二軍の投手の話題が賑やか。
スタンリッジは調整にもう少し。フォッサムは一軍帯同決定で、登録、登板あるかも。川崎は御前披露が済んで二軍戦で様子見へ。それと離脱していた藤原と二神が復帰への道にあるという嬉しい記事あり。
・虎藤原、久々“実戦”鳴尾浜で打撃投手(サンスポ)
・二神、復活へ充実の汗…2日連続キャッチボール(スポニチ)
阪神?ヤクルト3回戦(阪神2勝1敗、14時1分、甲子園、45321人)
ヤクル 020 100 000―3
阪 神 200 300 20X―7
【ヤクルト】●村中(1勝2敗) 増渕 高木
【阪神】○下柳(1勝1敗) 西村 久保田 藤川
[本塁打]金本3号(神) ブラゼル5号(神)
どうも「5点取ったら終了」「5点取れなければ負け」「ホームランが出れば点、出なけりゃ無得点」みたいな気まぐれ鈍重打線が気になるところで、この日もまた4回までの5点で終わりかいなと心配した。7回に2点入ったことで、あたかも先制、中押し、ダメ押しと理想的な試合展開だったかのように見えるのだけれど、7回の2点は二死走者なしから本当に信じられないようなエラー連発と四球でもらったチャンス。ものにした金本は偉かったけれど、状況としてはタダ同然でもらった2点だった。
それ以外の5点は金本の2ランHRとブラゼルの3ランHRで相変わらず…の感じもするけれど、でも出塁からチャンスを広げ、気合を込めたタイムリーが大きく伸びてHRになったという感じなので、そう悪いということもない。打たれながらもなんとか粘った下柳に今季初勝利をプレゼントできて、投打が噛み合う形になったのも良し。
新井がしっかり振れているし、金本がどんどん良くなっている。後は鳥谷なんだけど、東京ドームで爆発してくれんかな。マートンが本当に素晴らしすぎるわけだから3番に当たりが来ればものすごく乗れるんだけどね。
今現在、ドラゴンズの落合監督が守護神岩瀬に対してどのような評価をしていて、どういう継投策を宗としているか正直知らないのだが、誰が見ても全盛と言えた頃には、通常セーブが付かない状況で岩瀬を投げさせなかった。そこで例えば4点差のクロージングを任された投手がちょっと手間取って二人の走者を出し、セーブシチュエーションになった瞬間、岩瀬にスイッチしていた。ドラゴンズ岩瀬に限らず、クローザーをセーブが付かない所では使わないというチーム方針は良くあることだ。
タイガースではほとんどこれをやらないというのが私には不満だ。言わんとしていることはわかる。一度相手に流れが向いてしまうと止められなくなって、楽勝の試合を落とすという最悪の結果を招く。そんなことなら個人記録などにとらわれず万全を期すべきということだろう。
でも必ずしも個人記録だけの話をしているのではないし、チームの勝利を軽く考えている訳でもない。まず4点差クロージングを任せるべき投手の育成になる。そこを任せられる投手を作るためには、やらせてみなければ始まらない。そして絶対的守護神藤川球児を育てることにもなる。相手に流れが行きかけていると言っても、4点差で走者2人、藤川の力を持ってすれば何の心配もない。
「うちは4点差でも5点差でも、6,7回で継投プランを決めたらそのまま行く」というのもチームの決めごとなら、「うちは刻々と変わる状況に合わせて登板順を変える。セーブなしで藤川はやらない」というのも決めごとだ。こうやってブルペンの力をつけさせるという考え方もある。それによって長い目で見れば、チーム力を向上させていくのだという考え方もあるのだ。
今の藤川ならそういう難しいことにも軽くチャンレンジできるように見える。どこまでも浮き上がるような高めの直球、惚れ惚れする。投げた後、腕の振りの反動で両足が前にすっ飛んで行くような躍動感、ワクワクする。
またそれ以外のタレントもしっかりあると思う。4点差以上のクロージングをすでに何度か経験している渡辺にはその資格が十分あるし、強く育てたいという希望を持っているのなら筒井にやらせても良い。メッセンジャーだってそういう楽なところなら力も出よう。安定感はないけれど、球児引っ張り出しの口実作り役だと思えば何のことはない。
そうやってそれぞれの投手に一つ上の課題をチャレンジさせることで、若者にチャンスが回る。チャレンジしての失敗は必ず次に生きるし、不思議とチームとして挽回しようという意識を喚起する。失敗が失敗にならないということは、そんな精神状態の時に起きる。
今の西村を見ていれば自然とそんなことを思う。西村はチャレンジして、成功体験を得て、どんどん自信を深めている。外角低めへのスライダーのコントロールがどんどん良くなっている。思い切りが良くなって、直球の球速もどんどん上がっている。今が伸び盛り。使う方も失敗を恐れず、いやむしろ失敗することを望むくらいの気持ちで、上の課題に取り組ませて行けば良いと思う。「5点で終わり」を感じさせる試合の向きを、しっかり快勝に傾けた素晴らしい2回零封。ナイスピッチング。
コメント
toraoさんおはよぅございます!2ラン3ランで勝つ試合なんてここ数年なかったですよね(笑)はまればおもしろい打線ですよね。。
あとは鳥ちゃんだけですね!確か東京Dがムッチャ得意なんですよね??起爆剤になることを願ってます!
