日シリ進出はセパとも2年連続最下位球団

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面白いことに、またもやセパともに。しかも初めて挑戦者チームが得点して、接戦に持ち込むも最終的には引き分けで進出決定なんて、連動がすぎる。これで晴れて優勝チームが日本シリーズを戦うことになる。いくら短期決戦とはいえ、リーグ優勝チームの意地と実力を見た思いだ。

大事なことは、優勝した両チームともに2年連続最下位だったということ。どんなに負けるチームであっても、若い選手の成長を阻害せず、その可能性を信じて伸ばしてやればチームは一気に浮上するということ。現在、結果を出しているコーチングは、旧来のものとは変わってきている。

教え方とか、指導法にとらわれがちだが、その必要性は低下する傾向にある。なぜなら、指導者が与えられるような情報はインターネット上にいくらでも存在していて、入手も非常に容易。さらに自分がどのようになっているかも自分自身でいくらでも簡単に映像分析が可能になっている。だから、コーチに求められるのはそれを指摘したり、矯正する能力より、選手が自分で感知し、分析し、対応できるように導くことへと移っている。

どうすればその選手がもともと持っている「生命力」「成長力」を最大限に活用できるか。最大限にするための道筋を誤らずに見守り、はずれそうになった時にだけ、もっとも効果的な言葉や表現を使って、自ら軌道修正していくのをいかに助けるか。矢野監督は「どうなりたいか」という言葉を使っていたから、そうした見識は持っていると思われる。しかし、結果としてその方向性に進んでいるのかは疑わしい。冷静に振り返ってほしい。

オリックスの「決まり手」は、印象的な連続バスター成功だった。こちらはコーチングとはまた別で、戦術選択の妙。まさにコマンダーの「能力」が生み出した得点だった。しかしこの能力とやら、簡単に身につくものではない。ありとあらゆる経験や知見を活用する力、状況や敵味方の心理を分析する力、取り得る選択肢の立案力と正しく結果予測するシミュレーション能力、タイミングを逃さず果断に決行する胆力……。これらの総合力だからこそ、資質を身につけるのは簡単なことではない。一を聞いて百を知るような日々で成長する必要があるのだろう。

コメント

  1. yalkeys より:

    日本シリーズ進出のヤクルト、オリックスが共に前年の最下位からのリーグ優勝というのが話題となっていますが、見方を変えると勝つべくして勝った優勝だと言えます。サッカーの日本が予想を超える苦戦となっているように、スポーツの世界では所謂「番狂わせ」はよく有ります。今季、野球でセパ両リーグで同時にそれが起こったということだと言えます。だから、タイガースが優勝出来なかったのも、ヤクルトが予想以上に強かったのと、当方が大事な局面で打てなかったりエラーした結果と割り切らねばなりません。この「予想以上」をいい場面で出せるか、悪い局面で出してしまうのか…の違いで、タイガースは後者が多かったと諦めざるを得ません。捲土重来という言葉がより大切になるシーズンオフとなりました。「ボーッと生きてるんじゃネエ〜」とチコちゃんも言っています。

  2. 西田辺 より:

    あっさり終わってしまいましたねぇ、CS。
    ここぞというチャンスを、キッチリものにした印象が日本シリーズ進出の
    2チームには感じました。
    タイガースが、後半そこに苦しんでいるのを見ているだけに、余計にね(笑)。
    指揮官の言う「どうなりたいか」と、自らの起用は果たして合致していたのか。
    今年不可解だったのが、糸原の起用。
    本来彼は、出塁を主眼に置いた打撃の持ち主。
    果たして、クリーンアップという得点期待値を求める打順での起用が本当に
    正しかったのか。
    得点圏での打率・打点は、それに相応しい物とは程遠かった。
    何もこれは糸原だけに原因があるわけではなく、適材適所での起用が出来なかった
    指揮官にも大きな責任がある。
    佐藤輝にしても、59打席ノーヒットという期間があったけど、そこでも起用を
    続けて将来長いシーズンを乗り切るコツや方法論を身に付けさせるわけでもなく
    マスコミがガヤガヤして引っ込めたような形にしたのは、拙かったのではないか。
    本心は分かりませんが、マスコミに屈したような起用は、チーム全体に良い影響を
    与えるはずがありません。
    ルーキーに対し、まるで「お前のせいでチームが沈んだんだ」と捉えられても
    仕方のない扱い。
    チーム全体に言えることですが、一度調子を落とすと殆ど戻ることなくシーズンを
    終えてしまうケースが目立ちました。
    何も指導者側だけに責任を擦り付ける気はないですが、ここについては深く考え
    直した方が良いと思う。
    休養を与えて戻る状態なら、さっさと抹消して体のケアに努めさせる。
    明らかにフォームが崩れているのなら、画像解析等を活用して良い頃のフォームを
    思い出させる。
    やりようはいくらでもあるはず。
    春先にチームが好調だったからと、出ずっぱりにして崩れたら自分で直せ、では
    後半ガタガタになるのは当然のこと。
    ベンチメンバーには、出番を与える事もなく、たまの出番で結果を出せといっても
    そんな無理難題に応えられる選手は殆どいません。
    終盤、島田や坂本がそれまでの鬱憤を晴らすような活躍を見せてくれましたが、
    全員がそんな幸運に恵まれるはずもありません。
    まだまだチームとして足りない部分、未完成な部分が一杯あります。
    それは決して、外国人などの補強でどうこうなる事ではありません。
    「俺たちの野球」と誤魔化すのではなく、真正面からそれに向き合って欲しいですね。

