2010年4月18日、前日までの異常低温が去った日曜の横浜スタジアムは雲一つない春らしい陽気に恵まれた。
いつもより少し早い13:30からのデーゲームは、試合開始前、スタメン発表からメモリアルデーの始まりとなった。
1番 中 マートン
2番 二 平野
3番 遊 鳥谷
4番 三 新井
5番 捕 城島
6番 一 ブラゼル
7番 右 桜井
8番 左 葛城
9番 投 安藤
タイガースに移籍してからずっとそこに書かれていた金本の名前がなかった。
金本から申し出て、首脳陣は出場するよう進言したが「チームの勝利優先」と固辞したという。正確な文言がどうだったのかは知る由もないが、野球専門タブロイド紙 Baseball Times Weekly取材協力によるスポナビの記事によれば
真弓監督は「出てくれへんかと言ったが、『いてもチームに迷惑がかかるし、特にピッチャーに』と言っていた。もう少し頑張ろうと説得したが、『チームが勝つためには、自分を外してくれ』と言ってくれた」と、金本とのやり取りを振り返った。
とのこと。ささいな言い回しをつつくのは気が引けるけれど、説得という行為と、「言ってくれた」という表現の間にある微妙なものが、いかにも真弓監督の立場を物語っているように感じる。
首脳陣はチームの勝利のために必ずしもベストをつくしていると言えない…それがもとで選手たちと首脳陣との間に溝が刻まれた…真偽のほどはわからないが、いくつかのスポーツ紙上で見た表現だ。実に皮肉な形でそれが証明されたように思う。これを「責任者不在」というタイガースの病理が改善されるきっかけにして欲しい。
とまれ金本の連続フルイニング出場記録が1492試合で止まった。止まったという言い方は正しいのだろうか。スキージャンプみたいに着地するまで測れない記録なのだから、1492試合で記録が確定したという言い方が正しいのではないか。だから今このタイミングで達成、樹立を盛大に祝うべきことなのだと思う。
連続フルイニング出場記録というのは、「気がつけば」という記録だ。代走も守備固めも必要ない、大スランプもないし、疲労の蓄積も感じさせない、誰もまったく交代の必要を感じない。相当な実力と、相当な強靱さを持っていること、そして完璧な体調管理と、危機回避能力、そして計り知れない好運をも持ち合わせていなければならない。とてつもない究極の記録だ。だからこそ偉大な記録なのだ。美しい着地を喜びたい。
金本はチームの勝利のために決断した。だから「金本なき」チームは、その決断に応え必ず勝利しなくてはいけない。その重圧がかかる戦いだった。
それを解きほぐしていたのも他ならぬ金本だったと思う。たびたび様子を映される金本の表情はしっかりボールに集中しながらも、ベンチを和やかにさせている。ピリピリしたところはまったくなく、大きな決断をした後の安堵感さえ感じさせる。悲壮感に固まってしまう試合ではなく、いつもと同じ、勝ちたい1試合であることに何の違いもない、そんな空気を作っていた。
安藤はまた苦しんだ。でも打線は取られても必ず取り返す気迫を見せた。三浦を立てたベイスターズもはつらつと素晴らしいプレーを見せた。野球日和の陽気の中、良い試合だった。
7回表、3?4と1点ビハインド。先頭代打桧山がバットを折りながらセンター前、代走大和。マートンが繋げばチャンス拡大、平野へ代打金本スタンバイ。ネクストの金本へスタンドの視線と声援が集まる。マートンはセカンド左へ痛烈な打球を弾き返すがベイ二塁カスティーヨが好守備、4?6?3併殺となる。金本引っ込んで平野そのまま打席へ。
そのウラは西村が上位打線と対戦。同じように良い当たりを平野が攻守で併殺完成でゼロ。
