浅井またも捕手練習開始

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 盛り上がりは盛り上がりとして、WBC不平等条約のおさらい。


→リンク WBC連覇でも、日本球界は浮かばれない?(上)メジャーだけが肥える不平等なカラクリ(鈴木友也の「米国スポーツビジネス最前線」)
 この仕組み、ビジネスとしての必然性はわかるんだけど、でもそれじゃダメじゃんとしか言いようがない。純粋に日本の連覇を応援したいのと同時に、こういうワケでなんとしてもアメリカには勝たせたくないのだ。
 今クールから、浅井が捕手練習に参加したり、ブルペンで捕球したりしている。当初外野手専任でファームキャンプスタートだった浅井が、この第5クールに入ってから捕手練習を始めたということは、軽くない意味がありそうだ。
 まずは右の代打として浅井の存在が大きいということ。実戦練習に入ればやはりファームの中で浅井の打撃は傑出している。外野守備でも俊敏性、スローイングともにレベル以上のものがある。合流キャンプ後でも、層の薄い右代打を埋める重要なパーツと再認識されたということだろう。
 その上で、浅井をベンチに置くことが確定的なら、第3捕手分の1枠はスペシャリスト枠に当てたいという思惑なのだろう。本来、矢野の次を狙う捕手2人をベンチ入りさせ、途中出場も含めて多くチャンスを与えていこうという考えだったと思うが、いずれにせよ3人目の捕手(役割は日によって変わるにせよ)は試合に出ない緊急用スペア。それを浅井が兼任できるのなら、オプションは広がる。次を競わせることは、1枠を一二軍の入れ替えで行うことでもできる。
 首脳陣にとっては、どうしても試合に出さない第3捕手はもったいなく見えるだろうし、それを可能にする浅井の活用法は魅力的なのだろう。また、一度はレギュラー捕手確保をあきらめて野手に転向を志してから、時期を待ってマスクをゲットするケースも珍しくない。だから浅井の今後だって何がどうなるかわからないと思う。
 そんなわけで、純粋控え捕手の開幕ベンチ入り枠は1つしかない。もともと矢野の跡目のスタメンマスクの座だって1つしかない。岡崎、狩野、清水、まだだれも抜け出せていない。ファームにまわっている小宮山、橋本良にしたって、たぶん誰かがファームに行かなきゃいけないから、とりあえず経験が必要な若いやつらからって感じで選んだだけだろう。開幕までの入れ替えだってあるかも知れない。1枠の争奪戦はまったく決着せず、いよいよ最終試験に入っていく。

コメント

  1. ジジィ より:

    浅井には、捕手兼任も自分のセールスポイントとして活かしてほしいですね。
    試合の最後まで、ベンチに残しておかなきゃいけない「第三捕手」って、気の毒な役割だと思います。
    昔、負傷などで捕手がいなくなり、センターの池辺選手が急遽キャッチャーに回った時は笑えましたが、今はあってはならない事ですね。
    もし、今なら久保田がやるのかなぁ(笑)。

  2. とらぽるた より:

    狩野のマスク、秀太が一軍の守備に着いた時のようにドキドキします。投手は気が気ではないでしょう。
    紅白戦や練習試合であれだけテンパッていては難しい。
    現状、岡崎が無難なようだが守りにセンスを感じさせる小宮山に経験を積ませたいなあ・・・
    浅井、便利に使われて気の毒だけど、本人前向きに捉えているのが救いです。
    いつか花咲くといいね。

  3. 芹沢 より:

    リードリードと言いますが、結局タイガースの捕手は打撃で選ばれてる気がします。
    打たなければ矢野だって変えますからね。
    それを考えると浅井が選ばれる意味も分かります。
    浅井頑張れ!

  4. レフトの子虎 より:

    ドラフト上位で大卒から捕手として入団。
    正捕手ががっちりとチームに座している。
    打撃を買われて控え捕手、外野手としても試合に出場。
    浅井選手も若い頃の矢野選手と一緒じゃないですか。
    矢野選手だって年間100試合以上出場するのに8年かかってるんです。
    しかも移籍してから最下位4回の正捕手。
    その人がここまできたんです。
    捕手人生はこれからですよ、浅井選手。

  5. バースと藤川命 より:

    最近のgood捕手というのは以外とバッティング
    と肩がいいとリードまですばらしいと言われていく傾向があります。
    古田、城島、矢野、阿部
    結局打ったら名捕手の定義にはまってくるんですよね
    細川をいいリードをするなあという人はいても
    名捕手というのはノムさんだけですもんね
    そういう意味では浅井もうちまくやれば
    一般的には名捕手いわれちゃうんでしょう
    ぼくは、投手も単純なもんで、まずはうちまくって肩がいいと、信頼をしていくきっかけになってるんじゃないかなあ なんて勝手に思ってます。いいリードの定義って結構曖昧で、信頼を勝ち取った捕手のリードがいいリードってことなんじゃないかなあ。
    だからそのきっかけがバットでも問題ないと思います。
    浅井がんばれ 名捕手になれるかも!
    ただ、谷繁だけは、なんか打てなくてもすごみ
    かんじるなあ。単なるDコンプレックスかな

  6. より:

