風向き

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契約更改も順調に進んでいるようだ。来季の戦力への備えは、現在アメリカで行われているMLBのウィンター・ミーティングが終わり、そこからクリスマスまでの間に外国人が決まれば一段落となる。

外国人はあと先発投手と主砲を補強するのだろうが、ビッグネームより伸び盛りの選手のほうがいいだろう。今年に限っては、言葉は悪いが「安物」を宝くじ的に買うのだっていいと思う。

矢野監督が明確に育成路線を打ち出していることにファンは理解を示している。事実上は、「金本改革4年目」になるのだが、いったんリセットした「矢野元年」はある程度、助走期間として大目に見てもらえる。

さらに加えて、読売の「血の入れ替え」への批判が、阪神の若手育成路線への追い風になっている。実にハシタナイ!という気持ちが、なんとしてでも若手を育てて、あの読売をやっつけてくれ!という願いになって結集している。

ここまではとてもいい。矢野監督にとって、まさにフォローの風だ。この風をもとに嵐を巻き起こせば、とんでもないことになる。

ところが、もし「ちっとも面白くない」結果ばかりがつづこうものなら、風向きは変わってしまう。それが思わぬ嵐になって、自分が叩き潰されてしまうこともありうる。

それでも矢野監督には中途半端なことはしてほしくない。どんな困難にぶちあたろうと、現在のように「この道しかないのだ」と言いつづけ、その道を一直線に進んでほしい。風を生み出し周囲を巻き込む、台風の目であってほしい。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    矢野監督自身も「何か自主的なことをすると『脱金本』みたいな書かれ方もしたりするけど、俺にとっては全然『脱』ではないのよ。『続』なのよ」と発言しており、toraoさんがおっしゃるように、矢野政権は実質「金本改革4年目」の方向性(結果を出せば育成枠からでも即一軍等)になるのだと思います。

    助っ人問題は昨日も書いたガルシアを獲得できれば投手の方はほぼ完璧な補強完了!
    あとは「右の大砲一塁手」なのですが、今季は大金払ったロサリオ(個人的には今年の一文字でロ災リオと呼んでいるw)で失敗した時点で、少なくとも優勝は無くなりました。
    ドラゴンズのアルモンテや、ベイスターズのソトのように宝くじが当たれば良いですが、タイガースの場合自前で獲って来た打者で「当たり」が出る確率はpaypayの全額キャッシュバック(40分の1)程度(この40年ラインバック&ブリーデン→バース→フィルダー→オマリー→マートンぐらい)であり、この件に関してはtoraoさんとは意見が異なりますが日本球界である程度実績のある選手を獲った方が確実かと思います。
    かつてのアリアスやシーツのように、助っ人打者の場合 実質2年ぐらいバリバリにやってくれれば御の字じゃないでしょうか?

    一部では「あるOB(滑舌の悪い人)が 本来監督を狙っていた」などという噂もあり、もし矢野政権で開幕当初から連敗が続くようなら解説で容赦なく叩かれそうですが、少なくとも我々ファンは我慢して見守りたいものです。

    結果として「笑っちゃうぐらいの補強」をした読売より上に居れば最高です。

  2. 西田辺 より:

    最下位なんだから当然なんですが、戦力的に足りない部分がたくさんある。
    先日FAでの入団が決まった西は勿論、噂されるガルシアも入ってくれれば
    心強い。
    投手は野手と違い、何人いてもいずれ足りなくなる。
    1年間同じ面子で戦えたチームなんて、球史の何処を穿り返してもありません。
    大山や中谷が独り立ちして、文句なしの4番に据えられれば、これほど喜ばしい
    事もないんですが、現状は全くタイプでない糸井や福留が4番を打たされている。
    古臭い4番論かもしれませんが、やっぱり一定の休養の配慮が必要な選手は4番に
    座るべきではないと思う。
    そうなると、外国人打者に頼らざるを得ないというのが現実。
    今、他球団で若くして4番を打つ打者も、外国人や生え抜き強打者の間で結果を
    残し、その座に座っています。
    いきなり役割だけ与えて「さぁ、やれ」では、どんな選手だって潰れてしまいます。
    育成や選手を育てると言っても、単純に一軍の試合に出すだけでは、警戒されない
    内の最大風速の内は活躍できるけど、マークが集中すればアッと言う間に結果を
    残せなくなる。
    金本政権の3年間は、これの繰り返しでした。
    育成路線は勿論大賛成だし、是非その中で一人でも球界を代表する選手が出て欲しい
    と願ってますが、やり方を間違えてはいけない。
    「ファンが喜んでくれる野球」を矢野監督は標榜していますが、ファンが最も喜ぶのは
    当然チームの勝利なんです。
    肝心なのは、若手を「どう出すか」ではなく「どう使うか」。
    出すだけでは、誰も育ってこない。
    小さな事からでも役割を与え、その役割について考えさせ、実践させて使う。
    これがないと、何時まで経ってもとっかえひっかえの繰り返しになってしまいます。
    金本野球の継続と言うけれど、そこはシッカリと改良して行って欲しいですね。