8回表金本のいないクリーンナップの攻撃。3番鳥谷四球、4番新井右飛、5番城島左中間ヒット。一死一三塁でブラゼル。この日も貴重な左線二塁打、巧打でここまで1打点1得点と働いている。不調の金本に代わって塁上掃除屋を務めている。マウンドはアップアップの桑原謙。インコースへのスライダーが2つボールになり、置きに来た3球目スライダーはブラゼルのスイートスポット真ん中低め。フルスイングした打球は青空に舞い上がり、右中間場外に消えた。逆転スリーランで6?4。
代わった真田から桜井ヒットで続く。この日はタイムリー二塁打含む3安打。ネクストに金本が飛び出す。葛城犠打で二死二塁、西村に代えてさあ金本。スタンドからの大声援。心おきなく金本の偉業を讃え、この日の空と同じように一点の曇りもなく金本への応援の気持ちが集まる。
鍛えたその身体 あふれる気迫
そーれ むこうへぶち込め ライトスタンドへ
かっとばせー かーねーもとー
ぴたっと一糸乱れぬ歌声、いつにない大きな声量。気持ちとはこうも素直に表れるものなのか。代わった変則左腕高宮相手に金本も粘ってベストを尽くしたが二ゴロ。残念そうに苦笑いする金本、でも晴れやかな心持ちが伝わってきた。
その後チームは9回にもダメ押し点を奪い、久保田、藤川の盤石リレーで、中盤まで競った試合を快勝で締めた。
笑顔が溢れる握手の人波。逆転勝ちの高揚感、安堵感、そして大事なメモリアルデーを勝利で飾った喜び。金本の悩み、苦しみを、チームみんなで受け止めて、1勝に変えた喜び。チームメイトと同じ気持ちで、同じ笑顔を見せた金本。それだけでもう何もいらない。思い出に残る良いゲームだった。
横浜?阪神5回戦(阪神3勝2敗、13時30分、横浜、27092人)
阪 神 000 201 032―8
横 浜 002 020 000―4
【阪神】安藤 筒井 ○西村(2勝0敗) 久保田 藤川
【横浜】三浦 江尻 ●桑原謙(1勝1敗) 真田 高宮 小林太
[本塁打]早川1号(横) ブラゼル7号(神)
コメント
金本に休んで貰う事を望んでいたのに、こんなに辛いとは…。
今日の文章、泣けます…。toraoさんが、これだけファン心理を代筆してくれると、今日は何も書く事がありません。
昨日からの「虚脱感」が少し癒されました。
また、さらに金本という選手に惚れ直しました。
まだシーズン序盤ですよ?
感慨に浸るにはまだまだ早い!
記録を止めた理由はただ一つ。優勝するためじゃございませんか。
ファンに出来る事はただ一つ、応援する事です。
いけーー!!!
どう言う訳か、昨日は大阪毎日放送はゲーム開始30分前からの放送で、スタメン発表も
放送してくれた。
「4番」にも「レフト」にもいつもある名前が表示されなかった瞬間、衝撃と共にスーッと何かが軽くなる気分になりました。
仰る通り、「記録ストップ」ではなく、「記録樹立」なんですよね。
メンバー表に書き込むまでの監督と金本の気持ちは我々では推し量れない。
また、首脳陣と選手の間に何が横たわっているかも知らない。
でも、この前人未到の大記録樹立を機に、また違ったモノが生まれるかも知れません。
昨日は4番新井とレフト葛城も何とも複雑な、精神的にもキツイ一日だったと思う。
お疲れ様。
アニキが決断しましたね。「記録樹立」です、すごいです。
肩を治し、本当の鉄人で活躍し、優勝してほしいです、応援し続けます。
安藤に苦言、エースならもっとしっかり投げろ、楽天マー君を見習え・・・
いつも拝見しております。ありがとうございます。
昨日はたまたま横浜スタジアムで、このメモリアルゲームを観戦できました。
金本が守備練習にも一切顔を出さないのを不思議に思いながら、4番に新井がアナウンスされても、下位で出てくることを期待しましたが、8番レフト葛城でこの記録が確定しました。
何とも言えぬ緊張感のなか、代役を任された新井選手、葛城選手のプレッシャーは、スタンドからでも。相当のものだったように見えました。
ブラゼル選手の男気を感じる一発とヒーローインタビュ?、凄まじい気迫のこもった久保田選手、藤川選手のピッチング、そして何より代打金本という聞いたことのないアナウンスに、総立ちで迎えたファンの熱い思いと、必死の金本選手の姿、鳥肌の立ち続けたゲームでした。
