◇８月２３日（日）阪神?広島１７回戦（阪神９勝８敗、１８時１分、京セラドーム大阪、３２３１４人）
広 島 ２００ ０００ ０００―２
阪 神 １００ ０００ ５２×―８
【広島】今井 ●横山（２勝７敗） シュルツ 牧野
【阪神】下柳 筒井 ○アッチソン（５勝２敗） 金村暁 西村
[本塁打] 栗原17号（広） 矢野１号（神）
ツキがあったなあ、風向きが良くなったなあと感じた試合。
初回下柳は二死を簡単に取った後、フィリップス安打、栗原２ランＨＲで２失点。Ｔシャツプレゼントで真っ黄色なスタンドの中で唯一赤いエリア、レフト５階席に打ち込むなんざ、栗原さんやりよるね（笑）。その後も二死一二塁のピンチを作るがなんとか脱出。
そのウラ、タイガースも即反撃。先頭平野が谷間要因Ｃ先発今井から四球。大和送って鳥谷がショートの頭、あっという間に左中間突破の二塁打で１点返す。しかしリズムの良さもここまでで、金本タイミング合わず二ゴロ、再びライトフライジェネレーターになってきた新井、ここは力ない遊ゴロでチェンジ。とりあえずすぐに１点返せたのは良かった。
下柳の勝負球が甘くなる傾向はこの日も顔をのぞかせていたけれど、カープ打線のミスショットに助けられた。なんとか踏ん張っている５回表、一死から天敵フィリップスが二塁打。魅入られたように直球がど真ん中へ。栗原、マクレーンが打った球も厳しいところに構える矢野のミットが真ん中に動く、ハッとするような危ない球だったけど、打ち損じてくれた。いやいやそろそろ危ないぞこりゃ…と思って見ていたところ。
５回ウラ二死で８番矢野が右フェン直、「らしい」二塁打。これが一つのアヤ、ついていた。突然の小チャンスで、下柳に代打ブラゼルを送る。結果はブラゼル敬遠、平野ツマリ三ゴロで無得点だったが、ここからの早め投手交代が好循環を呼び込んだ。矢野ちゃんナイス。
２番手は筒井、久々の「築いた持ち場」僅差ビハインドの中継ぎ。もういっぺん一からやり直し！と、気分はすっかり切り替わっていた。直球良し、曲げて良し、抜いて良し。特に左の天谷の膝元で見逃し三振を取った真っ直ぐ、良い球だったね。大丈夫だ。アッチソンに１／３だけ助けてもらって６，７回をゼロ。流れから言って、「本当の勝ち投手」は筒井だったね（実際の勝ち投手は４球だけ投げたアッチ）。あ、この最後の１アウト、金村曉に取らせていれば虎初勝利だったのか…と、妙なところを惜しく感じてしまう（笑）。
それにしてもＣ今井にはすっかりやられてしまった。でも非常に良い投球だったと思うけどね。伸びやかな直球を左右に決めていたし、カーブ、スライダーできっちり緩急もつけていた。あんまり良かったので、「打たれる前に」と今後のことを考えたブラウン監督は正しい。タイガースが先に動いていたから、６回９３球でスパッと代えやすかっただろう。ここらへんもツイていた。
７回ウラ猛攻。一死から葛城四球。良い当たりが正面に行くドツカン君だったけど、よう辛抱して見た。桜井外角球をバットの先で中前へ巧打、矢野も中前クリーンヒットで続いて一死満塁と、前日サヨナラを食らわせた横山を攻め立てる。代打桧山で投手はシュルツにスイッチ。しかし直球が引っかかり気味でラッキー押し出し四球同点。続く平野、速い球に負けないように振って、振って、ファールを重ねた後、超気持ちイイジャストミート、ライトポールに向かう低いライナーはフェンス手前で弾んでフェア、二者を返して逆転４?２！なんだよ桧山に代走出してなかったのかよ。出し惜しみすなっ！ここで三走桧山に代走水田。
なおも一死二三塁。２番には大和への代打からセンターに入っていた浅井、２球目インハイ直球を思いっきり振り抜くも超どん詰まり、しかし浅井は思いっきり振っているから、前進守備のショートの右をヨロヨロと抜いていく…２点タイムリー、６?２！いやいやこれまたツイてる。だけどこれは浅井のクソ度胸が呼び込んだツキだね（笑）。
８回は金村曉、矢野がパームを上手く活用して４?６番を三者凡退。ええやん。
矢野の今季１号ダメ押し２ラン（さすが力あるね！）で８?２となって、上がったばかりの西村が最終回。これまた素晴らしい廻りだ。そして西村がテンポ良くストライク、ストライクと臆することなく投げ込んで、最後は代打末永を高めの直球で空振り、３球三振で気持ち良くゲームセット。余分なことを考えさせなかったのがグッド。打って良し、リードして良し、ツキ持ってきて良し。矢野の存在感が光った試合だった。
