王さん感動のフィナーレ、ライオンズ優勝寸前の足踏み&乱闘騒ぎ、G大連勝、セパ3位争い超白熱、そしてもちろんTG譲らぬ優勝争い…。
話題は豊富、むっちゃオモロイ08シーズン最終盤だ。楽しいぜ、プロ野球!
先発として試してみたい若手投手が他にいくらでもいるのに、なんで今、外国人投手を育てなきゃいけないのか…。常々疑問に思って来たのだが、でもリーソップがそれなりに育ってきているのを見ていると、だんだん「アリ」に思えてきた。
まっすぐ、カーブ、チェンジアップと球種は少ないが、あまり力まずに投げる時は、直球の伸びも制球も良い。立ち上がりに失点は許したが、初回、2回と続くピンチでも粘り強く放っていた。試合展開上、4回を投げて代打を送られたが、だんだん良くなっていたと思う。勝ち投手に等しいよ。
2番手福原もまずまずの内容で2イニング、中盤を作った。内川に食らった一発は失投。これがなければ打順回っても続投だっただろう。短期決戦、総動員態勢の場合、この中盤を作れる投手の存在は実は大きい。福原にはもう一段、凄みを増して欲しい。できるんだから。勝ち投手ついて良かったね。
アッチソンは今日もご苦労様。アッチソンの低めの速球は、今見ていて惚れ惚れする球ナンバーワンかも知れないな。高いリリースポイントから、角度を付けて低めいっぱいいっぱいに決める。ふわっと来て、キュッと止まるスライダーやカーブの残像があるので、よけいにこの低めに決まる直球の軌道が鋭く感じられるのだろうね。
ジェフは結果としてピンチを作ってしまったが、スライダーの曲げ方がイメージに近くなって来ているし、右打者外角低めへの直球も使えるようになって来た。上向き。
球児は落ち着き払った投球。きっと今ブルペンをまとめ上げているのは藤川なんだろう。ブルペンリーダーには溢れ出る勇気と、必ず抑える実力が必要だから。
いやあ、誰が偉かったって、平野だ。初回追加点を防いだ横っ飛び。うちの二塁はいろんな人が守るが、みんな上手いね(笑)。そして3回、逆転の口火となったピッチャー返し。三浦のグラブの手に当ててヘッドスライディング付きの内野安打。例によって三浦が立ち上がりのピンチを切り抜け、スイスイモードに入ろうという転換期だったから、リズムを変える一打は大きかった。
でも何と言っても偉かったのは今岡だ。その平野の打球直撃で小休止の後、まずはインローを裁いてポール際に大ファール。腰を切りながらも上は回さないで腕はセンターに伸ばすような今岡独特の打ち方、惜しかった。しかし打ち直しの一発は、カウント2?1からの4球目、真ん中低めの直球、失投でもなんでもない。ヘッドを垂れさせず、最高のスイング軌道と最高のポイントで捉えると、風にも恵まれてバックスクリーンへ一直線。どうやっても勝てない三浦にショックを与え、流れを大きく変える逆転2ランとなる。
その後は守っても良く足が動いていて(当人比)、とても溌剌としている。
しかし攻撃面のベースを作ったという意味において、関本以上に偉い選手はいなかった。ボールを振らない、難しい球はファールで逃げる、甘い球は弾き返す。打者として目指すべき一つの道を極める姿勢が良し。試合を一気に有利にした4回の攻撃、四球のチャンスメークから、一死二三塁の絶好機。勝負を賭けたリーソップの代打林の打球は前進守備の二塁正面へのゴロ、当然バックホーム、ここは鈍足関本挟まれるしかないか?いや、なんと関本すでにスライディング、捕手のまた抜きでホームイン。確かにちょっとバウンドは高くなったが、通常の感覚なら確実にアウトになるタイミングだった。ということは、関本はきっと通常ではない走塁をしていたに違いない。フォークを引っ掛ける確率の高さを予見し、できるだけ大きなリードを取り、空振りした時戻ることだけは意識しながら、球筋とバットの軌道の接点予測に集中する。バットの下半分にボールが当たるはずと予測した瞬間にゴー。いやひょっとしたら、もっとギャンブルやってたかもね(笑)。とにかくこの走塁による1点は、単なる1点じゃなかった。入るか入らないかで、+2点になるか?2点になるかくらいの大きさ。1安打2四球、たびたびの好走塁で2得点はホント偉かった。
赤星の偉さも見逃してはいけない。その直後、追い打ちをかけた中前クリーンヒットでもう1点。今のタイガース、2点差と3点差では大違い。特に甘いカウント球を積極的に打ったのが偉かった。さらには8回一死満塁で勝負を決める右前タイムリー追加点。体はつらそうで、思うに任せぬイライラも相当のようだが頑張っているよ。偉いよ。
葛城も偉かったよ、良く繋いだし、良く粘っていた。