  3. 虎ジジィ より:

    両リーグのCSファイナルステージはあっさり3ゲーム、順当に優勝チームが日シリ進出を決めましたね。
    最後は今季のタイガースを苦しめた「9回打ち切り引き分けルール」での幕切れもコロナ禍プロ野球の今季らしい決着でした。

    仰るように両チーム共昨年最下位のチームであり、こんなに強いチームになる為に様々な工夫や努力があった事でしょう。

    ファンも毎年2位や3位より、6年に一度最下位でも良いから 6年に一度優勝してくれる方がよっぽど嬉しいです。

    タイガースは心·技·体いろいろと変えて行かないと、ヤクルトは来季も強いし、讀賣も原監督が相当な覚悟で来季は来るでしょう。

    とりあえず引き留めるべき選手をしっかり残留させつつ、若い選手の押し上げを期待します。
    個人的には先発に回る及川と、成長著しい高寺に注目しています。

  4. こうさん より:

    下克上もなくスッキリとした1位同士の日本シリーズが決定した。読売が出なくて良かったわ。更にタイガースが叩かれるから。

    ここ数日、意識して「ふざけたコメント」を書くようにしていた。タイガースが、矢野監督が「これは来季に繋がる」という何かを示してくれるまで続けようとしていたが、さすがに始めるのが早かった。ネタ切れ。マジで皆さんに叩かれる5秒前を感じたので平常営業にシフトチェンジ。

    教師型の監督を意識しているのか、矢野監督からは「みんなで強くなろう」という想いを感じる。それが良いのか悪いのか分からないが優勝には届かないというのは証明された。1軍2軍の垣根をなくして練習することが発表されたが…ふざけたコメントをやめるような爆発力はないんだよな。「どんだけ2軍の選手や平田監督を信頼してないんだ?」と、ニュースを見た時に思ってしまった。そして「これがニュースになるのが今のタイガースなんだよな」と冷静になった。

    2軍のコーチの面子はキラキラ輝き始めている。これは矢野監督が来季、優勝できなかったら2軍のコーチが1軍にそのまま上がる準備のように見える。もちろん監督も替わる。バックアップしているようで矢野監督をジワジワ追い込んでいる球団グッジョブ。選手以上に矢野監督やコーチに危機感が足りないんだから。

  5. 虎轍 より:

    オリックスは公式戦の最後の方でツーランスクイズをしたりで、戦術面でも動いてましたね。
    矢野監督が目指してた超積極的野球とはオリックスがやってた事なんでしょうね。
    絶対的エース山本が居たか、居なかっただけの差なのか?
    来年は矢野監督がどういう采配を見せてくれるのか?
    12球団最多勝利でも優勝出来なかった事をどう考えるのか?ですね。
    疫病退散!
    頑張ろう日本!

  6. やまだ より:

    少しコメントさせて下さい。
    今シーズンの優勝チームはともに監督のマネジメント力が高かったです。

    タイガースはやはり主力打者が調子を落とした時は、控え組に早目に切り替え調子を戻す事を優先して欲しかったし、サンズはなかなか二軍に落とさず、落としたらそのまま上げないなどは契約事や何かかと思えるほど考えられませんでした。
    最後の20試合程度で開幕からの好調時のスタメンに戻せるような采配で有って欲しかったです。

    矢野監督は現代の若い選手にまで目線を下げ、選手個人の気持ちを優先しているように見えますが、それが勢いが落ちると求心力の無さを生んだり、ピンチの時にチームに頼れない不安を生み試合中個々が孤立しているように見えるのではないでしょうか。
    原口の外野転向も気持ちを優先してと言い取り組んでいるのを見ると、原口が外野向きの選手とは思えないので疑問です。
    その練習自体は応援したいが、気持ちを優先してで終わらず、個人事業主だから好きにさせるが、その代わり結果は出してもらうと言った厳しさまで打ち出して欲しい。
    これは個々にやると摩擦が起きるので少しずつチーム全体に浸透させるしかないかと思いますが。
    矢野監督も最後は相手と戦うよりマスコミと戦っていた感じだったので、その状態では勝てなくて当然です。
    来シーズンはマスコミがうるさくなった時に表情や態度深めどうするか今シーズンの経験を生かして欲しいです。

  7. なかっち より:

    正直タイガースを優勝に導ける監督は存在するのか?

    優勝は逃したが、矢野監督は本当によくやってると思います。
    12球団の中でも一番勝利をおさめました。それでも優勝出来なかった理由は何なのか?分析するのは大事なことです。
    単純にエラーが多いからなのか?タイムリー欠乏症だからなのか?中継ぎ投手が機能しなかったからなのか?よく考えて欲しい。
    勝てる力があるのはある程度証明してくれました。後はどう優勝に繋げるか?それだけやと思います。
    それが一番難しいんでしょうが。