球に対応しつつ伸びのあるストレート打てれば攻略は
十分に出来ると思います。
今日もナイスゲームに期待します！
難敵菅野を攻略しての開幕戦勝利はナイスゲームでしたね。
開幕戦3戦3勝？連続完封を止めたのも我らが阪神タイガースやった事を思い出したやろ？(笑)
リクエストで長野のホームランっぽいのがファール判定になって由伸がフリーズした時には勝ちを確信しましたね(笑)
高山の執念のヘッスラ、3打席凡退で4打席目に執念の安打を打って続いた鳥谷、糸井、ロサリオ。
もちろん要所をしっかり締めるエースメッセンジャー。
みんなが執念を見せてくれて勝った試合でしたね。
今日も執念を持って勝ちたいんや！
あと142勝(笑)
藤浪は当ててもええから腕を振って、執念を見せたれ！
勝とうぜタイガース！
正直なところ勝率は2割程度だと思ってましたw 開幕戦から菅野を打ち崩したのは大きいですね。スタメン野手全員安打も大きい。
打順は別として、スタメン野手は戦前の予想通りだったのですが、控え野手の使い方にも注目してました。
8回に糸原がヒットで出塁した時、ここで代走植田かと思ったけど動かず。植田は最後に鳥谷の守備固めで出場。植田の起用はこのパターンになるのですかね？
今日の相手は田口なので打順の変更が予想される。多少動かすのはいいが、せめて糸井とロサリオのレギュラー確定組はよほどの事がない限りシーズンを通して動かさないでほしい。
秋には福留が7番を打ってるようなら最高だと思ってます。
開幕戦、緊張しました。
1回表は簡単に終わり、オープン戦の続きを見ているようで不安でした。
2回の福留のホームランから流れが変わり、髙山のヘッドスライディングは執念の賜物。気持ちが熱くなる場面でした。
大山のコンパクトに振った右方向のホームランは見事で、菅野の、こんな筈ではなかったという様子に、今季の阪神打線の並々ならぬ練習が実りつつあるのかと、嬉しい開幕勝利でした。
今日は藤浪、少々打たれても良い、四球を恐れないで、委縮しない思い切った投球をして欲しい。
トラオさん、皆さま、おめでとうございます。1表がアッサリ味だっただけに、余計に福留先生の一撃が素晴らしい進撃ラッパになりましたね。それに続いた若い衆たちの執念にも熱くなりました。
投げてはメッセ兄さんが相手に流れを渡さないマウンドさばき。これもエースの投球と言えるのではないでしょうか。梅ちゃんも粘り強くリードしているように見えました。
ところで菅野投手は体が大きくなりましたかね。なんとなく投げにくそうに見えました。まぁ敵なんでアレなんですが。今年はマイコはんがいないので多少は気楽に見られます。
今日も頑張れタイガース！