背番号変更が正式に発表され、柴田が2→00、水田が15→32(公式)。
発表遅れの理由は「いいから秋季キャンプ終了まではそれ着とけ」ってことだけだな(笑)。これで「重複の3日間」が終わり、背番号2は一人になった。
安芸の秋季キャンプ、鳴尾浜の秋季練習ともに打ち上げ。例年のことではあるが、成績のふるわなかった今年はなおのこと、来季への期待が膨らむナイスな秋だった。情報源といえば、相変わらず各紙の文字、写真だけではあるが、妄想するにはそれで十分だ(笑)。投手たちはいっぱい走り込んだということだが、中でも今季期待を裏切った上園と久保田がワイルドな感じに変化しているらしい。来季はパワフルで熱い投球が見られるかな。野手では、上本、大和、柴田、W野原の名前が連日挙がっていた。これまで暗に「まだ差がある」とほのめかすことの多かった真弓監督が、「近い」と評価することが多くなった。その気にさせるというのもあるだろうが、これらの選手たちがステップアップしたのは間違いなかろう。少なくとも今春は「一軍キャンプ or 二軍キャンプ、どっち?」という位置にいた選手たちが、一年たって「もちろん一軍キャンプ、ベンチを確保してさらに上を食うぐらいでなくちゃ困る」という位置に来ているのだと思う。
桜井、平野、鳥谷らも充実した練習ができたようだし、オフの戦力構想が実に楽しい。
そんな中、藤本がFA宣言し球団に書類を提出した。二遊間の戦力層に不安があるスワローズが獲得に名乗りを上げそうだとのこと。晴れてどこの球団とも自由に交渉できる立場になったわけだけど、飛行機嫌いで有名な藤本のことなので、パ・リーグ移籍は考えていないんじゃないかな(笑)。
藤本の境遇を「不運でちょっと可愛そうだった」と見ている人は多い。規定クリアで3割を記録し、優勝に貢献したというのに、直後、ルーキー鳥谷にポジションを奪われる。長期ビジョンでチームを編成して行くにあたり、これは決して間違った策ではない。全体のために個が犠牲になる、そんな類の話だと思う。それでも藤本は腐らずに頑張っていたと思う。辛い状況でも、辛いようには見えない風貌のせいもあるけれど、なんというか、そこにいるだけで周囲が和むというか、ペットのモンキーというか…。そして時より見せる、とんでもない好プレー、その猿技一つで黙らせる、そんな格好良さもある。
ただ、その悔しさをバネにさらなる成長…ということには残念ながらならなかった。特に小技を含めた打撃面での「低成長」が出番を減らす原因になってしまった。だからなおのこと「不運」という印象がいつまでも残ることになった。
たぶん真弓監督もそうだったのではないか。今年はここ数年になく藤本を使っていく姿勢を明確にしていた。しかしシーズンに入ると腰痛のために思うような働きができず、二軍暮らしが多くなってしまった。
上本、大和が伸びてきたとは言え、経験豊富な「守り屋」はタイガースにとって貴重な戦力。といっても、来季は若手へのチャンスを増やすであろうから、藤本の出番増は期待薄。ここはより多くの活躍場所を求めて、タイガースを出るべきだろう。
サヨナラの場面ではいつもいち早くヒーローのところに駆けつけて大喜びしているお調子もん。藤本がいなくなったら寂しくなるだろうけど、試合に出るのが野球選手。悔いのない選択をして欲しいと思う。
コメント
藤本がいないと一部の選手やコーチも寂しいでしょう。いじられキャラでしたね。
秋季キャンプの練習については生ぬるいという評価を耳にするのが気になりますな。
去年のバルやオセロのこともありますし,真弓さんが何を言っても真に受けないほうがよい。
人気者藤本の移籍はとても寂しいですが、チームの将来を考えるとやはり大和・上本を使いたい、また代走・バント要員としても水田・柴田のほうが使い勝手がいい今、移籍のタイミングとしてはベストだと思います。
移籍後は応援はしませんが、頑張ってほしいです。
意外にも(?)関本よりも年上の藤本。
「機敏な藤本」「堅実な関本」が直接のライバル。変な考え方でしょうが私的評価ではこれに今岡・若手を含めて横一線。ただし平野は外野もできるので評価はともかく別枠の扱い。
藤本にとって今回の宣言に際してキャラがかぶる平野の加入が決め手だったのではないでしょうか。一軍の藤本枠にピッタリ平野が代入できるし平野も関本も他の守備位置への融通が利くのは彼にとって「不運」だったと思います。
それにしてもオリや広島などもう少し近くの土のグラウンドのチームという選択肢は出てこないのかなぁ。
藤本は去年同タイプの平野がトレードで加入してきた事で、完全に出番が減りましたね・・・。
平野が来る前までは関本と藤本の競争で、小技に関して関本が勝ち、でもその分藤本には守備範囲と足があったので併用可能でしたが、
平野と藤本はいい所(守備範囲が広い)も悪い所(小技苦手・盗塁できない)ももろかぶりですから。
それなら外野が出来る分平野の方が、仮にベンチ要員としても平野の方が使い勝手がいいとなるのは仕方がない事で。
更に今の阪神において『世代交代』は最重要事項であることもあって、今季の大和だけじゃなく来季は上本にもセカンドの1軍経験を積ませることが必要となってきます。
そうなると残念ながらこの先藤本の出番が阪神で増える見通しは今季同様少ないはず。
なので今回藤本が他球団で出番を求めFAするのはいい判断だと思います。
ちなみに藤本が他球団と交渉した後にもう一度話し合うそうですが、フロントは以上の点から藤本の要望に応える事は無理なんだし、チームの将来の為&藤本の為どちらにおいても無理に引き留めず送り出してやるべきでしょう。
みなさんのご意見のとおり、チームのためのも藤本のためにもFA移籍はやむを得ないでしょう。
2003年日本シリーズでの決勝打の頃がピークで、その後はチャンスにポップフライの記憶が多いです。
守備では再三ビッグプレーもやってくれましたが、凡打のマイナスイメージの方が残ります。
守備ではかなり助けられた記憶が蘇りますねぇ。
今の状況に耐えられない。
野球選手として違う環境を求めて、権利を行使する。
充分考え抜いての行使だろうし、何ら咎められる
事でもない。
冷たいと感じる人も居るかも知れないけど、こんな
移籍はドンドンやるべきだと思う。
野球選手として、グランドに立ちたいと言うのは
当然の欲求だろうし、彼の未来は我々には担えない。
ただ今は「また会いましょう」としか言えない。
金本の打球をモンキージャンプで好捕してやれ(笑)
今年は少ない守備機会でエラーが多かったですよね・・・
まあでも今までの成績を考えても、ここでヤクルトに獲られたくはないですよね。
阪神には少ない守備の名手として頑張ってほしいですよ。
FAで移籍しても応援しますが。
しかし水田の背番号はw