末端の激戦

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 育成含む8人の新人選手が虎風荘に入寮。


うち大卒以上の年齢が6人で、3人が投手、3人がアスリート系外野手。おのずとライバル心がメラメラしていることだろう。どちらも一軍レギュラーの層が薄くなっていることが見えているからなおのこと。
 特に1位2位の二神・藤原両投手、3位5位の甲斐・藤川俊両外野手は、即戦力の期待も高く、合同自主トレから激しい火花が散るだろう。アイツにだけは負けてなるものかと、闘争心を燃やしたら良い。
 内野にも火花がある。今年の大卒ルーキーと同学年の大和と、一つ上の上本。代走守備リザーブから二塁レギュラーを狙う位置を激しく争う。「大和には“負けたくない”ではなく、“負けてたらダメ”だと思う(デイリー)」と上本が言えば、「若い背番号への意識は常に持っている。レギュラーに近づけるように(サンスポ)」と、背番号4の上本に負けるものかと、空いた背番号9への欲を見せる。
 実際のところは、投手陣には上の年齢層による壮絶な枠争いがあるし、外野も新外国人マートンや絶好のブレークチャンスを迎えた浅井など混沌としたレギュラー争いがある。内野だって二塁レギュラーは平野vs関本がまず上位だ。
 しかし、下流、末端にまで「アイツにだけは負けない」というライバル関係があるのは非常に良いこと。年かさから若手まで整然と心の序列ができてしまうより、熱いライバル関係があちこちスポット的に存在してた方がずっと良い。
 「アイツにだけは」と下流で切磋琢磨しているうちに、いつのまにかどんどん上位集団に追いついていた、駅伝で良く見るような、そんなポジション争いが展開されることを切に願う。

コメント

  1. ジジィ より:

    数年前から『強かった』がために、ほとんどのポジションでレギュラーが固定されていましたが、昨年の低迷や赤星の引退により、今年は久しぶりに複数のポジションで『レギュラー争い』が見られそうですね。
    セカンドに大和か上本、センターに柴田か甲斐か藤川、この若いライバル同士の誰かが開幕スタメンに入ればほかの若手も活性化すると思います。
    城島加入で攻撃面に少し余裕ができるだけに、守備力にも重点を置いた人選を真弓監督にはお願いしたい。

  2. より:

    おはようございます。確かに今年はポジション争いが熾烈になりそうですね。セカンドは平野・関本が本命になりそうですがそこに割ってはいる余地は十分にあると思うので大和・上本両選手の奮起に期待します。
    センターはマートンの状況がどう影響するかきになりますが自分としては甲斐をスタメンで使ってほしいですね。彼はスケールの大きい選手になってほしいですね。

  3. torakkochiyo より:

    上本vs大和、柴田vs甲斐v藤川、何れも面白くなりそうです。しかし、この同年代の戦いに勝っても、もっと上を食っていかないとほんとの勝ち組になれない。大和は鳥谷に、上本は平野・関本に、外野陣は金本、外国人選手に勝負を挑まなければならず、そこをどう戦い抜くか見守りたいと思います。
    ここ数年見られなかったポジション争い。はたして、監督は名演出家となれるのでしょうか??

  4. BUCK-TORA より:

    先発に中継ぎ、セカンドにセンターライト。新顔の参戦に期待したいですね。
    去年、良いモノを見せてくれた大和には「アイツには負けたくない」から「あの人に勝ちたい」へと更なるステップアップをしてくれる事を願います。

  5. 熊虎 より:

    toraoさんこんにちは。
    今日はちょっとtoraoさんに反論です。
    >>内野だって二塁レギュラーは平野vs関本がまず上位だ
    まぁ、開幕時点ではそうかもしれませんが【赤星枠】ばかり気を取られていますが、【今岡・主歌・藤本枠】も空席ですよ。特に小技の利く2番打者タイプのセカンドのベテラン二人は赤星がいてこそピッタリ収まるピースとも考えられます。一方センターはライトの桜井の成長もあり、現状では新人よりもメジャーのミスターダブルのほうが固い立場にいます。(真弓発言はチトいただけませんがね。俊足強肩の若手は守備固めから使われるチャンスはあるでしょう。)するとポッカリ空いた一番打者・機動力タイプには関本じゃ無理だろうし、平野では現状では物足りないですよね。
    二軍から一軍へ上がるのにネックとなっていた名前と実績のある選手のだぶつきがなくなった今期は、私は一番セカンドに『ハマる』人材こそが実は『赤星の穴』を埋める鍵になるし出てくるタイミングだと思っています。
    平野・関本はもちろん一軍に必要な戦力ですが、ユーティリティープレーヤーの罠というか、キャンプ中のどんでん返しがありそうな気がします。

  6. 西田辺 より:

    いいですねぇ。
    隙あらば既成の勢力の寝首を掻く位のギラギラを
    見せて欲しいものです。
    この世界、ポジション取ったモン勝ちですよ。
    貪欲な奴、おっちゃんは応援しちゃうぞ。
    こんな上昇志向や向上心、野心が結果チームの底上げに
    なるんですから、チーム内競争やライバル宣言大歓迎!
    他の若手も乗り遅れるなよ。

  7. スーパーエリーバ より:

     去年の真弓阪神、過去の実績重視で選手を起用していた印象が強いです。監督就任1年目というのは、手探りな所も有って、無難にいきたいという思いが強く出るからか、そうなりがちになるのかもしれませんね。
     2年目の今年は、『今』を重視した選手起用を期待しています。