WBC非協力騒ぎの愚

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「ただ、1球団だけは、誰一人として協力態勢を敷かなかった。寂しいことですね」
第2回WBCスタッフ会議後の会見で、原監督の発言が発端になって、マスコミが「ドラゴンズがWBCボイコット」と焚きつけ、ちょっとした騒ぎになっているという(報知)


タイガースももし今藤川が何らかの不調を抱えて断っていれば、参加希望ゼロで、「非協力的」になっていたんだろうか。
 この夏、そこまで大車輪だった藤川と矢野と新井をジャパンに抜かれて優勝を逃したものとしては、たいして活躍していなかった上原とスンヨプを出したくらいで、非ジャパンのラミレス&グライシンガーで「レジェンド」しちゃった監督に言われたくない。まあ、これは言わないお約束の、「思いっきり負け惜しみ」だけどさ(笑)。でも、WBCの選考過程について、選ぶ側のスタッフが「協力しないのはけしからん」「理由の説明もないとはなにごとだ」というような内容のことを言っているのには、正直抵抗を感じる。
 球界が一枚岩でないことなど誰もがわかっていること。それをことさらに協調して、いったい何になる?それを埋める努力をコツコツやっていくこと、対話を重ねて、意見をすりあわせていくことが大事なのであって、啖呵を切ったり、ケツをまくったりするのは建設的ではない。
 ある球団からの代表選手がゼロであるのが問題なのであれば、最低1人は選ぶべく探したら良い。しかし現状での最強メンバーを選ぶ過程で、「全球団から最低1人」なんて条件はいらない。そんなシバリがあったら最強はできない。であれば、本番までの交代も含め、余分な情報は一切出さずに、コンディションや意気込みを確認しながら着々と選考していけば良いだけの話だ。
 WBCで怪我をしたらどうする?選ばれても出場できないかも。例年と違う調整でシーズンに悪影響が出るのでは?シーズン直前の連携プレー練習ができない。自分の目標を実現するためにならない…。
 WBCに出場するリスクは限りなくある。自分の現状や思想と照らし合わせて、出場を辞退することは正当な「自己防衛」であり、自由だ。自分に不利益があると考えるのなら、その理由を説明する必要すらないと思う。そういう選手がいる一方、それらのリスクを考慮した上でも、やっぱり選ばれたいと考えている者がたくさんいて、そのメンバーでも十分な力があって、魅力的なチームを構成できるのだからそれで良いじゃない。
 たとえ、あるチームがある種の考えに基づいてWBCには協力しないと決めたのなら、それだってOKだ。例えば「WBCという大会には反対である」とか、「現在のやり方では不公平だ」とか、とにかく考え方があって、選手に対して出場して欲しくないと伝えることだって良いと思う。そして委員会の席などで、なぜWBCに賛同できないか、今後どうあるべきかを訴えていくというのなら、誰もが納得できる行動だと思うだろう。
 もしずっとそうしていれば、そのうちそのチームにはWBCに出場したいという志を持つ選手が一人も寄りつかなくなるだろう。それでも自分の主張を押し進め、理想のチーム作りに支障がないと言うなら、そして、それでもファンの支持を維持拡大できると思うのなら、何も問題はないのだ。そこまで信念に基づき、WBCの改革やWBCの廃止に向けて行動をしていくということなら、ひょっとしたら選手やファンの支持を集められるかも知れない。
 ということで、「一枚岩になれ!」「けしからん!」とメインストリーム側が一方的に叫んだってあんまり意味がないと思うよ。大勢を見極めながら、淡々と執行していく部分と、問題点を洗ってこまめに解決していく部分を使い分けながら、したたかに合意形成をしていくような、成熟した行動をとっていかないとね。すーぐ感情的になるのはイクナイ!これは日本の政治全般に言えることだと思う。

コメント

  1. toranporin より:

    toraoさんのWBCに対する考え
    いつ聞けるかと
    待っていましたが同感です!!
    落合監督 普段あまり好きではないけど
    WBCに関しては言うことが
    もっともだと思います

  2. 芹沢 より:

    今年の五輪後の怪我人の状況見てたら、辞退する気持ちも分かりますよね。
    負け惜しみの件。
    うちが優勝してても「カープの4番で優勝しやがって」「優勝した癖に第五腰椎うんたら言ってWBCに非協力」とか他チームに言われるんですかねぇ。。
    中日が、WBC監督がノムさんや星野さんなら協力してたのかも気になりますね。

  3. 通りすがりの巨人ファン より:

     いや、原監督の立場からすれば落合中日を批判するのは当然だと思いますよ。
     巨人の清武代表が言うように「日本の旗を背負って戦うことは(12球団で)賛成だった」のであり、原監督はその代表チームを率いる立場なわけですから、各球団に対して協力を求めるのは監督としての当然の権利です。
     
    >ある球団からの代表選手がゼロであるのが問題
     結果としてゼロであることが問題なわけではないと思いますよ。
    >たとえ、あるチームがある種の考えに基づいてWBCには協力しないと決めたとしても、それはそれで良いじゃないか。
     良くないと思いますよ。
     繰り返しますが、巨人の清武代表が言うように「日本の旗を背負って戦うことは(12球団で)賛成だった」わけですから。
     仮に中日が監督以下、チームぐるみでボイコットしたのなら問題ですし、それが当然に疑われる状況で原監督がああいう発言をするのは自然なことです。
     もちろん、選手個人が個人の意思で辞退するのは止められません。toraoさんがおっしゃるように、選手生活上でWBCに出るリスクもあり、そのリスクは最終的に選手個人が背負うわけですから。
     ただし、だからといって、チームぐるみでボイコットすることが許容されるわけではありません。

  4. 西田辺 より:

    選ぶ側は、「せっかく選んでやったんだから出ろよ」
    「お国の為に戦うのに、断るとはけしからん」
    選ばれる側は「こっちにも都合があるんだ」
    「選んで欲しいと言った覚えがない」
    毎度毎度、五輪と言いWBCと言い出る出ないで揉め事が絶えませんね。
    大会開催1年?半年前に出場資格のある選手(NPB・MLB他関係なく)全員に
    出場に関する意思確認を取るべきじゃないかな。
    言質を取って強制参加させるつもりじゃないけど、せめてそれくらいの時期での
    行く気の有無くらいは選手に決めさせてやっても良いんじゃないかな。

  5. torao より:

    通りすがりの巨人ファンさん
    チームとしての「ボイコット指示」はいけませんね。特に委員会で賛成したのであればなおのこと、表ではこう言っているのに、ウラではこう…ってのはダメです。それはそのとおりだと思います。
    文脈は、たとえボイコットと疑われるようでも、シッポを掴んでないのに「非協力」としちゃうと、建設的な方向性に進まないってところが主です。
    正直言うと、12球団全会一致の協力表明があったという前提を失念しておりました。いつもなし崩し的な決定ばかりの印象があったためです。そこらあたりは素直にゴメンナサイ。

  6. 一応巨人ファンです。 より:

    はじめまして、DIMEさんのところで四六時中一人よがりなコメント流してます。
    何をもって建設的かですよね。
    今回中日側を叩いたのは、おそらく他チームに辞退者が増えないための見せしめですよね。
    勝つために少しでも強いチームを作りたいなら、辞退者は一人でも減らしたいところ、そのために見せしめに晒すのは、言いか悪いかは別として理解できます。
    そしてその背景としては、本当の意味での希望者だけでは、十分な力がある、魅力的なチームは作れないからでしょう。
    オリンピックよりはるかに強い相手に、オリンピックより縛りがきつい(辞退者が多い)構成で望んでは、勝てるわけないですよ。(とはいえマグレがおきるのが野球ですが)
    あと、巨人側?の不満として、中日はWBCは球界を活気付けるのに有益である、そのためのコストを他球団に負わせて、反映のおこぼれにはしっかり預かるといった考えに見えるからではないでしょうか?
    偏見になるのかもしれませんが、中日はルールの範囲内でめいいっぱい自己の利益を追求する傾向にあると思っています。
    古くは横浜の中山獲得、ノリを育成で獲得、金本問題、勿論批判に晒されるというリスクも背負ってますが、一人だけ自分の利益を追っているように感じられて、それに対する不満が鬱積しているんだと思います。

  7. an より:

    全員が理由なく辞退だから、非協力的とみられたのだと思います。
    中日のオーナーは「けが人はだせない」と言っていたようですが、今でも浅尾や高橋は元気に練習しているとなると、疑われてもしかたないですよ。
    結局は断り方の問題じゃないですかね?
    理由をきちんと説明して、協力できなくて申し訳ないくらいの一言を添えれば、原さんだって納得したと思います。

  8. 一虎ファン より:

    まだ二回目の大会ですから、もたもたゴタゴタは当然ですが、サッカーだと、みんなで協力して、一緒に熱く燃え上がる態勢がきっちり整っているように思えます。
    世界大会と国内リーグ戦のどちらを優先するかということなのでしょうか。
    残念ながら、「WBC、なんぼのもんじゃい」という思いの人がまだまだ多いのでしょう。

  9. いわほー より:

    サッカーのワールドカップの場合は所属クラブがいくら反対しようが(一応、反対できない決まりになっているようですが、クラブ側の本音はWCに出て活躍して他クラブの目に留まり、高額の移籍金で選手を焚きつけることや、下手して故障して帰ってくることを懸念しているようですが…)選手自身が出たいという抗いきれない欲求を駆り立てずにはおかない。選手側から見た場合、同様の欲求を促す求心力がWBCにないからこそ、このような問題を引き起こすんでしょうね。NPBとして今後もWBCを大切なイベントとして位置づけるのであるならば、NPB自身が時間をかけて所属球団や選手を啓蒙していくしかないと思う。安易なドラゴンズ叩きは私も違和感感じています。

  10. でる より:

    結局、選手が出たがらなかったのであって、中日も落合も出るなとも出ろとも言ってないんですよね。
    それをよってたかって球団と落合が悪い、という趣旨で叩くのは、私はあまりにも不条理な気がします。
    とかく中日や落合は叩かれがちですが、実際は選手のことを考えてるのでは?怪我のことだって、選手は(身体的にも心理的にも)そこを狙われる可能性だってないとは言えないし(もちろんそれを狙うのも勝負の世界だったら正当なのかもしれません)、さらにその後の野球人生に影響を及ぼす可能性だってあるんだから「発表しない」でもいいのでは?
    我々見てるだけの人間は所詮自分の人生じゃないから何とでも言えますが、選手は本人の人生ですからね、、、彼等は彼等そのものが資本、考え方もそれぞれで押しつけることはできないと思います。
    まーたとえ超一流とは言えない日本チームだったとしても、それでもWBC見るし応援するとは思いますが。

  11. けい。 より:

    落合監督は、いつでも「言うべきことは言っている」人だと思います。
    『WBCには協力すべき』という雰囲気だけで思考停止している人々に比べて、よほど正鵠を得た反論をしているのではないでしょうか。
    満身創痍でアジアシリーズを戦った埼玉西武にしてもそうですが、シーズン外のオプションが「罰ゲーム」のように思えてしまう風潮は、一ファンとして寂しい想いはしますけどね。
    いわほーさんの仰るように、そこをクリアするための啓蒙活動もナシで、”協力は半強制”と思われるような発言をすることには、違和感を感じます。
    王さんが『前回も表に出ていないだけで、辞退者はたくさんいた。こればかりは、”行きたい”という人で何とかするしかない』と仰っています。マスコミが騒ぎすぎなのかな。

  12. 匿名 より:

    金融危機をきっかけにアメリカ帝国もついに衰退の道を辿りはじめたのです。近い将来、MLBもあの法外な給料も払えなくなる日がくるので、WBCを草刈り場にして、アジアから、安い給料で、優秀な選手をさらっていこうという魂胆なのです。長年の紳士協定まで破ってというか、MLBのプライドをすてて、とうとう、日本の若手にまで、手を伸ばしてきたのです。
    MLBが勝手なことをやっている、WBCなんかに協力する必要なんかありません。

