セパとももうひとつストレートでファイターズが勝ち抜け。そして小久保コールにはびっくり。北海道のファンはあったかいね。両チームによる小久保の胴上げは稲葉さんナイスアイディアだった。
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ドラゴンズは強い。一つは負けられると想定した試合、失点も想定内ながら点の取り合いでも負けず。チャレンジャー精神、開き直り、受けて立つ、自信、過信…チームを覆う「気の持ちよう」によって一瞬にして優劣が決まり、変わる。短期決戦の怖さ、難しさを感じる。
今季二軍バッテリーコーチだった田村藤夫氏の行き先はホークス(スポニチ)。監督が代わるタイミングで有能なコーチもいろいろ動く。今年は特にそれが顕著。なんかタイガースばっかりめちゃくちゃ早く決まってしまって、いいんだか悪いんだか(笑)。
でもまあとにかく…だ。「新しい」コーチたちによって、甲子園の秋期練習、宮崎フェニックスとも活気あるような感じではある。昨今は「試合報道」だけじゃなく、「人事報道」も「補強報道」もすっかり楽しくなくなって、もっぱら「練習報道」がお楽しみになっている自分に気づく。
プロ野球界のデータ分析について、IT関係メディアの記事。
「阪神はなぜ低迷したのか」、DELTA岡田氏がビッグデータの視点で解説(ITpro・全文読むには無料登録が必要)
タイトルほど大したことは書いてないけど、プロ野球界(MLBはなおのこと)も、相当ITを駆使してチーム作りを行っている、選手ではなく勝利を買うべき、今季も勝つべきチームが勝っている、阪神は他球団と比較して内野手の「失点」が多く、外野手の「得点」が少ない…ざくっとそんな内容だ。
特段、目新しいことや詳しい話はないのだけれど、こうしたデータ分析があっという間に浸透したであろうMLBは、それはそれは厳しい「数字社会」なのだろうなあ。阪神タイガースなんて、すぐに温情と怨念の采配(たいがいは「愚」)に走りがちだが、MLBでは「数字が語る」だ。代わりならいくらでもいるし、選手の流動性も高いという「基礎」があるからだとは思うけど。
そう考えると、MLBで分析の末「ダメ」の結論を受けちゃった下降線の人より、マイナーでキラッと光りつつある人、特に磨けば光るカリブ系に逸材が集中しているという、昨今の日本プロ野球の傾向もよく理解できる気がする(投手の場合は、長身というだけで日本人選手のスイング軌道と合わないのだから別の話)。
ところが今のところ伝えられている「タイガース補強情報」では、「やっぱりまた」な感じなので、ここらへんが私とはまったく論が合わないようだ。
コメント
ご無沙汰しています。私事だったり、仕事だったり、阪神型鬱だったりで、すっかり足が遠のいていましたが、恥ずかしながら帰って参りました。
そうですね、補強の記事は楽しくないどころかすっかり、阪神型鬱の原因になってる今日この頃です。
特に福留関連の報道や飛ばし記事を見ていると頭が痛い…。「大型補強で来季こそ、優勝争いや!」なんて気持にはなれません。
結果を出そうと焦る和田監督や球団の気持も分からなくはないです。でも、成績も大事だけど、一人でも多く、これまで応援してきた選手がチャンスを与えてもらって、それを掴む姿を待ち望んでいるファンもいるのを忘れないで欲しいです。
それがチームに対する得難い愛着になるんじゃないでしょうか。
「河村Cの指導で打撃覚醒!伊藤隼、場外弾!」なんて見出しで一面を盛り上げてくれた方がよっぽど今の自分には薬ですねぇ。
秋季キャンプの猛練習。
その中で注目される選手が活躍するのは新聞を読んでても楽しいです。
今の阪神には厳しい練習は必要。でも昼ご飯をほとんど食べずに練習ってのは時代の逆行で、それこそアメリカを見習うなり専門家に指示を仰ぐ等して欲しい。