私はタイガースファンで幸せです。
偶々3塁側で観戦しておりましたが、スタメン発表時も意外に静かな場内でした。この日の到来を予期していたような感じでした。8回に代打を告げられた時のざわめきと歓声は大変なものでした。記録がストップしたことは厳然とした事実ですが、勝利への歩みにストップは許されません。アニキ金本の決断を最大限に評価したいと思います。
勝たなければならない試合にみんなで逆転勝ちできて本当によかったです。
ほんとは真弓監督に「私が休ませました」くらい言ってほしかったけどそうなったらそうなったで強気ファンやマスコミが真弓監督たたきをしてチームの雰囲気も悪くなったであろうし、結局これが一番よかったんですね。
これで終わりじゃありませんから早く完治して戻ってきてほしいです。
toraoさんの仰る通り「記録達成!」おめでとう!
遅きに失した感があります。
もっと早い時期に、本人ではなく、真弓監督が決断するべきだったと思います。
冷静に振り返ると、金本が四番にいることで、或いはレフトの守備についていることで勝ちを逃した試合がいくつかあったのは事実。
また、もっと早く記録にピリオドを打っておけば、肩のケガを更に悪化させることは回避できたはず。
日本のプロ野球界で最も悪しき伝統のひとつとして、個人記録至上主義が挙げられます。
熾烈なホームラン王争いをしている選手同士の敬遠合戦がその最たるもの。
個人記録がかかってくると、観客のことなど全く眼中になく、姑息な手段を弄して試合をぶち壊してしまうことに何の罪悪感もないようです。
敬遠合戦なんてものは、明らかにスポーツマンシップを無視した非紳士的行為です。
卑怯なやり方で無理矢理奪いとった個人記録にどれほどの価値があるのでしょうか。
今回の金本選手のケースは敬遠合戦とは異質であるが、チームの勝利よりも個人記録を優先してしまった点では同じだといえるでしょう。
監督たるもの、世間のどんな非難にさらされようと、チームの勝利を最優先に考えた上での用兵を行うべきだと思います。
記録がかかっていなければ当然出場していなかったはずの選手を、記録継続のためだけに、チームの勝利のためにはマイナス要素が多いとわかったうえで出場させることにどのような意味があるのか。
無論、多少の配慮はあって然るべきだとは思いますが、決断の日が昨日というのはあまりにも遅すぎたといわざるを得ません。
なるほど、スキーの大ジャンプと考えると1492試合は栄光の到達点ということで納得です。
さて、何はともあれ、安藤は相変わらず、重症です。前2回の登板と同様、ストレートがシュート回転し城島の真骨頂である左打者への食い込む内角球も安藤の生命線の右打者の外角球もことごとく甘くなり痛打され、屋台骨が崩れてボロボロの状態です。原因は伊良部言うところのメカニックの狂いなので早めにしっかりした調整が必要です。
しかしながら、折角雨で一回登板間隔が開いて調整のチャンスだったのに、わざわざローテをズラして当番させなくてもいいものを。投手コーチは何も感じないんですかねぇ。
スタメンから外れたのを知ったのは、
阪神と巨人のファームの試合の最中でした。
沖縄で開催される試合なので、
前日も見に行って楽しかったので、(負けたけど)
昨日も同様のつもりだったのに。
ネットでこの情報を知って、
いてもたってもいられなくで、
急いで帰宅してテレビ見てました。
休んでも仕方ないかもって思ってはいたけど。
でもその事実を受け入れることができず、
ずーっとブルーな気持ちのままでした。
でもtoraoさんの文章を読んで、
こころがとても落ち着きました。
スッキリしました。ありがとうございます。
金本知憲選手の決断、すばらしいと思いました。
でも泣けてきますが。(T_T)
祝連続フルイニング出場1492試合達成!