  13. タクG より:

    torao様はじめまして、巨人ファンのタクGと申します。
    こちらの記事はいつも偏見や固定観念などなく細かく野球をみてらっしゃるなと、いつも楽しく拝見しております。
    また、寄せられるコメントの質も凄く高いものと関心しています。
    WBCについての私の意見ですが。
    「まだまだ2歳児」ということでしょう。
    ですので価値とリスクとの兼ね合いでさまざまな考えがあると思います。
    また、これまでのいきさつから当事者間でも言いたいこともたくさんあったのでしょう。
    ですのであまりマスコミに刺激されないよう、また感情的になった人のコメントにも左右されないようにしましょう。(両立場にいえる)
    今後この大会がもっと価値あるものと、誰もがそう思うものと、子供たちが「将来の夢はWBCに出ること!」と思うように育てていきたいです。
    そうなるよう盛り上げていくことが、われわれ野球ファンの役割だと思います。
    ですのでtorao様のようなブロガーさんには、WBCの時期がきましたらぜひ記事でたくさんふれてください。お願いします。

  14. あーちゃん より:

    WBCを云々する前に確認しておかなければならないことは、現時点で、この大会のアジアラウンドは、特定メディア企業の主宰する興業にすぎないということです。
    残念ながら、サッカーにおけるW杯のような、参加することだけで選手にとっての勲章になる世界最高の大会という価値はまだありません。将来にそうした価値を付与するための努力をしている最中です。
    WBCに選手を派遣する12球団は、価値付与の過程であることから協力に同意しました。しかし、その同意は、実際に出場する選手への拘束力はもたないはずです。まだまだ価値よりリスクの大きい大会への参加は、選手の自由意志が尊重されてしかるべきでしょう。
    同一チームの選手がそろって出場を辞退したという「状況証拠」で、そのチームや監督、社長を責めるべきではないと思います。その意味で、原監督の発言は、失言であったか、マスコミを焚きつけるための燃料であったか、真意はわかりませんが、いずれにせよ適切ではありませんでした。特に、主宰企業の関係者でもある彼の立場では尚更です。
    12球団の合意ができた今、次にやるべきことは、選手個人の意思確認かと。水面下で書面等で参加の意思の有無を問い、参加を表明した選手の中から選べばいい。実際には、不参加の選手を口説き落とす必要があるかもしれませんが、それを表立って行うと余計な摩擦を起こしますから、水面下で交渉すればいいでしょう。

  15. torao より:

    あーちゃん、素晴らしい。
    それ。言いたかったことは(笑)。

  16. 阪神ラブ より:

    >次にやるべきことは、選手個人の意思確認かと
    >水面下で書面等で参加の意思の有無を問い
    って本気でおっしゃっているのでしょうか?
    結婚式じゃないんだから・・。
    ご参加戴けますかって?
    丸をつけて返信くださいって?
    国の代表になるってことはそんなことじゃないと思いますよ。
    確かに、あーちゃんさんや他の方が言うようにWBC自体にまだW杯のような価値や勲章はないかもしれません。
    ないからいいのか?
    そこまでの存在にWBCがなるまで選手も球団もゴネゴネするのか?
    だいたいWBCが世界中で認められるような価値のある大会になりうるのか?
    そんなの何十年、何百年後になるか分からないよ。
    個人的見解はWBCなどそこまでの大会になりうるかすら疑わしいけど。
    もちろん私は今から楽しみでしょうがないくらいの野球好きなので盛り上がってくれることを期待してますが(笑)
    しかし、W杯のような価値や勲章がなきゃ出ない、もしくは御うかがいたてないと参加しませんとかゴネゴネしちゃうという理論どうでしょうか?
    ブラウン監督も言ってましたよね?
    国の代表になることはとても名誉なことだと。
    そうなんです。その大会の規模や出ることでの付加価値・勲章・・そんなこと関係なく国の代表に選ばれることって名誉なことなんです。
    たとえ小さい大会でも、国の代表に選ばれたことを喜ぶべきだし名誉なことである。
    もしかしたら『愛国心』の問題なのかもしれない。
    ナショナリズムが戦争へつながるとかどうとかの議論に発展して、結局、愛国心は危険だ、よしとこう・・。
    となっちゃうんだけど。
    何も戦争を起こすまでの愛国心はいらないんですけどね・・。
    国の代表に選ばれることの喜びくらいは感じてほしいし、大会の規模にかかわらず栄誉・名誉であると感じてほしい。
    やはり海外でプレーしている選手たちは特に感じているようです。
    異国でプレーしていると愛国心が強くなると。
    その証拠にメジャー組は皆、早々に参加を表明ないし、態度に表した。
    松井秀に至っては、ケガの問題・球団の了承などいろいろ問題はあるが、参加したいと言った。
    手術したばかりですよ。
    もちろん原さんが監督だからってのもあったのかもしれません。
    でも、その『心』や『気持ち』が嬉しくないですか?
    僕は嬉しかった。
    その心は、原さんの為にって松井は思ったのかもしれない、国のためとは、きっと思ってないのかもしれない。
    でも誰かの為とか、何かの為にやりたいと思ったのでしょう。
    他の選手たちもそうだと思う。
    だって、WBC出ても給料なんか出ないし、年俸査定になんか入らんでしょう?
    ケガしても公傷扱いになるかすら微妙です。
    でも、そんなところを超越してるんですよ、
    参加したいと思った選手たちは。
    結局は誰かのために何かすることとか、
    まあ大きく言えば『心』の問題でしょうね。
    書きながらドンドン飛んでしまった・・。
    稚拙な文章で申し訳ありません(笑)

