レギュラーシーズンの全日程が終了。個人タイトルやセの表彰選手も決まったそうだ(スポニチ)。
これだけいろんな項目があって、リーグには6チームしかないのに、誰の名前もないのは、タイガースだけ。さびしいねえ。タイガースで惜しいところにいたのは、能見の奪三振くらいなもんか。こうやってタイトルを眺めていれば、どうなるかわからないように見えた順位争いも、「なるほど」に見えてくる。もちろん「勝ち方」に問題があって、タイトルと縁遠かったものも多いけれど、個人の力が見劣りしていたというのもまた事実だろう。
クライマックス・シリーズについて、「問題や疑問はあるが、興業成績への貢献は計り知れない」という意見をよく耳にするようになった。「必要悪」のような言い方も聞く。疑問点とされるのが、「3位までは甘過ぎ」「負け越しでもは甘過ぎ」ということらしい。でも毎年見ていると、6チーム×2のプレーオフ制として、現行のやり方は絶妙のバランスであると言えるように思う。ほとんど毎年のようにギリギリの攻防が演出されていて、当事者ならずともドキドキハラハラを楽しめる。
「必要」であることを多くの人が認めるようなのであれば、あとは「悪」と思われる部分を解決できないものか。制度ができた時、「どう考えてもおかしい」と言われていた部分を、「まあそう考えれば、おかしいという程ではない」にできるようにしたい。ってことで、またどうでも良いことを考えてしまう…(笑)。
問題となるのは、「ペナントレースであんなに勝った(負けた)のに」ということ。この感覚を薄める工夫を施すというのはどうかな。
(順位決定ルールの変更)
ペナントレースの順位は以下の要領で決定する。なお新設する「勝ち点」は、シーズン全対戦を終えた時、各対戦ごとに勝ち越せば2点、タイなら1点、負け越せば0点と定義する(交流戦は、すべての合計で1対戦とする)。
(1) 勝ち点の合計
(2) 勝ち点タイが2チームなら当事者間で勝ち点2を取った方が上位
(3) 勝率
ではさっそく今年の例に当てはめて計算してみよう。
セ・リーグ
読売 対中日2/対ヤク2/対阪神1/対広島2/対横浜2/対交流2 計11
中日 対読売0/対ヤク0/対阪神2/対広島2/対横浜2/対交流2 計 8
ヤク 対読売0/対中日2/対阪神2/対広島1/対横浜0/対交流2 計 7
阪神 対読売1/対中日0/対ヤク0/対広島2/対横浜2/対交流0 計 5
広島 対読売0/対中日0/対ヤク1/対阪神0/対横浜2/対交流2 計 5
横浜 対読売0/対中日0/対ヤク2/対阪神0/対広島0/対交流0 計 2
パ・リーグ
日ハ 対楽天2/対ソフ0/対西武1/対ロテ2/対オリ2/対交流2 計 9
楽天 対日ハ0/対ソフ2/対西武1/対ロテ2/対オリ2/対交流0 計 7
ソフ 対日ハ2/対楽天0/対西武2/対ロテ0/対オリ0/対交流2 計 6
西武 対日ハ1/対楽天1/対ソフ0/対ロテ0/対オリ2/対交流1 計 5
ロテ 対日ハ0/対楽天0/対ソフ2/対西武2/対オリ0/対交流0 計 4
オリ 対日ハ0/対楽天0/対ソフ2/対西武0/対ロテ2/対交流0 計 4
ほう、意外と順位変わらないな。そして勝ち点もダブらないもんやな。阪神と広島は直接対決で勝率通り、ロッテとオリックスは直接対決で順位逆転か。こういう見せ方になると、勝率やゲーム差に縛られない分、「疑問」が消せるのではないだろうか。
問題は途中経過がわからないことだね(笑)。とりあえず、今の段階の「仮勝ち点」で表示しておくしかないかな。
ああ、またえらい時間かけて、どうでも良いことを考えてしもた(笑)。
コメント
これは、かなりどうでもいい考えですね(笑)
勝ち越しが決まった時点でOKになってしまいますからね。
クライマックスのルールは、よく出来てますよ。
現行のルールでいいと思うようになりました。
勝率5割以下の3位チームが、クライマックスを勝ち抜いた時に、またルール改正になっていくだろうけど、今年なんか最後まで楽しめたから良かったです。
私はCS懐疑派→肯定派になりました。実際最後の最後まで熱く観戦していましたからね。観客動員でも選手のモチベーションでも終盤戦の各チームの思惑も含めて野球シーズンとして面白さがアップしたように思います。
一方でデメリットが優勝しても以前ほど手放しで喜べない、若手のお試し期間が取りにくい、2位・3位のチームに甘いシステムなどでしょうか。同様に優勝チームがCS期間中に試合間隔があく不利な点も気になります。
特に第一ステージに一勝分のアドバンテージをつけてもいいと思いますし、例えば5ゲーム差に付き1アドバンテージなど、シーズンの結果も加味して欲しい気がします。例えば二位に20ゲーム以上の圧倒的優勝ならプレーオフなし。2位と3位が15ゲーム開いたらCS進出は2チームのみ。これで少しは「不条理感」が減ってくれないかと思います。
toraoさんの案は○○銀行不正融資制限法案ですね。例えばウチが一番勝ち越した横浜相手では勝ち点1の12勝目が8月26日、この時点で7試合のこっていました。この1ヵ月半の間に三浦が何回出てきても痛くも痒くもないし、例えそこで何敗しても他チームとの順位に影響ないとなると後半戦は純粋に一試合一試合を楽しめますでしょうか?