そうですね、記録確定、おめでとうでいいんですね。
いろいろ、思いはあるけど、文才がないので、これしか書けません。
また、torao様の文章を読む事にします。
いかなる大打者でも守備力が衰えたら、リードした終盤で打席を終えたなら守備固めを送るべきです。Gラミレスのように。
私は07年あたりからその必要性を感じてきましたが、球団はあえて守れる外野手を育成せずこの大記録継続に邁進しました。
フルイニング肯定派の意見として、金本の球団への功績を考えれば本人が納得いくまでとかフルイニング継続が金本のモチベーションに繋がっているとか金本のひたむきな姿をナインが支援しチームが団結する等を聞きました。
はたしてそうだろうか。功績へのご褒美説は論外として、モチベーションを言うのなら、バッテリーや若手選手のモチベーションはどうなるのか。チームの勝利より個人記録を優先するチーム方針にナインの心はひとつになるだろうか
遅きに失した感はありますが、1500試合達成を前に決断してくれたことに正直ほっとしました。
周囲の状況から察するに、今回の肩の故障がなかったなら1500試合は通過点、2000試合を目指せ!なんて空恐ろしいことになっていたかも・・・
年寄りは情緒的に過ぎて困る。けれど、今日のtoraoさんは年寄りの気持ちを暖めてくれました。toraoさんありがとうございました。金本選手が長く長く、プレーできますように
ひと区切りついたというコトで、アニキには肩が癒えるまでは打撃に専念してもらいましょう。
いざチャンスとなれば、不調であればたとえ4番打者でも交代させられる(?)、史上最強のジョーカー(代打者)を獲得したコトになるのでは…
うわぁ?、こりゃホンマにマンガの世界じゃないですか!
あまりの記録の大きさに誰も口を挟めなくなってしまった以上、本人の申し出以外に幕を引くことはできなかったんだなと、改めて実感しました。真弓監督じゃ如何ともしがたかったかったか。
味方の守りに時折声を出してベンチで見守っていた金本の姿に涙がこぼれそうになりました。
とにかく記録がコミットされた訳ですから「残念」ではなく「おめでとう!」が正しい。
金本の野球人生が新たなフェーズに突入したことには間違いない。
新たな一歩を踏み出した金本頑張れ!
「チームにとってベスト」は、商品価値最大だった4年契約が切れた時にパリーグのチームとトレードを成立させることだったと今でも思っています。私は当時ここにそう書いて袋叩きにあったし、球団もMLB的な「ベスト」よりもファン感情を優先しました。
当時の多数意見は「金本クラスの選手には自ら引き際を選ばせるべき」で、その通りになったのだから結構ではありませんか。火曜日から狩野昇格ですが、誰を代わりに下げるかがむしろ焦点です。マスコミは浅井と書いていますが、ここで桧山を選べば首脳陣は本気だと評価したいです。外野の守備堅めが2人必要になる時に、守れない代打2人は有り得ません。
言うまでもなく素晴らしい記録です。
しかも毎試合が記録達成だったので、達成という言葉も世間に忘れさせるような偉業です。
本人のコメントが印象的です。「チームが勝つために」ということが最優先である。
それは阪神という球団は個人記録以上に優勝することが重要で、それが可能な戦力があるということを球団に訴えたのだと思います。
球団のフロントや首脳陣にとっては勝つことよりも、1500試合連続フルイニングの話題性などを重視していたと思います。
金本選手にとっては1500試合前に自ら退くことで、球団の本当の目的を示してくれました。
連続出場継続を鉄の意志で続け、最後も鉄の意志で幕を引いた。心身ともに鉄人だった偉大な選手です。
こんな偉大な選手が所属している阪神を常に強豪チームとして存続させることがフロントと首脳陣のこれから役目でしょう。
あとは金本選手には代打として結果を残してほしい。連続出場のために代打で使っているなどの雑音を吹き消すような活躍を期待しています。
真弓を「悪人」にするのはお門違い。
岡田であろうが星野であろうが野村であろうが、この記録を止めることの出来る監督などいない。それだけ、全イニングフル出場の凄さをトップアスリートたちは知っている。
金本、おめでとう!