    そろそろ若手捕手を育てていかないとヤバイ時期なので、試合でのミスには目をつぶって(もちろん試合後の反省会&練習は必要ですが)、積極的に1軍経験積ませていって欲しいと思います。
    ただ、「誰と心中覚悟で育てるか」、その対象を監督・コーチには間違えないでいただきたいです。
    自分は、強肩で守りも安定している小宮山を1軍で使って育てて欲しい。
    打撃もバット短く持って自分なりに努力してる跡が見えるし、この先我慢強く使って経験積ませていけば、捕手として順調に成長していく可能性が一番ある素材だと思うので。
    でも練習試合&紅白戦のスタメンからして首脳陣はキャンプ前から既にその対象を岡崎と狩野に絞ってしまってるようで、それが残念で仕方ありません。
    岡崎は順調に来てていいと思いますが、狩野は毎試合暴投で明らかにテンパってるのに・・・・紅白戦であの精神状態では、シーズン始まったら走者出した時点でもう試合にならないでしょう。。
    逆に小宮山は安芸の実戦でも落ち着いて守ってたし、それなのに何故狩野にばかりチャンス与えて小宮山は合流後もまた2軍行きなのか・・・とても疑問です。
    狩野がグダグダな為浅井を捕手に戻そうという話になったんでしょうが、まず小宮山にもチャンスを与えて欲しい。。

  7. ハードリスナー より:

    ヤフーの掲示板に次のようなことが載ってました。
    「17:25熱血タイガースSより佐々木恭介レポ
    ●矢野に食堂で会った。今日シートノックで7,8割の力で投げた。
     手応えよし。
     矢野「昨日注射の薬が変わったのがよかったのかな。明日起きてみて変な
        張りがなかったらいいんですけどね。打つほうはまったく問題ない」
    ●矢野に若手捕手について聞いた
     矢野「現状は狩野が一番手やと思うけど気持ちの弱さが出てしまう。
        それがなくなれば狩野二番手。監督矢野なら小宮山使います。
        キャッチングワンバン止められるのが小宮山、小宮山が一番手」
    ●小宮山を上げるつもりないか?と真弓監督に聞いたら、
     「オープン戦始まったらシャッフルして小宮山も使います。」と。
    ●和田コーチは狩野桜井が心配。技術より気持ちがふらふらしてる
    ●関本を監督・コーチが心配、グリップ下がってる。
     コーチが今バックスイングを直しにかかってる
    ●面白いのは上本、実戦になったら力出しそう。
     広陵早稲田でもまれたことが実戦に生きてくるのでは。
     いろんな場面で使える」

  8. 幕の内 より:

    浅井ももう気がつけば三十路ですか
    捕手として考えれば今から油ののりまくる年齢ですね
    捕手浅井に長年期待していた私には嬉しいニュースです
    兼任になるのだろうけど
    目標は大きく目指せ正捕手(笑)

  9. 西田辺 より:

    狩野・岡崎・清水といったポスト矢野を狙わなきゃいけない『第1グループ』についに業を煮やしたか。
    「おいおい、君達ノンビリしてると浅井を第2捕手に据えちゃうよ。
    去年、野口がいた状況に逆戻りだよ。
    言っとくけど、そんなにチャンスはないよ」
    のブラフ的意味合いも含んでるのかも。
    残念ながら、浅井の捕手としての能力を考えると、あくまで緊急事態要員でしょうけど、一枚かんで来る事で少なからず危機感は増すでしょう。
    小宮山は期待の次世代捕手でしょうけど、使うなら「目を瞑って」って感じになるでしょうね。

  10. takeshi より:

    先にNB onlineの記事を読んで、こっちに来たので、
    リンクを見たとき「デジャヴじゃわ」と声が出ました。
    静まりかえった昼休みのオフィスに。。
    ここ数年、選手寿命が延びて、若手がベテランを追い越せずに伸び悩むその姿は、
    今の日本の会社事情(特にメーカー)とシンクロしてる気がします。
    伸び悩む私と同年代のベテラン矢野を応援しつつ、
    若い捕手のリードも見たい。。これはジレンマですね。

  11. torao より:

    ジジィさん、浅井は捕手もできるから「やっぱり浅井」となるのでしょう。大きなメリットだと思います。
    とらぼるたさん、小宮山は当面岡崎の対抗になりますよ。
    芹沢さん、確かに「打てる捕手を」という傾向はありますね。私は打より守で行って欲しいんですけど。
    レフトの子虎さん、そうなんですよね。岡崎にしても、一度捕手を外れても、別なポジションから投打の対決を見ることで、捕手としての経験に活かされることもあるのでしょう。
    バースと藤川命さん、強いカリスマがあれば投手はそれに引っ張られますよね、それは間違いありません。
    悠さん、小宮山にはすぐにチャンスがありそうですよ。
    ハードリスナーさん、なるほど。情報ありがとうございました。
    幕の内さん、現状は「第3捕手兼任」という形でしょうが、これだって先どうなるかはわからないでしょう。
    西田辺さん、ブラフもあるでしょうね。実利が一番だとは思います。それだけ期待できそうなスペシャリストがいると踏んだのでしょう。
    takeshiさん、ほんと、長寿社会ですね(笑)。

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