選手全員がＴシャツ来て、サインボール投げ込んで、公式ファンクラブ増員を狙ったイエロー＆イエロー大作戦も大盛況のうちに終わって良かったね。
これで８月は１０勝１０敗。横浜で景気つけて、久々甲子園で今季ラストＴ?Ｇ３連戦。うっぷん晴らしお願いしたいね。
コメント
昨日の試合はヒーローインタビューの人選をしたスタッフに座布団一枚！！！
インタビュー慣れという点からも平野・矢野が有力な中、桐蔭同級生コンビにならないかなぁと願っていたんで、一番の拍手をしてしまいました。
まぁ、矢野選手呼んだほうがスムーズに盛り上がったでしょうけどね（笑）
シーズン序盤には無かった粘り強さがここに来て出ていたゲームだと思います。カープは今井投手ピッチングが良かったですが継投にしたのが誤算でしたね。あのままいける所まで行っていたら完封されていたかもしれない気がします。
矢野選手の打球の強さには年齢を感じないなと思いました。勝負強さはやはり健在ですね。
点差が大きく開いたおかげでルーキーの西村投手を出せた事も大きいですし、流れが良い方向に向かってきているので勢いを維持してもらって欲しいです。
「同級生」のヒーローインタビューは（お互い苦労人だけに）ジーンときました。
昨日は、継投(最後の西村もグー)、代打など真弓采配も素晴らしかったと思います。
そして、また中継ぎに戻った筒井は、やはりここが「適材適所」のようですね。 心情的には『勝ち星』を付けてあげたかった…
カープの今井(黒田二世)も大器の片鱗を見せ、斎藤、マエケンと共に、これから苦しめられそう……ピチピチ投手陣が少し羨ましい。
「Ｔシャツ&サインボールプレゼント｣(YELLOWYELLOW大作戦)は、これからもどんどんやって欲しい企画です！
高校野球に夢中の数日間、阪神戦は少し遠くへ
置いていました。今日は地元中京と新潟代表との決勝戦ですが、中日嫌いの私はなぜか日本文理を応援しようかと思っている。
一番勝ってほしかった花巻東、菊池投手の涙はかわいそうで見ていられなかった。花巻東の素晴しい選手の結束。感動の場面がたくさんありました。大好きな阪神と言うチームと重なる部分があります。菊池投手がタイガースに、夢は叶うでしょうか。
何はともあれ、40代の４人組が元気なのは何より！
前日、場内パフォーマンスで注目を集められた御大、肝心のお仕事の方はまだまだですが、有難いことに、同窓の矢野さんがチャンと穴埋めしてくれはりました。週末のＧ戦にはアニキも調子を戻してくれることでしょう。期待してまっせ！
さらに嬉しいことに、高田ＹＳはイム・チャンヨンが大チョンボで、貯金を使い果たすのは目前に迫っています。
我がタイガースはこのまま２勝１敗のペースで行けば、最後には貯金ができ、
夢のまた夢と思っていたＣＳも満更ではなくなりました。
明日からの横浜３連戦、取りこぼしのないことを祈念してやみません。
カープの先発今井は初回以外ちょっと打てそうになかったですね。下柳も今井ほどではないながら「ゲームを作る」働きはできていたので、ヒットやフォアボールで塁上に「嵐の気配」が来る前に代えるのが安全な起用法だと思います。彼は塁上のランナーや試合展開・点差、味方のエラーなどのプレッシャーによって「上手にバットの届かないところにボールを配球する」という唯一にして最大の武器が鈍る傾向が今年は多く見られるように思います。（年齢のせい？キャッチャーのせい？今年の勝敗のバランスの影響？) バッターの振りの特徴とボールをどのエリアにどのくらい厳しく「逃げさせる」かバッテリーでよく話し合っておくべきだと思います。
筒井に関しては確かに球のスピード・キレかなりのものだと思います。何より球筋というか球の角度がそれだけで好投手になれる素因を感じさせます。こう書くと昨日の登板が好印象だったように思われるかも知れませんが、私の評価は「最悪よりも一個上」位です。ビビって腕の振りと球の勢いがない状態が最低だとすれば、昨日は流石にそれではないものの「解ってない」「バッターを感じられない」投球は相変わらず。東出の内角に最高のストライクを投じた後に「ストライクゾーン外側を逆らわずにピッチャーよりレフト側を狙っている」バッターにおあつらえ向きの真ん中やや高めのストレートを無神経に投げ込むなぞ、打ち込まれた経験を何も整理できていない、もしくはピッチングやトレーニングや思考において何かポイントが欠落しているのどちらかだと思います。巧打でパワーのある外国人バッターのところでアッチソンに代えた采配は隠れたグッジョブでした。 筒井はあの「脅威の失投」癖を直さないと、下位は抑えるけど上位に必ず打たれるピッチャーというか、悪くすると太陽のポジションになりかねないですよ。