50まで続けて、衣笠の記録を抜いてくれ!
毎日楽しく読んでます。
21世紀,夢のように強かったタイガースは,アニキあってのタイガース。記事を読みながら,そのことをしみじみと思い出しました。
目先の試合に「勝つ」ためには,「監督が決断すべきだった」とか「遅きに失した」ということもできるのでしょう。「勝つ」ためならば,ベテランの大幅減棒や功労者の更迭もかまわないと考えるお偉いさんもいるわけですから…。
でも,そんなこんなも,全部含めて愛すべきタイガース。冷静に野球をみることができるならば,とっくにタイガースファン,やめとるわ!
アニキ,どでかいホームランを待ってるぜ!
それにしても,有料サイト移行はちょっと残念だなぁ。
昨日の1492試合達成メモリアルゲームはナイスゲーム……がなんとも辛い!
で…これからず?と「代打金本」ちゅうのだけはとうてい納得でけん!!
しばらくはやむを得ないが、
肩が癒えたら早くレギュラーに戻ってほしい!!
頑張れ?!!兄貴?!!
開幕当初から解説者の金村義明氏(元近鉄バファローズ)は関西テレビの夕方の情報番組「アンカー」で、「金本の登録を抹消して二週間ほど休ませたほうが良い。真弓監督は決断すべき。同点で迎えた終盤で、無視あるいは一死ランナー三塁の時を考えれば自明の理」と述べておられました。
今回の件については金本選手自身が申し出たようですが、もし真弓監督の決断だったならば、マスコミは「真弓非情」と書き立て、ファンからも批判の嵐が巻き起こったかもしれません。
1500試合達成がひとつの節目になると思ってましたが、その前にケジメをつけることになりましたね。
toraoさんの言われるように今後破られることのないであろう記録が樹立されたわけですから、甲子園で、かつ、広島戦という最もふさわしい舞台でセレモニーやらないのかな?
昨日までは色々思うこともありましたが、今は「おめでとう」と「ありがとう」そして「これからもよろしくお願いします」という言葉しかないです。
いつも拝見させていただいており、ありがとうござます。
4/18は、私も3塁側で観戦していました。オーダー発表時は、ざわめきはあったもののマスコミにあるようなどよめきではなく、自分も含めて意外に静かでした。
みんな覚悟をしていたからか、オォトラさんの言うようにホッとしたのか、あるいは両方だったのかもしれません。私も前日までの金本選手の痛々しい姿を見ていたので、両方だったように今は思えます。
金本選手が代打で出たときには、曲にならないくらい大声で応援歌を歌っていました。
誰が何時についてはいろんな意見があるようで、門外漢の私には事実がどうだったかわかりませんが、昨日の雰囲気では、本人、首脳陣そしてファンもそれぞれ納得できるようなベターなタイミングだったのではないでしょうか。
金本選手には、この際治療に専念して、早く元気な姿でまたチームの優勝にむけて貢献してもらえればと思います。
いろんな面で久々に感動し試合でした。
意見は出尽くした感がありますので、長くは申しませんが、「これで勝負に100パーセント集中できる」というのが本音です。
金本の記録の偉大さには頭が下がりますが、いつのまにやら本末転倒になっていたのも、まぎれもない事実。功罪両方あって、それを今更白黒つけることはできないし、する必要もないでしょう。金本には大いなる拍手を送りたい。昨日は勝って本当によかったです。