で、結局誰が一番偉かったかって?いいじゃんそんなの、誰だって(笑)。
去年の自分たちの二の舞を期待したが、一向に負けないジャイアンツを見て、ようやくあちこちから「どうせ(期待しても)ジャイアンツは負けないんだから次の甲子園の直接で勝てるように」という発言が聞こえてくる。そうそう、それそれ。その心境が大事。どうせ向こうは毎試合楽勝で来るんだ。一方こっちは、相手がどこであろうと、全力で守って、ほんの一瞬のスキを見逃さないで点を取らなきゃ勝てないようなチームなんだ。その心境になれば戦える。今日もう一つベイ戦、しっかり行こう。
コメント
今頃ですが・・・
クライマックス・シリーズの事ですが、toraoさんの案に賛成です。NPBにはよく考えて貰いましょう。
今年のセ・パ、面白いですね。
終盤に来てセは阪神と巨人が首位を両者譲らず。パは西武が4年ぶりの優勝にリーチかかってるのに決まらない。ただ、私はオリックスファンには申し訳無いですが、今2位に居る事に驚いてます。日本シリーズは関西対決になるか・・・
>守っても良く足が動いていて(当人比)、
(当人比)に笑ってしまいました。
バルという劇薬を飲んじゃったら、今岡のサードは見るのが怖い。
その分打つほうのハードルが上がって打席でも相当なプレッシャーでしょう。なんか毎打席涙目に見える。結果もそこそこ出しているけど打つほうも見てるのがつらいのはそのプレッシャーが伝わるからなのでしょうか。
〉鈍足関本。
本人は、「けっこう速い」と勘違いしている事が、吉と出ましたね。 大きい走塁でした。
何となく、カープのローテにも助けられている感のあるジャイアンツ、この分だとタイガース戦にルイスかマエケン!? でも今は、相手投手とかの問題じゃないですね。
今岡はやはり器がちがいますなぁ。
リードという事実こそが阪神の長所を引き出す最高の状態。
相手のエースから逆転の1発でその状態を作り出す…シーズンの経緯がどうであれ、現状では最も打線に欠かせない選手になってしまった。
残り11試合は読売戦でメッタ打ちされる懸念を除きほとんど凌ぎ合いとみるべき。
もはや疲労困憊の4番打者復活、消去法で残った5番の爆発は望み薄…不本意ながら今岡の気まぐれなバットに賭けるより手は無いかもね。
そしてまたまた裏切られたら…その時は見慣れた貧打にイライラし眠れぬ夜を過ごすのである。
リーソップの解説に納得しました。
昨日の活躍者として名前の出なかったアニキはホンマに三浦を打てませんな。まぁ他に4番を任せられる選手も見当たらんが、同じく打てないグライや内海とプレーオフで対戦する際は、監督にはカネに遠慮せんでサインを出してもらいたい。
バルという劇薬が一番効いたのは、もしかしたら今岡かも知れませんね。
仰るとおり、二軍に落ちる前と後とでは、守備が全然違いますです。
関本は、スーパーサブと言われても腐らなかった努力家を、野球の神様がちゃんと見ていたんだと、つくづく思います。
一試合で三個デッドボール食らっても切れなかったし(笑)
「たいへんよくできました」のスタンプ続出の試合でした(中には「がんばりましょう」もいますが)。
直前のポール際への惜しい当たりで嫌な予感がしていただけに、バックスクリーンへ打球が飛び込んだときには喜び大爆発でした。
万歳!天敵粉砕。
もちろん、関本は今季MVP筆頭候補です。
王さん
本当に長い間お疲れ様でした。
現役時代は偉大な強打者として、ホークス監督時代には日本シリーズでの死闘の敵将として
タイガースの前に巨大な壁として立ちはだかった人でもあるけど、昨日のセレモニーでは
チョット熱い物がこみ上げました。
リーソップ
前にも書きましたが、まだ投手としての完成度が低く、これからの選手。
でも、出る度に成長は感じさせてくれていますね。
降板した後もベンチの最前列で声出ししてた。
伸びますよ、彼は。
赤星
強いねぇ、この選手会長は。
昨日の一騒動があったにも関らず、シッカリ気持ちがブレる事無く
結果を残す。
選手会長として優勝したい気持ちが強いのかも知れない。
昨日はみんな強くスイングしてた気がしませんか。
これなんですよね。
「つなぎの野球」と言っても、力のない打球を打ってても話にならない。
強く振って、相手に嫌な感じを持たせて、そこから始めないとね。
今日以降もその調子でいこう!
王監督お疲れでした。
そう言えば昔マンガで王貞治改め
陽打治(よううちはる)漢字は定かではないが
いましたねw
兎は関係ない
トーナメント感覚で一戦必勝!
今日も
縦縞を横縞に変えてでも
勝たなあかんがなぁ?