いつもtoraoさんの見識と問題意識の高さには敬服します。
ひとつ私らが押さえねばならんのは、"プロ野球ファン"≠"プロ野球マニア"ということ。どんどんと複雑なルールや要素が増えることで、なんや難しいてようわからんという人が増えてきては非常に困ると思います。
私は基本CS反対の気持ちのほうが強いのでアレですが、プレイオフということではなく、3位以内に入ったらとてつもなく得をするとか、この上も無い嬉しいことがあるとかいう、3位と4位では雲泥の差やなあ?というような何かを付加できるというのが良いと思うのです。
それはいったいなんなんやろ・・という話で振り出しですが。
はたして「悪」でしょうかね。
人が「ペナントであんなに負けていたのに?」と思うのは、単純に、未だに昔のやり方からその人の頭の中が切り替わってないだけじゃないでしょうか?
私はむしろパが最初に導入したプレーオフへ戻した方がスッキリしていて良いと思ってます。
(つまりポストシーズンの短期決戦での勝者をリーグ優勝にする)
これも未だに古い方式に引っ張られているとも言えますが(^^;)。
阪神ファンのためのブログで書く事ではないかも知れないが、
2005年の日本シリーズで、もしあのときセもプレーオフをやっていて勝ったチームが出ていれば、
第3戦で流れを変えるチャンスがあったのにも関わらず、なす術無く4戦合計33-4という記録的な負け方をしたチームより、日本シリーズにふさわしかったとも言えるわけで(^^;)、ペナント1位をことさら持ち上げなくてもねえ。
ようするにレギュレーションが決まってから始まっているわけで、
そのルールの中で勝ったものが勝者ということで良いじゃない、ということです。
私も、CSは必要悪かなと、思い始めました。
もし、今年CSが無かったら、最後のヤクルト戦はたかが3位争いでしかなく、四番バッターのキャッチャーフライにあそこまで、本気で悔しがることもなかったでしょう。
ただ、「あんなに負けたのにぃ」の解消策として、どこかの雑誌かブログ(ひょっとしてtorao様?)に書いてあったのですが、3位のチームは1敗した時点でCS終了。今のルールでいうと、6連勝のときのみ日本シリーズへ、というのは、おもしろいとおもっています。たとえ20ゲーム以上はなされても、そのチームが6連勝したら、日本シリーズいっても、まあ、しょうがないかなぁ、という感じです。
断片的な意見ですみません。
3位チーム負けたらおしまいでいいと思います。
野原祐也のいた北信越BCリーグの北陸ブロックは前期・後期とも石川(今年まで金森監督)が優勝でした。プレーオフはないものと思っていたら2位の富山とプレーオフ。ただし富山が地区優勝となるには3連勝が条件でした。
結果は富山○○●で石川が地区優勝。
下位チームはそれくらい厳しい条件でいいと思います。
2位3位のチームが日本シリーズ進出するのはやはり違和感あります。前期・後期の優勝の間でのプレーーオフ(旧パ方式)はわかりやすい。73年の野村南海の寝たふり作戦も作戦のうち。
年間を通して強いチームを選ぶのか最後までの盛り上がりを優先するのか。
どっちだ。
多分、未だに「真の日本シリーズたるや、リーグ優勝チーム
同士で行うべし」
と言う考えは存在するはず。
一方で「3位争いまで楽しめるんだぜ!CS制度万歳!」
と言う勢力もいる。
新旧どちらを支持するかは野球ファンそれぞれの価値観
の違いであり、善悪は関係なし。
これだけ多くのファンを抱えると、万人が納得する制度も
落とし所もないのかも知れません。
各球団のファンにしても、今年のウチのような3位争い
してればこの制度に夢を持てるだろうし。
ブッちぎりで優勝したら、CSでトンコロ喰らうなんて
冗談じゃない!って考えても不思議じゃない。
まぁ、その時々の勝手で意見は変わったりするんでしょうね(笑)
何が一番引っかかるって、あれだけ反対してたプレーオフ
を急にCSなどと言う飾り付けで始めたり、リーグ優勝
しても、日本シリーズに出られないとアドバンテージが
付いたりするのが特定の球団の、特定の人物からと言うのが
なんかねぇ…。
こんなエゴ的思惑が見えると鼻白む思いがします。
toraoさんの「仮勝ち点」の考え方も1つの考え方ですが、“勝ち越すか、負け越すか”だけではなく、どの程度の勝ち越しか(又は負け越しか)を、考慮に入れたら如何でしょうか。例えばシーズンを通しての対戦成績が15勝9敗の場合、勝ち越したチームの持ち点を+6とする。負け越したチームの持ち点を-6とする。これにより、勝ち越し(又は負け越し)が決まった後も、それなりに真剣度合を維持出来るのではないでしょうか。ただしこの場合にはシーズンを通して勝ち越したチームは、プラスとなり、負け越したチームはマイナスとなります。4チームに僅差で負け越しても、1チームに大差で勝ち越せばトータルでプラスになることもあり得ます。(これは、結局今の勝率本位と変わらないかナ?もう分からなくなってきましたので止めます。思いつきで失礼しました。)