アッチ・金村・西村。得点差はともかく、この三人は持ち味を発揮した１００点の好投。特に西村は良いとは聞いていたけどこんなに良いとは思わなかった。渡辺はかなりの好投手でやや小柄な右投手のキャラが被るものの本来はクローザーや先発などポジションが重なる投手ではないのかもしれませんね。最後の一球はかすかに記憶に残るかの山口高バリのストレート・・・というのは過大評価かもしれませんが新人のときの舩木デビュー戦並のインパクトでした。船木のことがあったのでこの素材を二軍に置いて鍛えたということが阪神的にものすごく意義ある隠れた英断だと思います。
昼間、高校野球を観て、高校三年間のチームメイトは一生の宝物になるんだなあと涙腺ゆるめておりましたが、その夜に本物のチームメイト（平野、浅井）が一緒にお立ち台に上るだなんて……と妙な感動を覚えてしまいました。プロ野球選手もこの時期はかつての高校球児だった頃の自分と重ね合わせて高校野球を見てるんでしょうね。
カープ今井投手、バランスの取れた好投手ですね。何でも新潟・中越高校出身だとか。はからずも今日、日本文理が新潟県勢初の決勝戦を迎えるわけですが、判官びいきで野球後進県と言われる新潟に肩入れしちゃいます。
昨日の下柳交代策を褒める人がいるかもしれないけど、一点負けてて、矢野が二塁打打ったから、下柳に打たせるわけにはいかないから、仕方がなくて代えただけの話です。逆に一点かに点勝ってたら、下柳に打たせて、続投させて、逆転負けでした。したがって、矢野の二塁打は大変貴重でした。
桧山の代打は、赤星の方がベターと思います。桧山は押し出しだったけど、赤星なら、押し出しの確率はもっと高い上、代走を使う必要がない。恐らく、シュルツは、赤星なら、一球もストライクが入らないと思う。
ヒット数は8-7でしたが、得点は8-2。久し振りに効率よく得点。下柳の代え時、継投の成功など久々の好采配でした。
金本選手の一昨日のアクションに関し、賛否両論ありますが、私は肯定派です。自分に対する口惜しさ、怒りからの行動だと思いますが、ベンチに与えた影響は決して小さくないと思います。
道具に対する愛着とか、経済感覚を仰る方も居られますが、まあ許容範囲ではないでしょうか。
高校野球を見ていて感じるのは、プロの捕手はフォークやファールでボールがグランドに接したらすぐ交換を要求しています。素人の目からすれば、勿体無いなあ?と思います。投手が最高のパフォーマンスをするためには、ニューボールが不可欠なんだろうとは想像しますが・・
緊張気味だった今井を打ち損なって、調子に乗せてしまいましたねぇ。
調子に乗る前に畳み掛けれないのは、来期への課題ですねぇ。
折角、西村を昇格させたのなら、7回2死のアッチソンのところで起用して欲しかったなぁ。
仮に痛打されて敗れても、大きな財産になるのになぁ。大差での起用だと、何も残らないのに。
大和・桜井のスタメンは継続して欲しいなぁ（願）。
若手に勝負所を託す勇気が、来期への財産ですよ。真弓監督。
浅井
彼を見るにつけ、強いスイングと言うのは
大きな武器だなぁと。
決して無茶に振り回す事じゃなく、練習で得た
相手の球を弾き返す強さ。
かつての中村ノリや小笠原、おかわり君の代名詞
「フルスイング」。
それを支えるのは絶え間ない努力。
レベル的には、そこまで達していないが、不可能を
可能にするのもまた努力。
それが見える選手の活躍は嬉しいですね。
Ｃ今井は大和や鶴と同じく分離ドラフト一期生なんですね。
ルーキーと同格扱いの今井にバントで１アウトのプレゼントは勿体なかったな?。
投手交代のタイミングは文句なし！あわよくばアッチソンのトコに金村暁が希望です。
ベンチが信頼してるという姿勢を見せて勝利投手になったら劇的な相乗効果が得られたハズなんで。
BYは飛車角落ちなんで取りこぼしは絶対ダメ、いい加減グラも倒して６本いっときますか!!