梅野。そうか梅野か。
2023年岡田監督は、技巧派は坂本、パワー派は梅野と使い分ける傾向があった。才木は梅野の担当だった。
自分語りをする。
私は、人間とは人知の及ばぬ超複雑系生物であると思うので、大ざっぱな括りで分類するのを好まない。だから、岡田さんの「だってそうやんか。そのほうが合ってるんよ」的な決めつけは乱暴だなと苦々しく思う。
しかし監督というのは、何ごとにも順序をつけてどんどん決めていくのが仕事。瞬時の判断には基準を単純化するのも必要。役割を決めてやったほうが、本人も働きやすいのも事実。だから岡田流「決めつけ分類」の効果は認める。
私個人の話を続ける。そうした「ザックリ理論」を軽んじる一方で、勝てる時は何をやっても勝てるし、負ける時には何をやっても負けるという、何の科学的根拠もないオカルトである「ツキ論」にはけっこう重きを置く。
ツキは黙っていて呼び込めるものではなく、悩み、考えて、努力して、自己中心的にならず、徳を積むことでやってきてくれるものだと。
表現が独りよがりな時もあるが、藤川監督は安易な単純化に逃げてしまわずに、感覚を研ぎ澄ますことに集中しようとしている。見えないツキが見えるようにと精進している点を評価している。
とか言いつつ、ここから乱暴な決めつけが含まれるのだが(笑)、梅野の阪神でのキャリアは、坂本が台頭するまであまり深みのあるものではなかったように思う。ケガをして、レギュラーの地位を失って、一軍の地位を失って、今大きく成長しているはずだ。
酷使してきたハードウェアは下降線に入っているだろうが、そのマイナス要素をソフトウェアで薄められるのが捕手というポジション。これからも長く野球に携わっていけるよう、いい時間を過ごしてほしい。
あとよろ。
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