ほんまに200発打ちそぅですね!
今日の記事を読みながら、(話題は逸れますが)「球児引っ張り出し」に使われた(?!)ダーウィンを思い出しました(笑)。冗談はさておき、やはりtoraoさんの「セーブがつく場面のみ球児を」は、シーズン序盤?中盤においては正論だと思います。
西村は「ポスト球児」の階段を一歩一歩着実に登っている感じが嬉しいですね!
もし今オフ、「球児がメジャー移籍しても俺がいる!」、「W大の大石が来ても守護神は俺!」ぐらいに成長して欲しい。
チームも五割復帰、そして二神・藤原も復帰、いいニュース盛り沢山で、明日は気分良く東京ドームへ行けそうです!
toraoさんに苦言を少々。
金本の2ランHRは、
「2点タイムリー4塁打」
同じくブラゼルのは
「3点タイムリー4塁打」
HRばかりで、タイムリーが・・・・、なんて書いてると山田隆道なみの凡才と言われますよ。
プロデビューするんなら、頑張ってください。
りさでるさん、
まさにそう書いているつもりなんですけど、そうは読めない?
勝ち投手は西村にあげたいくらいですね。
前々から言われていることですが、中継ぎ投手のこういう大きな貢献度を適切に評価してあげないとだめですよね。久保田投手のように「先発希望病」がおこりかねませんから。
しかし、昨日に限らず、「ホームランが出れば勝つ」「ホームランがでなければ負ける」という野球は、もひとつやね。
かつての巨人はこういう野球を見て嬉しがっとったんやね。
我が軍がそうならないように祈るばかりであります。
toraoさんにお願いがあります!中継ぎの地位向上のために、ホールドをもっと啓蒙していきましょう!
テレビ中継を見ていると、シーズン終盤になると、タイトルに絡んだ選手が出てくれは、必ず画面にランキングが出てきます。また解説者も言及します。しかしホールド王だけは完全に無視(笑)。アナウンサーや解説者は口では中継ぎが大事と言いながら、ホールドに関して話しているのを聞いたことがありません。
公式記録とは思えない扱いです。たしかにちょっと分かりにくいルールではありますが、それを啓蒙するのがマスコミの仕事です。
中継ぎ地位向上のために、ホールドに光を!
西村いいですね?。なんか堂々としていてそれだけで見ているこちらも安心できます。
対して筒井は自信満々の感じが無くなりつつあるのが不安です。
見ているこちらの心境が変化するからなのかもしれませんが、活躍している選手は本当に顔つきから変わってしまうのが不思議ですね。
日曜に勝ってくれると火曜までいい気分でいられるのは確かですが、月曜の夜が暇であることには変わりはないわけで(笑)
昨日も狩野の話題が出てましたが月曜日に今週のファーム情報みたいな感じで中継かハイライト的なものをやって欲しいなぁと思う今日この頃です。需要はあると思うんだけどなぁ。
開幕前後の「投手ダメダメ感」が強かった分、ここにきて二軍からの便りがぽつぽつ出てきて喜ばしい限りです。あれだけ期待した二神、藤原のこと、すっかり失念しちまっておりましたから。
ところで「私の西村!」。
去年からいずれ出てくる投手だと目付けてただけに、このところの株急上昇ぶりで妙に勝ち誇った気分の私です。
当初から技巧派投手と見られがちでしたが、結構本人は速球に自信持ってる風でした。このまま自信を繋げていければ、もうひとランク上の速球の切れが期待できると思いますよ。
ニシケン、久保田、球児で「トリプルK」なんていいんじゃないですか?
