安芸合流キャンプ初日。午前は「全員シートノック」。
これまで海と距離に隔てられた一軍と二軍が同じ列を作って順番を待つ。舞い上がったり、意識したり、刺激的な練習だったろう。
それを経て、午後からの特守にピックアップされたのは、内野で上本、外野で大城(登録は内野手)と柴田だった。まずは「スペシャル」に1枠確保する用意がある、という真弓監督からのメッセージだ。
試合終盤8回、9回。同点、あるいは僅差。どうしても帰したい一塁走者、どうしても奪いたいこの1点。真弓監督はその状況で使えるスペシャルな代走を、できることなら2枚手元に持ちたいと考えているのだろう。もし状況が許すのであれば、1枚目は平野で決まりだ、私なら。二塁、外野の守備固めとしても申し分なし、走者としての突破力、実績も十分。ベンチに置いて、敵を怖がらせることのできる選手。
しかも平野がいるおかげで、もう1枚のスペシャルは内野手でも外野手でもOKになる。もちろん第一優先事項は「盗塁能力」と「走者としての状況判断・勇気」であるが、貴重な1枠をもう一人のスペシャルにさくのであれば、当然守備固めとして相当な能力も必要とされる。内野手登録の大城が、外野でテストを受けたのも、守備固めレベルを要求するなら内野外野どちらかを検討した結果だろう。
しかし大城は負傷が伝えられていたから、ここで出て来たのは正直意外だった。まさに「代走として使えそうなの誰?」という問いに対する答えとして推薦されたとしか思えないからね。
真弓メッセージに対して、どういう答えを出すのか。1枠を奪うものが現れるのか、それとも「該当者なし」で、別コンセプトに回されるのか。これはなかなかの見ものだ。
コメント
上本は走塁センスは買いますが盗塁のスペシャリストとしては・・・ですね?でも平野同様、ベンチに置いておきたい一人ではあります。
あと高濱を早く見てみたい。過去三十年で高校生野手をドラ1指名したのは萩原誠、野原将志、高濱卓也の三人だけ。しかも野原の場合は分離ドラフトということでのドラ1でしたから、実質、萩原と高濱の二人だけと考えてもよいくらい。萩原の時はそれはそれは期待したものでしたが……。orz
高濱も去年一年棒に振って「さては萩原の二の舞か」と不安視してましたが、めきめきと頭角を現しつつあるようですね。
いわほーさん、高濱も「最後の」分離ドラフトですよ!突如、失礼しました。
あ、本当だ!
いや、でも高濱と白仁田なら高濱がドラ1に相応……www
柴田、大城、上本の走れる『SOU』(ソウ)!
デイリースポーツで、かつての宗兄弟をモジッていましたが宗兄弟は「長距離走」だし(笑)、若い人は知らんし…
「脚の速い選手好き」の真弓監督が来て、この『SOU』や坂、高濱には願ってもないチャンスですね。
監督としての真弓の選択眼を信じていますが、その選択を思い切っり迷わせるような高いレベルでの1枠獲り争いを期待します。
昨季ほどではないにせよ、今のこの時季に一、二軍の別を告げられたら、這い上がるのは並大抵ではありませんから。
柴田の体形にやや戸惑った。
赤星、赤松、鈴木、片岡、西岡などの俊足ランナーとはやや違う。
腰の辺りややぽっちゃり、表情もベイ大西風のゆるキャラ系・・・
ええまあ、走りまくってくれたら全然文句ないんですが(笑)
背番号絡みで密かに応援していた大城。
(私のBob’sでの背番号も63)
toraoさん仰る通り故障が伝えられていたので、え?って感じだったんですけど何にせよ首脳陣に顔と名前を覚えてもらえたようで。
かつてデビュー時の新庄が着けていたナンバー。
彼の様に一気に大ブレイクなんて夢を見てみたい。
後ろ髪がないと言われるチャンスの女神。
シッカリ捕まえろよ!
色々な意味で、他の新人とは違う扱いになるだろう事が予想される上本選手です。中村勝さん、岡田さん、鳥谷選手と同じ早稲田では内野手で、キャプテンを担ったという共通点もありますが、既に球団は、次世代に売り出すキャラクターグッズの候補として考えているふしも伺えます。・・・しかし実力が、まずは伴っての事、やはり、大学4年間の打率はちょっと不安を残すところもあるし、東大戦の打率が高すぎるところも心配の要因でもあります。まずは、あせらずに、じっくり時間をかけてプロで通用する体づくりからですね。
先ほど、日本アカデミー賞の受賞式をしていましたが「おくりびと」が独占したようです。ちなみに主演賞だった本木雅弘が、昔撮った映画に「遊びの時間は終わらない」という映画がありました。この映画の巻頭では、警察官役である本木に、無銭飲食で捕まったタイガースの帽子を被ったオヤジが一緒に歩きながら「真弓!真弓!」とつぶやくところから始まります、クライマックスも「風船とばし」などが盛り込まれ、当時、一部の虎ファンでは話題になった映画でした。
らいむDさんに便乗して映画の話ですが、やはり忘れがたい「Mr.ルーキー」。主演が長島一茂ってところがちょっとモニョりますが、最後にとっても気持ちよく六甲おろしを歌える名作でした。最後に「あの人」が出てきたところで私が泣き出す前に、前の席のおっちゃんが泣きながら叫んではったのが忘れられません。
本題に戻って。「相手が怖がる走塁」って、いいですよね。赤星&平野のダブルスチールはしびれました。ああいうシーンをもっともっと見たいものです。
いわほーさん、去年と比べて若い選手たちが躍動していて楽しいキャンプです。といっても、新人だけでなく、若手が去年もしっかり努力していたからでしょう。
ジジィさん、SOUね?(笑)。USOはやっぱりまずいか(笑)。
一虎ファンさん、今年はボーダーラインに選手が密集しているので、ここで分けられても気にしないで頑張って欲しいです。むしろ少しだけ遠い将来楽しみな選手が下に行っているだけだと。
とらぼるたさん、そうなんですよね。まあそういう俊足もいるにはいるんですけど。まずは見せて欲しいですね。
西田辺#63さん、大城もしっかり努力していたのでしょうから、今ココですね!ホント、チャンスはいきなり来るもんです。
らいむDさん、でもアマ時代の様子とプロに入ってからの様子がガラっと変わる人もいたりするので。S青木なんてのはそんな感じではないでしょうか。腹に秘めたもの、心臓の強さ、そういうものを見せるかどうか。もちろん上本がプロで1年やる体ができているかといえば、まだまだのように見えますけどね。
あーちゃん、そういやあミスタールーキーまだ見てない(笑)。「遊びの時間は終わらない」ともども見てみましょう。