出る2位をスイープ

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11連勝の阪神・藤川監督 七回打者一巡逆転劇に手応え「個人個人がお腹が空いている状態。現状で満足してない選手たちの表現が出てる。非常にいい状態」/デイリースポーツ online
「広島3-6阪神」(10日、マツダスタジアム) 阪神が勢いを感じさせる試合運びで、2リーグ分立後球団最長タイで、6度目となる11連勝を飾った。2位とのゲーム差は9・5となり、オールスター前首位ターンを確定させた。打線は今季最長。11年ぶりの...

外野が前進する走者二塁で、頭を越えたり間を破ったりする様子は、まさにハングリータイガーだった。

伊原が最後に出したファビアンへの四球は惚れ惚れする四球だった。四球に惚れ惚れも何もないのだが、カウント2-2からの7球目は外角への直球。いっぱいを狙って攻めた球、チェンジアップを続けられた後でファビアンはタイミングが取れていなかった。しかし球審の手は上がらない。続く8球目、今度はインローに速球、坂本のミットは微動だにせず(に見せている)ビタビタ。ファビアンはいかにも手が出なかったという顔をしていたが、やはり球審の手が上がらず、伊原はしゃがみ込んだ。交代は、この「しゃがみ込み」をテンションの切断と判断したのだろう。それにしても四球を恐れずキワを攻める。坂本もさらに上のレベルへと押し上げるために、そこに投げさせた。決して価値のない四球ではなかった。

2点ビハインドと逆転された7回表、反撃のためになんとか出塁したいところ、先頭打者豊田は代わったばかりの二番手島内から四球を取る。決して消極的になってはいけないが、交代直後の不安定は見極めなくてはならない。難しい対応が迫られるが、打ちに行ってしっかり止まった。非常に価値のある四球からビッグイニングが始まった。

結果的に先発伊原の交代機を誤り、継投失敗の負け試合。普通ならそうなのだが、今の阪神だと「もうダメだ」の精神状態にはならない。むしろ、「たまには投手も点を取られる。だったら最終回までには打つほうでなんとかしてやる」くらいの気分だろう。それが当たり前になっているのなら、そのまま安定させてほしい。
あとよろ。

コメント

  1. とらかっぱ より:

    普通なら再び追い越すのは至難の業なのでしょうが、今のタイガースにはそうでもないのでしょう。終盤とは言え2点差の展開に相手チームは「やられるかも」に対しこちらは「やれそう」になっているように見えました。島内の制球は上ずっていたし、豊田はそれを見切っていた。今、最高にいいチーム状態にあります。

    伊原は残念でしたが最後は最高の球でした。あの球に手が上がらない球審はどうかしている。桐敷の死球もファールでしょう。坂倉は痛がる素振りもなかったしリプレイでも直接バットに当たったように見えた。手の甲のガードにかすったって判断?納得いかない。坂倉は次の打席ではそのガードを着けてなかったけどどういう意図なのか?納得いかない事だらけ。

    中野はタイムリー打ったけど調子は下がり気味。代わりに近本が爆上げ中で上手く補完しあっている。クリーンアップは軒並み好調で坂本もいい。6・7番が未だ嵌らないところですが、昨日ファームで2発撃った井上と勢いのある佐野を試してほしいと思います。それくらいの余裕が今はあります。

  2. いわほー より:

    今の伊原では100球あたりが限界なのでしょうけど良く投げましたし、打たれた桐敷も満塁でのいきなり登板では責められない。
    ただ、近本からの返球の精度が良ければ3点目が阻止できただけにそこだけが残念でした。
    いずれにしろ今のタイガースは相手チームが勝手に怖がってくれますね。
    2リーグ分立後最長タイの11連勝とのことですが、どこまで連勝を伸ばせるか楽しみですが、知っての通り案外下位球団にてこずるチームですから。

