今年の戦力について考えていくための「準備運動」。
各ポジション別のトランザクションとその評価を確認しておく。
【投手 出】
ウィリアムス、アッチソン、リーソップ、金村大(育成へ)、玉置(育成へ)
【投手 入】
フォッサム、メッセンジャー、藤原、二神、秋山
一軍登板機会のなかったリーソップと玉置、1試合1回のみの金村大については損失を見る必要はないとして、ウィリアムスとアッチソンの穴を手当てできたかどうかがポイント。09のジェフについては体調不良もあって、登板回数、内容ともに大したことなかったから穴埋めは可能だろう。ただし類い希なキャプテンシーを有した全盛時のジェフ、さらに加えて絶対的セットアッパーのアッチソン、その2枚の穴と考えると話はそう簡単ではない。
ジェフもアッチソンもそうだったように、新外国人の「開けてビックリ」に期待するのがまず一つ。それと先発争いの中から適性を見込まれて中継ぎの中核にまわる投手に期待するのがもう一つ。藤川ともう一人精神的支柱になれるような経験豊富な人材が必要だ。その点で、二神、藤原の大卒ルーキーを加えた、若手による先発ローテ競争激化がキーだ。去年働けなかった久保田、上園、石川らの巻き返しや、「期待薄組の化け」も少しはあるだろうから、やりようでプラスへの転換も可能だと思う。
【捕手 出】
なし
【捕手 入】
城島、原口
「三軍」的チームの活動も増やすということも考えての2人単純増。城島加入のメリット、デメリットの差し引きがどのていどチームを上向けるか。攻守、チーム全体への刺激、クラッチヒッター代打矢野…、すべての「城島効果」を大いに期待している。
【内野手 出】
今岡、秀太、藤本、前田忠、藤原、バルディリス
【内野手 入】
なし
なんと6人の単純減。しかし09の成績だけを考えれば、現有選手たちで穴は埋まる。チャンスがまわるであろう選手たち、特に坂、上本、大和、野原将あたりが一軍定着に必死の競争を繰り広げるだろう。
【外野手 出】
赤星、メンチ、高橋勇(育成へ)
【外野手 入】
マートン、藤川、甲斐
「赤星の穴は埋まらない」確かにそうだと思う。特に今はまだそう言っていたいような気もする。全力プレーができない中でも二盗を重ねていった。努力と根性、周囲に気を配り、チームをまとめ上げる存在感。そう簡単に埋まるものではない。
それでもスライディングキャッチやダイビングキャッチを制限されていた持病のこと、弱かった肩のことを考えたら、野球のすべての要素において越えられない存在だというわけでもなかろう。
「埋められない穴」などない。長年プロ野球を見てきて強く感じていることだ。
で、結局トータルでどうなのさ、と聞かれても、そんなことはわからない(笑)。4位だったチームを上回ったところで…というのもある。
でもイヤでも大きく変わるということはあらためてわかった。その変わりようが吉と出るか、凶と出るか、そういうことだろうと思う。選手たちの精神状態と、首脳陣のチーム運営能力との噛み合わせもキーになる。私はとても期待したくなるけどね。
コメント
今年は往来の主力が結構ポッと抜けたのでなんか調子がおかしい気がします。。
でもまあそのおかげと言いますか、それで若手にもチャンスが回るはずですからね。
若手の底上げ、中堅・ベテランの奮起をお願いしたいです。
年越し大予想問題!10開幕戦スタメンセンター当て レース
一番上座においていただいた柴田君は、私が想像していて以上に世間に認知されているのですね。(なんと4位)私の一番星ですから、新庄⇒赤星に続く世紀の世代交代となることを期待する。
イメージ青木(ャ)クラスにおおばけすることを期待する。
『出』の赤星・ジェフ・アッチの穴は、あらためて大きいですねぇー 。
『入』で計算できるのは城島だけで、単純に考えると昨年より戦力は「マイナス」。新加入の外国人が『吉』ならば「プラス」に転じますが…
ブルペンでのキャプテンシーに関しては、球児が名実共に
発揮すると思います。
本当だったら、妙に肝の据わった久保田が補佐的に
居ると理想的なんですけど。
内野は出ばかりで入がいないんですね。
大和・上本・野原将、こりゃチャンスだわ。
外野の赤星の穴は別に同タイプに拘る必要なんて
何もないですよね。
自分の持てる能力をフルにアピって奪い取れば良いんですよ。
人それぞれ武器は違うんだし。
有望視されてる若手は勿論だけど、ダークホースの
出現も楽しみです。
【捕手 出】 なし
【捕手 入】 城島、原口
・・・ということですが、真弓監督の腹づもりは如何でしょうか?センターラインの人事の流動性から考えると監督の頭の中は違うことを考えてるかもしれませんよ。
一昨年までの矢野の「一人捕手体制」から2年がかりで矢野out,城島in & 狩野inの路線を3年がかりで成立させる布石を打った3年目突入のシーズンということはないでしょうか。
矢野は驚くことに未だに打棒が衰えを知らない、ある意味金本以上のスーパー40代です。私だったら年齢からくる衰えを守備に浪費させず打撃のみをチームの戦力として温存します。
あり得ない話かもしれませんが、打撃の才があっても出番が限られがちな捕手の選手のこと。矢野を右の代打専業に考え、矢野を含め捕手四人体制、捕手とファーストや外野兼任の方針を打ち出すとしたら真弓さんは本物の阪神の将来を見据えた監督として評価されるかもしれません。
toraoさんの今日のトピックに沿って表現するなら【捕手 出】なし 【内野・外野・捕手 入】人事異動枠あり ・・・ってことになりますかね。
3人の未知の新外国人選手が、どれ程の実力か解らないので、現時点では、去年よりプラスかマイナスか、全く分らないですね。
今年は、若手の伸びしろに、大いに期待しています。ハイレベルで、多人数の破竹賞争いになる事を楽しみにしております。
赤星、アッチソンの穴は大きいですね。
赤星は走塁面では、間違いなくチームを引っ張っておりましたし、
替わりになる選手がいないのが現状。
平野、鳥谷など、毎年盗塁増加を口にするが
さっぱり数字に表れてこないので、赤星引退が
現実となって、彼らがお尻に火がついて、どう変化を表すかするか注目したいです。
私的には、当てにならんレギュラー陣より、走塁意識はチームNO.1の大和と上本、新人の甲斐、藤川俊に期待してます。
アッチソンは、現状では新外国人のメッセンジャーが有力も未知数、久保田が復活できるかが焦点になりそうです。
機能しなければ、安藤セットアッパーの再登場も
考えてくれればと期待してます。
希望的には、西村、鶴、蕭といった新顔がお目見えして貰いたいところです。