「ふるいにかける」のその裏で

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球団公式サイトに、春キャンプに関する情報が出される。

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春季キャンプの日程および期間中の対外試合について

現地での見物のうち、観覧席など指定エリアには入場制限があり、阪急交通社で予約しなくてはならない。狭いところ(投球練習場や室内練習場など)は観覧不可とのことだ。

阪神キャンプイン即、サバイバル紅白戦「ふるいにかける」矢野監督(ニッカン)

キャンプ中にオープン戦を含む対外試合が8試合組まれるが、それ以外に紅白戦も予定される。しかもかなり早い段階で行い、「ふるいにかける」ということだ。

チームは新陳代謝を行う。シーズンが終われば、新戦力を迎え入れるために、それとほぼ同数の「戦力外選手」を決めなければならない。そういう意味では、1年を使ってふるいにかけることそのものがチームの生命維持活動だといえる。
その時点での格付けをおこない、おおまかな役割を決めていく作業。

その「ふるいにかける」という言葉でプレッシャーを与えつつ、同時にどの選手が、どの場面で、どう使えるかを試すわけだ。選手にはそうした甘い面を見せる必要はまったくないが、首脳陣は長いシーズンの中で、より多くの選手を戦力化できるかが仕事だ。

そういう意味で、矢野監督のこれまでの取り組みは非常にもの足りない。本当にふるいにかけるばかりで、シーズンの後半になると戦力が乏しくなってしまう。

「ふるいにかける」はある意味で真実、ある意味で方便。実のところは、ふるい落としているようで、いかにすくい上げる目が持てるかが大事。キラキラ輝く宝石と比べて、泥まみれの石ころに見えても、磨きようがあるのではないか、置き石として使えるのではないかと、可能性を見いだす仕事ができるか。

選手個々の高出力化やバッテリー容量の増強も重要。しかし、首脳陣の発想力と応用力もまたチームとして戦力の厚みをもたらすのに不可欠だ。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    確かに「ふるい」も大切だけど「すくい上げ」にもチカラを入れて欲しい。
    例えば、昨季「走り・守り専」であった植田・熊谷・江越・小幡 辺りが島田のように打つ方でも何かを掴み、もし3割近く打ってくれれば守りも固まり〜打線も繋がり〜足絡めも可能と良い事づくめ!
    その他、打撃に大ブレイクの可能性を秘める陽川・原口・髙山・高寺なども少しのきっかけで飛躍しそうなので、「ふるい落とし」だけでなくすくい上げて磨いてみて欲しい素材です。

    投手では昨季ルーキーで悔しい思いをした2年目組=先日話題になった石井大、球威のある佐藤蓮、二軍9冠王の村上などは磨けばピカピカになりそうな素材で期待大。

    「ふるい」と言葉では言いながら矢野監督の脳内はある程度「固定」されているような感じがします。
    昨季の前半、あまりにもメンバーを固定し過ぎて中盤からバッテリーが切れてしまった事を反省し、今季は色んな選手にチャンスを与えて欲しいです。
    ヤクルト高津はローテも色んな投手を使う「緩ローテ」、好調のベテラン青木や中村を休ませながら使いバッテリー容量キープ、そのバッテリー残量の僅かな差がタイガースの「5厘差V逸」だったのだと思います。
    今季は「バッテリーはビンビンだぜ」で行きましょう!

    • ガク より:

      虎ジジィ様

      今年は「いつものようにキメめてぶっ飛ばそうぜ」で行きたいですね!
      まぁいつもはキメられてないのですが(笑)

      遅くなりましたが今年もよろしくお願いします。

    • 虎ジジィ より:

      ガク様、今年もよろしくお願いします。
      RCs世代の誰かが絶対にその返しをして来ると思っていました。シメシメ(笑)

  2. 西田辺 より:

    捻くれた見方をしてしまえば、キャンプ~オープン戦で目立った(結果を
    残した)者が一年安泰となってしまう。
    この傾向は、金本時代から続いているように思う。
    同じメンバーで一年間戦うシンドさは、身を以て分かったはず。
    上手く行っている時はそれでもいいかも知れないけど、そうじゃない時に
    いかに戦力を投入できるかが指揮官としての技量。
    調子が落ちてなお、二進も三進も行かなくなってようやく選手を外す事を
    繰り返した2021年シーズン。
    その辺の見極めと準備ができていれば、不調に陥った選手が戻らなくなったり
    毎日のように、とっかえひっかえのオーダーにならずに済んだかも知れない。
    今年は五輪もなく、シーズン途中で大きく空く期間もない。
    体力の落ちる夏や、終盤戦の秋に備える戦略が問われる一人になるでしょうね。

