・エラーも絡んで先制点を奪われる。村上は変化球が高く調子は悪いほうだったがそれでも7回113球2失点でまとめる。立派な仕事。
・柳は前回120球完封だったから100球前後での降板は予定通りだったのだろう。
・6回97球、森下のセンターへのホームランの1点のみ。こちらもさすがの投球。
・8回表、村上の代打福島が素晴らしい仕事。追い込まれながら粘りに粘ってフルカウントに持ち込んで10球目、ライト前に糸を引くようなクリーンヒット。
・ビハインドでも7回まで粘ったエースの負けを消して逆転勝利をと、投手と野手の心がひとつになる打席。簡単に1アウトとならないことで「絆」は強まる。
・送球で福島の二盗失敗は痛恨だった。
・しかしこれが敗着にならなかったという事実に大いに着目すべきだ。
・チャレンジすること。それが相手のスーパープレーに阻まれることもある。それが勝負の厳しさ。それでもチャレンジ失敗は勇気の喪失を招くことはない。逆にさらなる闘争心を刺激する。
・そこからもう一度近本ヒット、盗塁成功で一死二塁の同点機を作ったことに表れた。
・ただし中野、森下と倒れ、フラフラの藤嶋にKOパンチを当てられず、逆に8回表湯浅が四球から足を絡めてピンチを招き犠飛で痛恨の失点。さすがに勝利指数は大きく後退したかに思われた。
・しかし9回表、先頭の輝明が指数を大きく狂わせる一打。中日クローザー松山のインハイ直球を強烈なライナーでライト右へ二塁打。
・打撃急上昇中の大山が初球の直球をピッチャー返し、センター前ヒットで輝明生還。中日が苦労して奪った1点を、わずか3球で取り返しなお無死一塁。
・松山は投じた直球3つ、ボールは見逃され、ストライクはヒットされて、かなり弱気になっただろう。
・大山の代走植田が盗塁成功。ケインのチャレンジ失敗が先輩の闘争心にも火を点けた。
・木浪の一ゴロ(惜しい)で一死三塁。意図した打撃ができた。
・坂本はフォーク3つで追い込まれて直球を見逃し三振、二死三塁。土俵際で踏みとどまり逆に押し返された。
・しかしここで髙寺がいい仕事。3球で空振りふたつ追い込まれながらも際どい球を見極めて四球を奪う。レフトスタメンで使われて無安打だったがこの四球の価値はドデカい。
・湯浅への代打に前川右京。初球、高めに浮いたフォークを鋭くライト右へ同点タイムリー!さらにライトに入っていた尾田が打球をグラブで大きく弾き、その間に一走髙寺も生還して逆転!二塁上の右京は感情をむき出しにした。
・近本もライト右への二塁打で続きもう1点。これでこのかい4点目、2点差。岩崎を楽にした。中野もヒットで続き二死一三塁、中野盗塁で二死二三塁としたが、この回9人目の打者森下は倒れて、ようやく終了。
・最後は岩崎が二死一二塁のピンチを招いたが、最後はセンター前への当たりをなぜか二塁ベース奥に守っていた木浪がショートゴロにして試合終了。
・森下の一発、輝明の痛打がきっかけで中日の必勝パターンを崩したと言える試合だが、ケインの一打がチーム全体を盛り上げ、ケインの盗塁死がチーム全体に「失敗を失敗にさせない」闘争心になった。
・結果、村上も湯浅もケインも救われた。1勝は1勝だが、価値からいえばもう少し高い試合だった。
あとよろ。
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