  17. torao より:

    阪神ラブさん、
     私には、あーちゃんの書いていることと、阪神ラブさんの書いていることは、今のWBCをより価値あるものにしていくためにはどうしたら良いかを語っているという点で、大きな「違い」があるようには思えません。テクニカルな「差」があるだけではないでしょうか。
     「日本の愛国心」は、私が高校生の時から考え続けているテーマです。国境が入り組んで紛争が絶えないヨーロッパや中東地域、虐げられた歴史を持つ国、圧政から自由を勝ち取った国、古来尊敬を集める王族を奉る国、一口に愛国心と言っても、国によって「愛される理由」は様々だと思います。日本の場合は、健全な愛国心が醸成されないような状態が続いているように思います。
     スポーツはそれを補うものになりうると思いますが、だからなおのこと国のあり方と同じように、代表チームのあり方もしっかりとした志が必要だと思います。
     一方で、現代は愛国心よりもっとエリアを拡大した「愛」が必要となっているのだと思います。そういう意味では、自己愛、家族愛、地域愛、国への愛…それぞれの段階で志高く、誇り高く行動していくことが大事、そうありたいと思います。

  18. 阪神ラブ より:

    toraoさん、ありがとうございます。
    本当にその通りだと思います。
    愛かもしれませんね。
    toraoさんがおっしゃってるように
    >WBCで怪我をしたらどうする?選ばれても出場できないかも。
    >例年と違う調整でシーズンに悪影響が出るのでは?シーズン直前の連携プレー練習ができない。
    >自分の目標を実現するためにならない…。
    >WBCに出場するリスクは限りなくある。
    参加しない方の理論・理屈はそうでしょう。
    もしくはケガとか調子も含めて・・。
    では、参加を望む方たちはどんな理論なんでしょうか?
    WBCで怪我をしてもいいや。
    選ばれても出場できなくてもいいや。
    例年と違う調整でシーズンに悪影響が出てもいいや。
    シーズン直前の連携プレー練習ができなくてもいいか。
    シーズンのチーム成績なんてどうでもいいや。
    と思ってるでしょうか?
    きっと、
    野球というスポーツの世界規模への認知や拡充のため・日本野球界の発展のため・もちろん自分の夢のためなんてのもあるかもしれませんね。
    そしてWBC後は在籍するチームに合流しても彼らは力を出すために一生懸命やるでしょう。
    サッカーの中村選手なんてすごいですよね。
    ケガをおして自チームの試合に出て(欠場すると代表合流できない)、
    代表に合流し試合に出て・トンボ帰りで自チームの試合に出ている。
    そういう選手の志が僕ら観ているファンの心を動かしますよね。
    もちろん子供達にも影響を与えると思う。
    浅尾・森野・和田・高橋選手らは少し見習うべきだと思う。
    中日ファンのお父さんは子供達に聞かれたらなんと説明すればいいのだろう?
    あまりに『自由』という言葉や行動が横行してる気がしますよ。
    参加は自由なのかもしれませんが、彼らの周りにいる方たちは自由という名の逃げ道ばかり作ってあげてばかりいたらいけない思う。
    自由だからと擁護する必要はないとは思うが、異常なまでのバッシングも必要ない。
    それでいいではないか。
    ただ、もし中日球団が関与してないのならば、なおのこと4選手は深く考えてほしいなぁ。
    『個』ばかりを重んじないで・・。

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