前日上園抹消で、石川を登録。二軍でクローザーとして安定した成績を残している。西村が位をどんどん上げているから負けられない。
初回と終回に満塁ホームランが飛び出すというマンガみたいなタイガース。最近、あまりのメチャクチャぶりに、試合の何を振り返ったら良いのかわからんくなる時がある。いやいやいやいや面白かったな、ん、で何?あ、何か書くの?もう終わったことはいいじゃん!そんな気持ちになる(笑)。まあそれでも記念に何か書いておくけどね。
1試合2満塁HRは1996年新庄&塩谷以来14年ぶり二度目だって。その試合のことはよーく憶えているよ。ガラッガラの甲子園、おなじみどん尻最下位シーズンの最終戦、優勝バッテリー、木戸克彦捕手(現ヘッドコーチ)と中西清起投手(現二軍投手コーチ)の引退試合。2本の満塁HRは二人が顔見せ出場した直後1回ウラ、1イニング2本というお祭りだった。
4回まで好投のフォッサムだったが5回につかまった。内容的にはプロスピの分析通りか(知らんけどw)。しかしジャイアンツ戦、ドラゴンズ戦ではビックリするような好投をして、それ以外ではテキトーにやられるところに猛虎魂を感じる(安い猛虎魂ではある)。それでも4回すいすい投げてくれるだけでも、現状の台所を考えたらとても助かる。先発投手たちには非情かも知れないけれど、リリーフ陣への信頼感の方が高いのだから、5回途中だろうがもっと早かろうが、前倒しスイッチを使っていくのも手だと思う。
久保田がまた「話を面白くする係」。一昨年あたりの隅っこを狙う緊張感に耐えられなくなってしまう崩れ方とは違い、直球が上ずり、ことごとく甘くなってしまう大味なやられ方。確かに良くはない。1点差の8回を任せられる投球内容ではない。この役は渡辺、西村が担っていくべきだろう。しかしながら、ど真ん中の真っ直ぐを気持ち良く打たれたことと、その後に続くピンチを切り抜けたことで、逆転への気運が盛り上がって、話が面白くなったことは間違いない。冷静に立て直せば、打たれない投球はできそうに思う。
渡辺、西村はナイスピッチング。中盤がしっかり組み立てられるのはタイガースの大きな強み。
城島は打撃の調子は上向き。打席での力み、気負いがやや減って、とっさの反応が利くようになった。大失投を逃さぬナイス満塁アーチ!
高めくそボールをD和田ばりにバックスクリーンに放り込んだ決勝満塁HRのマートンお見事。その打撃そのものも驚いたけれど、難しい球をファールで逃げて投手を追い込んでいく打席での集中が素晴らしかった。それまでノーヒット、やけに力んでいたけれど、なるほど大事な大事な奥さんの誕生日だったワケね。特大のプレゼント良かったね!
守っても好守連発。特に8回逆転されてなお二死二三塁、代打前田智徳、守備位置は前進左寄り、打たれた打球は右中間フェンスにまっしぐら、マートンまっすぐ追って追ってキャッチした後フェンスラバーにドン。抜けていれば逆転はなかったろう。捕ったことで絶対勝てると皆が思った。
5?0だった試合、5?6と8回ついにひっくり返されてそのウラ。繋いで作った一死満塁の好機。マウンドには左腕高橋、代打矢野のコールにスタンドが大声援で応える。この雰囲気に大ベテランが燃えないはずがない。
初球、第1ストライクが勝負。高く抜けたシンカー、タイミングは外された。しかし泳がされながら、左手一本になりながらもバットの芯に当てる。前進のサード右へ、併殺でチェンジと紙一重の打球がレフト前に抜けていく。この後の展開を決めた代打同点タイムリー。
「ジャンプしたいほどうれしかったけどこらえた」まだ同点、試合は終わっていない、オレはそんなタイプじゃない…矢野の心中は痛いほどわかる。
言われなくても、やるべきことをやってチームを支えている。今やこのチームは良きにつけ悪しきにつけ城島のチームだ。だけど、長い時間をかけて、その土台をこつこつ造り続けてきたのは矢野だ。ジャンプして喜ばせてもらったよ!
守備面ではちょいちょい記録に残らないミスがあった。相手にもいろいろミスがあって助けられた試合でもあった。でもなんだか「オモロいから許す!」と言いたくなるようなヤツラなのだ(笑)。
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阪神?広島5回戦(阪神4勝1敗、18時、甲子園、38157人)
広 島 000 040 020― 6
阪 神 401 000 05X―10
【広島】青木高 岸本 ベイル 横山 ●高橋(4勝3敗) 武内
【阪神】フォッサム 渡辺 西村 ○久保田(3勝1敗) 藤川
[本塁打]城島7号(神) 栗原4号(広) マートン7号(神)
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コメント
今季は「オモロいから許す」的な試合が、やたら多いですねぇー。
それにしても、マートンの打撃技術(屈んだ膝をちょっと伸ばして、その勢いで高めの球にチョンと合わせ、スタンドまで運ぶ)は素晴らしいですねぇー!お立ち台で妻に「ハッピーバースデー」で、さらに好感度もうなぎ登り!