安藤のふがいなさには開いた口がふさがりません。ぴりっとしたピッチング見せてもらいたいです。
ブラゼルは外人だけど根性ありますね。去年来日早々も、貧打にあえぐ打線を底からすくい上げてくれました。
ところでファーム落ちは浅井のようですね? 檜山じゃないんや。
真弓監督も1野球人として、前人未踏の金本選手の大記録をもっと続けて欲しかったんだが、と言うような事もコメントしていました。でも、優勝を目指すチームとしては打撃はともかく守備面では辛い。苦渋の選択をしたのだと思います。
金本選手も、チームに迷惑をかけたくない、現役選手が自らスタメンから外れる事を口にする、これも言わずもがなですが苦渋の選択をしたと思います。
フルイニング出場が持ちべーションにもなっていた、それが心配であるとも監督は語っています。
首脳陣に引き留めてもらって嬉しかったと言う金本選手の記事もありました。
信頼関係が見て取れる記事だと思いましたが、悪い想像だけで真弓監督を揶揄したり、責めている阪神ファンが居る事が悲しいです。
今後、この記録が破られる事は限りなく0に近いと思います。
多くは語ることはしませんが1492試合と言う途方もない大記録を樹立した金本選手には最大級の賛辞を贈りたいと思うのが正直な気持ちです。
今はしっかりと肩を治して再び4番を張って下さい。
引退などはまだまだ先の話ですよ(笑)。
早くスタメン外れろ!とか言っていましたが、いざとなると残念ですね・・・
失礼ながらチームから“金本”と言う縛りが消えたわけです。
藤川俊・狩野(恐らく明日up)・浅井(今日down)・葛城・林などいろいろ試してほしいです。
優勝したい金本の「本気」が辞退になったわけですから、金本のモチベーションは現状、優勝にただ向いてるのではと思います。
次は他の選手、首脳陣、フロントの「本気」を見たいし、ファンも「本気」でいかないと。
そういう意味で昨日の安藤は残念ですし、今日の浅井抹消は残念でした。
downは浅井でしたねえ…
アニキ問題はいい形で決着しましたが、ベテラン代打問題(矢野・桧山問題)も決して軽い問題ではありません。ベテランはムードメーカーとして必要ということなら、兼任コーチという選択肢もあるはずで、これなら二軍でもベンチに入れます。
それにしてもシモは元気で、問題は安藤に先に来てしまいました。おそらく昨日のスライドが最終テストで、スタンリッジupメッセdownで安藤は当分中継ぎだと思います。もちろん昨年の能見の復活パターンを期待。
大英断お見事でした。
記録の樹立と共に呪縛からの解放におめでとうと言いたいです。連続フルイニングが途切れても金本伝説はまだまだ継続中、なんならこれからですよ。
私もさらに金本のことが好きになりました。
代打と交流戦のDHのみで打点王、というマンガみたいな展開を密かに期待しています<金本
ホームラン王はブラゼルでしょうが、すると来季はMLB復帰なので、金本のポジションが空いてめでたしめでたし。
昨日はMBSの中継が、試合開始30分前から有った為、記録達成の瞬間を見られた方が、何万人とおられるでしょうね。
私もその中の一人。
「4番、新井」
のコールの時は、おおっ!と思いましたが、いやいや、6番位に下げるだけかも?
