ベイの振りに学べ

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シーズン始めにドカッとチケットを売り出すから、盆休みの大阪ドーム3連戦はあっという間に売り切れる。


これに合わせて関西旅行を組む人も多いだろう。そのベイ3連戦でなすすべもない3連敗を喫した。家族連れの多い満員のスタンドがガッカリする様子は見るに忍びない。それは選手も同じ気持ちだったろうと思う。
だけどベイスターズ強かったよ。1番石川、8番藤田と足のある若手が思い切り良くシャープに振れていた。村田を五輪で欠いても吉村、内川ら、気の抜けない打線が好調で、簡単に打ち取ることができなかった。「来季構想」をめぐって、どん欲なエネルギーを感じた。他球団と当たる時にもこの好調を維持していてくれよ。
ただ、タイガースが、そのベイ打線の好調を作り出してしまったというのは言えるだろう。基本的に積極的に振ってくる打者が多く、少々のボールにも手を出してくるのが特徴であるのに、その「利点」をまったく生かせない。攻めているフリしてかわしたり、逃げるフリして攻め込んだりという駆け引きがまったくできていない。ファールを打たせてカウントを稼ぐとか、考えていない遊び球でびっくりさせるとか、そういうのがほとんどなくなってしまったのが、このベイ戦で目についたこと。
この日は狩野がマスクを被ったが、かなり良かった杉山をもっと生かす配球はあったと思う。それでも好調の打線を相手に、1試合通しでリードしたことは大きな経験値になる。
庄田に代わって一軍に上がった杉山、すぐに二軍行きなのかな。もういっぺんやらしてあげたいなぁ。
逆に言えば、打線は基本的に押し込まれ過ぎ。ベイ打線を見習って、内のまっすぐに合わせて、そこから先は反応でライナーを打ち返すという打撃を心がけて欲しい。消極性、ひ弱さ、振り遅ればかりが目立つようでは、相手投手にプレッシャーをかけられない。シャープにね。
さて次の相手も強いよ。市民球場でカープ。自分の精神力で踏みとどまって、小さな光を見つけ出して、こじ開けていくしかない。大丈夫、できるできる。頑張れ。

コメント

  1. ジジィ より:

    何にも「光」が見えませんネェ。杉山に、はたしてもう一度チャンスはあるのでしょうか??
    「小さな光」といえば、隠れマジックが一つ減った事と、昨年は確か高校野球終了後の「カープ戦をきっかけに連勝が始まった」というデータぐらいか!?
    とにかく「勝利」を…

  2. 虎こそ命 より:

    広島戦では何としてもリベンジしてもらいたいものです。高校野球も終わることだし・・
    首位にいるから注目度も大きいのでしょう、他球団とは言え吉見投手今季1勝目とはこれもまた驚きです。その相手が阪神とは(涙)

  3. 西田辺 より:

    負けが続く→気持ちに余裕がなくなる→結果を優先する→投打ともに思い切りがなくなる→
    相対的に相手が気持ちの上で優位に立つ→益々余裕と思い切りがなくなる→結果が出ない→
    更に負ける
    まさに負のスパイラル。
    誰それが居ないとか、不調だとかを言い訳にしてはいけない。
    グランドに立つ人間が、出来る事を精一杯やるしかない。
    開き直りでも何でも良い。
    自分達がどんな野球をやってきたのか、どんな野球ができるのかをもう一度見つけて欲しい。
    結果は二の次よ。

  4. たまねぎおじさん より:

    昨日参戦して来ました。
    ナゴヤドーム方向の御祓いが済んだので 新しい鬼門を京セラドームにしてみました(byターガース)
    という訳で先発杉山のコールが有った時にタイガースファンの大丈夫かいな感は何とも言えないものがありました
    しかし吉見に猛打賞打たしたらあかんやろ。

  5. 馬馬虎虎 より:

    編集長さん もう発熱は回復しましたか お大事に!ところで今の阪神タイガーズは2?3年後の姿ですね 否応なしに金本矢野下柳桧山野口のリタイヤは来ます=さて、誰が引っ張るかですね 赤星は外野手でホームランゼロで難しい+鳥谷と言うが彼の野球はスマートを目指す?疑いがあり、高橋由伸タイプなのだ=小笠原青木のプレイを真似して欲しい

  6. とらぽるた より:

    昼間の甲子園ではタイガースそっくりユニのチームが弱体投手陣が作る大きなビハインドをものともせず、連打連打で追いつめると「まさかなあ?」と思ってるそのまさかの3ランとか満塁弾で大逆転!
    ああ、うらやましい・・・。よう振れとるわ。
    夜のゲーム。赤星出てもチャンスの気配なし。
    絶好調だった光ちゃんも一転ポップ連発か。
    先制されるともう追いつめられた気分になって、北京五輪やG戦情報に気が移ってしまう。
    交流戦最終の千葉マリンでの満塁無茶振り三振以来、底這い状態だった新井さんがようやく復活かな?
    今はJAPANの四番でがんばれ!
    ペナント終盤戦、ポストシーズンの痺れるような場面で働いてくれると信じているよ。

  7. やっぱりトラ! より:

    Pの猛打賞はなかなかお目にかかれまへん。
    さすが阪神、さすが杉山!フツーには負けへんね。

  8. 一虎ファン より:

    「まだ7ゲーム差もある」とか言ってどこかで余裕をカマしている気持ちがあるからこんなことになるのです。
    いっそ、3ゲーム差くらいになって、マジで青ざめれば、それこそ冗談口調ではなく、本気の「必死のパッチ」で戦うことができるのでしょう。
    というわけで、まだまだ余裕の7ゲーム差です(どないやねん)。

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