貯金グラフの比較

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阪神とヤクルトの貯金グラフを見比べてみる。
たとえばこちらとか。
スタートは当然だがともにゼロで始まり、最後はともに21で終わっている。どちらもグラフはシーズン終盤に上昇カーブを描き、どちらもほぼ最大貯金数のピークに近いところで終わっている。
改めて違いを比較するなら、シーズン初頭に最大の急上昇カーブを描いたのが阪神であるのに対して、ヤクルトは後半にそれがあったこと。そして、貯金を増やせない停滞期間が短かったのがヤクルトだ。
メリハリという意味では阪神は悪くなかった。スタートダッシュを完璧に決めて、道中はちょっと落ち着かせて最後の直線で爆発する。悪くはないのだが、結果としてそうなっただけであり、意図はしていなかったのが正直なところだろう。ことに停滞期間の長期化が痛かった。
ヤクルトとてすべてが指揮官の完璧なコントロール下にあったとは思わないが、徐々にチームとしての戦い方や戦力を整えて、だんだん強くなっていくという大まかな狙いは実現できたのだと思う。
シーズンを進めていく中でチームが強くなっていく法則とは何か。今年のヤクルトに限らず、教材ならいくらでもある。自分の体験だけにとらわれず、歴史や過去の偉人に目を向けて学ぶのも必要だ。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    なんだか「株価グラフ」みたいですね。
    素人の投資家なら9/1辺りに上昇してきた「讀賣」を大量に買って その後大損してしまいそうなグラフですが、
    まさかその9月を境に「ヤクルト」が急上昇するとはプロの評論家でも予想は難しかったでしょう。

    まあ貯金数は同じなので、タイガースよりスワローズの方が断然優っていたとは思いませんが、とにかく1試合が届か無かった。
    よく「サッカーみたいに勝ち点制なら…」という言葉もありますが、野球はサッカーのように「引いて守って引き分け狙い」という戦術はないので、負け数が多かったのは痛かった。

    あと1勝していれば…という意味では
    「あれは勝てたのに!」というゲームはたくさんありましたが、やっぱりヤクルト〜讀賣との連戦の前日のゲームで岩崎を温存してヤラレたゲームが悔やまれます。
    2003年4/11、星野監督の継投ミスで7-1で勝っていたゲームを追いつかれたゲームがあり、そのゲームの反省を活かし「勝てるゲームは確実に取る」という方向に舵を切り、その後の快進撃に繋げました。
    矢野監督の あの継投ミスが、もし4月か5月辺り(早い段階)に起こっていたなら、大事な時期に継投(采配)ミスで落とすゲームが少なくて済んだように思います。
    来季は1試合、ワンプレーを大事に後悔のない戦いを期待します。

  2. 西田辺 より:

    どうしても印象としては、前半のリードを守り切れずゴール前の叩き合いに
    負ければ「何やってんねん」となるし、逆に差し切りを決めれば、その戦いは
    鮮やかに映り褒めそやされる。
    ペナントレースにおいて差し切り勝ちが正着手かと言えば、決してそんな
    事はなくて、本当に地力に勝るチームなら先行逃げ切りぶっちぎりでゴール
    テープを切るはず。
    タイガースとしての誤算は、「読売を倒しさえすれば優勝できる」という
    目論見が目的に繋がらなかったこと。
    確かに読売に勝ち越し、五分の広島以外セリーグ球団には勝ち越したけど、
    ヤクルトが(結果的に)Bクラスの3チームから24もの貯金を荒稼ぎし、
    ハナ差で敗れることに。
    77勝という12球団最多の勝ち星を挙げながら、通常の勝率で後塵を拝した
    事は、9回打ち切り延長戦無しという、特殊なペナントでの勝負のあやとでも
    言うべきか。
    ルール上で2位になった事をアレコレ言っても詮無いですが、なんともやるせない
    2位でございます・・・。

  3. 岩修 より:

    143試合制になり、シーズンをどう分割して戦うか考えるけど長過ぎて素人は途方にくれてしまう。長いシーズン調子の波は必ず何度か訪れる。不調の波を短く切り抜ける為、外国人8人制をとったのは正解。しかし、何故だか誰かが不調になると皆同調してしまう気がする。自分のピークを何処にもっていけるかコントロール出来る選手は少ないからどう当てはめるかが監督の重要な仕事。
    先日、タイガースレジェンド江夏さんの番組観て感動した。個人的な願望ですが、タイガースレジェンドである江夏さん、田淵さん、掛布さんに岡田さん、さらに金本アニキ、鳥さんやバースの頭脳もフル活用して戦って欲しい。無理かもだけど…。