と、半信半疑でした。
そしてついに、「6番、ブラゼル」
のコールで、7番以降に下げるはずがないと思い、確信しました。
「8番、葛城」
のコールを聞いた瞬間、なんとも言えない気持ちに成りました。
私は、肩を故障してから、ずっと、スタメン落ちを願っていたのですが、いざ現実に成ってみると、「これでいいんだ」という思いより、一瞬先に、寂しさが涌いてきました。
でも、ホントにこれで良かったと思います。
その時は、1500試合目前で、真弓監督が、よく決断したな?と、思いましたが、そうではなくて、本人の直訴だったんですね。
それを聞いて、監督が説得したそうですね。
と、いう事は、
あの殆ど投げられない姿を見ていても、まだスタメンでやれると、思ったのでしょうか。
区切りの1500試合まで、行かせてやりたい、という思いなのか。
はたまた、体裁を気にした、タテマエの説得なのかは分かりませんが、驚きました。
昨日TVで、ノムさんも、「監督が決断するのは難しい」と、言われていました。
しかし、私は、今でも監督が、決断すべきだったと思っています。
肩を痛めた直後、まともな返球ができないシーンを初めて見た時、監督はどう思ったのでしょうか。
私はその時が、決断の時だったと思います。
ちょっとバランスを崩しましたが、見事なK点越えの着地だったと思います。
ブラゼル、大切な試合で男前でしたねぇ。
金本の記録を途切れさせることに関しては金本を含む球団の皆が悩み苦しんだことだろうとは思いますが、人は皆老いるもの。いつかは絶対に途切れる記録です。
42歳になるまで現役で、ファンに賞賛され、惜しまれながらこのような記録を確定させることの出来る金本選手は本当に幸せ。
もちろん経済的にも十二分に恵まれているはず。
ウエスタンの試合を観るようになって、一軍にあがることもなく解雇されていく選手を観るたびに、彼らの行く末を案じます。
野球をすることしか教えられず、犯罪に手を染めてしまった事例もあります。
解雇通告をする球団関係者の気持ちや如何。
そのことに比べれば、今回の記録確定は自然の成り行きであり、ただ賞賛と祝福を持って迎えるべきではないのでしょうか。大騒ぎせずに。
今朝(20日)の朝日新聞の「天声人語」は、頑固一徹で12年かけての大西洋4往復、1492年の新大陸発見のコロンブスと11年かけての金本知憲選手の前人未到の1492試合連続出場をダブらせ、金本さんが、いかに出来た仕事師かという話にもっていっています。
単館上映でしたが、「苦い蜜?消えたレコード」は思ったよりは秀逸な映画でした。
「私、昔タイガースと握手会で握手したの」(もちろんGSのタイガースのは話ですが、この映画には森本タローも出ていますし)という女性の言葉に、いち速く反応したのが、そばにいてそれを聞いてた若い兄ちゃん。「えっ!すげー、誰?、誰?金本?金本・・・バース?掛布?岡田?」
最後のシーンでも「小山、村山、吉田」という
セリフも出てきますよ。
正直アニキの痛々しい姿は見てられなかったので、早くスタメン外れて! と思ってましたけれど、、、
なんか寂しいですね。勝手なもんですが…
今年は赤星が抜け。アニキがスタメンから外れる事もあり、野村・星野時代の代表格が外れていって大変革の年になりそうですね。
しかし、これでかなりの数の打線・守備のバリエーションが解禁ですね。楽しみです。
真弓監督! 腕の見せ所ですよ!!
……(心配)
初書きです。よろしくおねがいします。
皆様の意見はそれぞれすばらしい!!
阪神愛もすばらしい!!
アニキはとてつもなくすばらしい!
監督他の選手もすばらしい!!
ただすべて後手後手の日本人らしい結果となったような気がします。そう!もっと先延ばしにせず計画し話し会い積極的に先手を打って行動していれば、もっといい球団いい状況になっていたかも・・と思います。なにか今の日本の政治と同じような・・・普天間・・・・・。
そういう私のコメントも日本人っぽいですけど・・・
昔小学生のころ見ていた真弓はもっとかっこよかった印象が・・・・・・
・・・・・・・ばかり使う典型的日本人を早く直さないといけない自分がいる・・・・(笑)
休みたい=どう思いますか?の意味だと
思っていましたが本当に調子が悪かった
みたいですね。
体よりも精神的にも気持ちも途切れていた
風にも見えました。