    藤浪のNPB復帰の噂が流れていますね。
    タイガース復帰を期待する向きも分からなくはありませんが、今のタイガースのチーム事情で藤浪を上手く使いこなせる場と術があるとは思えない。
    もちろん彼への思い入れは人一倍持ってるつもりですが、彼を活かすにはむしろシンプルに力勝負に徹するパリーグの方が向いているのではないかと。
    (そういえば誰かが言ってたけど”人一倍”って等価であって、それを言うなら”人二倍”が適切なんじゃないかとw)

  3. ソラリス より:

    井原は最高でしたよ。不可解な球審のボール判定に泣いただけで、いずれ完封できる投手になると思います。

    桐敷の死球も、あの跳ね返り具合から見てグリップエンドにあたっていますね。

    負け試合の流れになったのですが、ここで諦めないのが今の阪神の強さ!

    いやあ豊田の四球から続いた攻撃は素晴らしかった。

    森下のクラッチーヒッター逆転打や、テルの片手で最奥到達の二塁打、二人の力に感動しました!

    これで井原も桐敷も負けがつかず良かったですね。

    当然勝ち投手は桐敷と思ったのですが、公式発表では及川になったのが驚き。

    内容は確かに及川が良かったものの、公式判定員の主観的判断で決まる部分があるのですね・・・

    まあ、阪神の勝利には違いないので良いものの、タイトルがかかった場合などは微妙なケースも生じそう。

    ともあれ、巨人・横浜・広島と跳び出そうとする眼下の敵を次々とスイープ粉砕、まさに「もぐらたたき」状態ですね!

    阪神以外全セ球団が借金生活となり、ちょっと信じられない嬉しさです。

    他の「もぐら」もたたいていきましょう!

  4. ケニー より:

    前回の11連勝は記憶も新しい2023年9月14日のリーグVを決めた歴史的勝利でしたが、それ以前となると1982年に遡り、連勝直後に8連敗して、当時若手の島田紳助から関西ローカルの番組で実質3連勝やん?って散々おちょくられていたことを思い出します。というわけで、あまり浮かれポンチにならず、気を引き締めて参りたいと思っております。

    さて今日は連投中の3枚、及川、石井、岩崎が使いづらい状況でしょうから、村上及びブルペン陣にもプレッシャーはあるでしょうし、何気に小ヤマかもしれません。昨夜の流れに乗っかって試合前半からスカッと打って得点を重ねてもらいたいものです。

    • より:

      私が紳助のタイガース関連のトークで好きなのは「各チームのスカウトが同じ駅で降りたら阪神のスカウトだけ違う方向に行く」ですw
      それが今や球界屈指のドラフト上手なチームに…

  5. 岩修 より:

    誰とは言いませんが6回、伊原対ファビアンの判定は酷かった。あれかな?首位打者だから際どいのは皆ボール?
    だがしかし7回裏、満塁の大ピンチでの石井大対モンテロの場面。フルカウントで投じた渾身の低めストレートがズバっと決まる。でも、と思ったらストライク三振斬り。
    昨夜はBSで観てましたが解説の大野さん「これは絶対ボールと言ってはいけない球ですね」宮本さん「そう思います」と。
    でもファビアンだったら?やめとこ。
    石井大は炎の23球。2日は休んで下さい。
    豊田と右京は執念の出塁。糸原は最低限の大仕事。近本歩き中野同点タイムリー。
    宮内退かせ、森浦がマウンドへ。
    ここで真打ち登場、森下と輝明。もうこれ長嶋、王レベルと思う。
    明日、参戦予定の息子は「デュープ対石川?そんなん今のタイガースには通用せんよ」
    とポツリ。
    でも、その前にエース村上。ここまで来たら勝って欲しい。藤浪?う~んマンダム。

  6. より:

    なんでも3失点すると22連敗中だったそうで、その記録も昨日で止まったとのこと
    確かに今季の「数字上のリーグトップクラスの得点力」は敗戦処理から大量得点して偽装したものなので(笑)、勝ちパターンのまともな投手が出てくる展開で4点取るのは難しかったんやろなぁと納得感はあります
    その点で島内、森浦を攻略した昨日はめちゃくちゃ大きな試合でしたね