藤原、二神だけでなく柴田、上本、ショウも実戦復帰しました。狩野の事もあるしファームは要チェックですね。
今季の打線はどうなんでしょう。7得点の割りにはスッキリ感がなく、素直に喜べないのは貧打に慣れすぎたせいですかね。
逆にスッキリ感といえば西村。解説の有田氏曰わくスライダーは近鉄大塚級。大塚はもう一段キレてたかなと思い出しつつ(笑)、今後の起用が楽しみです。
西村が良い。ジェンもよかった。石川も2軍で好調らしい。フォッサムだって修正が上手くいって二軍で結果を出した。上園も復活してローテの中で随一の安定感。ショウだって試してみたい。藤原・二神も復活途上・・・となると、次なる難問は『誰を二軍にひっこめるか』ですね。恐らく席次の低かったであろう上園と西村は二軍に落とすに落とせない状況ですからね。
折りしもペナントレースは他チームとの対戦が一巡したところで、他チームにとって『データが無いという有利』が消えてくる時期です。結果の出ている人、出ていない人、両方に対して、現一軍登録選手には私は敢えてもう一回の登板機会を『追試』してあげて欲しいです。場合によっては敗戦処理でもいいし、その際、矢野捕手起用でもいいと思います。何しろ腐らせるにはもったいない旬の投手に機会が与えられないのも、失敗を挽回したり、課題を明確にしたりするチャンスが無いのも長い眼で見て損失だと思います。
過激な一・二軍入れ替えは不要ですが、慎重且つ的確な戦力の流動性をもたせるには、勝率5割でシーズン序盤のこの時期は好都合です。
私は、『セーブが付く時のみ、クローザーを投げさせる』という方針は、好きでは有りません。
仮に、セーブという記録、タイトルが無かったとしたら、どうでしょうか?
何点差までならこの投手、という方針は生まれなかったと思います。
相手の立場から見ても、クローザーが出て来れば、諦めムードになると思いますし、
もしそれ以外の投手が出て来れば、「まだ付け込むスキが有るかも」というやる気を起こさせかねないです。
やっぱりベストを尽くして勝ちにいって欲しいと思います。
しかし、そもそもセーブという記録も、チームによって、不公平過ぎて、タイトルホルダーを、表彰するのはどうかな?と、毎年、思ってます。
本来、野球は大差で勝った方が、理想的だと思いますが、そうなると、セーブが付かない。
こういう矛盾が有る、セーブという記録は、何かスッキリしないです。
金本に当たりが出てきたことはいいことですね。右肩の怪我が気にはなりますが・・・。1
後は鳥谷が昨年の東京ドーム爆発を再現できれば打線が一つになると思いますね。
西村は夏場を今のコンディションで乗り切れれば来期は9回のマウンドに立ってかも知れないという期待を持たせるマウンドさばきですね。
明日からは小笠原・ラミレスを三振を奪って欲しいですね。
西村が良い。
上園が良い。
下さんも仕事を果たしてる。
九州出身の投手が結果を残してますね。
これも城島効果?
あ!一人乗り遅れている開幕投手がいた(笑)
球児
どうなんでしょうね?
本人があくまで「勝ち試合の締めくくりはオレ!」と
言う心意気なら、今の形でもOKだろうし、セーブの
付かない場面は気持ちが盛り上がらないなと言うなら
一つ枠が必要になる。
長くやってもらう為には後者なんでしょうけどね。
西村・久保田・藤川というリレーが確立しましたね。
やっぱり一つ勝ちパターンが出来ると大きいですよね。
藤川のセーブ付く場面での登板云々と出ていますが、自分は4点差くらいなら出すべきだと思います。
今は正直チーム状況がいいとは言えないので、確実に勝つべきだと思います。
記録に拘るだけでは、プロとは言えないと思いますよ
私は、投手というものは村山投手のように先発完投を目指すべきであって、今のような分業制度は嫌いです。
むしろ、分け隔てなくそれ相当の力量のあるピッチャーは、皆先発要員として投げさせ、打たれたら次の先発要員がリリーフするというような投手システムがあってもいいんじゃないか。
藤川(球)のように、短いインニング向き、左強打者用のスペシャリスト、個人的に絶対的に抑えてくれる確率の高い投手とか等々なんか、もちろんあっていいとは思います。
昔、万年最下位候補だったホエールズを1年で日本一にした三原監督なんかチームのためにはアンダースローのエースの秋山を左強打者のときに急きょライトを守らせるようなことをしたからね。プロ野球ってのはこういう風じゃなきゃ面白くないよ。