厳しい監督が厳しくするのと厳しく無い監督が厳しくするのでは効果も変わります。
和田監督には何も求めないけど、水谷さんが厳しく正しい指導者になってくれる事を期待。
我が軍の助っ人補強は、メンタル面の調査が甘すぎると常々感じます。
今季もブラ解雇、マー残留は反対ではないかと…
ムードメーカーで、ファンから好かれ、打てば盛り上がるだけでも存在は軽くないですよ。
新助っ人にブラ以上の長打力は、なかなか期待出来ないですね。
日本ハム、クライマックスシリーズ・パ制覇おめでとうございます。
ダルビッシュが抜け、指導者経験のない新人監督と言う事もあり、決してシーズン前の評価は
高くなかったけど、素晴らしい戦いでした。
toraoさんが紹介しているページの過去の記事で、BOS(ベースボール・オペレーション・システム)が紹介されている。
端的に言うと、選手の能力・年俸等ありとあらゆるファクターから最も効率的な起用を導き出すシステムで、
2軍での育成から1軍でのレギュラー起用までの道筋が描けるらしい。
このシステムを、2004年ファイターズに導入してから安定した成績を残すチームに。
有名な話かもしれませんが、このシステムを開発した吉村さん。
以前阪神タイガースの球団職員としていらして、自ら開発したこのシステムの導入を阪神球団に
願い出たが却下されたそうです。
導入し、強豪チームへと上り詰めたファイターズ。
導入を断り、システムも人材も流出し、チームの基礎がグラグラなタイガース。
全てが一概には言えませんが、彼我の違いは大きいですね。
>タイガース補強情報
挙がってくる名前の人を当て嵌めたところで、どうなるの?って言うポジションの人ばかりで
選手の名前を獲りたいのか、勝つ手段を獲りたいのか分からなくなります。
喫緊の課題は捕手部門の強化(≠補強)と、長打力を有する主軸打者でしょう?
高い金さえ使ったら、仕事した気にならないでいただきたい。
役所の公共事業じゃないんですから。
そのMLBで下降線のコンラッド内野手を獲得とか!しかも三塁固定とか!?
コンラッド内野手、器用に内野をこなす両打ちとかで、何やらハートキー臭が漂いますがどうでしょう!?
西岡も獲得で二塁確約になると、内野はファースト以外は固定となり「やっぱりまた」臭がプンプンしてきました…
中村GMの動向は抜きにして、新体制が始動した阪神コーチ陣はイチローを育てた川村氏、岩隈を育てた久保コーチ、前田を育てた水谷コーチなど名伯楽に若いコーチ陣が補佐にあたるという育成畑の土壌としてはかなり優れたものになっていると思います。これらの年長のコーチたちは一対一の師弟関係もさることながら、イチロー在籍時のオリックスのように各選手がキャリアハイの成績を叩き出したり、後の中心選手に成長する選手が出てきたりで、コーチとしての実力証明になっているように思います。
医者でもそうですが、悪いところが解っても、対処法の引き出しの数が少ないと一部の人には受け入れられても、決して臨機応変の対応ができるわけではありません。ある意味この経験や引き出しの多さを若いコーチに受け継いでもらえればめっけものです。
球団上層部が口では中日野球を志向し、実態が巨人的な戦力補強に傾倒しようとも、現場の成長力が充実していれば案外来期は上手くいくのではないかと私なりに『秋の阪神病』の症状が出て正体不明ながら楽観的になってきました。
数字は嘘をつかないけど、どう自覚させ目覚めさせるか、指導者の腕にもかかってきますね。
お手本となるGD戦。
巨人は阿部が打てば勝てるし打てなければ負ける。でも捕手で4番てきついと思う。
中日はリーダーが誰というより、落合さんの著書にもあるけど、個々がプロ意識をもち、それぞれの役割をきっちりこなすチーム。
阪神にはどっちもない。しかも監督も一年生。よほど上の人が謙虚に対策を考えて準備していかないとね。