  3. なかっち より:

    確かにシーズン同じメンバーで戦い抜く難しさを昨年は痛感しました。
    如何に旨いことレギュラークラスの選手を休ませながら使っていくか。首脳陣の見極めと手腕が問われます。

    しかしながら、大山、佐藤、近本の3人はタイガースの顔として、シーズン通して使い続けて欲しいです。(個人的な意見ですが)

    外国人野手、キャッチャー、糸原は休ませながら起用出来れば、最後まで体力を残しながら戦っていけるかも。マルテなどは試合に出たがるかもしれませんが、上手くコミュニケーションを取ってもらいたい。

    皆さんも仰ってますが、矢野監督はふるいにかけるというより切り捨てる印象があります。
    佐藤が今年はサードをやりたいと言ってます。矢野監督も選手がやりたい事を否定しないと言ってます。しかし、今の守備力ではサードは無理と言ってみたり、チームのバランスを考えたら外野が基本線って言うてみたり、聞く人によっては遠回しに否定してるように聞こえるイメージがあります。

    佐藤のサードそんなに下手ですかねぇ?
    個人的な意見ですが、私は大山はファーストにコンバートすべきやと思ってます。
    鳥谷さん、井端さんが仰ってますが、大山のファーストは上手いそうです。
    4年連続12球団ワーストのエラー数を誇るタイガースですが、守備力向上はもちろんですが、思いきったコンバートをしてみるのも1つの手やと思うんですが。

  4. こうさん より:

    矢野監督はシーズン後の会見で「記録に残ったエラー、残らなかったエラー」と言った。来季、記録に残らなかったエラーが記録に残る可能性は消えていない。それよりもワースト記録を更新しているチーム、コーチの情けなさ。全く改善する気がないのか?打ててたチームが打てなくなったら「基本的なエラーだけはしないように」と選手に緊張感が生まれて僅差の試合が続いたりする。打てなくなった試合、タイガースはエラーが年間を通して満遍なく発生するから僅差の試合を作れない。前半に3点取られたら諦めムードが漂う。打てないのは体調にもよるだろうが守備は自信のなさがプラスされる。

    どうすれば自信が付くのか?どうすれば自信を付けさせられるのか?社長が代わる、監督が代わる、コーチが代わる…長いようで短い選手の野球人生、その期間で信じられる監督やコーチに出会う確率は低く出会えたら奇跡。

    今季のタイガース、奇跡の出会いが沢山ありますように。

  5. with虎 より:

    矢野監督はシーズン後半になると、機動力が使えなくなるのはなぜでしょうか?去年も一昨年もそうだった記憶が…

    前半はいろいろ動くのですが、後半は頭が硬いように思います。熱くなっちゃっうのですかね?そこがヤクルトとの差になったようにも…

    ふるいにかけるのは良いですが、代打も適性考えてほしいな…糸井は、相手がビビるなら代打の価値もありますが、あまり、ね。と思います。

  6. いわほー より:

    強いチームはレギュラーが固定されていると、よく言われますが、あれは強くなる過程で徐々に結果としてレギュラーが固定されるという話。
    レギュラーを固定して、さあ強くするぞというのは順番が違う。
    チームの成長過程ではとっかえひっかえ試してみて、レギュラー枠が一つずつ固まっていくのが自然な流れ。
    まだまだタイガースのレギュラーはジグソーパズル状態。春キャンプでリセットして、先入観を取っ払ってから始めればよいのでは。

  7. 虎轍 より:

    ふるいにかけるのは当たり前と思いますが、練習時間を増やしてバッテリー容量の増加もお願いしたいですね。
    キャンプでしっかりと練習をして、秋には笑いたいですね。
    ふるいにかけられそうな選手はアピールをしっかりとして欲しいですね。
    みんなでテッペンを目指そう!
    疫病退散!
    頑張ろう日本!