  4. こうさん より:

    今日のような文章を読ませてもらうと「なぜ星野さんは2年で優勝できたのか」と考えさせられる。補強の勝利?大手術の勝利?星野さんの勝利?…いや、「完璧に役割分担された選手を支えたコーチの勝利」だと思う。もちろん頑張ったのは選手。けどコーチ、選手が「星野さんの為に」となっていた。その星野さんは「ファンの為に優勝したい」と何度も公言した。ファンは、そんな星野さんに、タイガースに感動した。素晴らしいトライアングルが出来上がっていた。

    今季のタイガースと、どうしても比べてしまう。今の選手、コーチからしたら迷惑な話だろうが。

    糸原のコメントを読んだ。「川合さんに電話をして相談した」というコメントがあったが、糸原本人じゃどうしようもないほど追い込まれていたのか。けど自軍のコーチに相談できないって(相談したけどプラスにならなかった?)…相談されないコーチって…。来季も相談できない、解決できないコーチと共に戦うんだよなぁ。

  5. なかっち より:

    よく開幕ダッシュは重要と言われて、タイガースはそれに成功した。
    チームが好調の時はレギュラー、スタメンを変えるべきではないともよく言われ、タイガースはレギュラーを固定して戦い続けた。それが野手8人が規定打席到達という数字に現れています。

    昔ならこれで良しとされていたかもしれませんが、結果として、それが後半戦の失速に繋がったのも否めません。

    グラフを見てもわかりますが、タイガースは低迷期が長すぎる。約1ヶ月近く連敗はないが、連勝もないって時期がありました。大きな連敗でもあれば違う手を打つことも出来たかもしれないけど、如何せん中途半端に勝ってしまうから、なかなか新たな手を打ちづらくしてしまう。動いて失敗したら何を言われるかわかりませんから。
    (辛抱が足らないとか)

    そこから打つ手が後手後手に回ってしまった印象です。

    全員が戦力です。選手1人1人の力量をシーズン中に見極める事も大事です。

    レギュラー固定だけに拘らず、我慢する選手は我慢する。好調な選手を使って戦うポジションがあっても良い。

    矢野監督がやりたい野球は何なのか?もう一度自問自答して欲しい。

  6. 虎轍 より:

    シーズン開幕当初に外国人選手が揃って勝ててた時に貯金を増やしてましたが、他球団の外国人選手が揃ってきた頃に勝ち切れなかった頃に、なんとか引き分けに持ち込めてたらなと思っとります。
    ヤクルトは下位球団に負けない戦術をしました。
    タイガースは独走した事で下位球団がタイガースにエース級を当てて潰しにきたけど、ヤクルトにはエース級をぶつけずにヤクルトがジワジワと勝ってきた印象がありましたね。
    来年は矢野監督が3年連続Aクラスやと慢心せず、引き分け狙いでもと思って、采配をしてくれると勝ちに繋がるかと思いますね。
    体育教師や兄貴分より勝負師になれ!
    疫病退散!
    頑張ろう日本!

  7. より:

    よく友人から「失速した」と言われる度に「失速はしてない」と言い返しているのですが(笑、このグラフを見てもちゃんと終盤また盛り返していることが分かりますね。
    あの貧打で終盤盛り返しているということはむしろ首脳陣は褒められても良いのではという気もしてきます(CSの無様さでチャラでしょうか(笑)

    皆様のコメントを読んで思ったことをつらつらコメントします。

    ドラゴンズファンの友人がよく「仙一は勝ってるのにわざわざオーダー代えて負けることがあるのが残念やけどアレは先を見越してるか全試合勝つ気でいるかのどっちかなんやろなぁ」と言っていたのですが、タイガースでも同じようなことがありました。
    当時は「全試合勝つ気でいる」方かと思っていましたが、今となっては「先を見越してる」だったのかなぁなどと思ったりもします。

    現代野球は選手をどれだけフレッシュに保つかが大事であることは何処の球団も分かった上でやっているので、後は何処までそれをやるか、何処で鞭を入れるかになってくると思うのですが、こればっかりは正解があるわけではないので難しいですね。一応MLBでは動作解析などでフレッシュさもデータ化されつつあるようですがこれこそ「数字だけの話ではない」と思いますので。
    今季のタイガースに関していえば梅ちゃん以外はそこそこ休ませながら使っていた気もしたのですが・・・記憶違いでしょうか。
    10/7ハマスタの岩崎温存が実は鞭の入れ所で岩崎に無理をしてもらう場面だったかどうかも自分には判断がつかず(自分は試合前から温存派でした)。