  3. TK より:

    統計してみたわけではないので分かりませんが、外国人選手の場合、高額のメジャー選手より安いマイナーリーガーの方が活躍している気がします。メジャーリーガーが期待に添わないと目立つ、マイナーリーガーが活躍するとこれも話題になりやすいというのはありますが、単純に確率論でいけばほとんど変わらないように思います。
    一番確実なのは日本での実績のある外国人選手が年俸に見合った活躍を期待できます。意外な爆発もないですが・・・・。
    誰か1億以上、1億以下で活躍の統計とかやってくれませんかね(笑)

  4. 虎蜂 より:

    球団も大金を積んで大物外国人選手を獲るつもりはなさそうですが、ロサリオの後だけに同じことを繰り返せばファンの怒りを買うことは必至。日本野球に慣れたナバーロを使いながら若手を育てていくのがベターでしょうかね。もしくは同じ大金をかけるにしても未知数の選手よりも日本球界を経験した選手が良いでしょうね。

  5. いわほー より:

    ガルシアが候補に上がってますが、どうだろうね。
    FAで連敗続きのソフトバンクが本気で取りに来たらひとたまりもありません。
    私も大金はたいてネームバリュー取るより、お安めの選手を数多く取る方が、むしろリスクが少ない気がする。
    実績よりも日本の野球への適応力がモノいうと思うだけに。

  6. 虎轍 より:

    矢野監督は見られてこそプロと言うてます。
    各球団に支配下される選手は70人までですから、プロ野球選手は12球団の70人で840人までですからね。
    そんなプロ野球選手はファンを喜ばせるようなプレーを心がけて欲しいものですね。
    矢野監督が「選手が楽しみ、監督も楽しむ野球」を標榜してますが、それを出来れば勿論ファンも楽しいし、球場に行って楽しい野球を見たいとなりますね。
    金本前監督も就任した当初は走り回っての楽しい野球を魅せてくれました。
    矢野監督にはそれ以上の期待をしたいが、如何せん最下位やったチームです。
    藤浪、原口らが矢野監督が現役の時に使ってた「必死のパッチ」を言うたりしてましたが、全選手が毎試合必死のパッチで戦い続ければ勝てるチームになると思いますね。
    難しい事とは思いますが、それを出来るチームになるとええですね。
    外国人はガルシアを獲れるなら獲ってもええやん(笑)他球団で活躍した選手で日本野球の実績はあるんやからね。
    ガルシアを獲れたら、あとは打者に集中して補強は進められますからね。

  7. ジュビロタイガース より:

    大砲候補の助っ人はどうするんでしょうねえ。
    某球団のプロテクト隠しのように、再契約したりして。

  8. なかっち より:

    外国人についてはやっぱりロサリオを残しておいて欲しかったですね。新外国人はあまりにもリスクが大きすぎる。矢野監督の傘下に置いて打席の中での考え方をシンプルにしてあげれば、今季と違うロサリオを見せてくれたのではないか?と思います。まあ仕方ない事ですが。

    外国人はやはり、日本で経験のある選手がベストやと思いますね。

    ガルシアを調査してるという情報もありますが、貴重な左腕ですし、良いと思います。1人と言わずもう1人外国人投手を取っておいても良いと思ってるくらいです。外国人も競争させないと。
    野手も同様に、シーズン中に新たに獲得に動いてもなかなか良い選手は獲得出来ません。それなら安い年俸で複数人獲得しておいて、競争を促すような形にしてほしいです。

    支配下の問題もありますが(笑)