    今日は及川・石井大・岩崎が使えない日になりますが、果たしてどう乗り切るのか
    楽しみです

    • 虎ジジィ より:

      哲さんまいどです。
      及川〜石井大〜岩崎が使えない今日、「虎の最終兵器」髙橋遥人が合流するのはグッドタイミング!
      村上先発なので、まさか第2先発(ロングリリーフ)は必要ないとは思いますが、髙橋遥人が居るだけで勝ちパ3人の穴を埋めてくれそうな予感がします。

      • より:

        伊原が抹消で来週お休みにするようなので遥人は来週木曜先発でしょうか?
        ただ、来週は金曜が試合ないんですね
        土日を村上・デュープにしてイトマサもお休みにするのか、村上を中5で木曜先発させて遥人ロングリリーフか?
        楽しみですね

  7. 虎ジジィ より:

    勝ったから良いけど、伊原のファビアンへの素晴らしいボールをしっかり球審が観てくれれば伊原に勝利が付き、また1歩新人王に近づけただけに少しモヤモヤ、あと桐敷のグリップエンド同点死球もソレが許されるなら皆 手の甲に大きなガードを着ければ「かすった」と言える、モヤモヤ。近本もグリップエンドに当たったけど全く変な演技はしなかったのは首位タイガースのプライド!

    しかし、そんな不運も吹き飛ばす7回の猛攻でした。地味ながら坂本のバントや糸原の犠牲フライがその後のタイムリーに弾みをつけた。

    それぞれが出来る仕事をしっかりやった結果の11連勝。
    勝負に「運」はつきものですが、よほどの「不運」がない限り連勝が続きそうな予感。

    別に大金かけて補強したワケでもないのに、こんなに強くなる時が来るとは!
    半世紀以上応援していて今が最強と言えるでしょう。

  8. 西田辺 より:

    あの6回は伊原に投げ切って欲しかった。
    本文中にもあったように、際どい所に行った会心の投球をボールと判定され
    悔しさを露わにしてしゃがみこんだ。
    まだルーキーにそこまで要求するのは酷なことかもしれないが、あの場面は
    しれっと「じゃあ次の打者を抑えればいいんでしょ」とばかりに坂本からの
    返球を受けていれば、ベンチの対応も違っていたかもしれない。
    昨日のように先制して逆転されて、再逆転して勝ったのは今季初の展開の試合
    でした。
    交流戦までは、先制~逆転~そのまま敗戦と言うパターンが多くて、昨日まで
    0勝14敗という最も苦手な試合展開でした。
    このまま伊原を敗戦投手にしてなるものか!と一致団結した結果・・・かどうか
    は分かりませんが、中継ぎ防御率で1点未満の島内や森浦を攻めての5点は
    圧巻でした。
    勝ち投手は逆転後の7回を投げた及川に。
    登板後に逆転した桐敷じゃないの?と思ったんですが、おそらく公認野球規則
    9.17(c)の「救援投手が少しの間投げただけで、しかもその投球が効果的で
    なかったときに、続いて登板した救援投手の中にリードを保つのに十分に効果的
    な投球をした投手がいた場合は、前者の勝の記録を与えないで、続いて登板した
    救援投手の中で最も効果的な投球をしたと記録員が判断した投手に勝を与える」
    に該当するのでしょう。
    嚙み砕くと、「1イニングも投げずに(失点が伊原に付こうと)何点も取られた後に
    味方が逆転しても勝ちは付かないよ。次に投げた投手がリードを保つ投球をしたら
    その投手に勝ちが付くよ」ということ。
    野球のルールって難しいね。
    これで3カード連続スィープを含む11連勝。
    何だか怖くなってきた(笑)
    変な反動が出ない事だけを祈ります。

    • より:

      > 先制~逆転~そのまま敗戦と言うパターンが多くて、昨日まで
      0勝14敗

      はーそうだったんですね
      やはりかりそめの得点力だったんですね
      これを打ち破ったのは大きいですね

    • いわほー より:

      なるほど、昨日の勝ちはいろんな意味で画期的な勝利だったんですね。
      いやいやこれはほんまにあれですよw

  9. 虎轍 より:

    伊原の何がボール判定なんや?
    もう球審はイラン時代にならんか?
    1つのミスジャッジで給料ダウンする選手もいる。審判は1つのミスジャッジでも給料ダウンは無いやろから命懸けのジャッジが出来ひんのでは無いか?
    甘い考えは捨ててしっかりとしたジャッジをして貰いたいです。
    11連勝をしましたが、こうなるといつ負ける?ってなりますね。
    今日は聖地に向かいますが、今日にならんといてな。
    暑いでしょうが、しっかり応援して連勝を繋げたいと思います。
    今日も勝とう!
    ガンバレ!タイガース!
    頑張ろう日本!

  10. タクロー より:

    ガッチリ

     芯で捉えられた打球がライナーでセンターに飛んだとき、ついに途切れるのか、と観念した。まあ仕方ないさ。暑い、暑い中、ここまでよく積み重ねてきたんだもの。その相手がこの時期に護摩業でもやってるの?というくらいに赤く焼けた顔の新井さん率いるカープだから、甘んじて受け入れよう、と無の境地。
     いかにも取られ方がまずかった。そこまでスイスイときていた伊原は、どこで歯車が狂ってしまったのか。6回、あまりにも走者を気にしすぎたのがいけなかったんじゃないの?1-0というプレッシャーもあったろうけど、牽制球が多すぎた。打者2人に対して計6球。しかも大竹のように間合いを外すほんわか牽制ではなく、刺してやろうという球を大山に投げ込んでいた。2球続けて3回。自ら墓穴を掘って2四球を与えて満塁にしてしまった気がする。確かに皆さんがご指摘されているとおり、あれがボールかい?という見事なストレートだったけど、藤川監督同様、ここが限界と思った。
     後を託された桐敷。平然といた顔に見えたがプレッシャーが襲いかかる。伊原の勝ちを消してはならない、その一心だったんだろう。死球のジャッジでリクエストができるとは知らなかった。判定が覆っていたら打者が嘘をついていた、ことになってしまう。いかにもバツ悪し。一方向からの映像だったのが残念。野球までフェイクが幅を利かせるようになってほしくはない。きつい場面でマウンドに上がった桐敷、よく踏ん張ったけど、決して喜べない勝利投手にならなくて良かったんじゃないの、としみじみと思う。
     7回の攻撃は豊田からの下位打線だ。調子づいた相手ファンたちはイケイケでゴソゴソと赤い風船を膨らまし始める。前日もそうだったけど豊田がいい仕事をする。前川が運よく繋ぎ、坂本が一発でバントを決める。リズムがいい。ここで代打糸原。うーん、、何とかしろよと願うしかない。打球は高く上がった浅いフライ、と思ったら犠牲フライになった。ヘッスラの豊田、しなくても余裕のセーフ。中野の打球も凡フライと思ったけど運よくポテンで同点。続く森下よくぞとらえてくれたよ。一気に勝ち越し。そして輝明。凡フライと確信した投手が打球方向に指を刺す。取れよ〜と。泳がされて擦ったあたりがよく伸びた。指を指していた投手の顔が見たかった。現地では赤い風船があちらこちらで暴発していたことだろう。これで3点差。石井は休めるだろう、ネルソンでええやんと思っていたら8回に指名されてしまった。明らかにボールが緩かった。何とか相手にも審判にも助けられてことなきを得たが、前夜20球、そして23球の代償は大きいんじゃないの。今日、明日は完全休養日にしてあげるよう。
     さあ今夜から甲子園に戻ってヤクルト。輝明がまたまた先制弾をお見舞いするのか、できたら先制弾と5回あたりに中押し弾をお願いしたい。周回遅れの相手だけれど、ガッチリと村上が抑え込んで、クリーンアッププラス前川が容赦なく叩いて、街道をゆっくりと進もう。