久保田の「複雑な白星」が多い年は、打線が強い!『ナイス演出』。許す!
試合終わって振り返ってみれば面白かったけど、真弓監督が言ってたように「あまりうれしい、喜ばしいゲームじゃなかった。」のではないか。
それにしても、久保田劇場で”THE END”かと思ったら、それをひっくり返すんだから大したもんだ。
これでとりあえず、去年のような交流選前の三連敗がなくなったのでほっとしている。願わくば、三たて、最低でも勝ち越して交流選に弾みをつけてほしい。
マートン、ひょっとするとバースを超える超優良助っ人になったんじゃないだろうか。来年大リーグにかっさらわれないように複数年契約しておくべきだ。
>1試合2満塁HRは1996年新庄&塩谷以来14年ぶり二度目だって。
その試合、対戦相手は星野監督率いるドラゴンズ。
ドラゴンズ先発の金森投手は一回裏、いきなり1イニング2満塁本塁打を浴びて降板。
星野監督に「これを記念に消えてなくなれ、もう二度と俺の目の前に姿を見せるな」と言わしめて二度と一軍に戻ることなく終わった投手でしたね。
それにしても派手な試合が続きますが、先発投手が非常事態のチーム事情からして、しばらくは真弓コーチ時代の「近鉄いてまえ打線」の再来を楽しむ事にしましょう。(近鉄がなんば線に乗り入れしたことだし・・・)
久保田はピリッとせんな?そしてまた勝ち投手に…気持ちきりかえて次回頑張ってほしいですね。
城島&マートンはあっぱれ!!
城島今シーズン2本目。今岡の4本も射程圏内!?
フォッサムはプロスピ通りの結果だったのが残念でしたね(笑)。
「オモロいから許す」で良かったですが久保田には「話を面白くする係」ではなく「締まったゲーム係」になって貰わないと渡辺・西村が後ろにいるから今の地位が安泰だと思って欲しくないです。
奥さんの誕生日に満塁ホームランを打つマートンには凄いを通り越していい意味で「気味悪い」ですね(笑)。
本当に怪我だけには注意して下さい。
ホンマに劇的な展開ばかりですね、今季のタイガースは…
ひとっつもオモロない試合ばかりで連敗していた時でも、toraoさんの含蓄のある文章で救われていた時代が懐かしいです(笑)
この雰囲気は、あの85年シーズンの匂いがしませんか?
こりゃホントーに日本一奪回のチャンスが訪れた気がしますね?♪
「阪神真弓のすべらない試合」
ホンマすべらんなぁ
ガチガチピリピリの試合もいいけど、おもろさでは
断然こっちか?
さて、今日は3アルに乗り込んで、すべらない試合を
堪能してきます。
文化や習慣が違うから責めるわけじゃないけど、YBスレッジ選手、夫人の出産に立ち会うためG戦を前に帰国。
珍しく4カード連続の勝ち越し、毎年好き勝手にやられっぱなしの兎さんに一矢報いる絶好のチャンスで主力打者が離脱は痛すぎる。
マートン選手の日本での挑戦を後押しし、異国での出産を決意してくださったステファニー夫人、最高です!
遅ればせながら、お誕生日おめでとうございます!
今まで、負けている場面でのチャンスに弱いタイガースを、散々見せられてきたので、昨日の8回も、最悪の結果しか想像出来ませんでした。
1アウト2、3塁で狩野選手の時は、三振、1アウト満塁で矢野選手の場面では、併殺打しか想像出来ませんでした。
「最悪マートンまで回してくれたらなんとかなる」
と祈る気持ちでした。
自分でも情けないですが、暗黒時代に染み付いた、安全装置が取れない様です。
それだけに、打ってくれた時は喜びも大きいですけどね。
併殺打と紙一重の打球に心拍数は激しく上がりましたが(笑)。
その後、同点に成って打者マートン。
さすがの私も、この場面では、良い事しか考えられなかったですよ。
ホンマに選球眼が良いですよね。
やっと見つけた宝物。
メジャーもさることながら、日本の他球団に、カツアゲされない様に、注意してもらいたいですね(笑)。
それから、C栗原選球は、打率2割5分とは思えませんな。
昨年もそうでしたが、阪神戦を前にすると、調子を上げてくる。
もうちょっと満遍なく打って下さいよ?。
今年の飛ぶボールも、重量打線にマッチしている様です。
開幕して1ヵ月ちょい経ちましたが、打ち勝つ野球が板に付いてきた様ですね。
どんけつガラガラの甲子園も今となっては良い思い出ですね。塩谷&新庄の満塁ホームランみてました(私、なぜかグリーンウェルもナマでみた貴重な体験有り 笑)
昨日はラジオを聴きながら帰宅。リード保っていたハズが、部屋に戻った時には久保田がひっくり返されてるまさかの展開。
そして、やってくれましたマートン!!
久保田のマッチポンプ勝利すら忘れてしまう、漫画チック満塁ホームラン&初お立ち台。もう誰も文句は言わんでしょ。
一日でも長く我らがタイガースを支えて欲しいものです。